フリードの6人乗りは、コンパクトなボディで家族やグループでの移動に便利な一台ですが、「狭い」と感じる声も少なくありません。
また、買った後で後悔するという方もおられるようです。
本記事では、フリード6人乗りのシートアレンジや7人乗りとの違いに焦点を当て、購入前に知っておきたいポイントを詳しく解説します。
狭さや快適性に関するネガティブな評価がある原因や貧乏くさいとの評判がある理由も掘り下げます。
後悔しないためには試乗で狭くないかの確認が重要とも言いますので、そのあたりもチェックしておきます。
購入を検討している方は、後悔しないための参考にしてください。
- フリードは何人乗り?8人乗りが廃止された理由は評価が悪かったから?
- フリード のシートアレンジは5人乗り6人乗り7人乗りで違う?
- フリード7人乗りは狭い?三列目はいらないの声も
- フリードとフリードプラスで迷う!後悔しないポイントは3列目とラゲッジスペース?
- フリードとステップワゴンで後悔しない選び方は?
- フリードのガソリン車を買って後悔?ガソリン車で十分の声も
- シエンタとフリードを買って後悔しない決め手は?どっちがいい?
- フリード購入はフルモデルチェンジまで待つべきか今 買う べきか?
- フリードは酔うは本当?後部座席の乗り心地が悪い声もシエンタなどライバル車と較べても?
- フリードを買ってはいけないってなぜ?買ってよかったの声も
- フリードで6人乗り乗車した場合の実際の空間の狭さ
- 3列目や荷物の積載における不便さ
- 車中泊の不便さ
- 事前の試乗の重要性
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
フリードの6人乗りを買って後悔する理由で多いのは狭いこと?
最初に、フリードの6人乗りを買って後悔するパターンにはどんなものがあるのか考えてみましょう。
この記事で話題にしているフリードの6人乗りに関しては「狭い」との声をよく耳にしますので、このあたりを中心に掘り下げていきましょう。
- フル乗車したらキャプテンシートでも狭い
- 3列目シートは足元が狭すぎる
- フル乗車したら荷物は積めない
- 6人乗りはシートを倒しても荷物があまり積めない
- 6人乗りは車中泊に向かない
- 6人以上乗れない
- 狭さ以外の後悔ポイントは?
フル乗車したらキャプテンシートでも狭い
まず、フル乗車したらキャプテンシートでも狭いということです。
フリードの6人乗りの2列目はキャプテンシートです。
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/
左右の席の幅は555mmもありますし、間には15cmの隙間もあります。
また、360mmのロングスライドですから、足元にも恐ろしく余裕があります。
ただ、これは2列目を目いっぱい下げた時の話で、3列目に乗車するときは、かなり前に出す必要があります。
その場合は、チャイルドシートに座った幼児でも足が前席の背もたれに当たる場合もあると言いますし、体格のいい方なら横幅は大丈夫でも前後間や足元は狭く感じるはずです。
3列目シートは狭くて足元が窮屈すぎる
次は、3列目シートは狭くて足元が窮屈すぎるということです。
フリードは2Lクラスのミニバンよりもコンパクトでありながら3列シートを装備し、6~7人の大人数が乗れるというコンセプトの車です。
だから、特に3列目は乗れはしますが、ステップワゴンのように「快適に乗れる」ことを期待してはいけません。
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/
後方に向かってルーフを絞ることをしていませんので、上方空間には余裕がありそうです。
しかし、3列目シートの背もたれは相当に短く、これはシエンタのこの画像を見ても明らかです。
引用元:https://toyota.jp/sienta/
このため、少し後輩部に圧迫感を感じそうです。
フリードの場合、3列目のシート幅には余裕があるのでそのアドバンテージはあるのですが、それでも、大柄な男性なんかでは狭さを実感するはずです。
また、足元が狭いのも問題です。
後述のようにフリードは室内容量の配分を荷物ではなく居住空間に振っていますから、シエンタよりは足元には余裕があるはずです。
とはいえ、狭いのは間違いなく、大人が長時間乗るのには向かないのは当然です。
前述のように、3列目に乗車するならキャプテンシートの売りのロングスライドの効果は十分に享受できません。
そんなことをしたら、3列目の足元に足を置けなくなってしまいます。
フル乗車したら荷物は積めない
次は、フル乗車したら荷物は積めないということです。
フリードの場合、3列目を畳まない状態での荷室長は約250mm程度しかありません。
どうやら、新型になって少しだけ狭くなっているようです。
シエンタは約370mmですから、それよりも狭いわけです。
25センチでは買い物などでのちょっとした荷物を載せるのが精一杯です。
大荷物必須のフル乗車しての長旅は厳しいと思った方がいいでしょう。
6人乗りはシートを倒しても荷物があまり積めない
次は、6人乗りはシートを倒しても荷物があまり積めないということです。
6人乗りはキャプテンシートを装備したのはいいのですが、このシートは畳んだり跳ね上げたりできませんから、どんなに前に出してもシートの長さ分荷物が積めないのです。
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5人乗り | 7人乗り | 6人乗り |
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/
キャプテンシート自慢のロングスライドが災いしているのでしょう。
いずれも「2名乗車⁺最大積載モード」ですが、6人乗りが最も荷物が積めないのは明白ですよね。
2列目、3列目を使わなければ荷物が積めると思っていたら、後悔するはずです。
6人乗りは車中泊に向かない
次は、6人乗りは車中泊に向かないということです。
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5人乗り | 7人乗り | 6人乗り |
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/utility/
5人乗りはほぼ完全なフラット面になりますし、トランクが二重構造なので荷物もある程度積載できます。
7人乗りと6人乗りは背もたれの段差が大きいのは同じように問題ですが、6人乗りはここでもキャプテンシートが災いします。
2列目シートの左右間の隙間がある上にお尻と背中の左右が盛り上がったホールドのいいシートのおかげで2人を超えた人数での車中泊は極めて困難なのです。
もちろん、ある程度お金を出して車中泊用のベッドのようなものを購入する手はありますけどね。
6人以上乗れない
次は、6人以上乗れないということです。
フリードの6人乗りを買うのは、普段は4人くらいで乗っていて、もしもの時に5人を超えて乗れるだけの余裕を持っておきたいという方が多いのではないかと思われます。
4人家族だけど、時々おじいちゃんおばあちゃんと出かけるといった場合です。
シエンタなんかはマックスで7人乗れるのですが、フリードの6人乗りは快適性とウオークスルーの利便性を求めて定員を6人にしています。
6人というのも中途半端で、一般的な乗用車の定員である5人より1人しか多くないのです。
せっかく余裕を持ったはずでも7人が上限ですし、子供を乗せる場合も5×3/2で7人しか乗せられません。
7人乗りなら9人乗せられますので、多人数乗せることが求められるスポ少の遠征なんかでは後悔するかもしれませんね。
狭さ以外の後悔ポイントは?
次は、狭さ以外の後悔ポイントはどんなものかです。
加速が悪い
これは、このクラスの3列シートミニバンである限り避けがたい問題です。
ガソリン車の場合、1,370~1,400,kgとシエンタより100kgも重い車体を1.5L118psのエンジンで駆動するのですから非力なのは仕方のないことです。
ただ、ハイブリッド車は123psのモーターに、高負荷時にはエンジン駆動も使えるので、ガソリン車ほどの非力感はないはずです。
詳細なスペックとシエンタの動力性能との比較は「シエンタ&フリードで後悔するのはどっち?決め手は?」をご覧ください。
燃費が悪い
フリードの燃費はWLTCモードで、ガソリン車が16.2~16.5km/L 、ハイブリッド車が25.0~25.6km/Lです。
実燃費はガソリン車が14km/L程度、ハイブリッド車が 20km/L程度とそれほど悪くありません。
ただ、購入される方は1.5Lという排気量やハイブリッドに燃費の良さを求めているので、後悔の声が上がるのでしょう。
また、シエンタの燃費にはガソリン車、ハイブリッド車とも届かないことも要因なのかもしれません。
詳細な燃費データとシエンタの燃費との比較は「シエンタ&フリードで後悔するのはどっち?決め手は?」をご覧ください。
小回りが利かない
フリードの最小回転半径は5.2mで、これは決して小回りが利くレベルではありません。
あのステップワゴンでも5.4mしかありませんし、ライバルのシエンタは5.0mです。
フィットなんかはRSやLUXEを除けば4.9~5.0mなのです。
3列シートなのでホイールベースも長くなっていて仕方ない面もありますが、フリードよりホイールベースの長いシエンタが5.0mですからね。
ミドルルーフ用の機械式駐車場に止められない可能性も
先代フリードは全高1710mm(4WDは1,735mm)で、1750mmのミドルルーフ用の機械式駐車場にぎりぎり停められていたようです。
しかし新型フリードは2WDが1,755mm、4WDで1,780mmです。
駐車場のルーフにはマージンがあるので大丈夫かもしれませんが、新型フリードではミドルルーフ用の機械式駐車場に入庫の段階で拒否されそうです。
この点、シエンタは2WDが1,695mm、4WDで1,715mmですから、ギリギリ大丈夫なのです。
2列目シートの座面が低め
フリードの場合、2列目シートの座面が低めなことを残念に思われる方もおられるようです。
座面が低めで何が問題かというと、体格のいい人、要するに足が長い方が座ると腿の裏っかわが座面に付かないのです。
短時間ならあまり気になりませんが、シートがホールドしていない状態が長く続くと意外と疲れるようなのです。
また、窮屈感も抱くようになるのだそうです。
貧乏くさいと思われる
フリード6人乗りのコンセプトは明快です。
1.5Lエンジンンと4.3m程度の車体の中に3列シートと6人の乗車定員を確保し、そこそこの快適性を確保するというものです。
こうした機能を限られたコストで実現するため、シンプルで華美なところのないデザインになっています。
派手で押し出しの強いデザインとこれでもかというような豪華装備が当たり前になった今、こうしたシンプルな車は貧乏くさいと思われるのかもしれません。
きっと、「ステップワゴンを買えばいいのに」と思われているのです。
ただ、このコンセプトが、実用性と経済性を重視するユーザーにとっては魅力なのです。
みんながみんな全部盛りの高くて豪華な車を求めているわけではないのです。
だから「貧乏くさい」の評価は気にしなくていいと思いますよ、あなたさえ気にならなければ。
フリードの6人乗りを買って狭いと後悔しないためには試乗が重要?確認ポイントは?
では、フリードの6人乗りを買って後悔しないためには試乗で狭くないかの確認が必要なのでしょうか。
そしてポイントはどこにあるのでしょうか。
- 広さ狭さは乗ってみないとわからない
- 試乗のポイントは?
広さ狭さは乗ってみないとわからない
まず、広いとか狭いとかは乗ってみないとわからないということです。
よく足元の余裕はこぶし1つ分とかヘッドクリアランスが掌くらいなんて言います。
あるいはスライド幅が360mmなんて言っても乗ってみないと実感はわかないはずです。
実際に乗る方が乗ってみて、ある程度の距離を走らなければ車の素性はわからないものですが、広さ、狭さも同じです。
ちょっとしたドライブをしても狭さを感じなければOKですし、乗っているうちに疲れたり、圧迫感を感ずるようならNOなのです。
試乗のポイントは?
次は、試乗のポイントです。
いくつかお示ししておきましょう。
3列シートを常用する場合は一番体格のいい人が2列目にも3列目にも乗ってみる
一番体格のいい人が2列目にも3列目にも乗ってみることがとても大事です。
その場合2列目シートの位置は2列目と3列目で同じ程度の窮屈さにセットしておくといいでしょう。
そして、そのまましばらく乗っているか、できれば誰かに運転してもらってちょっと走ってみるといいでしょう。
それで何ともなければあなたにとってフリードは狭くないということですが、おそらく大抵の方がそうではないと思います。
3列シートを常用しない場合は3列目使用時の狭さはあまり気にしなくていい
ただ、年に1回とか2回、それも短時間しか3列目を使用しないなら話は別です。
その場合はたまに我慢して乗る、しかも短い時間という前提で耐えられるかどうかが大事なのです。
もちろん3列目シートを使わない前提での2列目の試乗も大事ですが、広さを確認する上ではあまり意味がありません。
スライド量をいっぱいに使って狭く感じる方はいないいはずですから。
シートアレンジは試してみる
フリードの場合、狭くて問題なのは2列目シートを畳んだときの荷室の狭さです。
荷室長などのデータはあっても実際に見ないと狭さは実感できませんし、買うならそれを納得してからにすべきです。
27インチの自転車はとても無理に見えますが、驚くべきことに乗らないことはないようです。
先代フリードの動画ですが、基本は同じと考えていいと思います。
この方、フリード6人乗りのウオークスルーを活かして2列目シートを畳まないという荒業に出ていますね。
ただ、フリードが傷ついて心が折れるのはあなたです。
自分の能力で自転車が積めるかどうかはよく考えましょうね。
私もLサイズのミニバンから小さな車に乗り換えて、いきなりママチャリ載せて「ガリッ」、あれは堪えました。
まあ、いずれ慣れますけど。
車中泊で広さがどうかは試しておくべき
車中泊については段差や隙間の話をしましたが、マットなどでどうにかならないこともありません。
どうにもならないのは広さなので、1列・2列アレンジモードなり2列・3列アレンジモードなりを試してみることをお勧めします。
ご自身や家族の体格もありますし、人数も違います。
この大きさで大丈夫か確認しておかないと、いざ狭くて車中泊は無理となったら後悔すること必至ですからね。
まとめ:フリード6人乗りを買ったあと狭いと後悔しないためには試乗での確認が重要?
フリードは上級ミニバンに比べれば狭いです。
6人乗りは広さの点では有利と思われがちですが、フリードの場合は前後の短さがシートピッチの狭さになっています。
狭さの体感は、体格や実際の使い方によって違ってきます。
実際に使われる方が、使用するシチュエーションを考えて試乗されることを強くお勧めしておきます。
この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。
- フル乗車時にキャプテンシートでも狭く感じる
- 3列目シートの足元が狭すぎて窮屈
- フル乗車すると荷物がほとんど積めない
- シートを倒しても6人乗りでは荷物の積載量が少ない
- 6人乗りは車中泊には適していない
- 6人以上乗ることができない
- 加速や燃費が悪いという声も
- 小回りが利かず取り回しに不便さ
- ミドルルーフの駐車場に停められない可能性
- 2列目シートの座面が低く、長時間乗ると疲れやすい
フリードを限界値引きから更に安く購入する方法!
フリードを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
フリードも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約300万円オーバーと高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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