フリードには5人乗りから7人乗りまであって、多人数が乗車できる7人乗りの存在はこの車にとって重要です。
しかし、このフリードの7人乗りには狭いという声が絶えないのです。
三列目はいらないという声すらあるのです。
ここでは、フリードの7人乗りは本当に狭いのかをチェックします。
また、果たして三列目はいらないと言っていいのかも考えていきましょう。
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
フリードの7人乗りは狭いの?
まず、フリードの7人乗りは本当に狭いのかをチェックしていきましょう。
- フリードの7人乗りは二列目までを使う限りは狭くはない
- フリードの7人乗りは三列目までを使うと二列目、三列目とも狭い
- フリードの7人乗りの三列目のシート幅は十分
- フリードの7人乗り5人乗車(5人乗り)は狭くない?
フリードの7人乗りは二列目までを使う限りは狭くはない
まず、フリードの室内サイズを見ていきましょう。
残念ながら7人乗りのものは無いので、6人乗りでチェックしていきます。
引用元:https://www.honda.co.jp/auto-archive/freed/
シート幅については6人乗りは1席あたりが535mmで、ウオークスルー部分が15cmといいますので、3人掛けのベンチシートなら130cmは大きく超えていそうです。
図上で物差しを当ててみましたが、確かにそのくらいのサイズ感です。
フリードの場合、先代も同じサイズ感ですが、二列目3人掛けのFREXのシート幅が1,295mmなので、それくらいにしても、先代セレナが1,245mmであったことを考えれば狭くはありません。
また、6人乗りの最大360mmには及びませんがロングスライドはありますから、二列目までを使う限りは足元も含めて狭いということはないはずです。
フリードの7人乗りは三列目までを使うと二列目、三列目とも狭い
ところが、フリードの7人乗りを三列目まで目いっぱい使うと二列目、三列目ともとても狭くなるのです。
前後の席間のクリアランスが足りない
フリードの7人乗りを三列目までを使う場合問題になるのは4,265mmという全長です。
このサイズの中に三列のシートを収めるのですから、どう考えても無理があります。
新型のものは見当たりませんでしたので、先代ステップワゴンと比較してみましょう。
フリード | 先代ステップワゴン |
引用元:https://www.honda.co.jp/auto-archive/freed/ https://www.honda.co.jp/auto-archive/stepwgn/normal/
まず目につくのは足元の余裕の違いです。
三列とも使うと、二列目のスライド機構はいくらスライド幅があっても意味が無く、二列目も三列目も狭い、あるいは一列目も少し前に出して使う、そんな羽目になってしまうのです。
3列目は足元も狭く、リアガラスの圧迫感も
こうなると、3列目の足元には足を入れるのがやっとの余裕しかありませんし、膝はシートバックに当たります。
また、前掲のサイズ図を見ると、フリードの場合、三列目のヘッドレストのすぐ後ろにリアゲートのガラスがあることに気付くと思います。
座面からの高さが92.5cmですが、これは身長170cmの方の平均的な座高になります。
ということは、平均以上の身長の方はヘッドクリアランスも気になるはずです。
少なくとも三列目は前後の狭さ、上下の狭さが大きな問題です。
フリードの7人乗りの三列目のシート幅は十分
そんなフリードの7人乗りの三列目のシート幅は十分過ぎるくらいの広さを持っています。
シート幅は1席615mmですから、左右で1,230mm、シエンタの900mmはおろか、3人掛けのノア&ヴォクシーやセレナをもしのぐ広さです。
足元の狭さも、このシート幅のおかげで、かなり和らぐことは確かなようです。
フリードの7人乗り5人乗車(5人乗り)は狭くない?
フリードの7人乗りに5人乗車した場合、あるいは5人乗りは狭くないのでしょうか。
フリードの2列目がベンチシートの仕様を選べばシート幅は130cmを超えます。
自動車の定員を考えるときの1人当たりのシート幅は40cmですか、比較的余裕があるように思えます。
ただ、大柄な男性なら1人45cmは欲しいところですから、それを考えるといささか狭いかもしれません。
これは5ナンバー車ではやむを得ないところかもしれませんが。
しかし、3列目を使わない、または2列目が無い場合は、足元の狭さは感じませんので、この狭さもかなり和らげてくれるはずです。
フリードの7人乗りの三列目はいらないといっていいの?
では、フリードの7人乗りの三列目はいらないといっていいのでしょうか。
- フリードの7人乗りの三列目はいらないという声とは?
- フリードの7人乗りの三列目を無くすメリット
- フリードの7人乗りの三列目を無くす必要が無い理由
フリードの7人乗りの三列目はいらないという声とは?
フリードの7人乗りの三列目はいらないという声というのはこんなものです。
- 大人が我慢して乗れない三列目シートはいらない
- 三列目を畳むと二列目のリクライニングがあまりできないので、この際無い方がいい
- 三列目はシエンタのように収納できないので邪魔
- 先代より一列目と三列目のヒップポイントの間隔が90mm増えたといってもこのサイズで三列は無謀
- この大きさなら二列シートでゆったり座れた方がいい
- 三列全部使ったら荷物がほとんど積めないので、こんなことなら三列目は不要
狭い、荷室スペースが無い、こんなことなら、三列目は取っちゃえということですね。
フリードの7人乗りの三列目を無くすメリット
フリードの7人乗りの3列目を無くすメリットというのは、5人乗りフリード+のメリットです。
二列目にゆったり乗れる
まずあげられるのは、二列目にゆったり乗れることです。
二列目シートを常時後ろまで下げられるからです。
ただ、これに関しては、三列目に乗車していない場合は三列目シートがあろうが無かろうか変わりは無いということは認識しておく必要があります。
フリード+(二列シート車)はロングゲート&超低床フロア
二列シート車であるフリード+の場合は、三列目シートの座面を支える必要が無いので、超低床フロアを採用してバックドアはロングゲートです。
フリード6人乗り&7人乗り | フリード+(二列シート5人乗り) |
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/utility/
画像には記載がありませんが、フリード+の開口部の高さは1,255mmで地上高は335mmです。
座面下に別途大きなラゲージスペースがあるのです。
ただ、ハイブリッド車の場合は下部のラゲージスペースは中間あたりにあるパネルの境目までしかありません。
フリード+(二列シート車)は荷物の積載量が多い
フリード+の場合は下部のラゲージスペースだけでなく積載量が大きくなります。
6人乗り | 7人乗り | フリード+(二列シート5人乗り) |
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/utility/
6人乗りのキャプテンシートは前に出すことしかできませんし、7人乗りのシートも前に倒して跳ね上げるだけです。
三列目への乗降を考えなくていいフリード+の場合は、二列目シートの座面だけを前に跳ね上げてその部分に背もたれを格納することで大きな荷室長を確保しています。
また、三列目シートを跳ね上げた場合のように荷室スペース上部の収納力が阻害されることもありません。
これは収納力とは関係ありませんが、三列目がいらないという声にもあったように三列目シートを跳ね上げた場合、二列目シートのスライドやリクライニングの支障になることは覚えておいてください。
フリードの7人乗りの三列目を無くす無くす必要が無い理由
フリードの7人乗りの三列目を無くす無くす必要が無い理由はたくさんあります。
フリードの7人乗りの三列目を無くしても安くもならなければ軽くもならない
フリードの7人乗りの三列目を外せば、単純に考えればそのぶんのコストが下がりますし、椅子の重さ分は軽くなるはずです。
しかし、フリード+の場合は、三列目を単純に外したわけでは無く、ロングゲート&超低床フロアというひと工夫をしています。
このせいで、価格は7人乗りよりもむしろ高くなっています。
また、重量も10キロ程度しか軽くなっていないのです。
普段の乗車にはメリットが無く、いざという時に使えるシートは貴重
フリードの7人乗りはおそらく常時三列のシートを使うことは想定していないはずです。
そして、普段二列目シートまでしか使わないなら、三列目シートがあろうが無かろうが、車内の広さは変わらないのです。
また、重量も変わりませんから燃費上のメリットも無いのは前述のとおりです。
それを考えれば、たとえ使う確率が1%でも、フリードを買うなら三列目を付けておいた方がいい気がします。
お子さんが増えることもありますし、スポ少の遠征では多人数乗車が求められますからね。
フリードのリセールでは三列シートが有利
フリードのリセールについては本家フリードに比べて、二列シートのフリードスパイクもフリード+も低調というデータがあります。
業者の方も三列シートモデルの方が取引が多くリセールも高い傾向にあると言っています。
リセールを考えるなら三列シートのままのモデルの方がいいようです。
まとめ
7人乗りの車から三列目を取ったら、普通は車内がぐっと広くなり、価格も安く、重量も軽くなりそうなものです。
ただ、フリード+の場合は、三列目シートを取ったリソースをラッゲージの拡充に振ってしまったようですね。
このため、フリードに限ってはここにメリットを感じなければ、敢えて二列シートにする必要はありませんが、充実した荷物積載能力を求めるならありなのかもしれませんね。
フリードを限界値引きから更に安く購入する方法!
フリードを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
フリードも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約300万円オーバーと高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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