シエンタ&フリードを買って後悔しない決め手は?どっちがいい?

シエンタ&フリードは宿命のライバルと言っていい間柄です。

1.5リッターサイズで多人数乗車、しかもハイブリッドを備えるミニバンはこの2車種しかありませんが、選ぶのは大変です。

車は高い買い物なので買う前はかなり迷うのではないでしょうか?

迷った上で自分なりの決め手を見つけて後悔しない買い物へと向かうと思います。

しかし、実際新車を購入してみると当初必要に感じたオプションもほとんど使わなくて後悔したり、乗車定員選びを間違えて後悔したりなど買ってから後悔することも少なからずあると思います。

ここでは2つの車種を買って後悔しない決め手はどこになるのかをシエンタ、フリードそれぞれでチェックしていきます。

また、現時点ではどっちがいいのかも考えてみましょう。

シエンタ-記事一覧

フリード-記事一覧

  • シエンタとフリードの主な特徴と違い
  • それぞれの車種の購入を後悔しないための決め手
  • 両車種の燃費や価格、装備などの具体的な比較点
  • シエンタとフリードの適切な選び方とその背景理由

シエンタ&フリードは似ているのでどっちか迷う!

迷う

トヨタのシエンタとホンダのフリードはザ・ライバルという関係というのもあってよく似ている部分がありますのでどっちを選べば良いのか迷っている方が多いようです。

シエンタとフリードがよく似ているとはいってもコンセプトがよくにているだけでデザインやエンジン、その他細かい部分では違いがあります。

また、シエンタとフリードのスペックや価格、装備などを確認してご自身に合った方を選ぶと良いかと思います。

そこで、シエンタとフリードそれぞれについて買って後悔しない決めてについてお伝えします。

シエンタを買って後悔しない決め手は?

決め手

まず、シエンタを買って後悔しない決め手を整理していきます

  1. ごくたまにでも7人乗ることがある
  2. ガソリン代が気になる
  3. キャンプで家電製品を使いたい
  4. 次期モデルチェンジまでの期間が長くリセールも期待できる
  5. シエンタの方が安く買える

ごくたまにでも7人乗ることがある

ごくたまにでも7人乗ることがあるのなら迷わずシエンタです。

シエンタは基本的に7人乗りですが、フリードは6人乗りで、7人乗れば「定員外乗車違反」です。

反則金6千円はともかく、違反点数1点でばゴールド免許は更新できませんから、更新期間は3年になりますし、任保険だって高くなります。

ただ、日常的に7人乗車、それも3列目に大人が座る場合は別です。

しばらく使っているうちに、こんなことならノアやヴォクシーにしておけばよかったと心底後悔すると思いますよ。

ガソリン代が気になる

ガソリン代が気になるならシエンタにしておけば後悔はないでしょう。

燃費はもともとシエンタが優位だったのですが、ダイナミックフォースエンジンの採用によりかなりの差が付いてしまいました、

比較してみましたが、便宜上、2WDだけで整理しています。

区分 ガソリン車 ハイブリッド車
シエンタ(10系) フリード(GB5/6/7/8) シエンタ(10系) フリード(GB5/6/7/8)
WLTCモード燃費 18.3~18.4km/L 17.0km/L 28.2~28.8km/L 19.8~20.9km/L
市街地 14.1~14.2km/L 13.2km/L 27.1~27.9km/L 17.0~17.9km/L
郊外 19.1~19.2km/L 17.6km/L 29.8~30.7km/L 21.3~21.6km/L
高速道路 20.3~20.5km/L 18.9km/L 27.6~28.1km/L 20.3~22.0km/L
実燃費 15.5km/L 14.0km/L 22.0km/L 18.0km/L

例えばハイブリッドでは、フリードのリッター実燃費18キロはそう悪くは無いのですが、シエンタは余裕で20キロをオーバーしてしまいます。

フリードはカタログ燃費との乖離が小さいのがいいところだったのですが、カタログ燃費でもこれだけさを付けられたら致し方ありません。

キャンプで家電製品を使いたい

キャンプというのは電気を使わずに焚火や携帯用のコンロ、あるいはランタンで楽しむべきものだと思いますが、今の時代には古い考え方のようです。

今のキャンプは家電製品を持ち込むのが当然ですし、AC電源を完備したキャンプ場も多くなっています。

しかし、そんな電源設備が無いときに役に立つのがシエンタハイブリッドにオプションで装着できるAC100V1500Wの電源コンセントなのです。

引用元:https://toyota.jp/sienta/ft/usability/?padid=from_sienta_option-accessory_navi-menu_ft-usability

次期モデルチェンジまでの期間が長くリセールも期待できる

シエンタは2022年8月にモデルチェンジしたばかりですから、次回フルモデルチェンジまではかなりの期間があります。

先代となる2代目シエンタは7年間のモデル期間でしたから、長い期間新型で乗れそうです。

また、シエンタとフリードは中古車市場でも人気なのですが、新型の方がリセールは高いのです。

例えば3年落ちの場合はモデルが新しいフリードが優位ですし、5年落ちはこれも新しいシエンタが優位なのです。

ということは、次回モデルチェンジした3代目フリードが中古車市場に出てくるまでは3代目シエンタの方がリセールが高くなると思われるのです。

シエンタの方が安く買える

シエンタはモデルチェンジで十数万円値上がりしましたが、それでもフリードよりは安い価格設定です。

シエンタとフリードのガソリン車の価格設定

ガソリン車は、ベースグレードではシエンタの戦略的な価格設定もあって、30万円近い価格差があります。

(単位 円)

シエンタ フリード
グレード 2WD グレード 2WD 4WD
X 1,990,000
(1,950,000)
G 2,275,900
(2,297,900)
2,440,900
(2,462,900)
G 2,340,000
(2,300.000)
クロスター 2,572,900 2,737,900
Z 2,560,000
(2,520,000)
モデューロX 2,950,200
(3,278,000)

注:( )書きはシエンタでは5人乗り、フリードでは7人乗り

その他のグレードでは単純に比較できませんが、ざっくり20万円ちょっとの価格差はあるとみていいでしょうね。

シエンタとフリードのハイブリッド車の価格設定

ハイブリッド車は自然体の価格設定ですが、20万円程度シエンタが安いとみていいでしょうね。

(単位 円)

シエンタ フリード
グレード 2WD 4WD グレード 2WD 4WD
X 2,420,000
(2,380,000)
2,618,000
(2,578.000)
G 2,633,400
(2,655,400)
2,798,400
G 2,690,000
(2,650.000)
2,888,000
(,2,848,000)
クロスター 2,902,900 3,067,900
Z 2,910,000
(2,870,000)
3,108,000
(3,068,000)
モデューロX 2,256,000
(2,972,200)

注:( )書きはシエンタでは5人乗り、フリードでは7人乗り

他のグレードも同様ですし、シエンタの場合0円である自動車重量税がフリードでは11,200円必要ですから、少しだけ価格差が拡大しますね。

値引きはフリードの方が大きいがシエンタの差は逆転しない

現行の限界値引きはフリードが20万円、シエンタが10万円弱といいます。

いずれも強気の販売戦略ですが、フリードの場合はマイナーチェンジ前は28万円くらいまで拡大していました。

しかし、値引きや諸費用も含めて、財布から出ていく乗り出し価格はシエンタの方が安いのは明白であり、金銭的にはシエンタを選んだ方が幸せになれそうです。

フリードを買って後悔しない決め手は?

決め手

では、フリードを買って後悔しない決め手はどうでしょうか。

  1. 2列目の広さ、快適さはフリード
  2. 荷室の広さはフリード
  3. 4WDの性能はフリードが上
  4. パワートレインはフリードが上

2列目の広さ、快適さはフリード

2列目の広さ、快適さはフリードのものです。

フリード 3代目シエンタ(10系) 2列目シエンタ(170系)

引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/ https://toyota.jp/sienta/design/?padid=from_sienta_ft-usability_navi-menu_design https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/column/20180924_sienta

フリードの2列目シートはホンダが明確に「キャプテンシート」と言うだけあって左右明らかに独立したシートですし、座席のホールド性も高そうです。

シエンタは現行モデルでは2列目は3人掛けですし、先代の6人乗りの2列目シートもフリードの快適性には遠く及ばないものです。

また、2列目の足元にしてもスライド幅が大きくなった現行3代目になってもフリードにはかなわないのです。

荷室の広さはフリード

荷室の広さもフリードに分があります。

世代 荷室幅 荷室高 荷室フロア高 2列目収納時荷室長 3列目収納時荷室長
フリード 1,330mmまたは1,220mm 1,185mmまたは1,070mm 335mmまたは480mm 2,015mm 1,085mm
シエンタ(7人乗り) 1,265mm 1,265mm 505mm 1.525mm 990mm
シエンタ(5人乗り) 1,265mm 1,265mm 505mm 2,045mm 840mm

特に、ガソリン車2WDのロングテールゲートは圧倒的で、荷物を積むニーズを考えればフリードのものです。

フリード ロングテールゲート フリード ノーマルゲート シエンタ(7人乗り)

引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/utility/ https://toyota.jp/sienta/ft/usability/?padid=from_sienta_design_navi-menu_ft-usability

4WDの性能はフリードが上

2代目シエンタ(170系)ではドライブシャフトを使った本格的な4WDを備えていましたが、3代目(10系)では、ハイブリッド車だけにE-fourという4WDシステムを導入し、ガソリン車では廃止されました。

このシステムは前輪はエンジンとモーターが駆動しますが、後輪はモーターだけの駆動では最高出力3ps、最大トルク4.5kgmしかありません。

また、70km/h以上では前輪駆動となり、後輪のアシストは無くなるなど、その能力は限定的であることは認識しておく必要があります。

引用元:https://global.toyota/jp/download/25012114/

一方、フリードはガソリン車、ハイブリッド車とも4WDを用意しており、これは「リアルタイムAWD」という本格的なものです。

後輪とはドライブシャフトで連結し、アクセル開度、車速、ステアリング舵角などのセンサー情報をもとに、前後の駆動力配分を能動的に変化させてくれます。

引用元:https://www.honda.co.jp/tech/auto/awd/

ハイブリッドの場合、このシステムで4WD化するためには、IPU(バッテリーと制御装置が一体になった装置)が3列目シート下にあって邪魔になったので1列目下に持っていっています。

また、そのためだけにドライブシャフトを通すことのできるコの字型の形状に変えるというこだわりようです。

パワートレインはフリードが上

パワートレインは圧倒的にフリードが上です。

区分 フリード シエンタ
ガソリン車 ハイブリッド車 ガソリン車 ハイブリッド車
車体重量 1,350~1,380kg 1,410~1,440kg 1,270~1,300kg 1,330~1,370kg
最高出力 95kW(129PS)

/6,600rpm

81 kW(110 PS)

/6,000 rpm

88kW(120PS)

/6,600rpm

67 kW(91 PS)

/5,500 rpm

最大トルク 153kW(15.6kgm)

/4,600rpm

134 kW(13.7kgm)

/5,000 rpm

145Nm(14.8gm)

/4800-5,200rpm

120Nm(12.2kgm)

/3,800-4,800 rpm

シエンタはダイナミックフォースエンジンでエンジンのパフォーマンスが圧倒的に向上しました。

しかも、シエンタの方が車両重量も軽いのですが、それでもフリードのパワーは上回ります

区分 フリード シエンタ
最高出力 22kW(29.5PS) 59kW(80PS)
システム最高出力 101kw(137PS) 85kW(116PS)
最大トルク 160Nm(16.3kgm) 141 Nm(14.4 kgm)

ハイブリッド車については、システム最高出力はフリードが圧倒します。

フリードの「SPORT HYBRID i-DCD」はパワーが必要な時はクラッチを接続させてモーター+エンジンによるスポーツ走行に切り替わるので、比較にすらなりません

シエンタ&フリードは現時点ではどっちがいい?

どっち

シエンタにするかフリードにするかは求めるもの次第です。

2列目の快適性ならフリードでしょうし、7人乗ることがあるならシエンタしかありません。

4WDの性能を求めるならリアルタイムAWDを装備するフリードですし、燃費なら、迷うことなくシエンタです。

選択する際は求めるものを明確にした方がいいと思いますよ。

まとめ:シエンタを買って後悔しない決め手

シエンタ&フリードについて買って後悔しない決め手やどっちがいいのかについてお伝えしました。

まとめると次のようになります。

シエンタを買って後悔しない決め手:

  1. たまに7人乗ることがある場合はシエンタが適切
  2. ガソリン代を節約したい場合、シエンタが優れている
  3. キャンプで家電製品を使用する際にシエンタが便利
  4. 次期モデルチェンジまでの期間が長く、シエンタのリセール価値が期待できる
  5. 予算面でシエンタが手頃である

フリードを買って後悔しない決め手:

  1. 2列目の座席の広さや快適さではフリードが上
  2. 荷室の広さにおいてフリードが優れている
  3. 4WDの性能ではフリードが上回っている
  4. パワートレインの性能もフリードが上

以上が、シエンタとフリードを選ぶ際の後悔しないための決め手となるポイントです。

 

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