カローラツーリングは人気モデルですし、よくできた車ですが、欠点や問題が全くないわけではありません。
だから、買って後悔しないためには、がっかりしないためには、知っておくべきことがあります。
これからお示しするいくつかのことを知っていて、それでも買うなら後悔やがっかりは無いはずだからです。
ここでは、カローラツーリングを買って後悔したりがっかりしたりしないために知っておくべきことを説明していきます。
カローラツーリングはサイズが大きい
まず、カローラツーリングは3ナンバーになりましたから、カローラフィールダーと比べれば大きくなったことは知っておくべきでしょう。
区分 | カローラツーリング | カローラフィールダー |
---|---|---|
全長 | 4,495mm | 4,400mm |
全幅 | 1,745mm | 1,695mm |
全高 | 1,460mm | 1,475mm |
最小回転半径 | 5.0~5.3m | 4.9~5.5m |
サイズが少しずつ大きくなって、最小回転半径も大きくなり、取り回しは少し面倒になっています。
ちなみにカローラフィールダーの最小回転半径5.5mはWxBですが、同じタイヤでなぜこんなに大きいのかは謎です。
海外版カローラツーリングよりサイズが小さい
カローラツーリングは国内版とグローバルモデルではサイズが違い、全長なんかは13.5センチも大きいのです。
区分 | 国内版 | グロ-バルモデル |
---|---|---|
全長 | 4,495mm | 4,630mm |
全幅 | 1,745mm | 1,780mm |
全高 | 1,460mm | 1,435mm |
ホイールベース | 2,640mm | 2,700mm |
スタイリングは極端には違いませんが、やはり迫力はグローバルモデルが上です。
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国内版 | グロ-バルモデル |
引用元:https://toyota.jp/corollatouring https://www.toyota.co.uk/new-cars/corolla-touring-sports
乗り味はホイールベースが長い方が上質ですし、室内の広さの拡大も期待できます。
カローラツーリングは国際戦略モデルだから国際サイズと思ったら大間違いなのです。
国内版だけ特別に小さめに作っているのです。
カローラツーリングのハイブリッドのエンジンは古い
カローラツーリングに限らず、カローラシリーズの1.8Lエンジンは最新のダイナミックフォースエンジンではありません。
1.5Lのヤリスシリーズや2Lエンジン、2.5Lエンジンはすべてダイナミックフォースエンジンに換装していますが、1.8Lエンジンはなぜか未開発なのです。
ダイナミックフォースエンジンは燃焼効率がいい省燃費エンジンですが、動力性能も古いタイプのエンジンを凌駕します。
カローラツーリングの1.8Lエンジン、つまりハイブリッド車はこのダイナミックフォースエンジンの恩恵を受けられないのは知っておくべきでしょう。
ただ、ガソリン車の1.5LのM15-FKSはダイナミックフォースエンジンです。
最大出力120PS(88kW)/6,600rpm、最大トルク 14.8kgm(145Nm)/4,800〜5,200rpmはカローラフィールダーの1.5Lエンジンを大きく上回ります。
ただ、さすがにカローラフィールダーの1.8Lエンジンの性能には及びませんし、カローラフィールダーにあったマニュアルトランスミッションが無いのも残念なところです。
カローラツーリングのロードノイズは大きい
「カローラツーリングがうるさい?ロードノイズ対策や遮音対策は?」にも書いていますが、カローラツーリングのロードノイズは大きいと評判です。
これは、ボディ下面やタイヤハウスの防音対策が十分でないのが原因なのですが、ハイブリッド車はエンジンが静かなぶん、ロードノイズが気になるようです。
また、215/45R17のタイヤ&ホイールのWxBはさらにロードノイズが酷いようです。
必ず試乗をして、問題のロードノイズが気にならないか、我慢できるかは確認しておくべきでしょう。
カローラツーリングの後部座席は狭い
カローラツーリングは、ボディサイズが大きくなった割には室内長が狭くなっています。
区分 | カローラツーリング | カローラフィールダー |
---|---|---|
室内長 | 1,795mm | 1,945mm |
室内幅 | 1,510mm | 1,430mm |
室内高 | 1,160mm | 1,200mm |
後部座席シート幅 | 1,300mm | 1,200mm |
後部座席シート奥行き | 900mm | 900mm |
後部座席シート上方高さ | 1,000mm | 1,000mm |
全幅が5cm広がった以上に室内幅が広がっており、そのぶん後部座席のシート幅は広がっています。
問題は室内長が短くなったせいか、足元はカローラフィールダーより狭くなっているようなのです。
後部座席の足元の余裕は拳一つ分くらいといいますから、いささか狭いようです。
後述する荷室部分が広いわけではないようですから、外寸アップ分はスタイリングに食われたのでしょうか。
カローラフィールダーよりは積載量は劣る
カローラツーリングは外寸は大きくなったのにカローラフィールダーよりは積載量は劣るようです。
区分 | カローラツーリング | カローラフィールダー |
---|---|---|
荷室幅 | 1,464mm | 1510mm |
荷室高 | 755mm | 735mm |
荷室長 | 930mm | 970mm |
後席格納時荷室長 | 1,953mm | 2,025mm |
積載量(VDA) | 392L | 407L |
後席格納時積載量(VDA) | 802L | 872L |
荷室幅、荷室長、積載量(VDA)のすべてが劣っています。
これは画像を見ても明確です。
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カローラツーリング | カローラフィールダー |
引用元:https://toyota.jp/corollatouring https://chiba.corolla.co.jp/lineup/corollafielder/feature
私は2メートル近い本棚をカローラフィールダーで運んだことがありますが、カローラツーリングでは難しいかもしれません。
ステーションワゴンは積載量が勝負ですが、外寸が大きくなって積載量が少なくなるのは正常進化なのでしょうか。
カローラツーリングにカローラフィールダー並みの積載量を期待してたら後悔するかもしれませんね。
E-Fourはガソリン車の4WDにはかなわない
「カローラツーリングE-Fourの雪道での評価は2WDと比べて辛口なものはある?」にも書いていますが、E-Fourの能力は限定的です。
カローラフィールダーに装備されていたアクティブコントロール4WDのようにあらゆる速度域で作動するわけではありません。
時速70キロを超えると4WDにはならないのです。
また、アクティブコントロール4WDのように滑る前から4WDになることもありません。
後輪のモーターは強化されたとはいえパワー不足なのでオフロードなどで本格的に4WDの能力を発揮する段になると全く役不足です。
もちろん、雪道や滑りやすいウエット面などでは2WDとは比較にならない安全性を発揮しますが、普通の4WDと思っていたら後悔するはずですよ。
まとめ
カローラツーリングの買って後悔、あるいはがっかりするポイントは、事前に知っておけば問題のないことばかりです。
本当に問題なのは、知らずに買って、気付いて後悔することです。
そんなことにならないようにこの記事を書きましたが、大事なことはしっかりと試乗をすることです。
後席に乗ってみれば広さはわかりますし、荷室を開ければ広さは実感できるはずなのです。
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