カローラツーリングもカローラシリーズの例にもれず4WDはE-Fourだけです。
カローラフィールダーの頃はハイブリッドに4WDはなく、ガソリン車の4WDだけだったのと比べるとえらい違いです。
燃費のいいハイブリッドに4WDはうれしいのですが、問題はその性能です。
ここでは、まず、カローラツーリングのE-Fourのメカニズムについて簡単に説明しておきます。
そのうえで、雪道での評価をチェックし、2WDと比べて辛口なものはあるのかも見ていきましょう。
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カローラツーリングE-Fourとそのメカニズム
まず、カローラツーリングのE-Fourとそのメカニズムを見ていきましょう。
- カローラツーリングのE-Four
- E-Fourのメカニズム
カローラツーリングのE-Four
カローラツーリングのE-Fourについてざっくりと説明しておきましょう。
E-Fourってどんなもの
カローラツーリングに限らずE-Fourというのは、普通のハイブリッドに後輪駆動用のモーター等を加えたものです。
これが先代プリウスの2WDのシステムですが、カローラツーリングもほぼ同じです。
引用元:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/prius/prius_main_202110.pdf
そして、これがE-Fourですが、リアインバーターとリアトライアスクル&リアモーターが新たに装備されているのがわかります。
引用元:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/prius/prius_main_202110.pdf
E-Fourの場合はトヨタのガソリン車の4WDのようにエンジンの出力をドライブシャフトで後輪に伝えることはしません。
そのあたりはホンダのe:HEVの4WDとは大きく違います。
カローラツーリングのE-Fourのパワーユニット
カローラツーリングのE-Fourのパワーユニットとスペックをお示ししておきます。
ここでは、参考のため2WDのデータも記載しておきます。
区分 | 2WD | E-Four | |
---|---|---|---|
エンジン | |||
形式名 | 2ZR-FXE | 2ZR-FXE | |
種類 | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC | |
排気量 | 1797cc | 1797cc | |
最高出力 | 98ps(72kW)/5200rpm | 98ps(72kW)/5200rpm | |
最大トルク | 14.5kgm(142Nm)/3600rpm | 14.5kgm(142Nm)/3600rpm | |
前輪モーター | |||
形式名 | 1VM | 1VM | |
最高出力 | 95ps(70kW) | 95ps(70kW) | |
最大トルク | 18.9kgm(185Nm) | 18.9kgm(185Nm) | |
後輪モーター | |||
形式名 | 1MW | ||
最高出力 | 41ps(30kW) | ||
最大トルク | 8.6kgm(84Nm) | ||
システム総合出力 | 140ps(103kW) | 140ps(103kW) |
- 前輪モーター:最高出力72ps(53kW) →95PS(70kW) 最大トルク 16.6kgm(163Nm) →18.9kgm(185Nm)
- 後輪モーター:最高出力 7.2ps(5.3kW) →41PS(30kW)、最大トルク 5.6kgm(55Nm)→8.6kgm(84Nm)
- システム総合出力:122ps(90kW)→140ps(103kW)
E-Fourのメカニズム
カローラツーリングのE-Fourは通常走行は燃費に優れる2WDですが、発進時と滑る路面、コーナリング時だけ後輪モーターに駆動力を発生させます。
引用元:https://toyota.jp/corollatouring/
もともとE-Fourというのはアルファードなど大型車専用のシステムで、ハイブリッド車を前輪のパワーだけで走らせるには、車体が重すぎ、それを補うために後輪モーターを追加したようです。
このため、特に発進時の4WD化が重要だったようです。
ただ、後輪のモーターはパワーアップしたとはいっても前輪に比べて非力ですし、モーターとの協調出力もありません。
このため、十分なトルク配分はできませんし、時速70キロを超えると後輪モーター駆動は無くなり、4WDにはならなくなります。
また、カローラフィールダーのアクティブトルクコントロール4WDのように滑る前から4WDになるということもありません。
カローラツーリングE-Fourの雪道での評価
カローラツーリングE-Fourの雪道での評価を見ていいきましょう。
2WDと比べて辛口なものはあるのでしょうか。
- E-Fourの雪道での評価の口コミ
- 評価は2WDと比べて辛口?
E-Fourの雪道での評価の口コミ
E-Fourの雪道での評価の口コミを見ていきましょう。
- 同じスタッドレスを履いた2WD車と比べると、4WDは発進時のホイールスピンが少なく姿勢変化も少ないので安心感が違うが、最低地上高が130mmしかないので、深雪は不得手
- 雪道での登坂能力は、2WD車を上回り、荷室に荷物を満載した場合は2WDとは大きな差で、下り坂では後輪にも回生ブレーキがかかるのもいい
- 時速70キロまでしか出さない人向けの4WDで、ちゃんとした4WDの雨や雪、凍結路の安定性はなく、あくまでも生活四駆の低速版
- E-Fourの後輪駆動は基本的に雪道用で、後輪モーターは駆動力ではなく2WD車では抵抗になる後輪を回転させる効果が大きいのでは
- 日本の道路事情で除雪された雪道前提なら十分だけど、それなら2WDとあまり変わらないし、20cmくらいの積雪では厳しい
- 意味が無くはないが、除雪が入る前の道やスキーの帰りに駐車場に雪がたっぷり積もっていたら役不足
- 簡易4WDでも2WDよりは数倍安心
- 積雪があっても発進で困ったことはないし、2WDで滑って発進できないような場合も普通に発進できるので、意味のない4WDではない
- 見た目はSUVでも中身はカローラなのだから、簡易なE-Fourで十分
- 2WDよりはマシといった程度
- 高速を飛ばしていてインジケーターで4WDになっていないのをみてぞっとした
評価は2WDと比べて辛口?
さすがに雪道での評価が2WDより辛口ということはありませんね。
一番厳しい見方でも「2WDよりマシ」というくらいで、少なくとも2WDよりは雪道の走破性は高いようです。
後輪モーターは非力とはいってもトルク重視なので、雪道の発進時、登坂時は一定の性能を発揮するようです。
ただ、ガソリン車の、アクティブコントロール4WDやSUV車のトルクコントロール4WDに比べれば性能が劣るのは仕方のないことです。
また、カローラツーリングの場合はSUVではないので最低地上高が低く、4WD性能以前に除雪していない道が厳しいのは自明のことです。
ただ、皆さん、意外にそのことはご存じで、生活四駆とか簡易な4WDと認識されているようですね。
4WDだからと過大な期待をするのは禁物ですが、普通に雪道を走るぶんには問題ないようですね。
まとめ
カローラクロスにガソリン車用の、例えばトルクコントロール4WDが無いのはどうかと思いますが、カローラツーリングならE-Fourで十分かもしれません。
基本的にはオンロードユースですし、新雪をかき分けて進むのは柄ではないからです。
そして、それなりに除雪された雪道を走るなら2WDに対する優位性は明らかですし、燃費もW×Bを除けば2WDより6%しか悪くありませんからね。
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だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
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