ステップワゴンはガソリン車で十分?ハイブリッド車のメリットが少ない?

ステップワゴンはガソリン車でもかなり燃費のいい車ですが、当然ハイブリッド車も用意されています。

ウクライナ問題等でガソリン代も高い状況ですから、燃費のいいハイブリッドを買うかガソリン車を買うかは新車購入時の一番大きな悩みかもしれません。

ここでは、ステップワゴンは燃費や維持費を考えても燃費のいいガソリン車で十分かどうかを検証していきましょう。

検証にあたっては、ハイブリッド車、e:HEVは価格差ほどの燃費や維持費でメリットがあるかをチェックしていきます

ステップワゴン-記事一覧

  • ステップワゴンのガソリン車の燃費性能が高いこと
  • ステップワゴンのハイブリッド車とガソリン車の価格差と維持費の具体的な計算
  • ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車の年間走行距離による経済性の違い
  • 環境税制におけるハイブリッド車の税金メリット

ステップワゴンはガソリン車で十分?

ステップワゴンはガソリン車で十分?

具体的なデータは後述しますので、まずはステップワゴンはガソリン車で十分かどうかをざっくりと検証していきましょう。

区分 ハイブリッド車とガソリン車の差 初期費用の差の回収に要する期間
初期費用の差 31万円程度(価格差383,900円-税金等74,000円程度)
年間の維持費(走行距離5千キロ) 2万円程度(ガソリン代25,312円-自動車税5,500円) 15.5年
年間の維持1万 4万5千円程度(ガソリン代50,623円-自動車税5,500円) 6.9年
年間の維持費(走行距離2千キロ) 9万6千円程度(ガソリン代101,247円-自動車税5,500円) 3.2年

ハイブリッド車とガソリン車の価格差は383,900円あるのですが、ハイブリッド車は環境性能割が非課税などのメリットで、購入時の負担の差は31万円程度に縮まります。

一方でガソリン価格が高止まっているので、ハイブリッド車とガソリン車のガソリン代の差はかなり大きくなってきます。

普通では年間1万キロ程度の走行では初期費用の差は回収できないのですが、今では普通の買い替えサイクルである7年でどうにかもとが取れそうです。

通勤距離が30キロくらいの方は年間2万キロくらい走るでしょうから、それなら3年ちょっとで回収できます

一方で、年間走行距離が1万キロに満たない方や年間1万キロ走行でも5年で乗り換える方は、ハイブリッドでなく、ガソリン車で十分ということになります。

ステップワゴンはガソリン車で十分なのはハイブリッド車のメリットが少ない?

ステップワゴンはガソリン車で十分なのはハイブリッド車のメリットが少ない?

ステップワゴンにはハイブリッド車がラインナップされているもののガソリン車で十分と感じる理由について維持費など費用面でのメリットが少ないのかを比較してみます。

  • ガソリン車とハイブリッド車の価格差
  • ガソリン車とハイブリッド車のガソリン代の差
  • ガソリン車とハイブリッド車の税金の差

ガソリン車とハイブリッド車の価格差

ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車の価格と価格差は以下のとおりです。

区分 AIR スパーダ スパーダ PREMIU LINE
FF 4WD FF 4WD FF 4WD
ガソリン車 2,998,600円 3,240,600円 3,257,100円 3,477,100円 3,462,800円 3,653,100円
e:HEV 3,382,500円 3,641,000円 3,846,700円
価格差 383,900円 383,900円 383,900円

ステップワゴンの場合はガソリン車とハイブリッド車に装備の違いはありませんし、グレード体系も共通なので価格差はすべて383,900円です。

ガソリン車とハイブリッド車のガソリン代の差

ここでは、ステップワゴンのガソリン代を普通の走行距離と思われる年間1万キロ、多めの2万キロ、少なめの5千キロでチェックします。

なお、ガソリン代は資源エネルギー庁が調査した令和4年8月15日の169.8円/lという数字を使いますし、燃費は実燃費で計算します。

区分 ガソリン車 ハイブリッド車 ガソリン代の差
WLTCモード燃費 13.2~13.9km/l 19.5~20km/l
実燃費 11.0~12.0 km/ 17.0~18.0km/l
年間5千キロ 73,826円 48,514円 25,312円
年間1万キロ 147,652円 97,029円 50,623円
年間2万キロ 295,304円 194,057円 101,247円

原油価格高騰を受けたガソリン価格の高値安定で、ハイブリッド車とガソリン車のガソリン代の差は予想以上に大きくなってます。

当然のことですが、5千キロ程度の走行距離では月々2千円程度のメリットしかありません

ガソリン車とハイブリッド車の税金の差

ここでは、ステップワゴンのガソリン車とハイブリッド車の税金の差をチェックします

項目は取得時に払う環境性能割と3年分の重量税、3年目以降の車検時に払う重量税、それに毎年払う自動車税です。

区分 ガソリン車 ハイブリッド車 差額
環境性能割 49,000円~84,900円(2%~3%) 免税 △49,000円~84,900円(取得時)
重量税(1~3年) 7,500円/年(25%減免) 0円(100%減免) △22,500円(取得時)
重量税(4年~) 10,000円/年 10,000円/年 ±0円(車検時)
自動車税 30,500円 36,000円 +5,500円(毎年)

ステップワゴンの場合はハイブリッド車の環境性能割は免税ですし、3年目までの重量税も100%減免なので取得時の費用はあわせて71.500円から105,400円も安くなります

ただ、3年目以降の車検時に払う重量税は減税にならないのでガソリン車もハイブリッド車も変わりません。

また、グリーン化税制の対象にはならないので、ハイブリッド車は排気量が大きい分、少しだけ自動車税が高くなります。

まとめ:ステップワゴンはガソリン車で十分?ハイブリッド車のメリットが少ない?

ステップワゴンの1500ccのダウンサイジングターボは実燃費が11~12km/lと2リッターサイズのワンボックスにしては非常に良好な燃費です。

ただ、環境性能割の差などでハイブリッド車の初期費用がなり抑えられるうえ、ガソリン価格の高騰でハイブリッドのもとが取れる水準がかなり下がっています。

だから、年間2万キロくらい走って維持費を考えるなら迷わずハイブリッド車を選ぶべきです。

それでも、年間走行距離1万キロくらいであればガソリン車で十分な気がしますが、環境意識の強い方はハイブリッドという選択肢もあるのかもしれません。

最後にこの記事でお伝えした内容のポイントを簡単にまとめました。

  • ステップワゴンはガソリン車でも燃費が良好
  • ハイブリッド車とガソリン車の初期費用の差は31万円程度
  • 年間の走行距離によりハイブリッドの維持費メリットが変わる
  • 年間2万キロを超える走行でハイブリッドのコストメリットが顕著
  • ガソリン価格の高騰によりハイブリッド車のガォリン代節約が増加
  • 税金面ではハイブリッド車が取得時に有利な減税が適用される
  • 通常の買い替えサイクルでハイブリッド車の初期コスト差を回収可能
  • 環境意識が強い方にはハイブリッド車も適切な選択肢となる

 

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