ステップワゴンの中でもハイブリッドは人気で、ハイブリッドの割合は受注段階とはいえ目標の60%を超えて65%に達しているといいます。
ただ、そんな ステップワゴンハイブリッドにもいくつかの欠点があると言われています。
ここでは、人気のステップワゴンハイブリッドの欠点は何かをまずチェックします。
その中でも不具合の発生が多いといわれていますが、実際のところそうなのか、そしてどんな不具合が多いのかも確認していておきます。
また、 ステップワゴンハイブリッドの欠点は口コミではどう言われているのかもチェックしておきましょう。
ステップワゴンハイブリッドの欠点は何?
まず、気になるステップワゴンハイブリッドの欠点は何なのかを確認していきます。
- 故障すると修理代が高くつく
- 4WDが無い
- 高速に弱く燃費が悪い
- 8人乗りがない
故障と修理代が高くつく
ステップワゴンハイブリッドは不具合が多いかどうかという話は後述しますが、問題は修理代がとても高いことです。
これはトヨタのハイブリッドシステムでも同じなのですが、インバーターがひどく高価なのです。
これに比べれば駆動用バッテリーは安いのですが、それでもそこそこの費用はかかりますし、駆動用モーター、電動エアコンなど高価なパーツのオンパレードなのです。
もちろん普通のガソリン車も故障はしますが、汎用パーツが多くリビルド市場もあるので修理代ははるかに安いのです。
4WDが無い
ステップワゴンのようなミニバンはアウトドアに出かけることも多いので4WD需要は高いというのが相場です。
また、降雪地だったら、安全を確保し、走破性を上げるため4WDを買うのはむしろ普通のことだと思います。
もともとハイブリッド車には4WDは少なかったのですが、現行ノア・ヴォクシーでは「E-Four」というハイブリッド4WDが投入されました。
また、近々のフルモデルチェンジが噂されているセレナでも新型ノートe-power搭載の4WDシステムの投入が確実視されています。
そんな中で未だにステップワゴンハイブリッドには4WDが無いのです。
フリードハイブリッドには4WDがあるのでどうにかなりそうなものですが、e:HEVはシステムが違いますし、バッテリーの位置から見ても4WD搭載は絶望的なのです。
高速に弱く燃費が悪い
ステップワゴンのハイブリッドシステムは通常はエンジンで発電した電気を使ってモーター駆動します。
このため燃費はいいのですが、これはEV走行で、EVというのは高速走行が苦手で、高速になればなるほど効率が急速に悪化します。
セレナe-powreも同様の弱点があるのですが、ステップワゴンハイブリッドの場合は、高速巡航時だけはエンジン動力を繋いでモーターでの駆動をアシストする仕組みになっています。
それでも、やはり高速走行は苦手ですし、燃費は著しく悪化するのです。
高速走行はエンジン主体のノアハイブリッドもそう得意ではありませんが、燃費悪化はステップワゴンほどではないのです。
8人乗りがない
ステップワゴンハイブリッドはすべて7人乗りで8人乗りの設定はありません。
ライバル社のセレナe-powerにも8人乗りはありませんし、ノアハイブリッドの旧モデルもすべて7人乗りでしたが、新型は8人乗りもラインナップに加わりました。
ステップワゴンハイブリッドの場合は前部のフロアがハイブリッド専用設計だからとも燃費対策とも言われていますが、人気がないにしろ8人が乗りが無いのは弱点でしょう。
引用元:https://car.motor-fan.jp/article/10010677
ステップワゴンハイブリッドは不具合が多いの?
では、一番気になるステップワゴンハイブリッドには不具合が多いのか、具体的にはどんな不具合なのかをチェックしていきましょう。
- ステップワゴンハイブリッドは不具合が多いか?
- ステップワゴンハイブリッドにはどんな不具合が起こる?
ステップワゴンハイブリッドは不具合が多いか?
ステップワゴンやステップワゴンハイブリッド単体の故障率に関するデータはありません。
ただ、米国J.D.パワーが公表している「自動車耐久品質調査」によると、ホンダの信頼性はトヨタ、 レクサスに続く3位なのです。
これはアメリカで販売されているすべてのメーカーが対象ですし、メルセデスベンツよりも上ですから、信頼性は高いといっていいでしょう。
また、ステップワゴンハイブリッドの故障率が高いという具体的な話はありませんが、修理が高くついたという話をよく聞くのは間違いありません。
ステップワゴンハイブリッドにはどんな不具合が起こる?
ステップワゴンで良く起こる故障はエンジンオイルの過剰な減少、CVT、パワースライドドアといったところです。
ただ、エンジンオイルに関してはハイブリッド投入前のステップワゴンで発生しているものですし、ハイブリッド車はモーター駆動なので、CVTはありません。
となると故障で多いのは定番とも言われるパワースライドドアなのかもしれません。
ただ、ハイブリッドで怖いのはインバーターや駆動用モーターで、故障すると数十万円の修理費がかかることです。
インバーターと駆動用バッテリーが故障して100万年近い修理代がかかったという情報もあるくらいなのです。
ステップワゴンハイブリッドの不具合についての口コミは?
ステップワゴンハイブリッドの不具合についての口コミをチェックしましたが、口コミの件数自体は少ないようです。
主だったものをピックアップしておきます。
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どれもそう珍しい不具合ではありませんが、購入後3年度経過でセルモーターも回さないバッテリーが消耗してシステムが起動しないのは困りますよね。
ハイブリッドの場合はシステムが起動しないと何一つできませんから。
まとめ
ステップワゴンハイブリッドの欠点はいくつかありますが、不具合が特別多いわけではないようです。
個人的にはどうにか4WDモデルを出してほしいと思いますが、e:HEVが世代交代するまでは無理かもしれんね。
故障についてはむしろ少ない方ですが、ハイブリッドの場合は壊れると高くつくようです。
トヨタ車と同じようにインバーターが一番高価な部品のようですね。
ただ、ホンダのハイブリッドの信頼性は昔と比べるとずいぶん上がっていますし、e:HEVはできがいいようなので、そう気にする必要はないかもしれません。