ステップワゴンスパーダを買って後悔する?メリットとデメリットは何?

ステップワゴンにはスパーダというモデルがあります。

このスパーダ、ステップワゴン2代目のマイナーチェンジから投入されましたから、既に20年近い歴史があります。

通常のステップワゴンと比べてスパーダは力強く精悍なデザインが魅力なのですが、買って後悔するという噂もあるのです。

ここでは、まずステップワゴンスパーダと通常モデルAIRを比較し、買って後悔するという噂の真偽をチェックします。

そして、ステップワゴンスパーダのメリットとデメリットは何なのかもチェックしておきましょう。

ステップワゴンスパーダを買って後悔するというのは本当

まず、ステップワゴンスパーダと通常モデルAIRを比較してステップワゴンスパーダがどんな車かを説明したうえで、買って後悔するという噂の真偽をチェックします。

ステップワゴンスパーダってどんな車？

ステップワゴンスパーダがどんな車かをいろんな観点から見ていきます。

ステップワゴンスパーダの外観

ステップワゴンスパーダの特徴はその攻撃的で精悍な外観ですから、通常モデルと見た目の違いをチェックしておきましょう。

区部	通常モデル	スパーダ
6代目
	ステップワゴンAIR	ステップワゴンスパーダ
5代目
	ステップワゴン	ステップワゴンスパーダ

引用元：https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/type/type/　https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/STEPWAGON/　https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/STEPWAGON_SPADA/

通常モデルと比べれば迫力があって存在感を誇示していることがわかると思います。

ただ、現行モデルはAIRのポップなデザインに引っ張られているのか、これまでと比べるとおとなし目のスタイリングかもしれませんね。

ステップワゴンスパーダの内装

ステップワゴンスパーダの内装は装備の違いを除けばカラーリングの違いです。

区部	通常モデル	スパーダ
6代目
	ステップワゴンAIR	ステップワゴンスパーダ
5代目
	ステップワゴン	ステップワゴンスパーダ

引用元：https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/interior/design/　https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/STEPWAGON/　https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/STEPWAGON_SPADA/

もちろんノーマルモデルでも黒は選べるのですが、スパーダは黒しか選べず、しかもシート素材も高級なので見栄えがずいぶん違います。

ステップワゴンスパーダの装備

6代目ステップワゴンについてはAIR→SPADA→SPADA PREMIU LINEという序列が明確です。

このため、LEDアクティブコーナリングランプや2列目オットマンなどスパーダにはあるのにAIRにはない装備はかなりあります。

AIRはスパーダのような本革巻きステアリングホイールではありませんし、スパーダの合皮とのコンビシートではなくただのファブリックです。

両側パワースライドソアはもちろん全グレード標準装備ですが、パワーテールゲートはスパーダだけで、AIRにはオプションですら装着できません。

ステップワゴンスパーダの価格

ステップワゴンスパーダ6代目の価格をAIRも含めてチェックします。

装備差もありますが、PREMIU LINEでなくても26万円程度の価格差があり、これを大きいとみるかどうかですね。

ステップワゴンスパーダを買って後悔する？

ステップワゴンスパーダを買って後悔するという噂が出ているのは主に6代目のスタイリングに原因があるようです。

AIRベースのシンプルで上品な外観

6代目AIRのデザインは、ポップでナチュラルな品のいいもので、ライバルのノアやセレナが押し出しの強い方向にモデルチェンジ、マイナーチェンジを重ねているのとは違います。

そして、スパーダもAIRと比べれば迫力はあるものの、ライバル車の悪く言えば下品なオラオラ顔とは逆の方向に舵を切っており、存在感のある今の車の中では地味目なデザインです。

ライバルミニバンとの差別化を図った

こうした6代目ステップワゴン、そしてスパーダのデザインについては、ライバルミニバンとの差別化を図ってあえてシンプルなデザインに振っているとも言われています。

ただ、派手なデザインでアピールするのに比べればシンプルかつ上品、趣味の良さで訴えるのはとても難しいようで、口コミ等もみてもユーザーの心に届いているとは言えないようなのです。

マイルドヤンキー層を取り込めていない

ステップワゴンのようなミニバンを売ろうとすれば、車のためにはお金をいくらでも出すマイルドヤンキーやＤＱＮと言われる層に訴えるのがとても重要と言われています。

アルファードがあれだけ売れているのも、マーケティング戦略上こうした層に受けるコンセプトで開発しているからと言われていて、敢えてちょっと下品ともいえる外観にしているようなのです。

そして、6代目スパーダはこうした層に受け入れられていないようなのです。

ステップワゴンスパーダのメリットとデメリットは何?

では、そんなメリットとデメリットは何かをテックしておきましょう。

ステップワゴンスパーダのメリット

ステップワゴンスパーダの最大のメリットはもちろんスタイリングです。

現行モデルのAIRはおしゃれではありますが、決してカッコよくはありません。

スパーダの場合はAIRをベースにしながら、精悍さ、スポーティさ、迫力を加えていますから、ステップワゴンが好きでカッコよく乗ろうとすればスパーダしかありません。

また、AIRは装備も貧弱ですから、満足できる装備を求めるうえでスパーダのメリットは大きいと言えます。

それから、リセールバリューという点でも5代目ステップワゴンではノーマルと比べればスパーダは明らかに高いというデータがあります。

ただ、あくまでステップワゴンを買うという前提での話であることは認識しておいてください。

ステップワゴンスパーダのデメリット

ステップワゴンスパーダのデメリットは現行モデルに限れば人気がもう一つなところです。

ステップワゴンスパーダのリセールバリューについてもノーマルモデルよりは高いのですが、ノア、ヴォクシーの後塵を拝していて、セレナといいとこ勝負です。

売却のことを考えるのなら、オラオラ顔という今の時代では正統な進化を続けているノアに分がありそうです。

価格気にもノアの売れ筋スポーツモデルに比べて割高に見えるところも大きなデメリットかもしれません。

まとめ

個人的には6代目ステップワゴンのデザインはAIRもスパーダも悪くないと思います。

ただ、このデザインは「あまり見ないけどセンスのいい車」としてはありなのですが、ガンガン売れて街中で見かける車のものではないでしょう。

だから、世の中の評価や他人の見る目が気になる方にはステップワゴンスパーダは買って後悔する車かもしれません。

しかし、センス自体はいいですし、悪い車ではありませんから、自分の価値観さえしっかりしていれば、買って後悔することは無いと思いますよ。