ヴォクシー80系と言いますが、よく見ると形式番号には「80」と「85」があります。
ここでは、まず、ヴォクシー80系と85系の違いはどこにあるのかを、形式番号の命名ルールも含めて説明します。
また当時3兄弟とも言われたノア、エスクワイアでも同じなのかもチェックしておきましょう。
- ヴォクシー80系と85系の駆動方式の違い
- ヴォクシー・ノア・エクスワイアの形式名による駆動方式の識別
- 形式名の命名規則の理解
- 同じ形式名を持つ兄弟車の存在
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知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
ヴォクシー80系と85系の違いは?
まず、ヴォクシー80系と85系の違いを形式名の命名規則も含めて説明していきます。
- ヴォクシー80系の「80」と「85」の違いは2WDか4WDか
- ヴォクシー80系の形式名のルール
ヴォクシー80系の「80」と「85」の違いは2WDか4WDか
ヴォクシー80系の「80」と「85」の違いは2WDか4WDかです。
これはトヨタのルールみたいなもので、30系と言いながら現行アルファードは2WDが「30」ですし、4WDが「35」です。
これは4WDしかないハイラックスもそうですが、コンセプト上4WDしかあり得ないランドクルーザーやランドクルーザープラドは全く違います。
いずれにしても2WDと4WDはシステムが違いますから、形式名では明確に区別する必要があるわけですが、トヨタはわかりやすいルールだと思います。
ヴォクシー80系の形式名のルール
では、ヴォクシー80系の形式名のルールはどうなっているのでしょうか。
ヴォクシー80系の実際の形式名
ヴォクシー80系の実際の形式名です。
形式名 | 該当グレード等 | 摘要 |
---|---|---|
DBA-ZRR80G | 通常グレードの2WD | |
DBA-ZRR80W | ZSの2WD | 3ナンバーのエアロボディ |
DBA-ZRR85G | 通常グレードの4WD | |
DBA-ZRR85W | ZSの4WD | 3ナンバーのエアロボディ |
DAA-ZWR80G | ハイブリッドの通称グレード | |
DAA-ZWR80W | ハイブリッドのZS | 3ナンバーのエアロボディ |
3BA-ZRR80W | 2020年4月以降発売のZSの2WD | WLTP燃費基準に対応(3ナンバーのエアロボディ) |
3BA-ZRR85W |
2020年4月以降発売のZSの4WD | WLTP燃費基準に対応(3ナンバーのエアロボディ) |
6AA-ZWR80W |
2020年4月以降発売のハイブリッドのZS | WLTP燃費基準に対応(3ナンバーのエアロボディ) |
形式名の「-」(ハイフン)の前3桁
1桁目はどの年の規制で、排出ガスの基準値からどれだけ低減させたかという意味ですが、A、B、C、Dは平成17年規制で、Dは平成17年規制に適合した上で、基準排出ガスよりも75%低減させたものです。
これが3~7は平成30年規制で、3は達成、7は基準排出ガスよりも75%低減させたものです。
2桁目は燃料の種別とハイブリッドの有無で、Aはハイブリッドありのガソリン車、Bはハイブリッド無しのガソリン車です。
3桁目は用途と重量条件で、ガソリン常用車はすべてAです。
形式名の「-」(ハイフン)後6桁
形式名の「-」(ハイフン)後6桁は各メーカーが勝手につけていいところで、6桁である必要もありません。
最初の「ZRR」はこのボディのガソリン車、「ZWR」はこのボディのハイブリッド車を示しているようです。
ガソリン車は先代(70系)も「ZRR」を使っていました。
新型(90系)では「MZRA」を使っていますが、理由は見当も付きません。
ハイブリッドは「ZWR」を継承しているのですけどね。
その下の「80」と「85」は前述のとおり、最後の「G」は5ナンバー、「W」は3ナンバーのようです。
ヴォクシー80系と85系の違いをノアやエスクワイアの形式名のつけ方で確認?
ここまでヴォクシー80系と85系の違いをみてきました。
ここでは、形式名のつけ方からヴォクシーとノアやエスクワイアでも同じなのか確認してみます。
形式名自体が全く同じ
トヨタの形式名のつけ方は一定のルールがあるので、「ZRR」や「ZWR」は少し変わるにしてもあとは同じだろうと思っていました。
しかし、ノアもエスクワイアも下6桁がヴォクシーと全く同じなのです。
というのも、この3つは兄弟車なので、基本的な型式は同じなのです。
それどころか、スズキのランディは現行モデルが90系ノアベースのトヨタのOEMですから、90系ノア&ヴォクシーと同じ形式名です。
先代のランディは日産のセレナベースのOEMなのでセレナと同じ形式名なのです。
ルーミーとベース車のダイハツのトールは同じ形式名ですし、廃止されたタンクも同じでした。
このため、2WD車は「DBA-M900A」、4WD車は「 DBA-M910A」とダイハツの命名規則に沿って車両形式が決められているのです。
ちなみに、ノアの場合は2020年4月にノーマルボディも一部改良しましたので、「3BA-ZRR80G」「3BA-ZRR85G」「6AA-ZWR80W」も使っています。
また、エスクワイアにはエアロモデルはありませんから末尾の「W」は使いませんでした。
コーションプレートを見れば区別できる
しかしながら、コーションプレートには「MODEL」欄にフル形式名が記載されています。
ノアハイブリッドなら例えば「6AA-ZWR80W-APXGB」というように。
これがヴォクシーなら「6AA-ZWR80W-BPXSB」、エスクワイアなら「6AA-ZWR80W-CPXGB」というふうになりますから区別はできなくはないのです。
ちなみに車検証には2つ目の「-」(ハイフン)以下の記載はありません。
あくまでコーションプレートで、ノア&ヴォクシー&エスクワイアでは助手席側のセンターピラーに貼ってあります。
まとめ:ヴォクシー80系と85系の違いはノア・エクスワイアとも同じ?
ノアに限らず、形式名は、法律で決まっている最初の3桁以外はメーカーの判断で定めていますし命名規則も公開していません。
しかし、この形式名は排気量やエンジン形式、5ナンバーと3ナンバーの別、2WDと4WDの別が峻別できるように定められています。
だからこそ、形式名別に保険料率も決められているのです。
形式名によって保険料率はかなり違うので、買う前にチェックしておいた方がいいかもしれませんよ。
最後にこの記事でお伝えした内容のポイントをまとめました。
- 80系は2WD、85系は4WD
- 形式名で駆動方式を区別
- 「ZRR」はガソリン車、「ZWR」はハイブリッド車
- 「G」は5ナンバー、「W」は3ナンバー
- 形式名で排出ガス基準を示す
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だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
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知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
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