ヴォクシー(70系)は2007年6月27日ヴォクシーの2代目として登場しました。
ミニバンブームが終わりかけた時期のモデルだったので、後期はやや売り上げを落としましたが、それでも月4~6千台は売れていた人気車でした。
ヴォクシーの70系は2010年4月27日のマイナーチェンジを境に前期後期と区別するのですが、その違いはどのあたりにあるのでしょうか。
ここでは、そんなヴォクシー(70系)の 前期後期の違いはどこにあるのかを、まず確認していきます。
後期へのマイナーチェンジでは費用がかからずに見た目変わるヘッドライトの意匠をいじる場合が多いので、そのあたりもチェックしていきましょう。
- ヴォクシー(70系)の外観デザイン前期後期の変更点
- ヴォクシー(70系)の前期後期内装機能のアップデート
- ヴォクシー(70系)の前期後期エンジンと走行性能の向上
- 安全装備と快適性の強化
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人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
ヴォクシー(70系)の前期後期の違いは?
まず、ヴォクシー(70系)の前期後期の違いをスタイリング、インテリア、機能の3点から確認していきましょう。
- ヴォクシー(70系)の 前期後期のスタイリングの違い
- ヴォクシー(70系)の 前期後期のインテリアの違い
- ヴォクシー(70系)の 前期後期の機能の違い
ヴォクシー(70系)の前期後期のスタイリングの違い
まず、ヴォクシー(60系)の 前期後期のスタイリングの違いです。
区分 | 通常グレード | Z系 |
70系前期 | ||
70系後期 | ||
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/VOXY/
ヘッドライトは後述しますが、通常グレード後期のバンパーにはエアインテークのような横長のスリットが入っていま。
Z系は大きく変わっていて、前期モデルにあったバンパーに水平に走る3本のスリットが無くなりフロンとグリルが拡大して迫力が増しています。
また、フォグランプ部分が大きくなり内側のラインが目立って、なかなかいい感じですね。
リアコンビネーションランプやホイールのデザインも変更されています。
ヴォクシー(60系)の前期後期のインテリアの違い
ヴォクシー(60系)の前期後期のインテリアの違いの大きなものは以下の3項目です。
2列目シートをスライドさせて3列目に乗車可能に
ヴォクシー(60系)の前期の2列目シートは固定式でサードシートに乗り込む時には折り畳んで乗り込んでいました。
これが後期モデルでは2列目シートを前にスライドするだけで乗り降りできるようになりました。
スライド幅も前期は470ミリだったのが、7人乗りで810ミリ、8人乗りで580ミリというロングスライドになったのです。
マルチ回転シートの復活
ヴォクシー60系では前後期ともオプションで提供していたマルチ回転シートは70系前期にはありませんでした。
このマルチ回転シートがヴォクシー70系後期で復活したのです。
ほとんどのグレードはオプションですが「V」だけは標準装備でした。
引用元:https://dressup-navi.net/parts/104988/
高年式のミニバンで対面になる2列目シートは珍しいので、ヴォクシー70系後期はなかなか貴重かもしれません。
8人乗りへの6:4分割チップアップシートの採用
ヴォクシー(60系)後期モデルでは8人乗りに座面前端が上がる6:4分割チップアップシートが採用されました。
引用元:https://autoc-one.jp/toyota/voxy/report-527751/photo/0011.html
座面前端が上がることのメリットはカーゴスペースが増えて荷物がたくさん積めることで、ニーズが合えば効果は大きいものがあります。
ヴォクシー(70系)の前期後期の機能の違い
ヴォクシー(70系)の前期ではZSのみバルブマチック付きの3ZR-FAE型エンジンを搭載していましたが他は3ZR-FE型でした。
区分 | 3ZR-FAE型 | 3ZR-FE型 |
最高出力 | 158ps(116kW)/6200rpm [155ps(114kW)/6200rpm] | 143ps(105kW)/5600rpm [140ps(103kW)/5600rpm] |
最大トルク | 20.0kg・m(196N・m)/4400rpm [19.6kg・m(192N・m)/4400rpm] | 19.8kg・m(194N・m)/3900rpm [19.4kg・m(190N・m)/3900rpm] |
注:[ ]書きは4WD車
3ZR-FAE型エンジンはこのように動力的にも高性能です。
しかも、燃費もいいのだから文句のつけようがありません。
区分 | 3ZR-FAE型 | 3ZR-FE型 |
10・15モード燃費 | 14.2km/l[13.4km//l] | 13.4km/l[12.6kml] |
注:[ ]書きは4WD車
このバルブマチック付きの3ZR-FAE型エンジンがヴォクシー70系後期では全グレードに採用されたのです。
また、これまでZSだけに装備されていた7速スポーツシーケンシャルシフトマチックも全グレードに搭載されました。
ヴォクシー(70系)前期後期の違いはヘッドライト?
ヴォクシー(70系)の前期後期ではお決まりのようにヘッドライトの形状も変わっています。
70系前期 | 70系後期 |
|
引用元:http://www.toyota-catalog.jp/catalog/
どちらもプロジェクター式ですが、ヴォクシー(70系)前期型がすっきりしたシンプルなデザインなのに対して、後期型は車体後方にたれ目気味に下がっています。
また、ウインカーのバルブの位置も、前期はスリットの下の内側、後期はスリット上の外側に変わっています。
車体に収まっているイメージを見るとずいぶん違っていて、後期型のほうが可愛く見えてしまいますね。
引用元:http://minibanvivi.wp.xdomain.jp/2016/09/26/70%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%82%AF%E3%82%B7%3%83%BC-%E5%89%8D%E6%9C%9F%E3%81%A8%E5%BE%8C%E6%9C%9F%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/
まとめ:ヴォクシー(70系)の前期後期の違いは?ヘッドライトが違う?
ヴォクシー(70系)の前期後期は見た目はもちろん違いますが、シートを含めた機能面での違いが際立っています。
回転シートが復活したり、チルトアップシートを採用したりとなかなか意欲的です。
エンジンもご自慢のバルブマチックを全グレードに使うなんてなかなかです。
特に回転シートを装着したヴォクシー(70系)の後期はねらい目かもしれませんね。
この記事でお伝えしたヴォクシー(70系)の前期後期の違いについてのポイントをまとめました。
- フロントグリルの拡大
- フォグランプの大型化
- リアランプデザイン変更
- 2列目シートのスライド機能
- マルチ回転シート復活
- 6:4分割チップアップシート採用
- エンジン性能向上
- 全グレードに7速シフト搭載
- ヘッドライト形状変更
- ウインカーバルブ位置変更
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知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
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