新型シエンタは2022年8月23日に7年ぶりのモデルチェンジを実施し、見た目は大きく変わりました。
先代シエンタは2016年に125,832台を販売するなど大変なベストセラーミニバンでした。
そんなシエンタですから、モデルチェンジには、ユーザーからも大きな期待が寄せられていたのではないかと思います。
しかし、新型シエンタにはがっかりとか失敗の声があるようなのです。
ここでは、まず、がっかりや失敗の声がなぜ出てくるのか、その理由を考えてみます。
また、売れないの噂もありますので、モデルチェンジ以降の販売台数もチェックしておきましょう。
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人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
新型シエンタにがっかりや失敗の声が出る理由は?
まず、新型シエンタにがっかりや失敗の声が出ている理由はどこにあるかです。
- スタイリングはがっかり?
- 電動パーキングブレーキがないのはがっかり?
- ディスプレーオーディオはがっかり?
- 後部座席の居住性はがっかり?
- ハイブリッドシステムはがっかり?
- 4WDの設定はがっかり?
スタイリングはがっかり?
最初に、新型シエンタのスタイリングはがっかりなのかです。
「シエンタのデザインがひどいとの評価が出る理由は?パクリ疑惑が影響?」にも書いていますが、新型シエンタのデザインは評判が悪いのです。
先代のシエンタ170系は非常に斬新なスタイリングで、同じようなデザインの車は見当たりませんでした。
先代シエンタ | 新型シエンタ |
引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21805713.html https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/SIENTA/
しかし、新型のシエンタ10系は冒険心を感じない凡庸なデザインという評価を受けているようです。
さらには、アクアやルノー・カングー、フィアット・パンダなどいろんな車にも似ていてパクリ疑惑さえ囁かれているのです。
デザインの評判が悪く、パクリ疑惑があるのはがっかりと言われる大きな理由かもしれませんね。
電動パーキングブレーキがないのはがっかり?
次に、新型シエンタに電動パーキングブレーキがないのはがっかりなのかです。
結論を申し上げると、新型シエンタには電動パーキングブレーキは採用されていません。
経緯については「新型シエンタに電動パーキングブレーキ不採用はなぜ?停止保持機能は?」に書いているのでご覧ください。
最近では軽自動車にも採用が進んでいますし、シエンタの場合は後輪もディスクブレーキで、採用できない本質的な理由はないはずなので、失望感はなおさらです。
当然、電動パーキングブレーキが前提のオートブレーキホールドはありません。
アクティブクルーズコントロールの停止保持機能も電動パーキングブレーキがない以上は装備できないのですが、ハイブリッド「Z」だけは電制シフトの機能を活かして停止保持可能としています。
この、電動パーキングブレーキだけでなくオートブレーキホールドの非搭載もがっかりの理由でしょう。
ディスプレーオーディオはがっかり?
次に、新型シエンタのディスプレーオーディオはがっかりなのかです。
先代シエンタでありがたかったのは、全グレードオーディオレスが選択でき、オプションでもトヨタ純正ナビ・オーディオだったことです。
しかし、新型シエンタではベースグレードのX以外はディスプレイオーディオが標準装備で、ディスプレイオーディオレスが選べないのです。
このディスプレイオーディオはスマホとの連携が前提で、ナビとして見た場合は機能には不満がありますから、年配の方には不向きなシステムです。
もちろん、apple CarPlayやandroid autoは付いているのですが、本格的にスマホ連携させようと思えばミラリングです。
このミラリング、トヨタのディスプレイオーディオの場合はiPhoneのiosは対象外になっていて、少し前の物だとHDMI接続もできませんでした。
しかし、新型シエンタではオプションでHDMI端子が装着できるので、iPhoneでのミラリングも可能だろうと思われます。
とはいえ、このディスプレイオーディオの性能と社外ナビが選択できないのはがっかりするところかもしれません。
後部座席の居住性はがっかり?
次に、新型シエンタの後部座席の居住性はがっかりなのかです。
新型シエンタでは、1列目と2列目の腰の位置の距離(前後カップルディスタンス)が80mm拡大し、1.000mmになったのだそうです。
引用元:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/sienta/sienta_main_202209.pdf
ただ、室内長が長くなったわけではなく、単に2列目シートのスライド幅が増えたに過ぎません。
このため、3列シートをすべて使うとこんなことになってしまいます。
引用元:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/sienta/sienta_main_202209.pdf
膝先に余裕どころか、シートバックに足が当たってしまいます。
前後カップルディスタンスを80mm拡大というので後部座席の居住性に過剰な期待をしていたら、3列すべて使った時の居住性には裏切られた気分でがっかりしそうですね。
ハイブリッドシステムはがっかり?
次に、新型シエンタのハイブリッドシステムはがっかりなのかです。
新型シエンタでは、エンジンがダイナミックフォースエンジンのM15A-FXEに変わり、エンジンもモーターもパワーアップしました。
燃費もWTLCモードで22.8km/Lから28.2~28.8km/L(2WD)に大きく改善し、ここに不満を抱かれる方はおられないと思います。
ただ、最近はリチウムイオンやバイポーラ型ニッケルに切り替わっている駆動用バッテリーは従来タイプのニッケル水素でいささか残念な気持ちになります。
また、この駆動用バッテリーの冷却ファンが助手席足元にあるので、ファンが回り始めると結構な音がするのです。
ハイブリッドシステムのファンの騒音は状況によっては少しがっかりするほどだそうです。
4WDの設定はがっかり?
最後に、新型シエンタの4WDの設定はがっかりなのかです。
先代シエンタでは、ハイブリッド車に4WDの設定はなく、ガソリン車に限られていました。
新型シエンタでは逆にガソリン車に4WDの設定はなくなり、4WDを選ぶならハイブリッド車しかなくなりました。
ガソリン車の4WDはアクティブコントロール4WDで、通常は2WD、滑る予兆をとらえて4WDに瞬時に切り替わる優れものです。
ハイブリッド車のE-Fourは、発進時と滑ったときは4WDに切り替わるのですが、4WDでの長時間の走行は想定していません。
また、時速70キロ以上では4WD駆動することはないので、性能はアクティブコントロール4WDには遠く及ばないのです。
E-fourでも雪道走行には問題ないとはいいますが、やはりガソリン車のアクティブコントロール4WDの方が心強いのではないでしょうか。
このように、新型シエンタの4WDで性能のいいアクティブコントロール4WDが選べないのはがっかりなのでしょう。
また、先代シエンタのガソリン車の4WDで装備されていたキャプテンシート(のようなもの)が無くなったのも、残念に思われる方がおられるかもしれませんね。
新型シエンタが売れていないという噂は本当?
次に、新型シエンタが売れていないという噂がどうなのかです。
ここでは、旧型シエンタ末期と新型シエンタになってからの販売台数をお示ししておきましょう。
年 | 月 | 販売台数(順位) | 摘要 |
---|---|---|---|
2020年 | 72,689台(8位) | ||
2021年 | 57,802台(13位) | ||
2022年 | 68,922台(8位) | ||
1月 | 3,455台(13)位 | ||
2月 | 3,556台(13位) | ||
3月 | 6,276台(14位) | ||
4月 | 4,165台(11位) | ||
5月 | 4,262台(7位) | ||
6月 | 4,147台(11位) | ||
7月 | 2,226台(29位) | ||
8月 | 2,796台(17位) | 8月23日フルモデルチェンジ | |
9月 | 7,785台(6位) | ||
10月 | 10,739台(2位) | ||
11月 | 10,167台(4位) | ||
12月 | 9,348台(3位) | ||
2023年 | 101,080台 | ||
1月 | 11,038台(3位) | ||
2月 | 11,767台(3位) | ||
3月 | 14,326台(3位) | ||
4月 | 9,195台(3位) | ||
5月 | 9,109台(3位) | ||
6月 | 11,909台(3位) | ||
7月 | 12,489台(3位) | ||
8月 | 9,636台(3位) | ||
9月 | 11,611(3位) |
先代シエンタの販売台数はピークの2016年に125,832台をマークするなど2度にわたり10万台以上を販売してきました。
順位は最も高かった年で3位、悪くても10位以内には入っていました。
モデルチェンジしてからの販売台数は月8,300台という強気な販売目標(先代は7,000台でマイナーチェンジ後も7,600台)をほぼすべての月で上回っています。
それどころか、発売後の2022年9月以降を平均すると月10,701台を売っています。
2023年も9月までで101,080台ですから、先代シエンタが一番売れた年間125,832台を超える勢いなのです。
これを見れば、新型シエンタは売れていないどころか、すこぶる順調なセールスと言っていいでしょう。
まとめ
ここでは、新型シエンタでがっかりや失敗の声がなぜ出てくるのか、その理由を考え、売れないという噂について、実際の販売台数もチェックしてきました。
スタイリングについてはがっかり、失敗の声も多かったのですが、街じゅうで見かけるようになるとそんなに感じなくなったような気もします。
電動パーキングブレーキの不採用や後部座席の居住性は残念ではありますが、価格を抑えながら限界の選択をしたのでしょうね。
そんな中で、売れていないという話もありましたが、数字を見ると逆に良く売れているようです。
多少がっかりの声はあっても部品コスト高騰の中、値上げ幅を抑えたのも幸いしたのかもしれませんね。
シエンタを限界値引きから更に安く購入する方法!
シエンタを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
シエンタも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約300万円オーバーと高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
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一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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