ステップワゴン(RK)の持病と言われる弱点は何?

ステップワゴンの3代目(RK)は2009年から2015年まで製造されたモデルです。

ピークの2010年には8万台を超えるセールスを記録し、概ね年間5万台は販売していた人気車でした。

ただ、このステップワゴン(RK)はトラブルが多いのでも有名です。

ここでは、そんなステップワゴン(RK)の持病と言われる弱点は何かをチェックしておきましょう。

ステップワゴン-記事一覧

ステップワゴン(RK)のオイルが減る問題は?

まず、ステップワゴン(RK)の持病として特に有名なオイルが減るという問題はどうでしょうか。

  1. なぜオイルが減るの?
  2. どうすればいい?

なぜオイルが減るの?

なぜオイルが減るかです。

停止直前までブレーキを踏まないで減速することを繰り返すと、吸気管や燃焼室内の負圧が高い状態が継続されてしまいます。

この負圧でエンジンオイルが燃焼室まで吸い上げられてしまう、いわゆるオイル上がりの状態になってしまいます。

エンジンオイルは燃焼室内で燃焼して発生したデポジットという黒くて硬い生成物がオイルリング周辺に堆積してしまいます。

このオイル上がりとデボジッドの堆積が原因でオイル戻し穴が詰まり、オイルリングのシール不良が発生し、オイル消費量が増えていくのです。

どうすればいい?

では、どうすればいいかです。

ホンダもこの問題は把握していて、2014年7月31日にサービスキャンペーンを始めています。

https://www.honda.co.jp/recall/auto/campaign/140731.html

エンジンを点検して、異音がする場合はエンジンブロックASSYを対策品と交換するというものです。

ただ、新車を登録した日から11年以内のものが対象というのが問題です。

初期のものはサービスキャンペーンの対象外になっているからです。

そして、有償修理となると30万円コースの修理代になるらしいのです。

このため、有償修理はあまりも高いので、中古車を買うならサービスキャンペーンの適用の有無をしっかり確認するのが大事なのです。

ステップワゴン(RK)のノッキングのような音と振動は?

ステップワゴン(RK)の持病として有名なのは低速走行時のノッキングのような症状ですが、これはどうでしょうか。

これについては、「ステップワゴン(RK1,RK5)でノッキング?低速からの加速時に振動発生?」をご覧ください。

時速15~30キロ走行という低速から加速する局面でノッキングのようなガタガタという音と振動が発生するというものです。

よくある制御プログラムの問題なら対策プログラムに書き換える手があります。

また、オイル上がりなどに伴うプラグの不調なら、交換すれば改善するようです。

セルモーターは弱いの?

ステップワゴン(RK)はセルモーターが弱いとも言われていますが、これはどうでしょうか。

セルモーターというのは長いこと使えば劣化するパーツですが、オルタネーターほどの頻度で壊れるものではありません。

私も同じ車に30万キロ程度乗ったことはがありますが、セルモーターは最後まで元気でした。

そんなセルモーターの故障がステップワゴン(RK)ではよく見られるようですが、構造が複雑なのが原因のようですね。

セルモーターの場合、いきなりエンジンがかからなくなるわけではなく、何回かセルモーターを回さなければならなくなります。

最終的にはエンジンがかからなくなりますし、バッテリーだって消耗します。

こうなったら交換しかありませんが、そう高いパーツでもありませんので、リビルド品なら工賃込みで4~5万円ですみそうです。

ステップワゴン(RK)の息継ぎ、変速ショック、エンストは?

ステップワゴン(RK)のような古い車にありがちな息継ぎ、変速ショック、エンストはなんかはどうでしょうか。

これは、「ステップワゴンでの走行中のガクガクや息継ぎの原因は?発進時のもたつきも同じ?」をご覧ください。

ステップワゴンの他の世代でもあることですが、ステップワゴン(RK)では発生頻度が高いようです。

制御プログラム、CVT、プラグ、吸気系、排気系など様々な要因が考えられます。

一番怖いのはCVTの交換ですが、早期に対応すればミッションオイルの交換やCVTのパーツ交換で改善する場合もあります。

異常に気が付いたら、できるだけ早くディーラーに相談しましょう。

ステップワゴン(RK)のエアコン、オルタネーター、ラジエーターは?

どんな車でも心配なエアコン、オルタネーター、ラジエーターはどうでしょうか。

ステップワゴン(RK)では、こうしたトラブルも普通の車より多少多いようです。

ただ、いずれにしてもRKの場合は年数がいっているので、こうしたパーツは心配ですよね。

ステップワゴンRKの寿命は?20万キロでもエンジンは問題なし?」の中で寿命と修理代について触れています。

修理代は、エアコンのコンプレッサーだとと15万円~20万円、オルタネーターがリビルド品を使えば5万円前後、ラジエターの交換が10万円前後とそれぞれ比較的高価です。

ステップワゴン(RK)のドアミラー故障は?

最後に、ステップワゴン(RK)でよく言われるドアミラーの故障はどうかです。

ステップワゴン(RK)の場合は、ドアミラーの電動での収納ができなくなることがあるようなのです。

これはモーターの不具合やギア、基盤の故障なのですが、ドアミラー自体の交換だと片側3~4万円程度かかります。

ただ、ステップワゴン(RK)はモーターのみの供給があるようなので、もう少し安く修理できそうです。

まとめ

この記事では、ステップワゴン(RK)の持病と言われる弱点を紹介してきました。

ノッキングのような症状や、息継ぎ、変速ショック、エンストなどはステップワゴン(RK)に多く、ノッキングについては原因もある程度明確です。

セルモーター、エアコン、オルタネーター、ラジエーターなんかは年数が経てば故障するものですが、ステップワゴン(RK)の場合はいささか発生頻度が高いようです。

ステップワゴン(RK)の場合は、こうした経年劣化が心配な車齢になってくるので、こうした持病を中心に異常の発生には気を配って、早期に対応するようにするといいと思います。

 

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