エクストレイルはカッコよく高性能なSUVですが、よく大きい、でかいという話も聞きます。
また、大きすぎるから、でかすぎるから運転が怖い、難しいとも言われているようです。
ミドルサイズSUVなので大きいのは確かですが、心配な話ではありますよね。
ここではまず、そんなエクストレイルのサイズをチェックし、ライバルのミドルサイズSUVとも比較しながら、本当に大きすぎるのかをチェックします。
また、大きすぎるから運転が怖い、難しいというのは本当かも、口コミに寄せられた声も見ながらチェックしておきましょう。
さらに、もし大きすぎるから運転が怖い、難しいというなら対策はあるかも見ていきましょう。
- エクストレイルのサイズをモデルチェンジ前、競合ミドルサイズSUVと比較
- 側方視界や見切り、前方視界もチェック
- 大きすぎるから運転が怖い、難しいというのは本当か口コミからチェック
- 大きすぎて運転が怖い、難しい場合の対策
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エクストレイルのサイズをチェック!本当に大きすぎる?
まず、エクストレイルのサイズをチェックしてみましょう。
本当にでかすぎる、大きすぎるのでしょうか。
- モデルチェンジ前と比べてみる
- エクストレイルのサイズを先代やライバル車と比べてみる
- エクストレイルは本当に大きすぎるの?
- 怖い、運転が難しい原因は広い全幅だけでなく高いウエストラインも
- 前方の見切り、後方視界は悪くない
モデルチェンジ前と比べてみる
まず、エクストレイルのサイズをモデルチェンジ前の先代(T32)、先々代(T31)と比較してみましょう。
サイズ
サイズの比較表です。
区分 | T33 | T32 | T31 |
---|---|---|---|
全長×全幅×全高 | 4,660×1,840×1,720mm | 4,640×1,820×1,715mm | 4,635×1,790×1,700mm |
ホイールベース | 2,705mm | 2,705mm | 2630mm |
最小回転半径 | 5.4m | 5.6m | 5.5m |
先代からは全長、全幅とも大きくなってはいるものの、20mmずつなので極端に大きくなったわけではなさそうです。
しかし、1,840mmという全幅はかなりの大きさで、先々代と比べると50mmも拡大していますから、1代空けて乗り換えたらものすごく大きくなったイメージかもしれません。
最小回転半径
ホイールベースが変わっていませんし、ここには記載していないトレッドも拡大しているのに、最小回転半径が0.2mも小さくなっているのは評価していいかもしれません。
何と、ホイールベースがはるかに小さい先々代よりも最小回転半径が小さいのです。
これは、横幅の狭い3気筒エンジンの採用もあって、前輪のタイヤの切れ角を増やしているからなのです。
一般的に小回りが効かないのは最小回転半径5.5m以上と言いますから、新型エクストレイルは小回りという点では優秀なのです。
ちなみに、残念ながら、新型エクストレイル(X-TRAIL)は、タイヤの切れ角をマルチインフォメーションディスプレイに表示する機能はありません。
サイズをミドルSUVのライバル車と比べてみる
次に、エクストレイルのサイズをミドルSUVのライバル車と比べてみましょう。
ライバルはRAV4、ハリアー、RZ-V、CX-5、フォレスター、アウトランダーあたりでしょうか。
区分 | エクストレイル | RAV4 | ハリアー | RZ-V | CX-5 | フォレスター | アウトランダー |
---|---|---|---|---|---|---|---|
全長(mm) | 4,660 | 4,600~4,610 | 4,740 | 4.570 | 4,575 | 4,640 | 4,710 |
全幅(mm) | 1,840 | 1,855~1,865 | 1,855 | 1.840 | 1,845 | 1,815 | 1,860 |
全高(mm) | 1,720 | 1,685~1,690 | 1,660 | 1.620 | 1,690 | 1,715~1.730 | 1,740~1,745 |
ホイールベース長(mm) | 2,705 | 2,690 | 2,690 | 2.655 | 2,700 | 2,670 | 2,705 |
最小回転半径長(m) | 5.4 | 5.5~5.7 | 5.5~5.7 | 5.5 | 5.5 | 5.4 | 5.5 |
比較してみましたが、このクラスではエクストレイルが特に大きいとは言えないようです。
1,840mmという全幅も平均か、平均より少し小さいくらいですね。
また、最小回転半径5.4mというのは、このクラスでは極めて優秀と言えるでしょう。
エクストレイルは本当に大きすぎるの?
次に、エクストレイルは本当に大きすぎるのかです。
エクストレイルは同クラスのSUVと比べれば標準的な大きさです。
しかし、少し下のクラスのSUVと比べるとやはり大きいのです。
例えば同じ日産のキックスの全長×全幅×全高は4,290mm×1,760×1,605mmです。
トヨタでもRAV4の1つ下になるC-HRは4,385~4,390×1,795×1,550~1,565mです。
カローラクロスは国際サイズなので全幅1,820mmですが、このサイズの車と比較すると大きすぎるのかもしれません。
5ナンバーの車に乗っていたとしたなら全幅は1,695mmのはずですから、14.5センチも大きいエクストレイルはやはり大きいのです。
怖い、運転が難しい原因は広い全幅だけでなく高いウエストラインも
次に、怖い原因は広い全幅だけでなく高いウエストラインにもあるという問題です。
前述のとおり、SUVはミドルクラスのSUVの中では小さい部類ではありませんが、下のクラスのミニバンと比べれば大きいと申し上げました。
ただ、ミニバン共通の問題として、全高が高く、座席位置もウエストラインも高いのです。
これは、SUVのような車高が高い車を想定した基準ですが、6歳児くらいの小さいお子さんが自動車の左側面の近くに立つと運転席から視認できないということがあってはならないのです。
エクストレイルの場合(エクストレイルに限った話ではありませんが)、通常ではこうした小さいお子さんが視認できないので、サイドアンダーミラーが付いているのです。
ウエストラインだけでなく、ボンネットの高さも高いので、全体的に周辺下方向の視界は悪く、このあたりが大きいから運転が難しい、怖いと言われる大きな要因になっているのです。
前方の見切り、後方視界は悪くない
次は、前方の見切り、後方視界は悪くないということです。
見切り
見切りは、ボンネットの先端部分が視野に入ることが大事です。
このことで、車幅感覚や前方障害物との距離感が掴みやすくなるからです。
その点、エクストレイルは画像を見てもSUVにしては良好といえます。
ただ、ボンネットの先端まで見えるわけではありません。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/
また、ウエストラインが前方に向かって下がっているため、前方側面の見切りもまずまずです。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/
後方視界
エクストレイルの後方視界はSUVとしては普通でしょう。
リアウインドウの大きさは標準的なものですが、大きな問題はありません。
リアウインドウのウエストラインはそう高くはありませんし、リアクォーターピラーもそれほど太くはありません。
リアクォーターウィンドウが少し小さめなところが残念なところでしょうか。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail/
エクストレイルは大きすぎるから運転が怖い、難しいというのは本当?
では、エクストレイルは大きすぎるから運転が怖い、難しいというのは本当なのでしょうか。
- 大きすぎるから運転が怖い、難しいという口コミ
- 大きすぎるから運転が難しいということはないという口コミ
- 口コミを分析すると
大きすぎるから運転が怖い、難しいという口コミ
まず、エクストレイルは大きすぎるから運転が怖い、難しいという声を口コミから拾ってみましょう。
エクストレイルは大きすぎるから運転が怖いという口コミの声はこんなものです。
- いつも行くスーパーの駐車場は白線がギリギリの大きさなので、運転が怖くてたまらない
- とてもカッコよくて欲しくなっちゃうけど、でかすぎて車庫に入れることを考えると怖い
- 車高が高くて車幅も大きので、小柄な女性にとっては運転が怖い車
- 先々代に乗っていたが1,790mmの車幅が5センチ大きくなっただけで路地は怖い
- 5ナンバーのセレナから乗り換えて大きさに驚いて、車幅があるので怖くなった
- 大きすぎるからか、左側の下の方が全く見えないので、団地の駐車場は恐怖
- 大きすぎるので、こんな車に乗るかと思うと怖くなる
- 実際に乗ってみるとカタログ数値以上に車幅が広く感じれ運転が怖い
運転が難しいという声もピックアップしておきますが、原因は同じようなものです。
- エクストレイルの全幅が広すぎて、狭い市街地での運転が非常にストレス
- 高速道路では安定しているが、駐車場での取り回しが大変
- ショッピングモールの駐車場で隣の車にぶつからないように非常に注意が必要
- 他の車に比べて車体が大きいので視界が限られる場面が多く、運転を難しくしている
- 全幅が広いため、他の車との距離感が掴みにくい
- 大きいサイズは高速や広い道では安心感を与えてくれるが、細い道では逆にストレス
- 車幅が広いので、狭い道で対向車が来るとヒヤヒヤする
- 運転技術に自信がないと、エクストレイルのサイズは扱いが難しいかも
- サイドミラーや補助ミラーをフルに活用しても、車体のサイズのために死角が多く感じる
- 高い全高のせいで死角が多く、低い障害物が見づらい
いずれも、車体、特に全幅の大きさと、側方などの視界の問題がネックなようですね。
大きすぎるから運転が難しいということはないという口コミ
次は、大きすぎるから運転が難しいということはないという口コミです。
- サイズに関しては大きめだが、ハンドリングが良いので狭い場所でも問題なく運転できる
- エクストレイルのは初心者にも扱いやすく、大きさを感じさせない操縦性だと思う
- サイズが大きいことがむしろ安定感を与えてくれる
- 全幅が広いが、運転席からの視界が良いので、全く問題なく運転でできる
- 大きな車だが、ナビとカメラがしっかりしているので、安心して運転できる
- 確かに大きいし、側方視界は悪いが、アラウンドビューモニターを付けているので全く気にならない
- エクストレイルが大きいというけど、このクラスのSUVとしては普通で、特に運転が難しくはない
このクラスの車としては普通の大きさだと割り切っておられる方も多いようです。
また、先進装備である程度カバーされている方もおられるようですね。
口コミを分析すると
次は、こんな口コミの声を分析して、大きすぎるから運転が怖い、難しいという理由を考えていきましょう。
全幅が大きすぎるから運転が怖い、難しい
1番目は、全幅が大きすぎるから運転が怖い、難しいという問題です。
エクストレイルの全幅はミドルサイズSUVとしては決して大きくないのですが、1,840mmという車幅はやはり大きく感じるようです。
同じ日産のセレナは大きいように見えても5ナンバーですから、セレナから乗り換えられた方が怖いというのもわかる気がします。
また、同じエクストレイルでも全幅は代を重ねるたびに大きくなっていますから、古いモデルから乗り換えらたら大きくて運転が怖い、難しいのかもしれません。
しかし、実際に乗ってみるとカタログ数値以上に車幅が広く感じるというのは気になります。
もし、乗られた方がそんな感覚を持つなら、確かに運転が怖い、難しいと感じるのでしょう。
全高が高くて見切りや側方視界が悪い
2番目は、全高が高くて見切りや側方視界が悪いという問題です。
これはSUV全体に言えることですが、全高も着座位置も高いというのは疑いようのない事実です。
このことによって、少し遠くの視界はいいのですが、ボンネットが見づらくて、見切りが悪く、車両感覚が掴みづらいのです。
エクストレイルの場合は見切り、車両感覚はマシな方ですが、普通の車と比べればもうひとつのようです。
また、側方下部の視界が悪いので、左側のフェンダーあたりに幼児や犬がいたら気付かないこともあるのです。
特に、背の低い女性の場合は着座位置を調整しても見切りも側方視界も悪く、大きな車体とも相まって運転が怖いという声になっているのでしょう。
エクストレイルは大きすぎるので運転が怖い、難しいなら対策はある?
では、エクストレイルは大きすぎるので運転が怖い、難しいというのなら対策はあるのでしょうか。
- エクストレイルで走る場所を考えてみる
- 買う前に厳しい環境でしっかりと試乗する
- アラウンドビューモニターは必ず装着する
エクストレイルで走る場所を考えてみる
まず、エクストレイルで走る場所を考えてみるということです。
普段走る道が片側2車線の道で、狭い道で離合することもほとんどないなら、全幅の大きさはさして気にならないかもしれません。
勤務先やよく立ち寄る店舗の駐車場がゆったりしていていればエクストレイルの少し大きめの車体でも問題ないでしょう。
しかし、日常的に狭い路地を走ったり、停めづらい駐車場を使っていたりするならエクストレイルの購入はよく考えた方がいいでしょう。
また、団地などで駐車場のあたりに子供をよく見かけるシチューエーションも側方下部の視界の悪いエクストレイルには心配です。
買う前に厳しい環境でしっかりと試乗する
次は、買う前に厳しい環境でしっかりと試乗するということです。
エクストレイルの大きさで運転が難しかったり怖かったりするのは、ドライバーの感性や運転技術、運転環境次第のところがあります。
となると、普段自分が運転する場所で試乗するのが一番です。
ご家族で他の方が運転するなら、その方も一緒に試乗してもらった方がいいでしょう。
その際、お子さんなんかに車の側方に立ってもらって、視認性がどの程度なのかも確認しておくといいと思います。
買ってから大きすぎて運転が難しい、怖いと言ってもどうしようもありませんから、買う前にしっかりと体感すべきなのです。
アラウンドビューモニターは必ず装着する
次に、アラウンドビューモニターは必ず装着するということです。
アラウンドビューモニターというのは車を真上から見下ろしているかのような映像で、駐車時などに、自車と駐車位置、他車、障害物との関係をひと目で確認できる優れものです。
引用元:https://www.nissan-global.com/JP/INNOVATION/TECHNOLOGY/ARCHIVE/IAVM/?adobe_mc=MCMID%3D37127797424357787381497688897291676526%7CMCORGID%3D0BCEE1CE543D41F50A4C98A5%2540AdobeOrg%7CTS%3D1715825420
また、車の周辺で動く物体を検知して知らせてくれるので、駐車時や発進時の安全確認もサポートしてくれるのです。
側方もサポートしてくれるので側方視界の悪いエクストレイルには打ってつけなのです。
このアラウンドビューモニター、GとGe-4ORCEには標準装備です。
XとXe-4ORCEには以下の装備とセットでオプション装着可能です。
- インテリジェント ルームミラー
- NissanConnectナビゲーションシステム
- 車載通信ユニット(TCU[Telematics Control Unit])
- ETC2.0ユニット(ビルトインタイプ)
- USB電源ソケット タイプC〈フロント1個、リヤ1個〉
- 100V AC電源(1500W)〈ラゲッジ1個〉(Xe-4ORCEは5人乗りのみ)
- プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付)
- SOSコール
オプション価格はXとXe-4ORCEの5人乗りが415,800円となかなか高価です。
X e-4ORCEの7人乗りは100V AC電源(1500W)が付いていますので、そのぶん安くて363,000円です。
高そうに見えますが、ナビ、インテリジェント ルームミラー、100V AC電源(1500W)、ETC2.0、USB電源など大事なものが入っていますので、付けておいた方がいいでしょう。
何しろ、純正のアラウンドビューモニターは後付けできませんからね。
もちろん、後付けの同様のシステムはありますが、性能が高いものはそれなりに高価で、信頼性を考えれば純正のアラウンドビューモニターに勝るものはありません。
オプション装着不可のS、Se-4ORCEとX、Xe-4ORCEの価格差は20~30万円程度ありますが、S、Se-4ORCEにはプロパイロットも無いなど装備差はかなりのものがあります。
安全性を考えれば、X、Xe-4ORCE以上を選んで、アラウンドビューモニターを装備しておくべきでしょうね。
総括:エクストレイルは大きすぎるから運転は怖いし難しい?
この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。
- エクストレイルの最新モデルは先々代と比べれば全幅が5センチ拡大
- 競合ミドルサイズSUVの中では大きいわけではない
- 大型化したのに最小回転半径は5.4mに縮小し、取り回しは良好
- 全幅の拡大とSUV特有のウエストラインの高さによる側方視界の悪さが問題
- 口コミの中でも怖い、運転が難しいという声は多い
- 対策は買う前に自分の運転シーンを確認すること、そこでしっかりと試乗をすること
- 側方視界等の悪さをカバーするためアラウンドビューモニター装着車かオプション装着を選択すべき
エクストレイルを限界値引きから更に安く購入する方法!
エクストレイルを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
エクストレイルもフルモデルチェンジを果たし、最上級グレードの車両本体価格が約503万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きやモデルチェンジ直後は各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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