ランクル70が維持できない?後悔しないための注意点とは?

ランクル70を購入したはいいけど、維持できないということがあるようです。

ここでは、まず、ランクル70を、維持できないというのはどういう状態なのかを考えてみます。

そして、維持できない状態になって後悔しないためには、購入時にどのような注意点があるのかを解説していきます。

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  • ランクル70の高額な維持費
  • ランクル70の支払いに関する経済的な負担
  • ランクル70車両の大規模修理のリスク
  • 燃料費の高騰による影響

ランクル70を維持できない状態とは?

ランクル70を維持できない状態とは?

まず、ランクル70を買ったはいいけど維持できない状態とは、どんなものなのでしょうか。

  1. ローンの支払いが大変
  2. ランクル70の維持費は年間50万円から65万円
  3. 経済状況、家庭環境が変わった
  4. 大きな修理が発生した

ローンの支払いが大変

ランクル70は今は新車では手に入りません。

中古で買うしかないのですが、人気車だけに2014年の期間限定再販売モデルでも300万円を超え、少し程度のいいものだと新車価格の360万円を上回り、700万円越えのものすらあります。

2004年生産終了モデルでも1989年登録で、走行距離31.8万キロで149万円が最安値で、走行距離10万キロ以下なら300万円超です。

今でも販売しているオーストラリアのものを買ってもいいのですが、「ランクル70のオーストラリア現地価格や逆輸入経費はどれ位?」でも書いているように車両本体だけで600万円はします。

貯金がなくてローンで買おうにも、月々の負担の小さい残クレは使えませんから、普通のマイカーローンです。

無理をしてローンを組んで、後述するような維持費の高さを考えていなかったり、経済状況、家庭状況が変わったら、ローンの支払いができなくなる可能性もあるのです。

ランクル70の維持費は年間50万円から65万円

ランクルの維持費はざっとみて年間50万円から65万円です。

これをちゃんと見込んでなかったら維持できなくなるかもしれません。

税金

ランドクルーザーの再販売後のモデルは1ナンバーなので自動車税は16,000円です。

2004年まで販売したモデルは1、3、4ナンバーの可能性がありますが、商用車なら10%重課の17,600です。

また、商用車扱いなら重量税は3トン以下で1年12,300円、18年経過でも18,900円です。

こうしてみると、税金の面では商用車扱いしておけばランクル70はお得なのです。

自動車保険

ランドクルーザーの自賠責保険料は25ヶ月で4ナンバーで20,950円、1ナンバーで29,300円ですから、3ナンバーの18,160円より少し高いですが、税金の安さでそんなものは圧倒します。

任意保険の料率クラスは、KZJ71W(4.2Lディーゼルターボ)で、対人賠償責任保険 11、対物賠償責任保険 9、人身傷害保険 1、車両保険 3ですからそれほど高くはありません。

ただ1ナンバーの場合は車両のサイズが大きく、業務使用といういうこともあって保険料は高く7等級でフルリスクの車両保険で145,000円、セミリスクで86,000円くらいになるようです。

燃料代

ランドクルーザーのディーゼル車のカタログ燃費は60キロ定地走行でリッター14.1~14.5キロ、2014年版のガソリン車で燃費はJC08モードで6.6キロです。

実燃費はディーゼル車でリッター8キロちょっとというのでリッター8キロガソリン車はカタログ燃費程度は走るという話もありますのでリッター6キロで試算してみましょう。

走行距離は月1,000キロ、軽油・ガソリン価格は2023年4月17日の資源エネルギー庁調査結果(2023年4月19日公表)を使います。

区分 ディーゼル車 ガソリン車
実燃費 8km/L 6km/L
年間に必要な軽油・ガソリン 1,500L 2,000L
軽油・ガソリン単価 148.3円(軽油) 179.0円(ハイオク)
年間に必要な燃料費 222,450円 358,000円

ガソリン車なら年間36万円、月にして3万円というかなりの数字です。

メンテナンス代

ランクル70に限らず、オイル交換、各種エレメント交換、タイヤ交換、車検費用などメンテナンス費用も馬鹿にならないものです。

また、2004年に販売が終了したタイプならかなりの走行距離と思われます。

とりあえず年間15万円程度を想定しますが、もっとかかるかもしれません。

ざっと計算して維持費は年間50万円から65万円

税金が3万円から3万5千円保険料は自賠責+任意(セミリスク)で年間10万円程度ガソリン代が22万円から36万円メンテナンスが15万円とします。

ざっと計算して、維持費は年間50万円から65万円ですから、これは重いですね。

経済状況、家庭環境が変わった

ランクルを買う時はちゃんとローンの支払いや維持費は考えていたかもしれません。

しかし、購入後に会社の経営が思わしくなくなり、給与カットや残業の減少、ひょっとしたらリストラだってあるかもしれません。

思わぬ病気で長期療養ということもあるかもしれません。

また、独身なら問題なく払えていたとしても、結婚してお子さんができたら生活費は急増して、ランクル70の維持もままならなくなります。

ローンや維持費に余裕があって、貯金がある程度あればどうにかなりますが、ギリギリの計画で買ったら、簡単に破綻してしまいます

大きな修理が発生した

メンテナンス費用が年間15万円くらいと言いましたが、再販売前のランクルだったら古い車両が多く、走行距離もかなりのものです。

古いタイプのランクル70にはディーゼルターボがあり、ターボチャージャーの寿命は15万キロ程度といいますが、壊れたら修理代は30万円はかかります。

クラッチやデフの修理でも10万円は軽く超えてしまいます

オルタネーター、ラジエター、フューエルポンプなど高額修理は目白押しですし、10万キロごとのタイミングベルト交換では5万円が飛んでいきます。

こういう高額修理が重なると、経済状況次第では資金ショートしかねないのです。

ランクル70を維持できないと後悔しないための購入の注意点は?

ランクル70を維持できないと後悔しないための購入の注意点は?

では、ランクル70を維持できなくなる、そんなことで後悔しないためには購入時にどんなことに注意しておけばいいのでしょうか。

これから購入するのなら、再々販売が無い限りは中古のランクル70なので、それを前提に考えていきます。

  1. 車両の状態をしっかりと確認する
  2. 維持費をしっかりと見込む
  3. 経済状況、家庭環境が変わった
  4. 大きな修理が発生した

車両の状態をしっかりと確認する

中古のランクル70を買うとしたら、再販売版でない限りは製造後20年以上経過した古い個体で、かなりの走行距離のはずです。

ランクル70のような本格オフローダーの場合、オフロードをバンバン走った車両とシティユースだけの車両では車体の傷み具合が著しく違います

中古車両は「磨き」といって、できるだけ、車体の傷みや汚れはわからないようにして売るのですが、注意深く見ていけば、特にランクル70の場合はわかるはずです。

整備記録がしっかりしていて、きちんと点検整備されているものディーラーで下取りされた、前オーナーがどんな人かわかる車なら申し分ありません

そういう車両を買えば車に対する不満も出ないはずですし、故障の発生も少ないのです。

維持費をしっかりと見込む

ランクル70の場合、税金はむしろ安いのですが、さすがに燃費は悪く、燃料代は結構かかります

また、中古車の場合、とんでもなく古い車両なので、修理代もかかりますし、思わぬ大修理も発生します。

こうした維持費をしっかり見込んで、多少のことがあってもやりくりできるような計画を立てることは重要なのです。

余裕を持った返済計画を

ランクル70を中古で買う場合、多少の所得の変動や家庭状況の変更があっても対応できるような返済計画を立てることは重要です。

返済できなければせっかく買ったランクル70を手放すことになりますし、ブラックリストに載ったらしばらくマイカーローンなんか組めなくなってしまいます。

余裕のある資金計画に加え、多少の貯金があれば申し分ありません。

初回2年、その後毎年車検があることを頭にいれておく

ランクル70が3ナンバーなら問題ありませんが1ナンバーでも4ナンバーでも毎年車検があります。

1年車検で経費が極端に多くかかるわけではありませんが、まとまったお金が毎年出て行く、それだけは認識しておきましょう

まとめ:ランクル70が維持できない?後悔しないための注意点とは?

ランクル70を乗るには思いのほかお金がかかります。

だから、購入する際には、維持できない状態になって後悔しないように注意点を押さえておくことが大切です。

ただ、ランクル70は乗って楽しく、みんなに羨望され、リセールもいい車でもありますから、余裕をもって維持できるのならいい車だと思いますよ。

この記事でお伝えしたランクル70を買ったはいいけど維持できないというポイントを簡単にまとめました。

  • ローンの支払いが困難
  • 維持費が年50万円以上
  • 経済状況が変化した場合に維持困難
  • 大修理の可能性がある
  • 燃料代が高い

 

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