アルファードタイプゴールドを買って後悔ってなぜ?注意するポイントは?

アルファードタイプゴールドは人気グレード（特別仕様車）ですから、買って後悔ということはないはずですが、意外と後悔しているという声があるのです。

この記事では、まず、アルファードタイプゴールドの歴史と特徴を説明し、これを買ってなぜ後悔することなるのかを考えていきます。

また、現時点ではラインナップにないタイプゴールドを買うにはどうすればいいのか、買うとすれば、後悔しないためにはどうすればいいかについて説明していきます。

この記事では、アルファード タイプゴールド1，2、3というような様々なモデル間の違いや、価格、リセール価値など、購入検討プロセス、あるいは購入後の後悔に影響を与える要素についても触れていきます。

アルファードタイプゴールドはなぜ買って後悔?

最初に、アルファードタイプゴールドはどんな車か、歴史も含めて説明したうえで、アルファードタイプゴールドを買ってなぜ後悔するのかを、口コミでチェックしていきましょう。

アルファードタイプゴールドってどんな車？

まず、アルファードタイプゴールドはどんな車なのかです。

歴史を紐解き、特徴や価格についても触れておきましょう。

アルファードタイプゴールドの歴史

最初に、アルファードタイプゴールドの歴史を説明しておきます。

アルファードタイプゴールドが最初に投入されたのは2010年9月30日のことでした。

2代目の20系アルファードの前期モデル末期で、2011年9月のマイナーチェンジの4か月前の5月には、タイプゴールド2が追加投入されました。

アルファータイプゴールドの発売履歴を整理しておきましょう。

30系の前期では、タイプゴールドは発売されませんでしたが、特別仕様車としては、2016年7月に3.5SA”TYPE BLACK”、2.5S”A Package TYPE BLACK”が投入されていました。

これを見ると、モデルチェンジ、マイナーチェンジから1～2年で投入されており、新車効果が落ち着いた段階で発売され、販売を下支えするという位置づけです。

タイプゴールドの特徴

次に、アルファードタイプゴールドの特徴を画像、価格も含めて紹介していきます。

タイプゴールドの特徴というのは、ゴールドのエンブレム（最初期は除く）、クロームメッキなどの専用加飾フロント、専用ホイール、専用シート表皮に内装の加飾というものです。

走りの性能には一切手を加えていませんが、見た目がぐっとかっこよく、高級感も増し、とても目立つものになってきます。

歴代のタイプゴールドの特徴を画像と、どんな特別装備がついているかをお示ししておきましょう。

350S/240S”Prime Selection 2 -type GOLD”（2010年9月発売）

専用アルミホイール（ハイグロス塗装） 専用クロームメッキフロントグリル＆ブラックフロントエンブレム サイドターンランプ付電動格納式リモコンメッキドアミラー メッキヘッドランプエクステンション メッキアウトサイドドアハンドル 黒木目調センターパネル・ドアトリム加飾 レッドダブルステッチ付フロントシート・セカンドシート レッドステッチ付本革巻き3本スポークステアリングホイール ゲート式シフトレバー＆レッドステッチ付本革巻きシフトノブ オーディオ用ステアリングスイッチ デュアルパワースライドドア（イージークローザー、挟み込み防止機能付） セカンドシートセンターアームレスト（カップホルダー付）　など 350S 3,930,000円(4WD 4,140,000円) 240S 3,530,000円(4WD 3,740,000円)

引用元：https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/ALPHARD/

ベース車より350Sで21万円高、240Sで19万円高です。

3.5L車は排気ガス検知式内外気自動切替システムが付いたせいで、少し割高になっていますが、欲しい装備ですよね。

350S/240S”Prime Selection 2 -type GOLD2″（2011年5月発売）

タイプゴールドの装備に加え以下の特別装備 運転席8ウェイパワーシート マイコンプリセットドライビングポジションシステム 除外（メッキドアミラーカバー） 350S 3,960,000円(4WD 4,170,000円) 240S 3,560,000円(4WD 3,770,000円)

引用元：https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/ALPHARD/

外観上はよく見ればわかりますが、ドアミラーのメッキカバーが無くなっています。

価格は3万円ずつ上がっていますので、ベース車と比べると350Sで23万円高、240Sで22万円高ですが、マイコンプリセットドライビングポジションシステムが付いていますから納得でしょう。

350S/240S”type GOLD”（2012年9月発売）

専用アルミホイール スモークメッキリングフロントフォグランプ スモークメッキフロントグリル、バックドアガーニッシュ 専用ツヤあり黒木目調パネル（ステアリングホイール、ゲート式シフトレバー、シフトノブ、インストルメントパネル） シャンパンゴールド加飾センタークラスター ゴールドロゴ入り専用加飾スマートキー アルカンターラにサイド材本革＆ブラック人工皮革の専用シート表皮 デュアルパワースライドドア（イージークローザー、挟み込み防止機能付） パワーバックドア（挟み込み防止機能付）＆バックドアイージークローザー 350S 4,050,000円(4WD 4,239,000円) 240S 3,670,000円(4WD 3,859,000円)

引用元：https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21782303.html

ベース車と比べると350S、240Sともに28万円高ですが、パワーバックドアが追加されていますから納得でしょうか。

350S/240S”type GOLD2″発売（2013年10月発売）

タイプゴールドの装備に加え以下の特別装備 ゴールドリング専用メーター 専用ゴールドフロントエンブレム リア「type GOLD 2」エンブレム アクセサリーコンセント(AC100V/100W) 350S 4,070,000円(4WD 4,259,000円) 240S 3,690,000円(4WD 3,879,000円)

引用元：https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21784536.html

価格は2万円上がって、ベース車と比べると350S、240Sともに30万円高ですが、ACアクセサリーコンセントはうれしいですね。

また、専用ゴールドのフロントエンブレムが付くようになりました。

2.5S/ハイブリッドS”TYPE GOLD”（2020年5月発売）

ゴールド専用フロントエンブレム スモークメッキ黒メタリック塗装フロントグリル スモークメッキ加飾ボンネットフードモール、フロントバンパーモール、バックドアガーニッシュ パーフォレーション加工ウルトラスエード＆合成皮革専用シート表皮 メタルウッドの本革巻き4本スポークステアリングホイール ルーフ、ピラーにブラックを採用 3眼LEDヘッドランプ、LEDシーケンシャルターンランプ（フロント・リヤ）、LEDコーナリングランプ パワーバックドア（挟み込み防止機能付） アクセサリーコンセント（AC100V／100W） ウェルカムパワースライドドア機能を追加したスマートエントリー＋プッシュスタートシステム 高輝度塗装18インチアルミホイール（ガソリン車） フロント・リヤメッキ加飾インサイドドアハンドル 専用ゴールド加飾のスマートキー（ウェルカムパワースライドドア＆予約ロック機能付） アダプティブハイビームシステム 2.5S 4,240,000円(4WD 4,495,000円) ハイブリッドS 5,040,000円

引用元：https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/32256487.html

ベース車と比べて2.5Sで332,000円高、ハイブリッドSで241,000円高です。

ガソリン車には高輝度塗装の18インチアルミホイールが付くからでしょうが、それにしても価格差が大きい気がします。

2.5S/ハイブリッドS”TYPE GOLD2″（2021年5月発売）

タイプゴールドの装備に加え以下の特別装備 木目調パネルは黒木目調からサンバーストゴールドウッドに変更 ゴールドスパッタリング加飾 外装の変更なし 2.5S 4,240,000円(4WD 4,495,000円) ハイブリッドS 5,088,400円

引用元：https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/35084040.html

価格に変更はなく、ベース車と比べて、ガソリン車は2.5Sで255,000円高ですが、カタログにハイブリッドSがなくなったので、ハイブリッド車は比較ができません。

2.5S/ハイブリッドS”TYPE GOLD3″（2022年5月発売）

タイプゴールド2の装備に加え以下の特別装備 オプティトロンメーターのメーターリングにゴールド加飾 シート表皮はブランノーブ2（パーフォレーション）＆合成皮革に変更 ブラインドスポットモニター、パーキングサポートブレーキ（後方接近車両） 2.5S 4,306,000円(4WD 4,561,000円) ハイブリッド5,154,400円

引用元：https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/37239720.html

価格が66,000円上がったので、ガソリン車の場合、ベース車と比べて2.5Sで321,000円高です。

安全装備が拡充しているので納得できますね。

全体を見ると、外装のスモークメッキや黒メタリックが定番で、内装はツエード超のアルカンターラなどのシート表皮、黒基調の加飾が共通しています。

今では定番のゴールドエンブレムは2013年10月発売の350S/240S”type GOLD2″以降なのですね。

なぜ後悔するかを口コミでチェック!

次は、アルファードタイプゴールドでなぜ後悔するかを口コミでチェックしていきましょう。

アルファードタイプゴールドの購入を検討している方々が、実際に購入した後に抱えがちな後悔の要因を、口コミに基づいてまとめました。

高額な購入価格と維持費

タイプゴールドの価格はベースモデルと比べれば30万円前後の価格差で、装備を考えれば割高ではありません。

しかし、口コミを見ると、それでも、ローン返済や維持費などで後悔しているという声が聞こえてくるのです。

Ｓ Cパッケージにしなかったこと

タイプゴールドも人気ですが、アルファードの売れ筋は2.5S Cパッケージです。

2.5S Cパッケージはタイプゴールドよりも40万円前後高いのですが、装備はかなり充実しており、もう少しお金を出して2.5S Cパッケージにしておけばよかったという声も多いのです。

デザインが嫌になった

タイプゴールドの場合、純正のアルファードに比べればアクが強く、存在感を主張する外観です。

このため、口コミを見ると、最初はいいと思っていても、雰囲気が濃すぎて、乗っているうちに嫌になる場合もあるようなのです。

街でよく見かける

タイプゴールドに乗る人は、人とは違うアルファードに乗りたいのだと思います。

しかし、タイプゴールドの人気は高く、購入者も多いわけですから、街でよく見かけたり、ご近所さんと重なったりすることもあるようなのです。

インテリアの高級感が期待外れ

内装の質感やデザインが一部のユーザーにとっては期待外れだったとの声もあって、高額な価格を考えると、もっと上質な素材や細部へのこだわりを期待していたという意見も見受けられます。

走行性能は変わらず見掛け倒し

タイプゴールドはエンジンにも足回りにも手を付けていませんから、動力性能も走行性能もベースグレードとは変わりません。

そもそも、あの程度の価格差でチューニングなんて不可能です。

しかし、いかにも走りそうな車なので、走行性能も特別と勘違いしていたという方はいるようで、そういう人は後悔してしまうようなのです。

リセールバリューの懸念

タイプゴールドは人気グレードですから、リセールは良好です。

ただ、人気グレードのＳ Cパッケージのリセールは圧倒的で、3年落ち程度なら、購入時の価格差はリセールで取り返してお釣りがくるのです。

口コミでもこのあたりの後悔を伝える声が見受けられました。

燃費の悪さ

一般的な車に比べて燃費が悪いと、特に、長距離を頻繁に運転するユーザーからは、燃費の悪さを指摘する声があるのですが、これはアルファードの問題で、タイプゴールド固有の話ではありません。

サイズが大きく取り回しにくい:

都市部での駐車場探しや狭い道での運転に苦労することがあって、大型車特有の取り回しの難しさを感じることが多々あるという声も多いのですが、これもアルファード全体の問題です。

アルファードタイプゴールドを買って後悔しないために

ここでは、アルファードタイプゴールドを買って後悔しないためにはどうすればいいかを説明しますが、アルファードタイプゴールドを今から買うにはどうすればいいかにも触れておきます。

アルファードタイプゴールドを今から買うには?

最初に、アルファードタイプゴールドを今から買うにはどうすればいいかです。

というのも、新型アルファードにはタイプゴールドはないからです。

中古を買う

まず考えられるのは、中古で購入することです。

アルファードのタイプゴールドは人気の特別仕様車ですから、中古車市場でも相当数流通しています。

gooで見ると、全国で、2.5Sタイプゴールド（1～3）が275台見付かりました。

30系全体で2,500台程度ですから、10台に1台は2.5Sタイプゴールド（1～3）、中古車を探せば見付かりそうですね。

新型アルファードへの投入を待つ

もう一つは、新型アルファードへの投入を待つことです。

まだ発売から日が浅いので今のところタイプゴールドがないのはむしろ当然です。

この記事でも説明してきたように、モデルチェンジやマイナーチェンジから1～2年しないと特別仕様車は出てこないのです。

現在はグレードそのものを絞っているので、当面は少し廉価なグレードの投入が優先でしょうが、いずれ特別別仕様車は出てきます。

ヴェルファイアの場合はゴールデンアイズになるかもしれませんが、それを気長に待つ手もありますよね。

こうすれば買って後悔しない

次に、こうすればアルファードタイプゴールドを買って後悔しないというポイントです。

購入した決断を後悔しないためには、様々な視点からの事前の検討が必要です。

購入前の慎重な検討は、長期にわたって愛車との良好な関係を築く上で不可欠で、以下に、後悔しないよう、特に注意すべきポイントを詳述していきます。

返済計画・維持費を厳しめに試算する

アルファードは高価な車ですが、タイプゴールドはさらに高価です。

買った後で、ローンの返済に苦労したり、維持費で生活が圧迫されることのないよう、返済計画・維持費を厳しめに試算し、納得したうえで購入しましょう。

売れ筋モデルと装備差、リセールバリューをチェックする

30系後期のゴールデンアイズの場合は、S Cパッケージと悩む方も多く、結果として装備差やリセールの格差に後悔している場合が多いのです。

装備差はカタログを見ればわかりますし、グレードごとのリセールも確認できますから、購入前にしっかりとチェックしておきましょう。

しっかりと試乗する

試乗を通じて、アルファードタイプゴールドの走行性能や乗り心地を直接体感することは重要です。

できればご家族連れが望ましく、このモデルのハンドリング、加速性能に加え、乗り心地、装備も確認できるのです。

また、何度も見ますから、長く乗って嫌になるリスクも低くなりますし、内装の質感が低い場合は、試乗をしっかりすれば化けの皮が剥がれてくるものです。

こうして、ある程度乗り込んで、しっかりスタイリングを網膜に刻んだうえで購入を決めれば、嫌になった、こんなはずではなかったという後悔は避けられるものなのです。

ライフスタイルの変化を見通して使い勝手を考える

ライフスタイルや使用目的は将来に向かって変わる可能性がありますから、それを踏まえてグレード選択をすることは重要です。

30系の場合も、例えば子育てを考えれば、豪華なエグゼクティブパワーシートよりはリラックスキャプテンシートの方がドライブスルーなどの利便性は高いのです。

ここまで踏み込んで検討しておけば後悔も少ないのです。

総括：アルファードタイプゴールドを買って後悔ってなぜ?注意するポイントは?

この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。