アルファードのモデリスタのカスタムで後悔しないためには?

アルファードを購入する際、多くの方がモデリスタのカスタマイズを検討されるようです。

しかし、「アルファード 買わない方がいい」と思わせるような後悔を避けるためには、いくつかの重要な点を理解しておく必要があります。

例えば、新型アルファードのモデリスタ装着時の納期や、カスタマイズによる使用時の影響、特に立体駐車場や坂道での擦り傷問題はよく考慮すべき事項です。

ここでは、アルファードのモデリスタを紹介した上で、装着した方が何を後悔されているのか、いい口コミも含めて紹介していきます。

そのうえで、後悔しないためにはどうしたらいいかを、事前に注意すること、施工時に注意することを説明していきましょう。

アルファードのモデリスタはどこで後悔するの?

最初に、アルファードのモデリスタを紹介した上で、どこで後悔するのかを口コミでチェックしていきましょう。

アルファードのモデリスタはどんなもの?

まず、アルファードのモデリスタはどんなものかです。

かっては、株式会社トヨタモデリスタインターナショナルでしたが、今は統合され、統合先の株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが展開するブランドになっています。

モデリスタは、トヨタ車を対象としたカスタマイズパーツの提供で知られているブランドです。

アルファードも10系からカスタムパーツを提供していましたが、今では20系以降しか手に入りません。

アルファードのモデリスタカスタマイズには、エアロパーツ、特別設計されたホイール、内装アクセサリーなどが含まれており、車の見た目を格段にカッコよくすることが可能です。

40系のモデリスタ

40系で純正モデルと比較してみましょう。

MODELLISTA REGAL DIGNITY STYLE

まず、フルエアロのMODELLISTA REGAL DIGNITY STYLEです。

40系純正仕様
MODELLISTA REGAL DIGNITY STYLE

引用元：https://toyota.jp/alphard/ https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/39287263.html

ボリューム感、低重心感を強く感じます。

上面がメッキのフロントグリルの押し出し感も半端ありません。

結構高価なのですがイルミルーフスポイラーもいいですね。

MODELLISTA REGAL DIGNITY STYLEは、以下の装備を装着しています。

タイヤ＆ホイールまで入れれば110万円、標準作業時間が13.8時間ですから、工賃は12万円、合計でおよそ120万円ですね。

フロント～リアの3点セットでも50万円弱はかかってしまいますね。

MODELLISTA COOL SHINE KIT

もう一つ、MODELLISTA COOL SHINE KITというものもあります。

引用元：https://toyota.jp/alphard

MODELLISTA COOL SHINE KITは、以下の装備を装着しています。

基本的にガーニッシュのセットですから、ホイールを付けなければ標準作業時間も3時間、23万円くらいで上がりそうです。

エアロ的な迫力は望むべくもありませんが、メッキガーニッシュでお手軽にオリジナリティを出せるのが魅力ですね。

その他のアイテム

モデリスタからは、その他のアイテムも提供されています。

また、GR PARTSとして、ダンパーやスタビライザーなど、本格的な走り向上パーツも提供しているのです。

30系のモデリスタ

ここでは、30系後期のモデリスタ紹介していきます。

純正モデルと比較してみましょう。

30系アルファードはエアロボディ、ノーマルボディがありましたので、それぞれに合ったモデリスタのエアロパーツが提供されています。

なお、税込み価格の消費税は発売時の8％で示してありますのでご注意ください。

エアロボディ

エアロボディはもともとボリュームがあるのですが、フォグランプあたりの造形が重厚になっています。

低重心のイメージで、迫力もぐっと出てきています。

エアロボディ（SC)

MODELLISTA for AERO BODY

引用元：https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/20433735.html https://www.modellista.co.jp/press/2017/1225_alphard/

フロント、サイド、リアのセットです。

スポーツマフラーのセットで、税込み253,800円、素地227,880円、マフラーカッターとのセットで、塗装済225,720円、素地199,800円と40系に比べるとエコノミーです。

30万円あればどうにかなりそうですね。

ノーマルボディ

ノーマルボディの場合、エアロボディに比べてカスタム感が強いような気がします。

非常にグラマラスに感じるのは私だけでしょうか。

ノーマルロボディ（G”Fパッケージ)

MODELLISTA for NORMAｌ BODY

引用元：https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/20433735.html https://www.modellista.co.jp/press/2017/1225_alphard/

これもフロント、サイド、リアのセットです。

マフラー関係のパーツはなく、3点だけで税込み、塗装済204,120円、素地178,200円ととてもエコノミーです。

これなら25万円くらあれば仕上がりそうです。

30系後期のモデリスタもADVANCED FACE STYLEやCOOL SHINE KIT PREMIUMというガーニッシュのキットはあったのですが、説明は省略します。

どこで後悔するの?

次に、アルファードのモデリスタカスタムでは、どこで後悔するかです。

オーナーの皆さんの口コミを分析すると、特に後悔の声が集まるポイントは主に以下の3つに分けられます。

それぞれの点について、代表的な口コミをピックアップし、意見の方向性ごとに整理しました。

価格と価値の見極め

オーナーの皆さんは、モデリスタのパーツにかかる高額な出費に対し、その後の満足度を購入時の興奮から覚めた目で評価しています。

以下は、この点に関する口コミの要約です。

満足しているユーザー

• 高かったけど、見た目の変化がとても大きく、満足していて、今見てもかっこいいと思う
• モデリスタだけあって品質が高く、長期間使用しても満足感が持続している
• 買った時はカッコよさに惹かれたが、高級感、端正さは買った後に気が付いた

後悔しているユーザー

• 結構な価格だったけど、落ち着いてみると価格に見合うだけの価値を感じなくなった
• 後からもっと安価でかっこいい社外品のを見つけ、高額な出費を後悔している
• オプションとはいうけど、モデリスタを付けたことでローンの支払いが増加し、それほどの効果もなかったため後悔している

実用性の低下

オーナーの皆さんは実際に使ってみて、特にエアロパーツを取り付けることによって最低地上高が低くなり、日常の運転に支障をきたすことに気付かれているようです。

この点に関する口コミは以下のように分けられます。

満足しているユーザー

• 地上高は低くなって気にはなるが、慎重に運転すれば問題ない
• 見た目のカッコ良さは圧倒的なので、多少の実用性の低下は補って余りある

後悔しているユーザー

• 日常の運転でもコンビニの駐車場の入り口や立体駐車場でエアロを擦るので、その不快さ、もったいなさを考えると、エアロパーツは不要だった
• 段差で底を擦るたびに、高いお金を出したことを疑問視している
• 雪道を走ると除雪車のようにエアロを擦り続け、付けたことを心底後悔している

再販価値の変動

カスタマイズされたアルファードは、一般的な中古市場での評価が変動しやすいという問題があります。

この点に関する口コミは以下のとおりです

満足しているユーザー

• モデルリスの場合、変なカスタマイズと違って、売却時も高い評価を受けた
• モデリスタのパーツを取り付けたものは海外でも人気らしく、オプション代のもとが取れたような気がする

後悔しているユーザー

• カスタマイズで高いオプション代を払ったが、売却時はそこまで高くなかった
• モデリスタは人気のはずなのに、期待しただけの買い取り額ではなく、損をした気分

その他

その他の口コミは以下のとおりです。

• オリジナリティを出そうと思ったのに、アルファードのモデリスタバージョンは多すぎて、オリジナリティが出せない
• 最初はカッコいいと思ったが、落ち着いてくると恥ずかしくなってきた
• モデリスタにしたばかりに、それでなくても長い納期がさらに遅くなった

アルファードのモデリスタで後悔しないためには?

ここでは、アルファードのモデリスタで後悔しないためにはどうすればいいのか、決める前、装着する際に考えるべきこと、気を付けることを考えていきます。

明確な目標の設定

まず、自分がカスタマイズに何を求めているのかを明確にしましょう。

外観の向上、走行性能の改善、または内装の豪華さを増すことなど、目的によって選ぶべきパーツは変わります。

走りの向上を考えているならエアロはほとんど役に立ちません。

その目的なら足回りの強化を図るべきです。

高いエアロを装着して「走りがちっとも改善していない」なんて愚痴を言っても遅いのです。

予算の設定と詳細な計画

次に、予算の設定と詳細な計画です。

カスタマイズにいくらまでの予算を割り当てるかを決め、予想外の出費にもどう対応するかを考える必要があります。

カスタマイズがもたらす価値と費用を比較し、そのコストパフォーマンスを評価することは重要です。

高価なカスタマイズであっても、それがあなたのカーライフを大きく向上させるならば、投資する価値があるかもしれません。

しかし、冷静に考えて、費用に見合った価値が得られないと判断される場合は、そのカスタマイズを見送ることも検討すべきです。

また、アルファードは高価な車ですが、モデリスタのカスタマイズも高価です。

将来的なローン返済で後悔しないように、カスタム費用も含め、月々の収入、支出、貯蓄計画と照らし合わせ、現実的な範囲内でおさめる必要があるのです。

また、カスタマイズの全体費用だけでなく、追加のメンテナンス費用も考慮に入れましょう。

パーツの選択と互換性

モデリスタのパーツが自車と完全に互換性があるか確認しましょう。

特に、異なるモデル年の車にパーツを装着しようとする場合は、専門家の意見を求めることが重要です。

また、新車装着でない場合はフィッティングに難がある場合もありますし、塗装済みパーツの色が合わないこともあります。

この点でも専門家との相談は重要です。

カスタマイズパーツを購入する際は、製品の保証内容とアフターサービスのサポート範囲を確認しましょう。

予期せぬ不具合が発生した場合に備え、メーカーや販売店のサポートを受けられることは大きな安心材料となります。

新車装着時であれば新車保証の対象になるはずですが、後付けの場合は重要なポイントです。

カスタマイズの影響を理解する

カスタマイズがアルファードの実用性にどのような影響を与えるかも考慮しましょう。

例えば、エアロパーツの追加は見た目を向上させますが、最低地上高が下がることによる日常の運転の不便さや、段差の多い地域での使用の困難さを引き起こす可能性があります。

日々エアロを擦ることは不快以外の何物でもありませんし、場合によってはエアロが割れるなど深刻なダメージを受けることもあるのです。

将来のリセールを考える

カスタマイズが将来のリセールにどのような影響を与えるかを検討しましょう。

一般的に、個性的すぎるカスタマイズは中古市場での需要が低くなりがちです。

モデリスタの場合は純正と同じなので、リセールが下がることはあり得ませんが、投資に見合うリセールがあるとは限りません。

東南アジア、特にマレーシアの人気で、特定グレードのモデリスタバージョンは購入価格以上の評価を受ける場合もあります。

いずれにしても、リセールの動向は重要ですから、気になる方はしっかりウオッチされるこことをおすすめします。

正規ディーラーまたは信頼できるショップの選定

カスタマイズは専門的な技術を要するため、実績のある正規ディーラーや信頼できるショップを選ぶことが重要です。

カスタマイズの計画を立てる際から、そうした、正規ディーラーまたは信頼できるショップのプロフェッショナルと相談をしましょう。

それはあなたのニーズに最適なアドバイスを提供し、不要なトラブルを避けるのに役立ちます。

カスタマイズを始めてから後悔して相談しても遅いのです。

これは施工時も重要です。

経験の浅い技術のないスタッフによる不正確な取り付けは、車の性能や安全性に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

走っているうちに見た目に影響が出たり異音が発生するようなことがあったら目も当てられません。

また、フィッティングに問題があるときも、経験の豊富なスタッフなら何とかしてくれますが、経験が浅いとパッとしない仕上がりになってしまう場合もあるのです。

総括：アルファードのモデリスのタカスタムで後悔しないためには?

この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。