アルファード 8人乗りを選んで後悔しないためには?

アルファードは、その広々とした室内空間と上質な乗り心地で評判の良いトヨタの人気ミニバンです。

特に、家族や大グループでの移動に適した8人乗りモデルは、長きにわたり多くのユーザーから支持されてきましたが、その人気は陰りを見せ、現行40系ではラインナップされていません。

ここでは、アルファード8人乗りがどんな車なのかを、7人乗りとも比較しながら紹介します。

そのうえで、皆さんは8人乗りを選んでなぜ後悔しているのか、今後、中古車も含め、購入して後悔しないにはどうすればいいのかを説明していきましょう。

アルファード 8人乗りは後悔するというけどどんな車?

アルファード 8人乗りは後悔すると言いますが、最初はどんな車なのか、7人乗りとも比較しながら説明していきます。

アルファード 8人乗りはどんな車?

まず、アルファード 8人乗りはどんな車なのかです。

アルファードの8人乗りモデルは、広々とした室内空間を持つファミリーカーです。

3列シートの2列目にはベンチシートが設けられています。

引用元：https://www.r-tottori.co.jp/

ただ、上級グレードには8人乗りの設定はなく、30系では最初はあった中級グレードGの8人乗りの設定は、モデル後期ではなくなり、ベースグレードのXとSだけになってしまいました。

また、20系まではあった3.5L車や3L車の選択肢もなくなってしまいました。

そして、現行の40系では当面グレードを絞っていることもあって、8人乗りの設定はないのです。

8人乗りと7人乗りはどう違う?

次は、8人乗りと7人乗りはどう違うかです。

ここは30系で比較していきます。

グレードや質感についてはこれまで申し上げていたとおりです。

シートアレンジに違いがあるのは、7人乗りは左右席が独立して動くことと、30系の場合、助手席スーパーロングスライドシートといって、助手席のスライド量が1,160mmもあるからです。

7人乗りのシートは豪華ですが、固定式のひじ掛けのあるエグゼクティブラウンジシート、エグゼクティブパワーシートは回転式のチャイルドシートの回転機能が使えない場合があります。

また、フルフラットにすると2列目中央部に穴ができ、エグゼクティブラウンジシート、エグゼクティブパワーシートは豪華なひじ掛けが邪魔になってしまいます。

アルファード 8人乗りでなぜ後悔?後悔しないためには?

ここでは、アルファード 8人乗りでなぜ後悔するかを、実際に買われた方の口コミからチェックしていきます。

また、8人乗りを選んで後悔しないためのチェックポイントも説明しておきましょう。

アルファード 8人乗りでなぜ後悔する?

まず、アルファード 8人乗りでなぜ後悔するかです。

ここは、後悔したという口コミをチェックして、理由を考えていきましょう。

8人乗りで後悔したという口コミ

アルファードの8人乗りモデルを買って後悔したというユーザーの具体的な口コミを以下にまとめます。

実際のユーザー経験に基づいた意見で、購入を検討する際の参考になるかもしれません。

プライバシーの欠如

• 隣との間が非常に狭いので、私的な空間が全く感じられず、ファミリー向けとはいえ、もう少し配慮がほしい
• 家族間でもプライバシーを確保したいのに、ベンチシートだとそれが難しく、長時間の移動ではストレス

乗降の不便さ

• 子供たちが3列目に乗り降りするのに毎回苦労していて、もっとスムーズに乗降できる設計だとよかった
• 2列目を倒さないと3列目にアクセスできない設計なので不便

シートの快適性

• シートが硬くて長時間座っているととても疲れ、7人乗りのような快適なシートがいい
• シートのクッションが硬いうえに、キャプテンシートのようなホールド感もない

シートアレンジが少ない

• 大人数で出かける際には便利だが、シートの配置を変えたいときの選択肢が非常に限られ、もう少し柔軟性があればいい
• いろんなシチュエーションでの利用を考えると、シートのレイアウトの自由度が高ければ、使い勝手が向上するはず

チャイルドシート設置の困難さ

• ISOFIX対応が2列目の2つだけだが、ここに設置すると、3列目のシートの乗降性が悪くなってしまう

質感の低さ

• 上級グレードが選べないので仕方がないが、家族だけで乗る時は8人乗りのメリットはなく、内装の貧弱さに悲しくなる

7人乗りではなく8人乗りにしたことにより後悔するポイント

7人乗りではなく8人乗りにしたことにより後悔するポイントですが、口コミを見ると、以下の3点が大きいようです。

プライバシーと快適性の欠如

7人乗りではキャプテンシートを採用しているため、各自が独立したスペースを享受できますが、8人乗りはベンチシートです。

隣り合わせで座るため、プライバシーが確保しにくく、また、キャプテンシートのようなホールド感もなく、クッションも硬めのようで、長時間の移動では快適性が低下するようです。

3列目シートへのアクセス

7人乗りのキャプテンシートは、中央部がウオークスルーなので3列目への移動が容易ですが、8人乗りのベンチシートは中央にシートがあるためセカンドシートを倒さないと移動できません。

8人乗りは多人数乗車できることがメリットなのに、多人数乗車すると3列目シートへのアクセスが著しく悪くなってしまうのです。

また、口コミにもあったように、2列目にチャイルドシートを2つつけたときの3列目へのアクセスは最悪になります。

シートアレンジの少なさ

7人乗りではシートを個別に調整可能ですが、8人乗りではベンチシートのためシートアレンジの自由度が限られ、多様なシチュエーションに対応できません。

以上の要因に加えて、リセールでも8人乗りはかなり苦戦しているといいます。

30系では購入時は大半が7人乗りを選んでいたようですし、それ以上に8人乗りの需要は少ないのです。

また、アルファードの高い人気を支える海外の需要は8人乗りに関しては皆無らしいのです。

後悔しないためにはどうすればいい?

次に、8人乗りを買って後悔しないためにはどうすればいいかです。

ここでは、アルファード8人乗り購入前のチェックポイントとして、購入する前に確認すべき事項を詳しく解説します。

家族全員での試乗

購入を検討しているアルファード8人乗りは、家族全員＋αで使うことを想定しています。

全員が一度に乗車して、各シートの快適性、乗り心地、乗降のしやすさを確認することが重要です。

特に2列目シートは7人乗りとは大きく違いますし、同乗する家族や子供が乗りますから、実際に座る方に両方のシートを体感してもらうとベストです。

こうしておけば、家族全員が満足する選択をすることができます。

内装の質感を直接確認する

内装の質感を直接確認することも重要です。

アルファ―ドの8人乗りはベースグレードなので上級グレードと比べれば加飾も少なく質感も劣ります。

内装の豪華さが劣るのはわかっているはずなのに、買って後悔という声は意外と多いのです。

これを避けるためには、ショールームや実車で直接内装の質感を確認し、自分たちの期待に合っているか、我慢できるか評価することが大切です。

こうして確認しておけば、買った後で大きく落胆することはないはずです。

実際の使用シーンを考える

実際の使用シーンを考えることも大事です。

キャンプに頻繁に行って車中泊をする機会が多いなら、8人乗りを選ぶべきですし、年に数回でも8人フル乗車する可能性があるのなら、7人乗りを選ぶと後悔するでしょう。

一方で、8人乗る機会がほとんどないようなら、また、フルフラットモードを使わないなら8人乗りにするメリットはほとんどないと言っていいでしょう。

また、チャイルドシートを2列目に2つ付けて、なおかつ3列目に日常的なアクセスが必要なら、試乗車に2つ付けてみて3列目へのアクセス性をチェックすべきです。

このように、8人乗りをどう使うか、本当に8人乗りが必要か、それを実際の使用シーンで考えると後悔せずにすむはずです。

総括：アルファード 8人乗りを選んで後悔しないためには?

この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。