シエンタとフリードはまさにファミリーカーで、子育て世代のユーザーも多いのではないでしょうか。
そうなると子育て世代にとって、シエンタとフリードのどちらがいいのかが気になりますよね。
ここではまず、シエンタとフリードを子育て世代で使うとしたらどっちがいいのか、いろんな観点から比較してみます。
また、ごく一般的な子供2人の場合だとどうなのかも考えてみましょう。
子育て世代で比較したら、シエンタとフリードどっちがいい?
まず、子育て世代で比較したら、シエンタとフリードどっちがいいのか、いくつかの観点から見ていきましょう。
- 乗り降りのしやすさは?
- パワースライドドアは?
- 汚れに強いのは?
- 荷室の使いやすさは?
- 安全性は?
- 燃費は?
乗り降りのしやすさは?
最初は車への乗り降りのしやすさです。
お年寄りはそうなのですが、小さいお子さんにとっても、自動車のフロアやシートまでの段差は大きな障害です。
大人が手伝ってやればいいようなものですが、乗り降り時は荷物の移動で忙しいものですし、子供の成長のことを考えれば自力で乗降してほしいところです。
そこで気になるのが、シエンタとフリードのステップ高です。
区分 | シエンタ | フリード |
---|---|---|
ステップ高 | 330mm | 390mm |
ステップ高は乗り降りのしやすさに直結しますが、シエンタの方が60mmも低いのです。
小さなお子さんにとっては60mmは大きい数字ですし、シエンタは子供だけでなくお年寄りに優しい車といえるでしょう。
パワースライドドアは?
次に、乗降時に余計な操作を軽減してくれるパワースライドドアはどうかです。
シエンタもフリードもパワースライドドアは付いていますが、内容が違います。
フリードは全グレード両側パワースライドドアで、イージーオープンドアハンドル、タッチセンサー、挟み込み防止装置が付いています。
足先をかざすと、スライドドアが自動で開閉するハンズフリースライドドアはオプションですが全グレードに装着可能で、助手席側ドアだけでなく運転席側ドアにも対応しています。
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/utility/?from=car_header#cabin
シエンタはハンズフリーが最上級のZはハンズフリーデュアルですが、最下級グレードは助手席だけがパワースライドドアで、ハンズフリーはZ以外にはオプションでも装着できません。
ハンズフリーをオプションで付けると29,700円かかりますが、お子さんや荷物を抱いて手がふさがるシチュエーションが多い子育て世代にはフリードの方が優しそうです。
汚れに強いのは?
小さなお子さんを育てる観点からは汚れに強いことも重要で、次は汚れに強いのはどっちかでです。
子供は飲み物を良くこぼしますし、また、海や水、泥遊びが好きな生物です。
こうした汚れは困ったものですが、これはシートの素材で汚れへの対応がずいぶん違い、撥水シートならサッと拭くだけでいいのです。
そこで、シエンタとフリードのシートですが、シエンタの場合は最上級グレードのみ消臭・撥水溌油機能付きファブリックになっています。
一方のフリードは全グレード新しいシート表皮、新素材のファブテクト(撥水撥油シート)を採用しています。
水や油を弾いて通しにくいフッ素樹脂加工だそうで、シート表皮に加工したフッ素樹脂の表面張力で油を弾き、摩耗してもその効果が持続するといいます。
引用元:https://global.honda/jp/tech/FABTECT/
全グレードが撥水撥油機能を有するフリードの方が子育てには有利でしょう。
荷室の使いやすさは?
次は荷室の使いやすさですが、子育てにはこれも重要です。
小さながいるとベビーカーやおむつに着替え、ミルクやポット離乳食などたくさんの荷物を積むことになります。
また、子育ての時期は家族での旅行も多いものなのです。
シエンタとフリードのシートの荷室の広さはこんな感じです。
![]() |
![]() ①開口部高さ 1,110mm |
シエンタ | フリード |
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/utility/?from=car_header#cabin https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/utility/?from=car_header#cabin
荷室の高さもあり、開口部地上高も高いので、フリードの方が使いは勝手はよさそうです。
問題は3列目シートの収納方法です。
フリードの跳ね上げ式は簡単なのですが、スペース効率が悪く、その点ではシエンタの床下へのダイブイン式の方が勝っているかもしれません。
安全性は?
次は安全性ですが、小さい子供を乗せているとなると、安全性はとても重要です。
安全性についてはカタログの能書きを見ても正直わかりません。
このため、「独立行政法人 自動事故対策機構」の自動車アセスメントが重要です。
ここで、シエンタとフリードの試験結果をお示ししておきます。
区分 | シエンタ | フリード | |
---|---|---|---|
評価年 | 2022年 | 2016年 | |
試験結果 | 93% (185.33 / 199点) | 177.2 / 208点 | |
衝突安全性能 | Aランク 86%(86.33点 / 100点) | 177.2点 / 208点 | |
予防安全性能 | Aランク 100% (91.00点 / 91点) | 58.4点 /71.0点 |
フリードは評価年が2016年と古いのは確かです。
ただ、フリードのHonda SENSINGは2019年のマイナーチェンジでは全タイプ標準装備となって、後方誤発進抑制機能が追加されたくらいの変更ですので、試験結果に影響はなさそうです。
フリードの試験結果がいささか劣るのは、被害軽減ブレーキ(対歩行者)が12.5 /25.0点と評価を下げているからなのです。
その他は大きな違いはないのですが、やはり安全性を考えれば、モデルが新しいということも考えてシエンタが優位だと思います。
燃費は?
最後に燃費ですが、子育て世代は若いので、一般的には経済的には余裕がないはずです。
そんな方に優しいのはやはり燃費のいい車なのです。
シエンタとフリードの燃費については、次の2つの記事に記載しています。
>> シエンタハイブリッドの燃費が悪い?原因は?実燃費は旧型と比較してどれほど改善?
>> シエンタ(ガソリン) は燃費悪いと後悔の声?旧型から新型になって改善されたって本当?
この記事で整理した実燃費は以下のとおりです。
区分 | シエンタ | フリード |
---|---|---|
ガソリン車の実燃費 | 15.5km/L | 14.0km/L |
ハイブリッド車の実燃費 | 22.0km/L | 18.0km/L |
ダイナミックフォースエンジンの採用と優秀なハイブリッドシステムのおかげで、シエンタの燃費の方が優秀なようですね。
子供2人の場合だとシエンタとフリードのどっちがいい?
さて、一番ありがちな子供2人の場合はシエンタとフリードのどっちがいいのでしょうか。
基本的には子供の数は関係ないのですが、2人がチャイルドシートを装着するなら違ってきます。
シエンタの場合はチャイルドシートを付けると、外さない限り3列目にアクセスできません。
一方のフリードの場合も7人乗りは同じなのですが、6人乗りを選べばチャイルドシートを装着しても3列目へのアクセスは可能です。
3列目シートに誰かを乗せることが想定できるなら、3列目シートに置いた荷物にアクセスしたいなら、フリード、それも6人乗りがおすすめです。
チャイルドシートというのは一度装着したら外したくないものですからね。
まとめ
この記事では、シエンタとフリードを子育て世代で比較してどっちがいいかを考えてきました。
フリードの場合、パワースライドドアや撥水撥油シートなど、細かい気配りが見受けられました。
一方のシエンタは、設計が新しいだけあってステップ高も低く、燃費も良好、安全性能も充実しています。
そうなると悩みそうですが、車内を汚すのが悩みの種なら全グレード撥水撥油シートのフリードを選ぶなど、ご家庭の状況を見て考えてみてください。
フリードを限界値引きから更に安く購入する方法!
フリードを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
フリードも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約300万円オーバーと高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。
だからといって、諦める必要はありません。
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一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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