シエンタはハイブリッドが人気で、旧型の2代目(170系)でも5割弱、3代目になる新型(10系)では7割の方がハイブリッドを購入されているといいます。
そんなシエンタハイブリッドなのですが、燃費が悪いという声もあるようなのです。
ここでは、それが事実なのか、口コミでチェックし、原因を探ってみます。
また、肝心の実燃費は新型では旧型と比較してどれほど改善しているのかもチェックしておきましょう。
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出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
シエンタハイブリッドの燃費は悪いのか口コミでチェック!原因はどこにある?
まず、シエンタハイブリッドの燃費は悪いのか口コミでチェックして、原因はどこにあるかを確認しておきましょう。
- シエンタのハイブリッド車は燃費が悪いという声
- シエンタのハイブリッド車は燃費がいいという声
- 悪いと言われる原因はどこにあるの?
シエンタのハイブリッド車は燃費が悪いという声
まず、シエンタのハイブリッド車は燃費が悪いという口コミです。
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明らかに燃費が悪いという不満は少ないのですが、ミニバンではいいにしても普通のハイブリッドに比べれば燃費が悪いことには不満を感じられる方も多いようです。
また、夏や冬、あるいは超高速運転での燃費悪化を不満に感じられている場合も多いようですね。
カタログ燃費との乖離も評判が悪いですね。
シエンタのハイブリッド車は燃費がいいという声
次に、シエンタのハイブリッド車は燃費がいいという声です。
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面白いのは、リッター20キロに届かなくても前の車が悪かったので評価されている場合もあることです。
また、重いのにまあまあ燃費がいいととか、遠乗りなら燃費がいいいう見方をされている方も多いようですね。
このあたりはミニバンとしてのシエンタのハンデを吞み込んでの評価なので、ネガティブな評価を内在しているのかもしれません。
ただ、口コミ全体を見るとシエンタの燃費はいいという声が数量的には圧倒しています。
悪いと言われる原因はどこにあるの?
では、シエンタのハイブリッド車は燃費が悪いという声が出る原因はどこにあるのでしょうか。
カタログ燃費との乖離
シエンタのカタログ燃費は恐ろしくいいので、リッター20キロは平気で出ると思いがちですが、実燃費に近いというWLTCモード燃費でも乖離が出るものです。
これはシエンタに限りませんが、実際にはカタログ燃費の80~85%の実燃費が出れば優秀なのです。
しかし、カタログ燃費に釣られてシエンタを買った方にとって、この乖離は残念なのでしょうね。
ミニバンのシエンタは車体が重い
シエンタのハイブリッドシステムは2代目も3代目もシエンタと同じシステムを使っています。
しかし、アクアの車両重量が1.1トン程度であるのに対して、シエンタは1.4トン近くあります。
1キロの重量増加 で燃費は0.05%悪化するといいますから、300キロ違えば15%くらいは違っても不思議ではありません。
また、空力特性上もシエンタの不利は明らかで、カタログ燃費はアクアの8割ちょっとになるのは当然と言えます。
ハイブリッド車は超高速が苦手
トヨタのハイブリッドシステムでは動力分割機能を使って、エンジン出力を駆動側と発電側に出力を分配します。
通常走行時はこの電力でモーターアシストするので燃費が良くなるのですが、超高速運転ではエンジン出力だけで駆動します。
そうなると、発電側への出力の分配が無駄ですし、低回転時の効率を重視したアトキンソンサイクルエンジンは高速ではむしろ燃費は悪化します。
加えて、100キロくらいはあるハイブリッドシステムの重さが燃費悪化に拍車をかけるのです。
エンジン出力で一切駆動できないe-POWERよりは遥かにマシですが、それでも燃費悪化は避けられないのです。
ハイブリッド車は夏と冬、特に寒い時期に燃費が悪化する
ハイブリッド車に限らず夏は燃費が悪化するものです。
エアコンのコンプレッサーはガソリン車ならエンジン出力で、ハイブリッド車なら駆動用バッテリーで動かしますから、当然燃費に影響します。
問題なのは冬季の暖房です。
ガソリン車の場合は常時エンジンは動いていますから、暖房を使ったところで、ファンで使う電気が少し多くなって、ほんの少し燃費が落ちる程度でしょう。
しかし、ハイブリッド車は違います。
ハイブリッド車は充電が十分な時にはエンジン停止してモーター駆動することで良好な燃費を実現するシステムを持っています。
しかし、暖房をするためには本来は必要ないときにもエンジンを動かさなければならず、このために寒い時期の燃費が大きく悪化するのです。
シエンタのハイブリッド車の実燃費は新型では旧型と比較してどれほど改善しているの?
では、シエンタのハイブリッド車の実燃費は新型では旧型と比較してどれほど改善しているのでしょうか。
- 新型シエンタハイブリッドの動力系の刷新
- 新型シエンタの燃費の改善
- ライバル車と比べてどう?
新型シエンタハイブリッドの動力系の刷新
新型シエンタハイブリッドでは動力系の刷新が行われました。
ダイナミックフォースエンジンの採用
ハイブリッド車のエンジンはダイナミックフォースエンジンのM15A-FXE型へ換装されました。
区分 | 2代目(170系) | 3代目(10系) |
---|---|---|
エンジン形式名 | 1NZ-FXE型 | M15A-FXE型 |
最高出力 | 54kW(74 PS)/4,800 rpm | 67 kW(91 PS)/5,500 rpm |
最大トルク | 111Nm(11.3 kgm)/3,600-4,400 rpm | 120Nm(12.2kgm)/3,800-4,800 rpm |
熱効率など、効率の良さが売りですが、最高出力も最大トルクも大きく向上しています。
本来は省燃費エンジンなので燃費の改善も期待できそうですね。
引用元:https://toyota.jp/sienta/ft/performance/?padid=from_sienta_top_navi-menu_ft-performance
新型モーターの採用
ハイブリッド車のモーターは1NM型へ換装されました。
区分 | 2代目(170系) | 3代目(10系) |
---|---|---|
モーター形式名 | 2LM型 | 1NM型 |
最高出力 | 45kW(61PS) | 59kW(80PS)(リア2.2 kW[3 PS]) |
システム最高出力 | 73kW(100PS) | 85kW(116PS) |
最大トルク | 169 Nm(17.2 kgm) | 141 Nm(14.4 kgm)(リア44 Nm[4.5 kgm]) |
駆動用バッテリー | ニッケル水素電池(容量6.5Ah) | ニッケル水素電池(容量6.5Ah) |
モーター出力が大幅にアップしていますので、走りのパワーアップに加え、燃費改善も期待できそうです。
新型シエンタのハイブリッドの燃費の改善
新型シエンタハイブリッドで燃費がどう改善されたのか、カタログ燃費、実燃費をチェックしていきましょう。
区分 | 2代目(170系) | 3代目(10系)2WD | |
---|---|---|---|
WLTCモード燃費 | 22.8km/L | 28.2~28.8km/L | |
市街地 | 22.7km/ | 27.1~27.9km/L | |
郊外 | 23.9km/ | 29.8~30.7km/L | |
高速道路 | 22.1km/ | 27.6~28.1km/L | |
実燃費 | 18.5km/Lkm | 22.0km/L |
実燃費はカタログ燃費の8割程度のようですから、カタログ燃費との乖離は新型も旧型も変わりません。
しかし、カタログ燃費が2割アップした効果は大きく、実燃費もほぼ2割向上しています。
ライバル車と比べてどう?
参考までにライバル車と比べようと思いますが、シエンタのライバル車といえばフリードです。
区分 | シエンタ(10系) | フリード(GB5/6/7/8) | |
---|---|---|---|
WLTCモード燃費 | 28.2~28.8km/L | 19.8~20.9km/L | |
市街地 | 27.1~27.9km/L | 17.0~17.9km/L | |
郊外 | 29.8~30.7km/L | 21.3~21.6km/L | |
高速道路 | 27.6~28.1km/L | 20.3~22.0km/L | |
実燃費 | 22.0km/L | 18.0km/L |
フリードはカタログ燃費からの乖離は少ないのですが、カタログ燃費自体がシエンタの実燃費を下回っています。
ここではフリードと比較しましたが、実燃費がリッター20キロを超えるミニバンはシエンタ以外には無いはずです。
まとめ
シエンタのハイブリッド車の実燃費は悪くないのですが、カタログ燃費との乖離はやむを得ないものですし、ミニバンとしてはとても健闘しています。
そんな、シエンタハイブリッドですが、ハイブリッド車に合った運転をするだけで燃費はずいぶん変わります。
定速走行時には適度にアクセルを戻してEV走行とエンジン走行を繰り返す運転なんかを心がけてみませんか。
シエンタを限界値引きから更に安く購入する方法!
シエンタを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
シエンタも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約300万円オーバーと高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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