ヤリスクロスの運転席に座ると戸惑うかもしれません。
ヤリスならシフトゲートの後ろにサイドブレーキがあるのですが、ヤリスクロスでは見当たらないのです。
だからといって、ブレーキのところにパーキングブレーキのペダルがあるわけでもありません。
ここでは、まずヤリスクロスのサイドブレーキはどこにあるのかをご説明します。
また、「自動」ということなのか、使い方や解除はどうすればいいのかについても説明していきます。
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ヤリスクロスのサイドブレーキはどこ?
まず、ヤリスクロスサイドブレーキはどこに行ったかです。
- ヤリスクロスの運転席にはサイドブレーキのレバーは見当たらない
- サイドブレーキはここにある
ヤリスクロスの運転席にはサイドブレーキのレバーは見当たらない
ヤリスクロスの運転席を見ると、妙な違和感を覚えるはずです。
引用元:https://toyota.jp/yariscross/
そうです、オートマチックのシフトゲートの後ろにあるはずのハンドブレーキのレバーが無いのです。
ヤリスを見れば見慣れたハンドブレーキはちゃんと定位置にあります。
引用元:https://toyota.jp/yaris/
足踏み用のペダルも見当たりませんし、運転席パネルにもそんなレバーは無いのです。
サイドブレーキはここにある
実はヤリスクロスのサイドブレーキはシフトゲートの後ろにちゃんとあるのです。
ただ、もはやサイドブレーキという代物ではありませんし、ヤリスのサイドブレーキのようなレバーですらありません。
引用元:https://toyota.jp/yariscross/
シフトゲートの後方にはありますが、ただのスイッチ、しかも小さいものになってしまったのです。
ヤリスクロスのサイドブレーキは自動なの?使い方や解除は?
では、ヤリスクロスのスイッチ式のサイドブレーキは自動なのでしょうか。
そして、使い方はどうすればいいいのでしょうか、解除はどうすればいいのでしょうか。
- ヤリスクロスのサイドブレーキは電動パーキングブレーキ
- 電動パーキングブレーキのメリット
- 電動パーキングブレーキがヤリスに無くてヤリスクロスにある理由
- ヤリスクロスの電動パーキングブレーキの使い方
ヤリスクロスのサイドブレーキは電動パーキングブレーキ
電動パーキングブレーキがものすごい勢いで普及しているのですが、ヤリスには無かったこの電動パーキングブレーキがヤリスクロスでは全グレード標準装備になりました。
電動パーキングブレーキというのは自動的にモーターでにパーキングブレーキをかける装置ですから物理的な力は一切必要ありません。
このため、サイドブレーキのようにブレーキを動かすためのレバーも必要なく、操作するためのボタンさえあればいいのです。
電動パーキングブレーキのメリット
電動パーキングブレーキのメリットは、停車して「P」レンジに入れると自動的にパーキングブレーキがかかりますからパーキングブレーキを掛ける操作がいりません。
また、「P」以外にすると自動的にパーキングブレーキが解除されますから、パーキングブレーキをかけたままで走るというリスクもありません。
さらに、電動パーキングブレーキのシステム使った「オートブレーキホールド」で、ブレーキで停車すると停止状態を保持し、アクセルを踏めば自動でブレーキを解除することもできます。
加えて、レーダークルーズコントロールで自動的に停止し、再発進するのにもこの技術が必要なのです。
デメリットは、サイドブレーキでスピンターンができなくなるくらいですが、緊急時にはちゃんと電動パーキングブレーキをかけることはできますから問題ありません。
電動パーキングブレーキがヤリスに無くてヤリスクロスにある理由
電動パーキングブレーキがヤリスに無くてヤリスクロスにある理由は後輪ブレーキの形式にあると思われます。
もともとは電動パーキングブレーキの大半はディスクブレーキのキャリパー内に組み込もので、後輪ディスクブレーキが前提でした。
フィットなどは電動パーキングブレーキを採用するためにわざわざ4輪ディスクブレーキにしたと言われています(その後ドラムブレーキ対応タイプも開発)。
トヨタの場合はおそらくディスクブレーキタイプしかないと思われるのですが、ヤリスはドラム、ヤリスクロスはディスクなのです。
アクアも同様ですが後輪ディスクのシエンタも採用していませんから、コスト的な問題もあるのかもしれません。
ヤリスクロスの電動パーキングブレーキの使い方
では、肝心のヤリスクロスの電動パーキングブレーキの使い方です。
オートモードをONにする
停車中に、マルチインフォメーションディスプレイに「A EPBシフト連動機能ON」のメッセージが出るまでスイッチを引き続けます。
引用元;https://manual.toyota.jp/yariscross/
これで、シフトレバーを「P」にすればパーキングブレーキがかかり、パーキングブレーキ表示灯とパーキングブレーキランプが点灯します。
「P」以外にしたらパーキングブレーキが解除され、パーキングブレーキ表示灯とパーキングブレーキランプが消灯します。
オートモードをOFFにする
停車中に、マルチインフォメーションディスプレイに「A EPBシフト連動機能OFF」のメッセージが出るまでスイッチを押し続けます。
引用元;https://manual.toyota.jp/yariscross/
マニュアルモード
スイッチを引けば、パーキングブレーキがかかり、パーキングブレーキ表示灯とパーキングブレーキランプが点灯します。
(緊急時や走行中にパーキングブレーキをかける場合は、スイッチを引き続けます)
スイッチを押せば、パーキングブレーキを解除できますが、ブレーキペダルを踏みながら操作する必要があります。
引用元;https://manual.toyota.jp/yariscross/
まとめ
ヤリスクロスの電動パーキングでいいのはかけ忘れ、解除忘れがないことです。
かけ忘れても「P」レンジで止まりはしますが、危険は危険ですし、ミッションを傷める可能性もあります。
解除忘れは最悪の場合ブレーキを破損したり、ペーパーロック現象やフェード現象が起こることもあり得ます。
また、様々な先進安全装備のベースですから、ヤリスクロスには装備されて当然だと思います。
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