シエンタはコンパクトカーに無理やり前後列のシートを詰め込んだような車です。
エンジンルームがあるので前方の衝突は大丈夫なのでしょうが、列目シートは頭のすぐ後ろにリアゲートのガラスがあるような構造です。
シエンタの三列目が危険と言われればそんな気もしてきます。
ここでは、シエンタの三列目が危険という声の真偽を考えてみます。
また、狭い、安全性に問題があるというあたりもチェックしておきましょう。
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
シエンタの三列目は危険?
まずシエンタの三列目は危険かどうかをチェックしていきましょう。
- なぜシエンタの三列目は危険と言われるか。
- NASVAの自動車アセスメント(衝突安全性能)
- シエンタの三列目は危険なの、安全なの?
なぜシエンタの三列目は危険と言われるか。
なぜシエンタの三列目は危険と言われるかは、この画像をご覧いただければわかるはずです。
引用元:https://toyota.jp/sienta/ft/usability/?padid=from_sienta_top_navi-menu_ft-usability
三列目シートのヘッドレストのすぐ後ろにはテールゲートのガラスが迫っています。
また、三列目シートの後ろにはほとんどクラッシャブルゾーンが無いのです。
引用元:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/sienta/sienta_main_202209.pdf
ミニバンはこういう傾向がありますし、コンパクトカーや軽自動車は同じような気もしますが、やはり心配になります。
NASVAの自動車アセスメント(衝突安全性能)
NASVA(独立行政法人 自動車事故対策機構)では自動車アセスメントを行っており、衝突安全性能についても評価しています。
その結果は以下のようなものです。
区分 | シエンタ(通常モデル) | シエンタ(サイドカーテンエアバッグ付) |
---|---|---|
フルラップ前面衝突(運転席) | レベル 4/5 | レベル 4/5 |
フルラップ前面衝突(助手席) | レベル 5/5 | レベル 5/5 |
オフセット前面衝突(運転席) | レベル 4/5 | レベル 4/5 |
オフセット前面衝突(後席) | レベル 4/5 | レベル 5/5 |
側面衝突(運転席) | レベル 5/5 | レベル 5/5 |
後面衝突頚部保護 (運転席) | レベル5/5 | レベル5/5 |
後面衝突頚部保護 (助手席) | レベル5/5 | レベル5/5 |
歩行者保護 (頭部) | レベル 4/5 | レベル 4/5 |
歩行者保護 (脚部) | レベル 4/5 | レベル 4/5 |
シートベルト着用警報 | レベル 2/5 | レベル 2/5 |
総合 | 166.8点/208点 | 75.8点 / 208点 |
これは2015年の結果ですが星は4/5、2020年のフリードがA評価ですから、決していい評価ではありません。
ただ、この調査では後面衝突については運転席、助手席の頸部保護だけです。
現時点において三列目シート乗車時の安全性を評価する指標は無いのです。
シエンタの三列目は危険なの、安全なの?
クラッシャブルゾーンがとても小さい軽自動車の二列目シートの、あるいはミニバン、SUVの3三列目シートの衝突安全性の問題は囁かれていますが、実際のところはわかりません。
ただ、シエンタの場合はかなり厳しいことは容易に想像できます。
例えばマツダのCX-8のように「80km/h 70%オフセット追突時において三列目までしっかり生存空間を守る』というマツダ独自の評価基準をクリア」と宣言してくれれば安心なのですけどね。
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/feature/
シエンタの三列目は狭いし、安全性に問題があるというのは本当?
では、シエンタの三列目は狭いし、安全性に問題があるというのは本当でしょうか。
- シエンタの三列目は狭い?
- シエンタの三列目は安全性に問題がある?
シエンタの三列目は狭い?
まず、シエンタの三列目は狭いかどうかです。
常用するには狭いが、高い座面と室内高の高さが救い
シエンタの三列目は常用するのではなく、たまに短い時間使う分には問題ありません。
座面が高いので、狭いなりに足の持っていき場にはそれほど困りませんし、ヘッドクリアランスもそこそこあるからです。
しかし、平均身長以上の大人の男性だったら、ロングツーリングは耐えられないと思います。
三列目への乗降性は良好
シエンタの二列目シートはタンブル機構付きですから、完全に前に折りたためます。
このため、三列目への乗り降りは実にスムーズです。
引用元:https://toyota.jp/sienta/ft/usability/?padid=from_sienta_top_navi-menu_ft-usability
三列目へのウオークスルーは不可
シエンタの二列目と一列目はウオークスルー可能ですが、三列目へのウオークスルーは不可です。
引用元:https://toyota.jp/sienta/ft/usability/?padid=from_sienta_top_navi-menu_ft-usability
フリードは7人乗りのキャプテンシートなのでウオークスルーは可能ですが6人乗り。
どちらを取るかですね。
シエンタの三列目は安全性に問題がある?
前述の危険性はどちらかというと後方衝突の問題ですが、他にも安全性に不安を感じるところはあります。
三列目シートは座面も背もたれも頼りない
三列目シートはダイブイン格納するので座面も背もたれも恐ろしく薄く、これは安全性に不安を感じさせる要因です。
引用元:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/sienta/sienta_main_202209.pdf
シートは衝突時、追突時だけでなく、路面の衝撃などいろんなことから体を守ってくれます。
しかし、これでは心配になりますよね。
三列目シートにはチャイルドシートが設置できない
現行シエンタ(10系)は三列目シートにはチャイルドシートが設置できません。
「シエンタの三列目のチャイルドシートはISOFIX未対応?」にも書いていますが、チャイルドシートの取り付けに適していないシートなのです。
これはマニュアルに明記してあるのですが、ISOFIX対応の有無はともかく、シートベルトでの装着も不可なミニバンは多分他にはありません。
シエンタでも先代(170系)までは装着可能だったのです。
装着できなということは、他のシートに比べて安全性の面で問題があると考えるしか無いのです。
まとめ
シエンタのような縦三列シートのミニバンの安全性については、危ないのではないかと言われてはいますが、明確に危険という結論は出ていません。
ただ、いずれにしても、緊急時、あるいはごくたまに三列目シートを使うのならいいのですが、常用するには広さの面でも不満が出るところです。
常時使うのであれば、広さ、安全性も重要ですから、ノア&ヴォクシーあたりを考えた方が幸せかもしれませんね。
シエンタを限界値引きから更に安く購入する方法!
シエンタを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
シエンタも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約300万円オーバーと高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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