シエンタには2代目(170系)だけに6人乗りがあります。
そして、この6人乗り、2列目シートは2人乗りですからゆったりとしたスペースを期待してしまいます。
しかし、そんなシエンタの6人乗りが狭いという噂があるのです。
ここでは、シエンタの6人乗りが狭いというのがどういうことなのかを確認します。
また、新型の7人乗りと較べても狭いという話もありますので、そこもチェックしておきましょう。
シエンタの6人乗りが狭いってどういうこと?
まず、シエンタの6人乗りが狭いというのは、一体どういうことなのでしょうか。
- シエンタの6人乗りの2列目はキャプテンシートではない
- 上級ミニバンの7人乗りのようなロングスライドは無い
シエンタの6人乗りの2列目はキャプテンシートではない
まず、言っておかなければならないのはシエンタの6人乗りの2列目はキャプテンシートではないということです。
トヨタはキャプテンシートなんて一言も言っていない
トヨタの例えばノアの7人乗りの2列目をトヨタは「キャプテンシート」と呼んでいます。
引用元:https://toyota.jp/noah/feature/?padid=from_noah_top_navi-menu_feature
「キャプテンシート」というのは最低限1人掛けで、ミニバン世界では2列目シートが左右独立し、それぞれ肘掛けが付いている、そしてゆったり座れる椅子のことを言います。
ノアの2列目シートは画像で見てもわかるように、この条件を満たしていますよね。
しかし、シエンタの2列目シートについてはカタログのどこを見ても「キャプテンシート」という言い方はしていないのです。
シエンタの6人乗りの2列目は「キャプテンシート」には役不足
問題のシエンタの6人乗りの2列目シートですが、2代目だけの設定で、4WDはすべて6人乗りです。
反対に2WDは7人乗りか5人乗りしかありません。
引用元:https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/column/20180924_sienta
確かに左右席は分かれていますし、独立してスライドしますが、2つのシートを隔てるのは空間ではなく、底の浅いトレイだけです。
アームレストはありますが片側で、車体中央側に貧弱なものしか付いていません。
また、最近のキャプテンシートに必須の体を包み込むような左右の盛り上がりもありませんが、これは広さとは関係ありませんね。
上級ミニバンの7人乗りのようなロングスライドは無い
最近の2Lクラスのミニバンではロングスライドが流行りです。
ノアの7人乗りのストレート超ロングスライドはスライド量が745mmもあります。
また、横スライドとワンタッチスペースアップサードシートの組み合わせで810mmのスライド量を実現しています。
これを使えば、こんなに広い2列目を実現できるのです。
引用元:https://toyota.jp/noah/feature/?padid=from_noah_top_navi-menu_feature
ところが、2代目シエンタは7人乗りだろうが6人乗りだろうが、2列目スライド量は108mmです。
単位を間違っているのではありません11センチ弱しかないなのです。
「シエンタの6人乗りの2列目は『キャプテンシート』には役不足」で紹介した画像はおそらく最も下げた画像ですのでこれが限度なのです。
これでも狭いと言われているくらいですいから、キャプテンシートの快適さを期待している方からしたら裏切られた気分かもしれませんね。
シエンタの6人乗りは新型の7人乗りと較べても狭いの?
シエンタの6人乗りについては新型(10系)の7人乗りと較べても狭いといいますが、どうなのでしょうか。
- 新型の7人乗りの方がスライド量が大きい分広い
- シエンタの6人乗りは低床で4WDを実現する苦肉の策?
新型の7人乗りの方がスライド量が大きい分広い
新型シエンタの7人乗りはトヨタが前後カップルディスタンスという1列目と2列目の腰の位置の距離が1.000mmに拡大したのが自慢です。
引用元:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/sienta/sienta_main_202209.pdf
2代目では、6人乗りだろうが7人乗りだろうがこれが約920mmしかないそうです。
シートの横方向の広さは変わりませんから、新型の7人乗りの方がスライド量が大きいくて足元が広がるぶんだけ広いのです。
しかし、これはあくまで2列目までの使用の場合で、3列目を使うとそうはいきません。
引用元:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/sienta/sienta_main_202209.pdf
新型シエンタの7人乗りはトヨタが前後カップルディスタンス1,000mmを確保したのはスライド量が拡大したからで、1列目と3列目の間隔が拡大したわけではありません。
スライド量をすべて使うと3列目シートに大人は座れませんから、このように前にスライドするしかないのです。
3列乗車なら新型シエンタの7人乗りも2代目の6人乗りと同じような狭さですね。
シエンタの6人乗りは低床で4WDを実現する苦肉の策?
初代シエンタ(80系)では4WDはありましたが、2代目のように6人乗りではありませんでした。
この秘密は2WD車ではドア開口部で330mmという大胆な低床化を図ったことにあるのかもしれません。
そして、シエンタガソリン車の4WDはドライブシャフトを使った本格的なものです。
引用元:https://toyota-club.net/files/faq/20-01-20_faq_vflex_4wd_jp.htm
トヨタは何も言っていませんし、世間的には「不明」ですが、あの薄いトレイは「ここには座るな」と言っているような気がします。
この6人掛け、低床で4WDを実現するための苦肉の策かもしれませんね。
3代目では6人掛けは無くなっていますが、ガソリン車の4WDが無くなっていますし、ハイブリッド車の4WDにはドライブシャフトはありませんからね。
まとめ
シエンタ2代目の6人乗りはとても不思議な設定です。
4WDでは6人乗りしか選べませんし、2WDは7人乗りオンリー(5人乗りは選べた)です。
しかも6人乗りの割にはちっとも広くなく、むしろ狭いのです。
その理由も考えてみましたが、あくまで推測ですので、永遠の謎なのかもしれませんね。
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