シエンタの2列目が狭いって何代目?新型ではスライド幅延長やリクライニングは改良されてる?

シエンタはトヨタ最小の7人乗りミニバンで、ライバルであるホンダのフリードと比べてもボディサイズは小さめです。

当然、ノア&ヴォクシーなんかと比べると居住性は劣るのですが、特に2列目が狭いという風評もあるのです。

ここでは、シエンタの2列目が狭いというのは何代目でどう狭いのかをまずチェックします。

また、こうした狭さは新型ではどうなのか、スライド幅延長やリクライニングは改良されてるのかもチェックしておきましょう。

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シエンタの2列目が狭いというのは何代目で、どう狭いの?

まず、シエンタの2列目が狭いというのは何代目で、どう狭いかを確認しておきましょう。

  1. シエンタの2列目が狭いというのは何代目なの?
  2. どれくらい狭いの?

シエンタの2列目が狭いというのは何代目なの?

初代シエンタ(80系)の全長はわずか4,100mmしかありませんでした。

2代目(170系)だって4,235mmです。

このヴィッツやヤリスより20~30cm長いだけの車体に3列のシートを載せているのですから狭いのは仕方のないところがあります。

実際には初代シエンタの全長を考えればこっちの方が狭いはずですが、世の中で「2列目が狭い」と言われているのは2代目なのです。

このあたりは、初代登場時にはライバルがいなかったのに、2008年に強力なライバルとなるフリードが登場したからなのでしょう。

そして、このフリード、2016年のモデルチェンジで1列目と3列目のヒップポイントの位置が90mmも拡大しているのです。

どれくらい狭いの?

どれくらい狭いのかを判断するのは難しいのですが、まず、2代目シエンタとフリードの2列目を画像で見てみましょう。

2代目シエンタ 現行フリード

引用元:https://www.goo-net.com/catalog/TOYOTA/SIENTA/ https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/interior/design/

あくまでも画像を見た時の印象ですが、2代目シエンタの2列目の足元が狭いのがわかります

トヨタは1列目と2列目の座った位置の間隔を前後カップルディスタンスと呼んでいますが、これが約920mmしかないそうです。

ライズの前後カップルディスタンスは900mmしかありませんので、それと比べると広いのですが、フリードと比べると狭そうです。

ホンダはこの数値は明らかにしていませんが、フリードの側面図を見ると1m近くはありそうですね。

引用元:https://www.honda.co.jp/auto-archive/freed/2010/size/

シエンタの2列目の狭さは新型でどう改善した?

こうした2列目の狭さは新型ではどう改善したか、スライド幅延長やリクライニングの改良も含めてチェックしておきましょう。

  1. 2列目の狭さは新型ではどう改善?
  2. スライド幅延長やリクライニングの改良はどうなった?

2列目の狭さは新型ではどう改善?

では、2列目の狭さは新型ではどう改善されたのでしょうか?

全長は大差ないが全高は高くなった

2代目シエンタ(170系)の全長は4,235mm、3代目(10系)は4,260 mm、たった25mmしか拡大していません

全幅は5ナンバー上限を踏まえて1,695mmで変わりませんが、全高は2WDが1,695mm、4WDが1,715mmとそれぞれ20mm高くなっています。

床高は変わりませんから、そのぶん室内高は高くなって、これは居住性改善に効いてきています

前後カップルディスタンスは80mm伸びてクラス最大の1,000mmに

現行シエンタ(10系)では前後カップルディスタンスは80mm伸びてクラス最大の1,000mmになったということです。

クラス最大ということはフリードと同等かそれ以上ということです。

確かに、この足元の広さはなかなかのものです。

 引用元:https://toyota.jp/sienta/ft/usability/?padid=from_sienta_top_navi-menu_ft-usability

ノア&ヴォクシー同等の広さを確保したと言いますが、おそらくこれは最大にした時の話で、3列目の足元をみればわかります。

ノア&ヴォクシーもロングスライドさせれば、こんなものではありません。

スライド幅延長やリクライニングの改良はどうなった?

今回のモデルチェンジでスライド幅延長やリクライニングの改良はどうなったのでしょうか。

スライド量が増して80mm後方に拡大

前述の前後カップルディスタンスが80mm拡大した理由は簡単で、2列目シートのスライド量が拡大し、80mm後方へシートを大きく動かすことができるようになったからです。

先代のスライド幅が105mmでしたから195mmになったのでしょうか。

1列目と3列目の間隔は変わっていませんから、目いっぱい後方にスライドさせると3列目シートには足を降ろすスペースも無くなってしまいます

このあたりはボディサイズの制約上やむを得ない点で、シエンタの場合は7人乗ることは限られている、つまり、たいていの場合は3列目は使わないであろうという割り切りなのでしょう。

引用元:https://toyota.jp/pages/contents/request/webcatalog/sienta/sienta_main_202209.pdf

リクライニングは36度までで変更なし

先代シエンタのリクライニング幅は36度でしたので、今回は拡大しているかと思いましたが36度で変化はありません

ちなみに36度というのはこの画像のフルフラットモードの角度です。

引用元:https://toyota.jp/sienta/ft/usability/?padid=from_sienta_grade-specification_navi-menu_ft-usability

実用上36度あれば全く問題ないと思われます。

ただ、これ以上はリクライニング以外でも倒すことができす、先代同様完全なフルフラットにはならないのは残念なところですね。

まとめ

シエンタも3代目へのモデルチェンジで2列目の狭さは一応改善しました。

しかし、1列目から3列目までの間隔が拡大したわけでがありませんので、あくまで3列目を使わない場合の話です。

シエンタの使用シーンを考えればそれで十分だと思いますが、常時3列目シートを使うならノア&ヴォクシーを選ぶべきかもしれませんね。

 

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