フリード ・シエンタは6,7人乗りとしては究極のコンパクトカーですが、スズキのソリオに乗り換えを考える方もおられるようです。
ただ、乗り換えにあたってはかなり悩むという話も聞きます。
ここでは、フリード ・シエンタとソリオの違いを簡単に説明します。
そのうえで、フリード ・シエンタからソリオへ乗り換える場合、悩むポイントを考えてみましょう。
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新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
フリード ・シエンタとソリオの違いは?
フリード、シエンタとソリオの違いはどのあたりにあるのでしょうか。
最初に、その違いを見ていきましょう。
- コンセプトの違いは?
- サイズは?
- スタイリングは?
- 価格は?
- パワーは?
- 燃費は?
コンセプトの違いは?
まず、フリード ・シエンタとソリオのコンセプトの違いです。
フリードとシエンタは、コンパクトな車体で3列シートを装備することに特化した車です。
かつては、カローラ・スパシオ、ストリーム、ウイッュ、プレマシーなど同じようなコンセプトの車はあったのですが、今はこの2台になってしまいました。
一方のソリオは小型ハイトワゴンです。
もともとは軽ハイトワゴンであったワゴンRのボディパネルを流用して、一回り大きくして1Lエンジンを積んだのが始まりでした。
軽自動車の全長、全幅の上限で製造されていますが、軽ハイトワゴンは余裕のある全高を高くすることによってスペース効率を確保するという設計思想です。
ソリオもそうしたコンセプトで、3,790mmというパッソより少しだけ長い全長で広大な室内空間を実現しているのです。
サイズは?
次に、フリード ・シエンタとソリオのサイズですが、内寸、外寸を一覧表でお示ししましょう。
区分 | フリード | シエンタ | ソリオ |
---|---|---|---|
全長×全幅×全高 | 4,295×1,695×1,710mm
4WD車は全高1,735mm |
4,260×1,695×1,695mm
4WDは全高1,715 mm |
3,790×1,64×1,745mm |
室内長×室内幅×室内高 | 3,045×1,455×1,285mm
ハイブリッドは室内高1,275mm 5人乗りは室内長2,385mm |
2,545×1,530×1,300mm
5人乗りは室内長2,030mm |
2,500×1,420×1,365mm |
ホイールベース | 2,740mm | 2,750mm | 2,480mm |
最小回転半径 | 5.2m | 5.0m | 4.8m |
一目でわかるのがソリオの全長とホイールベースの短さで、そのおかげもあって最小回転半径は4.8mと極めて取り回しのいい数字となっています。
その割には室内長には余裕がありますし、室内高も明らかに高くなっています。
スタイリングは?
次に、フリード ・シエンタとソリオのスタイリングをチェックしておきましょう。
やはり、スタイリングが好きになれないと買う気になれませんからね。
フリード | シエンタ | ソリオ |
引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/ https://toyota.jp/sienta/ https://www.suzuki.co.jp/car/solio/
フリードは最近流行りの迫力あるスタイリングではなく端正なフォルムでまとめています。
シエンタはトヨタ特有のフロントグリルを採用しながら、欧州風の丸っこいスタイリングで、レトロさやSUVテイストも感じます。
ソリオは小型ハイトワゴンの典型のようなスタイリングで、スペース効率最重視のためか、直線的なデザインです。
フロントフリルは迫力があるので、車のサイズの割には攻撃的に見えますね。
価格は?
次は価格ですが、これは大きいファクターになりそうです。
区分 | シエンタ | フリード | ソリオ | |
---|---|---|---|---|
ガソリン車 | ||||
2WD | 1,950,000円~2,520,000円 | 2,330,900円~3,027,200円 | 1,647,800円 | |
4WD | 2,495,900円~2,792,900円 | 1,773,200円 | ||
ハイブリッド車 | ||||
2WD | 2,380,000円~ 2,910,000円 | 2,688,400円~ 3,333,000円 | 1,921,700円~ 2,293,500円 | |
4WD | 2,578,000円~ 3,108,000円 | 2,853,400円~3,122,900円 | 2,047,100円~2,219,800円 |
ソリオのハイブリッドはマイルドハイブリッドなので、通常のガソリン車と比べるべきかもしれません。
それにしてもソリオのハイブリッドの最高グレードはフリードのガソリン車の最低グレードより安く、シエンタの下から二番目のXよりも安いのです。
パワーは?
次にパワーですが、ソリオは1.2Lエンジンなのでさすがに気になりますよね。
区分 | シエンタ | フリード | ソリオ | |
---|---|---|---|---|
ガソリン車 | ||||
排気量 | 1,490cc | 1,496cc | 1,242cc | |
最高出力 | 120ps(88kW)/6600rpm | 129ps(95kW)/6600rpm | 91ps(67kW)/6000rpm | |
最大トルク | 14.8kgm(145Nm)/4800~5200rpm | 15.6kgm(153Nm)/4600rpm | 12.0kgm(118Nm)/4400rpm | |
車両重量 | 1,270~1,300kg | 1,350~1,380kg
(1,430~1,460kg) |
960kg
(1,000kg) |
|
ハイブリッド車 | 1,242cc | |||
排気量 | 1,490cc | 1,496cc | 1,242cc | |
最高出力 | 91ps(67kW)/5500rpm | 110ps(81kW)/6000rpm | 1,921,700円~ 2,293,500円 | |
最大トルク | 12.2kgm(120Nm)/3800~4800rpm | 13.7kgm(134Nm)/5000rpm | 2,047,100円~2,219,800円 | |
モーター | 80ps(59kW)
14.4kgm(141Nm) リア 3.0ps(2.2kW) 4.5kgm(44Nm) |
29.5ps(22kW)/1313~2000rpm
16.3kgm(160Nm)/0~1313rpm |
13.6ps(10kW)/3,185~8,000
3.1kgm(30Nm)/1,000~3,185 |
|
車両重量 | 1330~1370kg
(1,380~1,420kg) |
1,410~1,440kg
(1,500~1,520kg) |
1,000~1,050kg
(1,040kg) |
注:( )書きは4WD
シエンタ、フリードは1.5L、シエンタは1.2Lエンジンなのでパワーは全く違います。
しかし、ソリオはそれ以上に軽量ですから、アンダーパワーのハンデはあまり感じなくてすむかもしれません。
燃費は?
最後は燃費ですが、これも車選びの大きなファクターです。
区分 | シエンタ | フリード | ソリオ | |
---|---|---|---|---|
ガソリン車 | ||||
WLTCモード燃費 | 18.3~18.4km/L | 17.0km/L
(19.6km/L) |
19km/L
(17.8km/L) |
|
実燃費 | 15.5km/L | 14.0km/L
(14.0km/L) |
16.0km/L
(13.0km/L) |
|
ハイブリッド車 | ||||
WLTCモード燃費 | 28.2~28.8km/L
(25.3km/L) |
20.9km/L
(19.8km/L) |
19.6~22.3km/L
(18.4km/L) |
|
実燃費 | 22.0km/L
(20.0km/L) |
18.0km/L
(17.5km/L) |
17.5km/L
(14.5km/L) |
注:( )書きは4WD
ソリオはマイルドハイブリッドなので、シエンタやフリードのハイブリッドと比較するのはさすがに無理があります。
しかし、ガソリン車の土俵に入るとソリオの燃費は圧倒的と言ってもいいレベルです。
フリード ・シエンタからソリオに乗り換えで迷う理由は?
では、フリード ・シエンタからソリオに乗り換えで悩むのはなぜなのでしょう。
いくつかのポイントを挙げてみたいと思います。
- 6人以上乗ることはないか?
- 荷物の積載量は?
- 燃費を選ぶか価格を選ぶか?
- 安全性能は大丈夫か?
6人以上乗ることはないか?
まず大きなポイントは6人以上乗ることはないかです。
シエンタにしてもフリードにしても常時6人以上乗ることはおすすめしません。
ただ、いざという時に6人、あるいは7人乗れるというのは助かることもあるのです。
年に数回とはいえ、ご両親やお子さんと一緒に車に乗る機会があるとしたら、ソリオへの乗り換えは悩みますよね。
ただ、あるかないかわからないそんな機会に備えて、1列余分のシートを載せて走るのもばかばかしいので、悩ましいところですね。
荷物の積載量は?
次に積載量ですが、ソリオはパッケージングの良さでそこそこの荷物は積めるようになっています。
しかし、全長が短いぶん室内長も短く、同じ5人乗車の場合は積載量が劣るのは当然です。
ソリオの荷室長はシートを目いっぱい出しても70センチくらいしかありませんので、1m前後あるシエンタやフリードにはかないません。
子育て時期なんかはベビーカーを2台乗せたり、着替え、ミルク、離乳食と結構な荷物を積むことになります。
そうなると、ソリオの積載量で大丈夫か、不安になるかもしれませんね。
燃費を選ぶか価格を選ぶか?
次に燃費を選ぶか価格を選ぶかですが、ソリオはハイブリッドとはいえ、しょせんマイルドハイブリッドです。
ソリオは価格が安いのはいいですし、ガソリン車としては燃費は良好です。
しかし、ハイブリッド車、特にシエンタと比べると燃費はかなり劣ります。
もちろんフリードハイブリッドにも劣ります。
価格は安いのですが、安さを優先するか、燃費の良さを取るのかは悩ましいところですね。
安全性能は大丈夫か?
次は安全性は大丈夫かという問題です。
安全性についてはカタログ見てもわかりませんので、「独立行政法人 自動事故対策機構」の自動車アセスメントをチェックしておしょう。
「シエンタとフリードを子育て世代で比較どっちがいい?!子供2人の場合だと?」でシエンタとフリードの試験結果を比較していますので、ソリオを追加しておきます。
区分 | シエンタ | フリード | ソリオ | |
---|---|---|---|---|
評価年 | 2022年 | 2016年 | 2021年 | |
試験結果 | 93% (185.33 / 199点) | 177.2 / 208点 | 78% (149.84 / 190点) | |
衝突安全性能 | Aランク 86%(86.33点 / 100点) | 177.2点 / 208点 | Bランク 78% (78.31点 / 100点) | |
予防安全性能 | Aランク 100% (91.00点 / 91点) | 58.4点 /71.0点 | Bランク 87% (71.53点 / 82点) |
これを見るとソリオの安全性はシエンタに比べると大きく劣りますし、フリードにも負けています。
子育て世代の方が買い替えるとしたら、そしてこのデータを見たら、悩みそうですね。
まとめ
この記事では、フリード ・シエンタからソリオに乗り換えで迷うという問題を考えてきました。
まず、フリード 、シエンタ、ソリオを比較したうえで、悩む理由を考えてきましたが、やはりソリオは定員も荷物の積載量も少ないというのが大きな問題のようです。
6人以上乗る可能性は無いのか、荷物の積載量は大丈夫かについては、やはりかなり悩みそうですね。
安全性能についてはミリ波レーダーと単眼カメラを使っているフリード 、シエンタとステレオカメラのソリオがどっちが安全かも難しい問題です。
ソリオは購入費用が圧倒的に安いので、経済性では優位ですから、これからフリード ・シエンタのような車が必要かどうか、安全性をどうみるかなど、よく考えてみてください。
フリードを限界値引きから更に安く購入する方法!
フリードを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
フリードも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約300万円オーバーと高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
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一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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シエンタを限界値引きから更に安く購入する方法!
シエンタを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
シエンタも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約300万円オーバーと高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
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