カローラクロスの売り上げは2022年は約6万台、2023年1月から3月は8千台前後というとんでもない数字を記録しました。
それだけに、口コミを見てもカローラクロスの評判は極めて良好なのですが、ネガティブな評価としてはエンジンが古いというものがあるのです。
ここでは、カローラクロスの搭載エンジンを紹介し、どこが古いのかチェックしていきます。
また新型プリウスのエンジンを搭載という噂もあるようなので、これが本当なのかも検証しておきましょう。
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
カローラクロスの搭載エンジンはどこが古いの?
まず、カローラクロスの搭載エンジンを紹介して、どこが古いのかチェックしていきましょう。
- カローラクロスの搭載エンジン
- カローラクロスのエンジンはどこが古いの?
カローラクロスの搭載エンジン
カローラクロスの搭載エンジンは次の2種類です。
区分 | ガソリン車 | ハイブリッド車 |
---|---|---|
エンジン名称 | 2ZR-FAE | 2ZR-FXE |
形式 | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC |
排気量 | 1,797cc | 1,797cc |
内径×行程 | 80.5mm×88.3mm | 80.5mm×88.3mm |
最高出力 | 140ps(103kW)/6200rpm | 98ps(72kW)/5200rpm |
最大トルク | 17.3kgm(170Nm)/3900rpm | 14.5kgm(142Nm)/3600rpm |
引用元:https://www.toyota-club.net/files/faq/19-09-30_faq_zr-engine_jp.htm
1.8Lエンジン車はトヨタ以外では絶滅しており、希少な存在です。
カローラクロスのエンジンはどこが古いの?
カローラクロスのエンジンが古いと言われているには理由があります。
設計が古い
トヨタのZRエンジンは2006年から製造されており、いささか設計の古いエンジンです。
初期型の2ZR-FEは2006年からカローラシリーズに使われており、2009年にバルブマチックを搭載した2ZR-FAEに進化し、2010年からカローラシリーズに使われています。
ハイブリッド車の2ZR-FXEもプリウスでは2009年から使っており、これもかなり古いエンジンになっています。
トヨタはダイナミックフォースエンジンに切り替えている
トヨタは徹底した高効率、低燃費に加え、ダイレクト感のある滑らかで気持ちのいい加速性能を目指してダイナミックフォースエンジンを開発し、今切り替えている最中です。
2017年6月に最初のダイナミックフォースエンジンとしてカムリに搭載されたM25A-FXSでは最大燃焼効率41%を記録するなど、圧倒的な効率を誇ります。
2017年にはM20A-FKS、M20A-FXS、A25A-FKS、A25A-FXS、V35A-FTSが投入され、1.5L、1.6L、3.3Lでも投入されています。
例えばノア&ヴォクシーに搭載された2.0Lエンジンを、従来のものとダイナミックフォースエンジンで比較してみましょう。
区分 | 先代モデル(80系) | 現行モデル(90系) |
---|---|---|
エンジン名称 | 3ZR-FAE | M20A-FKS |
形式 | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC |
排気量 | 1,986cc | 1,986cc |
内径×行程 | 80.5mm×97.6mm | 80.5mm×97.6mm |
最高出力 | 152ps(112kW)/6100rpm | 170ps(125kW)/6600rpm |
最大トルク | 19.7kgm(193Nm)/3800rpm | 20.6kgm(202Nm)/4900rpm |
WLTCモード燃費 | 13.2~13.6km/L
(12.2~12.6km/L) |
15.0~15.1km/L
(14.3~14.4km/L) |
( )書きは4WD
先代モデル(80系)3ZR-FAEはカローラクロスの搭載エンジン2ZR-FAEと同じようなエンジンで、セレナのMR20DDと比べれば最高出力では上回り最大トルクでは下回るという並のエンジンです。
現行モデル(90系)ではDirect Shift‐CVTの効果もありますが、ダイナミックフォースエンジンの採用で大幅な燃費改善を図っています。
加えて、最高出力は12%、最大トルクも5%アップしていますから、高効率、低燃費と加速性能の両立というダイナミックフォースエンジンのコンセプトを体現しているのです。
ただ、カローラクロスに搭載されなかったのには理由があって、1.8Lのダイナミックフォースエンジンはまだ投入されていないのです。
新型プリウスのエンジン搭載の可能性は?
カローラクロスに新型プリウスのエンジン搭載という噂があるようなので、まずそのエンジンを紹介し、可能性を考えていきましょう。
- 新型プリウスの搭載エンジン
- 噂はどうして出てきた?
- 可能性はあるの?
新型プリウスの搭載エンジン
新型プリウスの搭載エンジンは次の2種類です。
区分 | U | G、Z |
---|---|---|
エンジン名称 | 2ZR-FXE | M20A-FXS |
形式 | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC |
排気量 | 1,797cc | 1,986cc |
内径×行程 | 80.5mm×88.3mm | 80.5mm×97.6mm |
最高出力 | 98ps(72kW)/5200rpm | 152ps(112kW)/6000rpm |
最大トルク | 14.5kgm(142Nm)/3600rpm | 19.2kgm(188Nm)/4400~5200rpm |
WLTCモード燃費 | 32.6km/L
(30.7km/L) |
28.6km/L
(26.7km/L) |
( )書きは4WD
Uは、今までのKINTOとは違う「KINTO Unlimited」で提供されるグレードです。
トヨタはハイブリッド車の1.8Lについては、例えば2022年1月にフルモデルチェンジしたノア&ヴォクシーにしても2ZR-FXEを使っています。
ただ、2Lの通常モデルに搭載されたM20A-FXSはまごうことなきダイナミックフォースエンジンです。
引用元;https://global.toyota/jp/mobility/tnga/powertrain2018/engine/
自然吸気エンジンに比べれば控えめですが、先代ノア&ヴォクシーのガソリン車のエンジン3ZR-FAEと変わらない動力性能です。
効率重視に振ってこの動力性能は驚きますね。
噂はどうして出てきた?
カローラクロスへの新型プリウスのエンジン搭載の可能性が囁かれているには理由があります。
アメリカでは2023年北米モデルとしてカローラクロスに新たにハイブリッド車を投入しました。
このモデルにはプリウスと同じM20A-FXSエンジンが搭載されています。
アメリカのWebページでは「2.0-liter 4-cylinder DOHC 16-valve with Dual Variable Valve Timing with intelligence (VVT-i), 196 hp」と記載され、196hpはおそらくシステム総合出力です。
ちなみにカローラクロスのガソリンモデルは2021年6月に北米に投入されています。
「2.0-liter 4-cylinder DOHC 16-valve with Dual Variable Valve Timing with intelligence (VVT-i), 169 hp @ 6600 rpm/151 lb.-ft. @ 4400 rpm」というダイナミックフォースエンジンです。
(出典はいずれもhttps://www.toyota.com/corollacross/)
これもノア&ヴォクシーに搭載されたM20A-FKSエンジンと思われます。
可能性はあるの?
新型プリウスの2.0Lエンジン車に搭載されているM20A-FXSエンジンは2018年に発売されたレクサスUXに既に搭載されています。
その後プリウスにも搭載されていますが、燃費性能は1.8Lで十分なようで、ノア&ヴォクシーだって2ZR-FXEを使っています。
北米モデルの場合はパワーが重視されますので、北米版のカローラクロスにはM20A-FXSが採用されたのでしょう。
いずれ2ZR-FXEもM18A-FXSというようなダイナミックフォースエンジンに代替わりしていくのが現実的な想定かもしれませんね。
一方で、自然吸気エンジンのM20A-FKSなら可能性はあるかもしれません。
カローラスポーツでは2022年10月の一部改良でガソリン車のエンジンはM20A-FKSに換装されました。
また、性格の近いカローラツーリングは2021年4月に特別仕様車「アクティブライド」を設定してM20A-FKSを搭載しています。
引用元:https://toyota.jp/ucar/catalog/brand-TOYOTA/car-COROLLA_TOURING/202104/10138746/
カローラスポーツはモータースポーツにも参加する車なので違うかもしれませんが、「アクティブライド」のようなオフロード性能に振った特別仕様車はありかもしれませんね。
M20A-FKSは北米版プリウスには搭載されていますから、これでも「新型プリウスのエンジン搭載」ということになるのかもしれません。
まとめ
トヨタのZRエンジンは長いことトヨタの自動車の心臓部を支えてきましたが、ダイナミックフォースエンジンと比較すると古臭い感は否めません。
早期にダイナミックフォースエンジンに換装してほしいところですが、1.8Lエンジンはトヨタでもカローラシリーズにしか使われていませんから優先順位が低いのでしょうか。
ただ、ハイブリッドの1.8Lエンジンは主力ですから、そう遠くない将来にダイナミックフォースエンジンに代替わりしそうですね。
カローラクロスを限界値引きから更に安く購入する方法!
カローラクロスを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
カローラクロスも安全装備の充実等により最上級グレードの車両本体価格が約320万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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