この記事ではRAV4をリフトアップする際の車検対応についてのポイントを解説させて頂きます。
具体的には、車高増加に伴う車検の基準、自動ブレーキシステムの調整必要性、構造変更手続きの重要性、そしてセンサー調整の方法について簡潔にご紹介します。
RAV4のカスタマイズを考えている方々に、安全かつ法規に適合した方法でリフトアップを楽しむための情報としてお役立ていただければ幸いです。
- RAV4のリフトアップの車検基準
- RAV4のリフトアップによる自動ブレーキの調整必要性
- RAV4のリフトアップによる構造変更手続きの重要性
- リフトアップによるセンサー調整の方法
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
RAV4をリフトアップ実例!車検対応は?
まず、車検云々の前にRAV4をリフトアップするとうなるかを見ていきましょう。
これはオートバックス・カーズ富山のコンプリートカーです。
引用元:https://www.car-autobacs.com/blog/toyota-rav4-%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%8C%E5%AE%8C%E6%88%90%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F/
タナベのアップコイルで25mm、ACCのマウントキットで35mm、計60mmリフトアップしています。
インチに直すと2.36インチです。
TRD、ダブルエイト、GI-GEARの外装パーツを装着し、DELTA FORCEのブラックホイールにホワイトレターの入ったマッドタイヤ、カッコいいですね。
でも、何よりも目立つのがこのリフトアップ、アウトドアテイストを大きく高めています。
また、195mm~200mmというRAV4のSUVとしてはあまり高くない最低地上高を大きく改善し、悪路走破性も向上させてくれるのです。
ここまでのリフトアップをすると気になるのが車検対応です。
次は実際のリフトアップの車検対応についてみていきます。
RAV4リフトアップの車検対応:4インチや2インチアップでも大丈夫?
このようにアウトドア風へのカスタム化にとても有効なRAV4のリフトアップですが、なぜ車検に通らないのでしょうか。
4インチでも2インチでも同じように車検に通らないのでしょうか。
- 車高が40mmを超えて変わると車検に通らない
- 車高を変えると自動ブレーキが正常に動かなくなる
- 4インチでも2インチでも40mm以上高くなるので、そのままでは車検に通らない
車高が40mmを超えて変わると車検に通らない
車高に限らず、自動車の外寸等に変化があった場合の取り扱いは平成7年 11月16日付の「自動車部品を装着した場合の構造等変更検査時等における取扱いについて(依命通達)」で決められています。
https://www.mlit.go.jp/notice/noticedata/pdf/20210804/jidousha1-1.pdf
これは、登録済みの車両の場合、自動車部品の取り付けについては、軽微な変更であれば構造等変更に係わる諸手続きを簡素化するという趣旨で、車検証の記載を変更しなくてもよいというものです。
その軽微な変更というのは以下のとおりです。
項目 | 範囲 |
---|---|
長さ | ±3cm |
幅 | ±2cm |
高さ | ±4cm |
高さというのは全高のことで、これによると、4cm以下のリフトアップであれば車検には問題なく通るのです。
しかし、全高が4cmを超えて高くなるようなリフトアップをした場合、そのままでは車検に通らないのです。
車高を変えると自動ブレーキが正常に動かなくなる
RAV4に登載されているToyota Safety Senseは、フロントガラス部分に装着された単眼カメラとフロントグリル部分に装着されたミリ波レーダー車で支えられています。
例えば自動ブレーキ機能のあるプリクラッシュセーフティなどは、適切に作動するよう、新車時のカメラ、レーダーの位置でチューニングされています。
これがリフトアップ、ローダウンして、カメラ、レーダーの高さが変わると正常に作動すなくなる可能性があるのです。
もちろんこれは非常に危険なことなのですが、車検に限ればこの状態でも今は通ります。
しかし、2021年10月以降の新型車については、2024年10月から自動ブレーキなどの自動運転技術に用いられる電子制御装置について電子的な検査を開始します。
このため、リフトアップしていると、車検に通らない可能性があるのです。
4インチでも2インチでも40mm以上高くなるので、そのままでは車検に通らない
1インチは25.4mm ですから、2インチは50.8mmです。
ということは、インチアップをした場合、4インチは当然として、2インチでも軽微な変更とされる40mmを超えて全高が高くなるので、そのままでは車検を通すことはできません。
自動ブレーキについては軽微なリフトアップなら問題ないという実験結果もあるようですが、やはり40mmアップあたりが境目のようです。
2インチであれば大丈夫な可能性はありますが、4インチアップだと厳しそうです。
RAV4リフトアップの車検対応をOKにするには?
では、RAV4を4インチや2インチリフトアップして車検に通すにはどうすればいいのでしょうか。
- 車高が40mmを超えて変わる場合は構造変更の手続きをすれば大丈夫
- Toyota Safety Senseはエーミング(調整作業)をして正常に動くようにできる
車高が40mmを超えて変わる場合は構造変更の手続きをすれば大丈夫
車高が40mmを超えて変わる場合はそのままでは車検に通りません。
しかし、本来は車高が変われば構造変更の手続きをして、車検証記載の全高を変更するものなのです。
それが40mmまでの増減ならその手続きを簡素化しているだけなので、構造変更をすればいいのです。
ただ、この構造変更に手続きは面倒で、書類作成も大変なうえ、事前申請で改造する部品の審査、別の日に車検を受験する必要があります。
普通車2100円の手数料に、車検を受けることになるので重量税と自賠責保険料も必要です。
面倒な申請なので代行でお願いしてもいいのですが、数万円の費用は覚悟しておいた方がいいでしょう(数千円でやってくれる場合もあるようですが)。
Toyota Safety Senseはエーミング(調整作業)をして正常に動くようにできる
Toyota Safety Senseは車高が変わると正常に作動しない可能性がありますが、エーミングという調整作業をすれば大丈夫なのです。
この費用は2~3万円で、軽微なリフトアップなら高い気がしますが、4インチ、2インチのリフトアップでなくてもやっておくべきでしょう。
安全にかかわることですし、自動ブレーキが変なところで作動しないとも限らないのですから。
まとめ:RAV4リフトアップの車検対応
RAV4のリフトアップは画像のようにとてもよく似合いますし、オフロードテイストはぐっと上がってきます。
ただ、リフトアップは走行安定性を損ね、側方や前方下部の視界も悪くなるというデメリットもありますので、4インチというような極端なリフトアップは避けた方がいいでしょう。
40mm以下のちょいアゲでも結構雰囲気は出ますし、パーツ、工賃も安く、車検適応の心配もありませんからね。
この記事を簡単にまとめると下記のようになります。
- 車高40mm超のリフトアップは車検NG
- リフトアップで自動ブレーキ不調の恐れ
- 4cm超リフトアップは手続き必要
- リフトアップも構造変更することで車検対応可
- リフトアップもToyota Safety Senseのエーミングでセンサー調整可能
RAV4を限界値引きから更に安く購入する方法!
RAV4を新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
RAV4もフルモデルチェンジを果たし、最上級グレードの車両本体価格が約563万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きやモデルチェンジ直後は各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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