シエンタとクエロとの違いは?おすすめグレードは?

先代シエンタ(170系)では、特別仕様車クエロが投入以降ほぼ常時販売されていました。

これはクエロの人気を裏付けるものと思われますが、気になるのはこのクエロがベース車とどう違うかです。

クエロをクロエと間違えて認識している方も多いようですね。

ここでは、まず、そんなシエンタと特別仕様車クエロがベースグレードとどう違うかをチェックします。

また、クエロの中でおすすめグレードは何かもチェックしておきましょう。

シエンタ-記事一覧

  • シエンタと特別仕様車クエロの違い
  • クエロの特徴と装備内容
  • クエロのおすすめグレードとその理由
  • 新型シエンタにおけるクエロ相当のグレード選択肢

シエンタとクエロの違いは?

シエンタとクエロの違いは?

まず、シエンタと特別仕様車「クエロ」はベースグレードとの違いを見ていきましょう。

  1. 特別仕様車「クエロ」の投入
  2. クエロは内装が上質でおしゃれ
  3. クエロは「Toyota Safety Sense C」などの安全装備を標準装備
  4. クエロは「LEDランプパッケージ」を標準装備
  5. 特別色としてクールボルドーガラスフレークを設定

特別仕様車「クエロ」の投入

シエンタに特別仕様車「クエロ」が投入されたのは2017年8月でした。

引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21824711.html

モデルチェンジから2年を経過し、翌年には後期モデルへのマイナーチェンジを控えていましたから、特別仕様車を投入するならこの時期だったのしょう。

この時はガソリン車、ハイブリッド車とも「G」に設定し、ベースグレードより、135,950円から136,000円高いという価格設定でした。

クエロは2018年9月のマイナーチェンジ後も投入され、対象は5人乗りのファンベースに拡大されました。

特別仕様車ながら、最上級グレードとしてカタログにも掲載され、価格差は、最終モデルでは107,000円に縮小されました。

クエロは内装が上質でおしゃれ

クエロはシエンタでは最上級グレードである「G」と「ハイブリッドG」の特別仕様車ですから、まず内装が豪華になっています。

引用元:https://global.toyota/jp/detail/17967698

シート表皮は合成皮革と上級ファブリックを組み合わた上質感の高いものになっています。

また、シート、シフトノブ、ステアリングホイールに施されたオレンジのステッチは室内空間をエレガントに変えています。

ワンクラス上のインテリアですね。

クエロは「Toyota Safety Sense C」などの安全装備を標準装備

先代シエンタ(170系)では「Toyota Safety Sense C」はオプションで「G」でも税込み54,000円の追加でしたが、クエロはこの「Toyota Safety Sense C」が標準装備でした。

マイナーチェンジ後は「G」にも装備されましたが、クエロには新しく設定されたインテリジェントクリアランスソナーが標準装備(オプション価格が税込み28,600円)されました。

これは、障害物を検知して自動でブレーキをかけてくれるありがたい装備です。

また、先行車発進告知機能も前期モデルでは特別装備でしたが、これも後期モデルの「G」では標準装備化されました。

引用元:https://global.toyota/jp/detail/17967698

クエロは「LEDランプパッケージ」を標準装備

クエロは「LEDランプパッケージ」を標準装備しています。

「LEDランプパッケージ」というのはLEDクリアランスランプ付きのBi-Beam LEDヘッドランプ(ハイ・ロービーム)、ハロゲンフォグランプ、専用リアコンビネーションランプ、コンライトのセットです。

2代目シエンタ(170系)前期 2代目シエンタ(170系)後期
Gクエロ G Gクエロ G

引用元:https://www.toyota-mobi-tokyo.co.jp/column/20180924_sienta

やはり1灯の光源で切り替え可能なBi-Beam LEDヘッドランプは精悍ですね。

このヘッドライトは省電力と小型化だけでなく、従来のLEDライトの1.6倍の明るさを持つ高光束のLEDが搭載され、高い視認性を実現しているそうです。

特別色としてクールボルドーガラスフレークを設定

クエロには特別色としてクールボルドーガラスフレークが設定されました。

「特別仕様車『クエロ』の投入」の画像がこの色です。

グラスの中の赤ワインを横から見た時のようなカラーで、深めの落ち着いた紫です。

ガラスフレークというだけに、塗装面に小さなガラス片のようなものが入っているので、光の反射の仕方次第で装いを変えてくれます

非常にエレガントな色なので、上質な内装に良くマッチしていますね。

ただ後期モデルにはこのクールボルドーガラスフレークは見当たりませんので、前期モデルだけの設定だったのかもしれませんね。

シエンタとクエロの違いを理解した上でのおすすめグレードは?

シエンタとクエロの違いを理解した上でのおすすめグレードは?

シエンタのおすすめグレードはですが、新型シエンタへのクエロの投入も含めて考えていきましょう。

  1. 新車を買うならクエロ
  2. リセールバリューならガソリン車よりハイブリッド
  3. 新型シエンタにクエロの投入は

新車を買うならクエロ

新車を買うならクエロを買う方がいいですし、クロエでなくてもできるだけハイグレードを選びましょう。

先代シエンタ(170系)でも「G」は「X」よりもリセールが10%以上高いですし、クエロは「G」よりも少しだけリセールがいいのです。

しかし、現行モデルにはクエロはありませんので、今後もし投入されたら、クエロは「買い」だと思われます。

中古でも値段がこなれていて、ガソリン車でも100万円、ハイブリッドでも120万円くらいのクエロも見付かりますから、これも「買い」でしょう。

リセールバリューならガソリン車よりハイブリッド

クエロはグレードによる装備の差は無く、ガソリン車orハイブリッド車、3列シートor2列シート、駆動方式しか違いません。

となるとガソリン車にするかハイブリッド車にするかが大きな問題です。

先代シエンタ(170系)ではハイブリッド車の販売比率は5割にやや届かない水準でしたが、現行モデル(10系)では7割といいます。

それだけハイブリッドの人気が高いのでしょうが、ハイブリッド車に4WDが投入され、ガソリン車の4WDが廃止されたのが拍車をかけているのでしょう。

ただ、リセールバリューとなると、3年落ちくらいでは変わらないものの5年落ちでは5%程度の差が出ており、7年落ちはありませんが、他車をみると10%くらい差が付く可能性があります。

これはハイブリッド車は年数や走行距離がかさむと駆動用バッテリーの交換など高価な修理費用が気になってくるからでしょう。

このため、リセールを考えるなら、ガソリン車の方がお得ということは覚えておいていいでしょう。

もちろん、購入時の価格差をガソリン代の差だけで回収できるならハイブリッド車を選んで全く問題ありません、

新型シエンタにクエロの投入は

では、新型シエンタ(10系)にクエロの投入はあるのでしょうか。

新型シエンタには「Z」がある(「G」と「Z」の違い)

先代シエンタ(170系)は基本的にはベースグレードの「X」と充実装備の「G」という2グレード構成で、廉価版の「X Vパッケージ」は後期モデルではありませんでした。

そのかわり「Gクエロ」が最上級グレードとしてカタログモデルとなり、実施的には3グレード構成でした。

新型シエンタ(10系)ではこうした事情も勘案したのでしょう、「G」の上に最初から「Z」が設定されているのです。

引用元:https://toyota.jp/sienta/grade/?padid=from_sienta_top_navi-menu_grade

「G」と「Z」の違いは以下のようなものです。

  • 金属調塗装グリルモール(Gはブラック)
  • Bi-Beam LEDヘッドランプ+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプ(Gは2灯式LEDヘッドランプ+ターンランプ+クリアランスランプ)
  • LEDライン発光テールランプ&LEDストップランプ+ターン&バックアップランプ(GはLEDテールランプ&LEDストップランプ+ターン&バックアップランプ)
  • アダプティブハイビームシステム
  • 停止保持機能付き(ハイブリッドZのみ)レーダークルーズコントロール (全車速追従機能付)(Gは停止保持機能無し)
  • 前方ドライブレコーダー
  • ブラインドスポットモニター
  • パーキングサポートブレーキ(前後方静止物・後方接近車両)
  • 車両接近通報装置
  • エレクトロシフトマチック(ハイブリッドZのみ Gはストレート式シフトバー)
  • 本革巻き(シルバー加飾付)3本スポークステアリングホイール (Gはウレタン)
  • オプティトロンメーター+7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ(Gはアナログメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ)
  • ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(ハンズフリーデュアル・挟み込み防止機能付) (Gはハンズフリーではない)
  • 後席用サンシェード/セラミックドット(スライドドアガラス)
  • フロントはシルバー塗装のインサイドドアハンドル(ブラック)
  • ファブリック巻きのインストルメントパネル
  • 消臭・撥水撥油機能付ファブリックのシート表皮 (Gは消臭・撥水撥油機能無し)
  • 切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント付アルミホイール(Gはダークグレーメタリック×シルバーメタリック塗装樹脂フルキャップ)

価格差が18万円あるだけあって、「Z」はかなりの充実装備です。

上質な内装の「クエロ」のような特別仕様車はあるかも

「Z」は装備面では充実していますが、残念なのはシートが消臭・撥水撥油機能付とはいえ所詮ファブリックというところは残念ですね。

クエロのようにシートやステアリングホイールに施されたステッチもありません

モデルチェンジしたばかりなのでしばらくは無いでしょうが、レザーシートを装着したクエロのような特別仕様車は投入されても不思議ではありません

まとめ:シエンタとクエロとの違いは?おすすめグレードは?

先代シエンタのクエロは価格差を考えれば絶対に「買い」の特別仕様車でした。

新型シエンタには装備面ではクエロにひけを取らない「Z」がありますから機能的には満足できるでしょう。

しかしレザーシートなど上質なインテリアのクエロのような特別仕様車の登場も期待してしまいますね。

最後にこの記事でお伝えした内容のポイントをまとめました。

  • シエンタと特別仕様車クエロの主な違いは内装の上質さと安全装備の充実
  • クエロは内装に合成皮革と上級ファブリック、オレンジのステッチを採用
  • クエロでは「Toyota Safety Sense C」が標準装備され、安全性が強化
  • LEDランプパッケージがクエロに標準で含まれ、視認性とデザイン性が向上
  • 特別色のクールボルドーガラスフレークがクエロに設定され、独特の外観を提供
  • 新型シエンタの購入を考える場合、クエロは上級グレードとしておすすめ
  • ガソリン車とハイブリッド車の選択肢があり、リセールバリューではハイブリッドが有利
  • 新型シエンタには「Z」グレードが設定され、クエロと似た装備の豪華さを提供

 

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