ハリアーPHVに急速充電はついている?PHEVとの違いは?充電時間は?

ハリアーは2022年10月の一部改良で待望のPHVが投入されました。

ハイブリッドはありましたが、PHVなら日々の通勤くらいならエンジンを回さずにすみますからこれは朗報です。

ただ、気になるのはハリアーPHVは急速充電できるのか、それも含めて充電時間はどれくらいかかるかです。

ここでは、ハリアーPHVに急速充電は付いているかをまず確認します。

そして、他社ではPHEVと言いますが、それとPHVの違い、充電時間はどれくらいかかるかもあわせてチェックしておきましょう。

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ハリアーPHVに急速充電はついているの?

まず、ハリアーPHVは急速充電が可能なのか、急速充電が付いていないとしたらなぜかをチャックしておきましょう

  1. ハリアーPHVは急速充電は可能?
  2. 急速充電が付いていないのはなぜ?

ハリアーPHVは急速充電は可能?

ハリアーPHVはトヨタではプリウスPHV、RAV4 PHVに続くトヨタでは3つめのPHVモデルです。

ハリアーPHVでは車体左後方には普通の給油口が、右後方に画像のようなPHVだけにある充電口が付いています

引用元:https://blog.evsmart.net/toyota/harrier-phev/toyota-revealed-harrier-phev-as-top-of-the-line/

家庭ではここに画像のような充電ケーブルをコンセントにつないで充電コネクターで充電するわけです。

引用元:https://www.netzchubu.co.jp/lineup/harrier/feature

駆動用バッテリーの総電力量はハイブリッドモデルよりはるかに大きい18.1kWhで、モーターだけのEV走行で93km走ることができます。

ハリアーPHVの場合、先行2車種と同様にAC200V・AC100V兼用充電器が付属していますが、残念ながら急速充電には対応していません

急速充電が付いていないのはなぜ?

ハリアーPHVに急速充電が付いていないのはなぜでしょうか。

これは、PHVの場合はガソリンを給油して走ることができるためだそうです。

充電以外にエネルギーの補給ができない電気自動車のために充電スタンドのリソースに依存しないということのようです。

ただ、アウトランダーPHEVの場合は急速充電に対応していますから1時間足らずで80%まで充電できるのと比べると大きな違いですね、

ちなみに、レクサス NX450h+も急速充電できませんから、コストの問題では無さそうです。

逆にハリアーPHVの半分以下のバッテリー容量のプリウスPHVはなぜか急速充電可能なのです。

PHEVとの違いと充電時間は?

では、ハリアーではPHV、アウトランダーではPHEVというPHVとPHEVの言葉の違いと、充電時間をチェックしておきましょう。

  1. 「PHV」と「PHEV」の違いは?
  2. ハリアーはPHVの充電時間

「PHV」と「PHEV」の違いは?

「PHV」と「PHEV」の違いですが、「PHV」は「Plug-in Hybrid Vehicle」の略で「プラグインハイブリッド自動車」ということです。

一方、「PHEV」は「Plug-in Hybrid Electrical Vehicle」で「プラグインハイブリッド電気自動車」です。

では、何が違うかというと言葉の違いとしかいいようがありません。

どちらも、受電した電気でEV走行可能ですが、アウトランダーはエンジンで発電した電力で走るシリーズハイブリッドなので電気自動車に近いのかもしれません。

ただ、「PHV」と「PHEV」の違いはそこではありませんので念のため。

ハリアーはPHVの充電時間

ハリアーはPHVの充電時間ですが、アウトランダーPHEVと比較しながらチェックしておきましょう。

車種 200V 100V 急速充電
ハリアーPHV 5時間30分(16A) 33時間(6A)
アウトランダーPHEV 7時間30分(15A) 不明 38分

ハリアーPHVの総電力量は18.1kWh、アウトランダーPHEVは20.0kWhと似たようなサイズなので、かかる時間も事実上大差ありません。

ハリアーPHVの場合は充電スポットで高速充電できませんから、200Vコンセントを設置して自宅で夜間に充電するのがベストです、

まとめ

自宅に200Vコンセントを設置して夜間に充電できるなら、ハリアーPHVは買う価値はありそうです。

ちょっとした距離ならエンジンを一切回さずに走ることさえできるからです。

ただ、長距離の場合は充電しながら走るのは諦めましょう。

充電したところで走行距離はさして長くありませんし、急速充電できませんからとんでもない時間がかかるからです。

ハイブリッドの場合はガソリンで走行できますし、充電コストもかかりますから、急速充電はそれほど必要ないかもしれませんね。