マツダに限らずエンジン警告灯の点灯というのは心臓に良くありません。
半ドア警告灯やシートベルト警告灯なら日常茶飯事で何とも思いませんし、原因だって消し方だって誰でも知っています。
これがエンジン警告灯となると滅多なことでは点きませんし、原因だって消し方だって知っている人の方が少ないでしょう。
ここでは、まずマツダのエンジン警告灯の消し方をご説明します。
そして、マツダ車でエンジン警告灯が点灯する原因は何なのかもチェックしておきましょう。
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知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
マツダ車のエンジン警告灯の消し方は?
マツダ車のエンジン警告灯については、マニュアルではこんな書き方がされています。
エンジン制御システムに異常があると点灯/点滅し続けます。
高速走行をせず、マツダ販売店で点検を受けてください。 |
しかし、にエンジン警告灯が点灯したからといって走れないわけではないのです。
ただ、何らかの異常があるわけですから高速走行はご法度ですし、できるだけ早くディーラーに持ち込むしかありません。
警告灯は自分では消せません。
ディーラーで原因を解消したうえで警告灯をリセットするしかエンジン警告灯は消すことはできないのです。
点検を受ける際には、エンジン警告灯が点灯または点滅したときの走行状態を伝えるのは言うまでもありません。
マツダ車でエンジン警告灯が点灯する原因は何?
マツダ車でエンジン警告灯が点灯するのは「エンジン制御システムに異常がある」のですが、エンジンに関わるセンサーのうち正常値から外れているものがある場合が多いのです。
しかし、それだけでもありあません。
- センサーの異常か異常検知
- DPFへのPMの過大堆積
- EGR系統の詰まり
- その他
センサーの異常か異常検知
エンジンの制御には以下のようなセンサーが関わっていますが、異常があればエンジンンの作動に問題が出ますし、センサーの故障でもちゃんとした制御ができなくなります。
O2センサー
エンジン警告灯が点灯する原因の代表的なものが酸素濃度を測るO2センサーのトラブルです。
O2センサーが故障すると、燃焼状態が把握できなくなってアイドリング時の異常回転やエンジン停止も発生しますし、燃料が濃くなれば燃費の悪化、マフラーの触媒が高温になるという不具合も発生します。
燃料過多で煤が大量に発生するという悲惨なトラブルに発生する場合もあります。
エアフローセンサー
エアフローセンサーは、エンジン内に送る空気量を測るセンサーで、役割はO2センサーと似通っており、このトラブルの可能性も高いです。
この数字で燃料の噴射量を調節していますから、異常があると実際にエンジンに送られる空気量が把握できず、燃料噴射が不正確になり、吸気系のトラブルが発生する場合もあるのです、
また、エアフローセンサーが正常でも、エアエレメントの汚れや吸気系の異常で、吸気の空気量が減っている場合も警告灯が点灯することがあります。
イグニッションセンサー
イグニッションセンサーは、エンジンの点火のタイミングを制御するセンサーで、ここに異常があるということはエンジンが止まる可能性すらあるということです。
イグニッションコイルという電流を低圧電流から高圧電流に変えるパーツの異常の場合にもイグニッションセンサーが感知しますが、これもまともに着火できなくなる可能性があるのです。
アクセルポジションセンサー
アクセルポジションセンサーは、アクセルの踏み込み(開度)と加速を感知するセンサーで、異常があると変速や回転数に影響が出ますし、セルモーターは回っても始動しないことすらあります。
バッテリーセンサー
バッテリーセンサーは、バッテリーの動作をチェックするセンサーで、バッテリーが上がってしまったときや、バッテリー端子の接続トラブルが生じているとエンジン警告灯が点灯します。
センサーの異常の場合もあり、このときは走行には問題はありませんが、警告灯の意味をなさないのでちゃんとしたセンサーに交換すべきです。
カム角度・クランク角度センサー
カム角度・クランク角度の異常がある場合も、エンジン警告灯が点灯することがありこの場合、エンジンのかかりが悪かったり始動ができない、エンストするなどの症状が出てきます。
DPFへのPMの過大堆積
「マツダのディーゼルは壊れやすい?寿命は?30万キロ走れる?」にも書いていますが、ディーゼルエンジンはPM(粒子状物質)が発生するのでDPFという装置でそれを吸着します。
ある程度吸着すると排気に支障をきたすので、数百キロ走行ごとにDPF再生というこれを燃焼する処置をすることになっています。
これは自動なのですが、ちょい乗り中心だとちゃんと再生できずDPF警告灯が点灯するのですが、放っておくとエンジン警告灯まで点灯する場合があります。
このときはDPFの強制再生はもちろん、最悪の場合は交換さえもあり得ます。
EGR系統の詰まり
EGRは排気再循環のことで、排出された排気ガスをもう一度吸気ポートに戻して燃焼室に送り、排気ガスをできるだけ直接排出しないようにしています。
何でこんなことをするかというと、ガソリンエンジン車の場合は燃費の向上に効果がありますし、ディーゼルエンジン車の場合は排気ガス内に含まれるNOx(窒素酸化物)の排出を減らすことができるからです。
マツダのディーゼル車の場合、このEGR系統の詰まり、要するに煤によるものですが、これが原因でエンジン警告灯が点灯する不具合が頻発しているようなのです。
EGRバルブ | EGRクーラー |
引用元:https://carbankin.com/case/decs/cx5_2001/
洗浄で大丈夫な場合もあるようですが、パーツ交換もあるようで、ざっと20万円くらいかかるような処置が必要な場合もあるようです。
その他
エンジン警告灯は、給油口キャップの汚れや不良でタンクの内圧を保てない場合やタコメーター、速度計の異常に加え、電装品など電装系統の異常でも点灯するケースがあるようです。
まとめ
マツダに限らずエンジン警告灯の点灯はエンジンの作動に関連するいろんなセンサーの異常か、異常な数値の感知の場合が圧倒的に多いものです。
センサーの交換や調整ですむ場合も多いのですが、一刻も早く原因を究明して対処するのは言うまでもありません。
点灯しても走れることは走れますがそんな状態で運転を続けることは避けた方が賢明です。
愛車のためにも、あなたの財布のためにも。