マツダといえばクリーンディーゼルという声が出るほどディーゼルが有名です。
特に重いCX-5やCX-8などのクロスオーバーSUVでは圧倒的なトルクと燃費で人気を集めているようです。
ディーゼル車の販売比率はCX-5では70%強、CX-8では97%に達しているという情報もあるほどです。
ただ、こうしたマツダのディーゼルはやめたほうがいいという噂があるのです。
ここでは、口コミ等からマツダのディーゼルはやめたほうがいいという情報の真相に迫ります。
そして、後悔ややばいの声が出るのなぜなのかをチェックしておきましょう。
マツダのディーゼルはやめたほうがいいっていうのは本当?
まず、マツダのディーゼルはやめたほうがいいっていうのは本当なのかを口コミからチェックします。
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大きく分けると、ディーゼルターボエンジンの耐久性、オイル交換が純正限定で高価、10万キロ過ぎると騒音、振動、トラブルが増えるといったところです。
そして、特に多いのがDPF再生がうまくいかないということと、エンジン内の煤の蓄積の問題なのですね。
このあたりはCX-5なら先代からのモデルチェンジで改善されたと言われていましたが、不満は多いようですし、確かにやめたほうがいいという方もおられるようです。
マツダのディーゼルに後悔ややばいの声が出るのはなぜ?
マツダのディーゼルに後悔ややばいの声が出るのにはいろいろと原因があります。
ただ、騒音についてはみなさんある程度は覚悟されていて、想定を大きく超えるものでは無いようです。
また、少数ですがディーゼルターボの故障という声もあり、高額な修理代は嫌になるかもしれませんが、口コミ自体は少なく、他メーカーと比べて有意に多いようでも無そうです。
となると、問題はディーゼルエンジン自体の不具合、それも煤の蓄積とDPF再生の不具合、そしてトラブルを回避せんがための純正オイル指定でしょう。
この中で大きいのは圧倒的にDPF再生の不具合です。
DPF再生ではセラミックフィルター中に黒煙除去装置(DPF)の目詰まりを感知すると燃料を追加注入して排気温度を上げて黒煙の原因の微粒子を燃焼させるのです。
引用元:https://avarth.co.jp/2020/08/08/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%AB%E4%B9%97%E3%82%8A%E3%81%AE%E6%96%B9%E5%BF%85%E8%A6%8B%E3%81%A7%E3%81%99%EF%BC%81%E9%AB%98%E9%A1%8D%E4%BF%AE%E7%90%86%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%89%8D/
DPF再生自体はそれほどの時間がかかるわけではありませんし、再生中に停車しても、次にエンジンをかけて暖気が終われば再開します。
ただ、DPF再生には「全暖機 (水温80°C以上) のときに、アクセルを踏み20km/h以上でおよそ15分から20分走行してください」とあるようにそれなりの時間はかかります。
もし、暖気したころには目的地に着いている、走行時間がかなり短いというチョイ乗りだったら、いつまで経ってもDPF再生はできませんし、微粒子はたまり続けます。
そうなると警告灯が点いて、ディーラーに持ち込んで強制再生をする必要がある場合がありますし、最悪はDPF交換ということになるのです。
仮に、毎日10キロ以下の往復だと微粒子がたまりやすく、DPFの再生サイクルが短くなるうえにDPF再生もできません。
こういう場合は1か月に2、3回はど20キロくらいの意味の無い遠出をしなければなりませんし、そんなことをしていたら燃費上のメリットは消えてしまうのです。
まとめ
DPF再生の問題に加えエンジン内の煤の問題でもチョイ乗り中心のマツダディーゼルユーザーは不利です。
ただ、マツダのディーゼルエンジンは燃費だけでなく圧倒的なトルクやドライブフィールというメリットもありますし、下取りもずいぶんといいのです。
もし、不利な利用形態でもディーゼルを選択するなら、10日に1回くらいの遠出を習慣にして楽しむようにするといいでしょうね。