7人乗りがヴォクシーに限らず、今の日本のミニバンでは7人乗りの人気が圧倒的です。
ただ、そんな中でも8人乗りを選ぶ方はたくさんおられますし、8人乗りならではのメリットもあるのです。
ここでは、ヴォクシーの8人乗りが設定されているグレードを確認し、8人乗りがどの程度売れているのかを推測します。
そして、ヴォクシーの8人乗りを買って後悔しないポイントを7人乗りと比較しながらチェックしていきましょう。
ヴォクシーの8人乗りが設定されているグレードと8人乗りの割合は?
まず、ヴォクシーの8人乗りが設定されているグレードを確認し、8人乗りの割合を推測してみましょう。
- ヴォクシーの8人乗りが設定されているグレード
- ヴォクシーの8人乗りの割合を推測する
ヴォクシーの8人乗りが設定されているグレード
ヴォクシーの8人乗りと7人乗りが設定されているグレードは以下のとおりです。
区分 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
S-Z | S-G | S-Z | S-G | |||||
FF | 4WD | FF | 4WD | FF | 4WD | FF | 4WD | |
7人乗り | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
8人乗り | × | × | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × |
ヴォクシー80系ではハイブリッド車に8人乗りがありませんでしたが、90系ではハイブリッド車でも8人乗りを選べるようになりました。
ただ、なぜか4WDでは8人乗りは選べません。
残念なのはスポーツモデルのS-Zに8人乗りの設定が無いことです。
80系ではZSのも特別仕様車「煌」にも8人乗りの設定があったのにです。
ヴォクシーの8人乗りの割合を推測する
ヴォクシーの8人乗りの割合を推測してみましょう。
まず、ヴォクシー90系で8人乗りが設定されているS-Gの成約比率は21%です。
またハイブリッド車の割合は78.1%ですが、ハイブリッド車の場合は4WDに8人乗りの設定はありません。
こう考えると、トヨタは公表していませんがヴォクシーの8人乗りの割合は1割をかなり下回っているのではないかと思われます。
8人乗りを買って後悔しないポイントを7人乗りと比較しながらチェック
まず、ヴォクシーの8人乗りが設定されているグレードを確認し、8人乗りの割合を推測してみましょう。
- 8人乗りを買って後悔しないポイント1 ベンチシートは便利
- 8人乗りを買って後悔しないポイント2 使えるフルフラット
- 8人乗りを買って後悔しないポイント3 荷物がたくさん積める
- 8人乗りを買って後悔しないポイント4 大人8人、子どもなら10人乗れる
8人乗りを買って後悔しないポイント1 ベンチシートは便利
8人乗りを買って後悔しないポイントの1番目は、2列目シートがベンチシートだということです。
ベンチシートというものは2列目に広大な平面があるわけですから、赤ちゃんのおむつ替えなんか余裕ですし、自分のすぐ横に好きなだけ荷物も置けます。
停車すれば、お子さんをチャイルドシートから解放してお昼寝だってさせてあげられます。
座っている場所も自由に移動できますし、後述しますが子どもなら2列目に4人だって5人だって乗ることができるのです。
7人乗りの場合はおむつ替えをするスペースの確保が意外と大変です。
3列目は確かにフルフラットですが、アクセスが悪いので、キャプテンシートを使うのでしょうが、これがまるでそんな用途に向いていないのです。
また7人乗りの2列目には子どもだろうと2人しか乗れないのです。
8人乗りを買って後悔しないポイント2 使えるフルフラット
8人乗りを買って後悔しないポイントの2目は、車中泊を想定したフルフラットです。
8人乗りでも背もたれの段差は気になりますが、一応フルフラットと言ってもいい平面ができあがります。
一方、7人乗りは2列目シートの間のスペースが災いして、この部分が全く使えません。
キャプテンシートのホールドのいい背もたれの形状と相まって、どう考えても2人しか寝ることができそうもないのです。
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引用元:https://www.aichi-toyota.jp/blog/store/detail/260727
8人乗りを買って後悔しないポイント3 荷物がたくさん積める
「ヴォクシーセカンド シートの跳ね上げ・交換・取り外しは出来る?」にも書きましたが、ヴォクシー8人乗りの2列目シートは「6:4分割チップアップシート」です。
引用元:https://minibanrando.com/blog/4%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF-%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%BC-%E3%83%8E%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AB%E5%B7%A5%E5%A4%AB/
このシートは2列目の座面を跳ね上げて前方に大きくスライドできます。
3列目シートを跳ね上げれば大きなカーゴスペースができますし、3列目を広大に使う手もあります。
7人乗りのキャプテンシートも前方スライドできますが、座面の跳ね上げなんかできませんから、これだけのスペースの創出は不可能です。
8人乗りを買って後悔しないポイント4 大人8人、子どもなら10人乗れる
8人乗りを買って後悔しないポイントの4つ目は、大人8人、子どもなら運転手を含めて11人乗れることです。
大人はともかく、子どもをたくさん乗せることができるのはスポ少などではとても大事なことです。
子どもは1.5人=大人1人ですから、ヴォクシーの場合は運転手の大人1人+子ども10人乗っても違反にはなりませんし、実際に乗車可能です。
例えば2列目に5人、3列目に4人乗ればいいのです。
7人乗りの場合は計算上は大人1人+子ども9人乗れますが、2列目に2人しか座れませんから、3列目に6人乗車というちょっと非現実的な話になってきます。
子どもをたくさん乗せる場合には本気で8人乗りを考えた方がよさそうです。
まとめ
ヴォクシーを使う場合でもある程度の年齢のお子さんとの4人家族で、たまにおじいちゃん、おばあちゃんが同乗されるなら7人乗りもいいと思います。
ただ、赤ちゃんや小さいお子さんをお持ちの方は、おむつ替えや停車してのお昼寝にはベンチシートが圧倒的に有利です。
また、絶対的な乗車定員、それも子どもの乗車を考えれば8人乗りが圧倒しますから、スポ少の送迎がある方は悩みどころです。
買ってからのシートの交換は「ヴォクシーセカンド シートの跳ね上げ・交換・取り外しは出来る?」にもあるように、できなくはありませんが大変な費用がかかります。
ここに書いた情報も含め、しっかり考えて決断しましょう。