ヴォクシーに本格的に荷物を積もうと思えば、まず3列目シートを跳ね上げますよね。
あとは邪魔になるセカンドシートをどうするかです。
これを跳ね上げられるといいのですが、それは可能なのでしょうか。
もし、できなければできるものに交換したり取り外すことはできるのでしょうか。
ここでは、そんなヴォクシーのセカンドシートの跳ね上げ・交換・取り外しはできるかをチェックしておきましょう。
ヴォクシーのセカンドシートの跳ね上げはできる?
まず、ヴォクシーのセカンドシートの跳ね上げはできるかをチェックします。
- ヴォクシーの8人乗りならセカンドシートの跳ね上げはできる
- ヴォクシーの7人乗りはセカンドシートの跳ね上げはできない
ヴォクシーの8人乗りならセカンドシートの跳ね上げはできる
ヴォクシーの8人乗りならセカンドシートの跳ね上げは可能です。
といってもサードシートのように左右に跳ね上げるのではなく、シートが前方方向に上がる仕組みです。
引用元:https://motor-fan.jp/stylewagon/article/37032/
このシートは「6:4分割チップアップシート」というのですが「tip-up」というのは「上げ起こし式の」という意味です。
ここまで前に跳ね上げれば相当な荷室容量が確保できるはずです。
ヴォクシーの7人乗りはセカンドシートの跳ね上げはできない
一方で、ヴォクシーの7人乗りはセカンドシートの跳ね上げはできません。
ご存じのとおり、ヴォクシーの7人乗りのセカンドシートは豪華なキャプテンシートです。
引用元:https://toyota.jp/voxy/feature/?padid=from_voxy_top_navi-menu_feature
もともとチップアップはできませんが、ロングスライドや大型サイドテーブル、オプションのオットマンなど豪華な方向に進化していて、跳ね上げなんか全く考えていません。
ヴォクシーのセカンドシートの交換はできる?
ヴォクシーのセカンドシートの交換は、できるかどうかと言われれば可能ではあります。
ただ、スライドレースの位置も長さも違うので、買ってきてポン付けすればいいわけではありません。
スライドレールというのは車体に直付けされているので、交換はできますが、スライドレールに合わせて施工されている床の下張りも変えなければなりません。
新たにシートベルトを設置する必要もありますし、乗車定員変更ですから構造変更申請を行う必要もあります。
費用は中古のシートを入手できたとしても20万円は大きく超えるでしょうし、50万円はかかるという見方すらあるのです。
もっと問題なのは施工事例が全く見当たらないことで、難易度が高い上に施工してくれるところをみつけることも大変なのが想像できます。
修理部品としてディーラーと相談して部品調達するしかありませんが、パーツの選定すら大変ですし、ディーラーが施工してくれるかどうかです。
いずれにしても、とてつもなくハードルの高い改造と言っていいでしょう。
ヴォクシーのセカンドシートの取り外しはできる?
ヴォクシーのセカンドシートの取り外しは簡単にできます。
ボルトで止まっているだけなのでこれを外せばシートは取る外せるのです。
載せるものによっては、スライドレールで傷がついたりスライドレールそのものを破損する可能性があります。
スライドレールの取り外しもできなくはありませんが、ボディ直付けなので、難易度が一気に上がってきます。
ヴォクシーのセカンドシートを取り外した場合、一番心配なのは任意保険が下りない可能性があることです。
これが保険会社の判断のようですが、車検証と全く同じ状態でないと保険適用外と明言している保険会社あるので注意が必要です。
外したまま走って交通違反に問われるかはグレーゾーンですが、取り締まられることはまずないと言われています。
ただ、車検は絶対に通りませんので、一時的なものでなければ構造変更申請が必要ですし、保険の面でもその方が安心です。
なお、セカンドシートを取り外したら車検証が7人乗りや8人乗りでも5人を超えて人を載せると明確に交通違反になります。
まとめ
ヴォクシーに大勢の人を載せたり荷物をたくさん載せるなら8人乗りを選ぶべきです。
7人乗りのセカンドシートは前に目いっぱい出すことしかできませんが、8人乗りは跳ね上げられるのです。
だからといって、7人乗りから8人乗りへの改造はおすすめしません。
費用もかかりますが、部品の調達、施工しているディーラーを探すだけでも大変だからです。
今は7人乗りが圧倒的な人気ですが、7人乗りか8人乗りかは購入時に後悔しないようによく考えましょうね。