新型ヴォクシーにダサいの声!デザインがひどい?

新型ヴォクシーが誕生したのは2022年1月でした。

新型ヴォクシーのリリース以来、その外観に関する様々な意見が飛び交っています。

「新型ヴォクシーがダサい」との声が多い中で、特にその原因はデザインに集中しているようです。

本記事では、多くの声が挙がる「ヴォクシーのデザインがひどい」という点と、「新型ヴォクシーのフロントグリルがダサい」との声に焦点を当て、その背景と詳細を探っていきます。

また、ホワイトパールというボディカラーがダサいという声もあるようですから、その他の要因を含めてチェックしていきます。

ヴォクシーの斬新な顔立ちやホワイトカラーが何故このような反応を引き起こしているのか、それが実際の販売数や市場での受け入れにどのような影響を及ぼしているのかを検証していきたいと思います。

新型ヴォクシーにダサいの声を口コミからチェック？

最初に、新型ヴォクシーのダサいのという声を口コミからチェックし、心配な売れ行きもチェックしておきましょう。

新型ヴォクシーのダサいの声

まず、新型ヴォクシーのダサいの声です。

口コミでの新型ヴォクシーのダサいという口コミに寄せられた声はこんな感じです。

ほとんどがフロント、それもフロントグリルが下品だとかダサいという声ばかりです。

ただ、そうは言っても、結局は売れるんだろうなという声も多かったのは確かです。

また、定番の人気カラーである白がダサいと言われているのも気になります。

といっても、ホワイトパールクリスタルシャインという色自体が悪いということではなく、ヴォクシーのデザインだとぼてっとして見えるようなのです。

また、黒くて大きいフロントグリルとの相性も悪いようですね。

新型ヴォクシーは売れてない？

次に、新型ヴォクシーは売れてないかです。

ここでは、新型ヴォクシーが発売された2022年以降の登録台数をチェックしておきましょう。

（　）書きは順位

これだけ見ると、これまでは圧勝していたノア＆ヴォクシーが伸び悩んでいる印象がありますし、それぞれ5,400台の販売目標さえクリアできていません。

もう一つ心配なのは80系ではノアよりはるかに売れていたヴォクシーがノアの後塵を拝していることです。

また、2024年に入ってからはライバルのセレナに水をあけられるばかりか、大差をつけていたはずのステップワゴンにも負けています。

これはノアとヴォクシーを生産するラインで半導体不足による稼働停止が頻繁に行われていることも大きな原因です。

ノアとヴォクシー発売後約1か月半で受注累計が7万台を突破したと言いますし、現時点での納期はガソリン車が8か月、ハイブリッド車が11か月のようです。

トヨタの「工場出荷時期目処のご案内」を見ると「ご注文いただいてからの工場出荷時期目処」が「 詳しくは販売店にお問い合わせください」とされています。

これは6か月を超える場合の記載方法ですから、この情報に大きな誤りはないはずです。

とはいえ、トヨタ全体の販売台数が大きく落ち込んでいるわけではありませんから、製造遅延があったにしろ、発注そのものも減っているのではないかと思われます。

同じトヨタでもヤリス、カローラは好調を維持し、ノア＆ヴォクシーの2倍以上の販売台数で、これはヤリスクロス、カローラクロスのバカ売れが原因ではないかと思われます。

おそらく、ミニバンの需要の一定割合がSUVに流れているのでしょうし、そんな中でヴォクシーの順位が半期ごとにダダ下がりになっているところは気になりますね。

新型ヴォクシーのデザインがひどいってフロントグリルがダサいから？

では、新型ヴォクシー フロントのオラオラ系が強すぎるというは本当か、画像でチェックしておきましょう。

新型ヴォクシー	先代ヴォクシー(80系)

引用元：https://toyota.jp/voxy/gallery/?padid=from_voxy_top_navi-menu_gallery　http://kspec-now.com/2017/11/13/2341/

先代ヴォクシー(80系)は前期に比べればフロントグリル下部がより大きく開き、フォグランプ部分の造形も迫力を増しています。

一方で新型ヴォクシーはこうなるとフロント全体がフロントグリルのようなデザインで、独創的ですが、ここまでするのか感はあるのかもしれません。

確かに新型ヴォクシーははオラオラ系の度合いが増していますね、それも大幅に。

そんな中で、やりすぎて間抜け感があるという意見も一部にはあるのです。

ちなみにライバル車のフロントグリルはこんな感じです。

新型ノア(90系)	セレナ(27系)	新型ステップワゴン(RP6 / 7 / 8系)

引用元：https://toyota.jp/noah/gallery/?padid=from_noah_grade_navi-menu_gallery https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/exterior.html https://www.honda.co.jp/STEPWGN/webcatalog/styling/design/

もともとヴォクシーに比べればノアは攻撃的でオラオラ顔だったのですが、90系に関してはヴォクシーよりはおとなしく品がある気もします。

セレナもトヨタに合わせて攻撃的な存在感のあるグリルに変わっていますが、ヴォクシーに比べれば端正に見えます。

ステップワゴンの場合はなぜかおとなしい方向に舵を切っていますので、比較にならないくらい抑えた存在感です。

こうしてみると、新型ヴォクシーのフロントは群を抜いて攻撃的ですがこれがダサいかどうかは好みの問題でしょう。

新型ヴォクシーのデザインがひどいというのはホワイトパールがダサいから？

もう一つ、新型ヴォクシーのデザインについては、ホワイトパールがダサいという声も上がっています。

まず、画像を見てみましょう。

引用元：https://kinto-jp.com/magazine/k20230120-1/

口コミにあるように、ホワイトパールの場合、巨大なフロントグリル（本当はバンパー部分もフロントグリルみたいなデザインになっている）がむやみに目立ちますし、トヨタマークも妙な孤立感があります。

これは、ほかのカラーを見た方がわかりやすいでしょう。

メタルストリームメタリック	アティチュードブラックマイカ	スパークリングブラックパールクリスタルシャイン

引用元：https://kinto-jp.com/magazine/k20230120-1/

薄い色合いはメタルストリームメタリックしかりませんが、それでもホワイトに比べるとフロントグリルの目立ち方やエンブレムの浮いた感じが薄くなっていると思います。

また、ブラック系はもちろんメタルストリームメタリックにしてもボディがシェイプして見えるはずです。

この3色を見た後でホワイトパールに目を移すと、確かにぼてっとして見えますよね。

新型ヴォクシーがダサいのはほかにも理由がある？

今度は、新型ヴォクシーがダサいのはほかにも理由があるようです。

SUVに比べてダサい

まず、SUVに比べてダサいという問題です。

ヴォクシーを含めてミニバンのルーツはライトエースのような商用ワンボックスです。

広大な室内空間と多人数乗車可能、広大なラゲージスペースが人気を集め、そのスタイリングはここ最近、それもかなり長い間「カッコいい」とされてきたのです。

ただ、その「カッコいい」という基準は時代の経過とともに変わっていきます。

ソアラやシルビアのような2ドアスポーティカー、マーク2をはじめとするハイソなセダン、レガシーをはじめとするツーリングワゴンは隆盛を極めた時期もありましたが、今は絶滅危惧種になっています。

これは時代の価値観と言うべきもので、現代の視点からすればSUVはカッコよく、ヴォクシーをはじめとするミニバンはダサいのです。

燃費が悪すぎ

次に、燃費が悪すぎという問題です。

新型ヴォクシーのカタログ燃費は確かに改善しています。

（　）書きは4WD

カタログ燃費の改善は著しく、ライバル車を圧倒しています。

ただ、実燃費はそれほどの改善は見られません。

今回のモデルチェンジではガソリン車はダイナミックフォースエンジンに切り替えられて熱効率は大きく改善したはずです。

ただ、スペックを見ると動力性能にかなり振り向けられているようで、そのぶん燃費性能のアップが抑えられたのかもしれません。

ミニバンの場合は7人乗り、大きなラゲージスペースを使う局面が限られているのに、最近人気のあるSUVなどに比べてかなり燃費が悪いところがダサいと言われているのかもしれません。

初期費用、維持費が高すぎ

次は、初期費用、維持費が高すぎという問題です。

まず、車両本体価格ですがガソリン車のエントリーモデルのS-Gが309万円です。

先代の80系では最廉価グレードは251万円ほどでしたから、装備内容を無視して新型ヴォクシーは先代と比較すれば58万円も高くなっています。

ハイブリッドの場合は80系最廉価が306万円から90系最廉価が344万円ですから38万円アップと良心的な気もしますが、38万円アップだって法外と言っていいレベルです。

ガソリン車の場合は税制面でも優遇措置は皆無で、環境性能割も上限の3％です。

これだけのお金を払って、普段は必要のない大きな車体を維持しているとしたらダサいのかもしれんませんね。

乗り心地が悪すぎ

次は、乗り心地が悪すぎという問題です。

ミニバンの場合、乗り心地は柔らかめの場合が多いのですが、新型ヴォクシーの乗り心地はやや硬めのようです。

これは車高が高いミニバンの欠点を意識した味付けなのですが、舗装の継ぎ目や路面の凹凸に伴う振動が直接車内に伝わってきて、長時間乗車すると、特に後部座席に乗られた方が不快なようなのです。

柔らかい足回りはそれはそれで問題があるのですが、ファミリーカーなのに硬くて乗り心地の悪いシートに我慢して座るのはダサいのかもしれません」。

後方視界が悪すぎ

次は、後方視界が悪すぎという問題です。

ミニバンというのはウエストラインが高いので、左側の側方、後方視界は極めて悪いものです。

新型ヴォクシーが特別悪いわけではないのですが、他のボディタイプの車に比べて大きなハンデがあることは間違いありません。

また、大人数乗るとリアウインドウ越しの視界も最悪になりますが、新型ヴォクシーの場合、インテリジェントルームミラーは下級グレードではオプションですら用意されていません。

視界の悪さを補ってくれるパノラミックビューモニターはオプションでは用意されていますが、残念なことに標準装備されたグレードはないのです。

こうした後方視界が悪い車にヒヤヒヤしながら乗るのはダサいのかもしれませんね。

ノアの方がかっこいい

次は、ノアの方がかっこいいという問題です。

前述の販売台数を見直していただくとわかると思いますが、90系になってから、ヴォクシーの販売台数はノアと同程度か、やや負けている状態です。

ノアとヴォクシーのどちらが好きかというアンケートでも、男性、女性それぞれで大きな差ではありませんがノアに負けています。

ところが、先代の80系ではヴォクシーはノアを圧倒していたのです。

80系のモデルチェンジは2016年8月ですから、2019年から2021年まで見ていきましょう。

（　）書きは順位

2倍とまではいいませんが、5割以上は多く売れていました。

80系ではノアがオラオラ系だったのに対し、ヴォクシーは迫力はありながら端正な面持ちだったので人気があったのかもしれません。

そんなヴォクシーの人気も陰りをみせており、ノアの方がかっこいいと言われるまでになってしまったのです。

内装が安っぽい

次は、内装が安っぽいという問題です。

新型ヴォクシーの場合、グレードがガソリン車、ハイブリッド車の2つしかないのですが、この格差が大きすぎるのです。

上級グレードのS-Zの場合は、インパネやドアの内張がソフトレザーになっていますが、S-Gの場合はただのプラスチックです。

シートもS-Zは合成皮革＋上級ファブリックですが、S-Gはただのファブリックです。

S-Zでは7インチのマルチインフォメーションディスプレーもS-Gでは4.2インチになってしまいます。

ガソリン車のS-Gのセンターコンソールはとてもしょぼくなってしまいます。

さすがに、S-Gグレードの内装は安っぽすぎてダサいかもしれません。

まとめ：新型ヴォクシーにダサいの声!デザインがひどい?

新型ヴォクシーのフロントがダサいかどうかは別として、そう言われても仕方ないほど独自のものですし、存在感も半端ないものがあります。

ただ、現行アルファードのモデルチェンジ当時も、あの独特のフロントグリルは賛否両論でしたが、今はダサいというのは少数意見です。

ユーザーと圧倒的なセールスがあのオラオラ系のフロントデザインを肯定し、むしろ熱狂的に支持したのです。

新型ヴォクシーがアルファードのように圧倒的な支持を受けるかどうかはわかりませんが、それはユーザーが決めることですし、時が答えを出すはずです。

新型ヴォクシーがダサいかどうかはいずれはっきりしますが、販売台数の推移を見ればダサいという声が大きくなっているのかもしれません。

この記事でお伝えした新型ヴォクシーに出ているダサいの声についてのポイントを簡単にまとめました。