新型ハスラーの生産中止やターボの出荷停止はどうなった?納期遅れが原因?

新型ハスラーの生産中止やターボモデルに関する出荷停止の噂が一部で広がっていますが、実際にはどのような状況なのでしょうか。

この記事では、スズキの新型ハスラーの最新生産状況、納期の現状、そして過去の出荷停止事例について詳しく解説します。

2020年以降の月別販売台数や生産工場の情報も含め、新型ハスラーがどのように供給されているかを見ていきましょう。

また、そんな中で、新型ハスラーの納期を短縮する方法について説明していきます

新型ハスラーを少しでも早く入手する参考にしていただけたらと思います。

ハスラー-記事一覧

  • スズキ「ハスラー」の現在の生産状況と納期情報
  • 新型ハスラーの生産中止の状況
  • 生産中止や出荷中止の原因
  • 納期を短くするためには

新車を安く購入する値引以外の方法!

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昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。

だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。

出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。

人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。

知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。

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新型ハスラーには生産中止の噂もあるけどちゃんと供給されている?

新型 ハスラー 生産 中止

最初に、生産中止の噂もある新型ハスラーはちゃんと供給されているかを見ていきましょう。

ハスラーの月別販売台数

まず、2020年以降のハスラーの月別販売台数を見ていきましょう。

情報は下記の一般社団法人 全国軽自動車協会連合会のサイトを見ればわかりますが、ここではハスラーだけを抜き出してみましょう。

https://www.zenkeijikyo.or.jp/statistics/4kaku
単位:台
2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
1月 5,534 7,663 4,673 7,180 8,211
2月 5,809 8,217 5,545 5,611 8,990
3月 10,372 11,147 6,962 5,292 10,618
4月 4,294 6,834 6,690 4,052 7,507
5月 3,529 7,119 5,444 5,145 6,012
6月 7,875 7,241 5,035 6,877 7,641
7月 8,831 5,635 5,361 8,189
8月 6,384 7,246 4,733 7,268
9月 7,757 5,903 6,715 9,011
10月 6,536 5,416 6,557 8,953
11月 6,579 4,812 6,861 8,731
12月 6,614 5,253 5,797 6,411

月販目標台数は6,000台、2024年5月24日の一部仕様変更後は7,000台です。

2023年の上半期くらいまではかなり長い納期待ちもあったようですから、実際にはもっと多くのバックオーダーがあったのかもしれません。

2024年5月の一部仕様変更後に月販目標台数を増やしたのは、生産状況が好転したのかもしれません。

ちなみにハスラー、2024年はいい月にはN-BOX、スペーシアに次ぐ3位、悪い月でも5位には入る好調ぶりです。

タフトの販売台数は半分くらいですから、ライバルとさえ言えない状況です。

納期遅れは?

次に、納期遅れはどうかです。

現在の納期状況

新型ハスラーの現在の納期は、通常2か月程度で、場合によっては4~5か月かかることがあります。

この納期は2023年以前と比較して大幅に改善されています。

過去の納期状況

2023年以前、特に2023年の夏までは、納期が半年以上、場合によっては1年以上かかることもありました。

ユーザーからの不満が多く寄せられていたようです。

改善の背景

スズキがハスラーの月販目標台数を増やした背景には、納期遅れの解消に向けた努力があります。

半導体供給不足の緩和に加え、生産体制の強化や供給チェーンの見直しにより、納期の短縮が実現されました。

スズキはこうした改善を通じて、顧客満足度の向上を目指しています。

納期短縮は販売促進にも寄与しており、これがハスラーの販売目標台数の増加につながっていると考えられます。

新型ハスラーの生産中止やターボの出荷停止はどうなった?

新型 ハスラー 生産 中止

ここでは、新型ハスラーの生産中止やターボの出荷停止はど、これまでにどのような生産中止や出荷停止があったのかを確認していきます。

なお、ターボ車に限っての生産中止や出荷停止という情報はありませんし、リコールやサービスキャンペーンも無いようです。

  1. ハスラーの生産工場は?
  2. 2021年の生産中止(工場の操業停止)
  3. コロナ禍に関係ない2022年2月のハスラーの生産中止
  4. 2022年のハスラーの生産中止(工場の操業停止)
  5. 2023年のハスラーの生産中止(工場の操業停止)
  6. 生産中止の影響は?

ハスラーの生産工場は?

まず、ハスラーの生産工場です。

これは静岡県湖西市の湖西工場です。

引用元:https://www.suzuki-careers.com/temporary/factory/index.html

スズキの主力工場で、国内工場では最多の車を生産しているそうです。

生産車種はスペーシア、ハスラー、ワゴンR、アルト、ジムニーなどで、主に軽自動車を生産しているとのことです。

2020年2月のハスラーの生産中止

次に、2020年2月に報道で明らかになった生産中止は、ハスラーのうちNA(自然吸気)エンジンであるR06Dを搭載する全グレードでした。

具体的には、HYBRID XとHYBRID Gでした。

2021年の生産中止(工場の操業停止)

次に、2021年の生産中止ですが、これ以降がコロナ禍に伴う半導体不足等によるものだと思われます。

9月の操業停止は車種名の記載はなく、「ハスラー」との明記はありませんが、湖西工場(第1)はハスラーを製造していますから、ハスラーも生産停止があったものと推測できます。

  • 湖西工場(第1)で 9/18に終日(1稼働日)、9/13~17、20~24に2勤操業停止(10稼働日) 車種名の明記なし
  • 湖西工場(第1)で10/1、4、29に終日(3稼働日) 以降はハスラーと明記
  • 湖西工場(第1)で12/13に終日(1稼働日)

コロナ禍に関係ない2022年2月のハスラーの生産中止

次に、コロナ禍に関係ない2022年2月のハスラーの生産中止です。

2022年2月に代理店筋から明らかにされた生産中止は以下のグレードです。

  • HYBRID G(デュアルブレーキサポート非装着車)
  • 全方位モニター付き全グレード

このときは、この生産中止にかかるすべてのグレードの受注を停止するよう指示があったようです。

2022年の生産中止(工場の操業停止)

次に、2022年の生産中止ですが、この年は上半期に操業停止が集中します。

  • 湖西工場(第1)で1/22に終日(1稼働日)、 1/6~8、27、28、31に2勤操業停止(6稼働日)
  • 湖西工場(第1)で2/1~3に2勤操業停止(3稼働日)
  • 湖西工場(第1)で4/4~5に2勤操業停止(2稼働日)
  • 湖西工場(第1)で6/3、6、13に終日操業停止(3稼働日)

回数は4回と多いのですが、2021年のように2勤操業停止を10稼働日などの長期にわたるものはありません。

2022年の生産中止(工場の操業停止)

次に、2023年の操業停止です。

  • 湖西工場(第1)で2/28、29、3/1に終日操業停止(3稼働日)
  • 湖西工場(第1)で6/5、6、7に終日操業停止(3稼働日)

2月の操業停止は前回から9か月経過した久しぶりの生産中止でした。

そして、これ以降これまでの間は生産中止は実施されていません

 

ちなみに、湖西工場の操業停止時には静岡県牧之原市の相良工場でも操業停止する場合が多かったようです。

生産中止の影響は?

次に、生産中止の影響はどうかです。

前述の販売台数の推移をご覧いただくとわかるように、生産中止が相次いだ2022年上半期、2023年上半期は販売台数が伸び悩んでいます

一方で、それぞれの下期には販売台数は大きく伸びています

2020年2月の自然吸気(NA)エンジン関係の生産中止の影響は翌3月の販売台数の急伸で伺えます。

3月は販売台数が伸び傾向がありますが、例年よりもかなり伸びが大きいのです。

新型ハスラーの生産中止や出荷停止の原因は?納期遅れ?

新型 ハスラー 生産 中止

では、新型ハスラーの生産中止や出荷停止の原因は何なのでしょうか。噂されるように部品の納期遅れなのでしょうか。

  1. 2020年2月のハスラーの生産中止はエンジンからの異音が原因
  2. 工場の操業停止の原因は半導体を含む部品供給不足
  3. 2022年2月のハスラーの生産中止の原因は不明
  4. ハスラーの納期遅れを防ぐには?

2020年2月のハスラーの生産中止はエンジンからの異音が原因

まず、2020年2月のハスラーの生産中止はエンジンからの異音が原因でした。

これはNA(自然吸気)エンジンに限定されたもので、ターボ車は生産中止にはなっていません。

ちなみに、2020年4月23日付のサービスキャンペーンでR06D型エンジンの不具合が明らかにされています。

https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2020/0423/

ピストンのスカート部に施されている固体潤滑材のコーティング不適切が原因です。

これがエンジン運転中に剥がれて、ピストンとシリンダが金属接触することでピストンが摩耗し、異音が発生するおそれがあるとのことでした。

ピストンを対策品に切り替えれば解消するので、3月くらいには生産を再開したようです。

R06D型が2020年1月にハスラーに初搭載された新しいエンジンなので、搭載直後にこうした不具合が出るのはやむを得ない面があると思います。

サービスキャンペーンで直ちに対応したのは好感が持てますね。

工場の操業停止の原因は半導体を含む部品供給不足

工場の操業停止の原因は半導体を含む部品供給不足です。

これは2021年9月から実施していましたからウクライナ問題ではなく、新型コロナ禍に端を発するものと思われます

供給量も不足すれば納期も遅れたものと思われます。

このため、工場を変えて、結果的には車種を変えて操業停止をしていましたが、2023年7月以降は操業停止は行っていないようです。

スズキも改善してきたと言っていますので、多少なりとも状況は緩和してきているのでしょう。

2022年2月のハスラーの生産中止の原因は不明

2022年2月のハスラーの生産中止の原因は不明です。

ただ、ハスラーの納期を早くしたければ全方位モニター車は避けた方がいいと言われていたようですし、こうしたシステムは半導体の塊です。

スズキは全くアナウンスしていませんが、不足しがちな半導体については本体製造を優先したのかもしれませんね。

ハスラーの納期遅れを防ぐには?

次に、ハスラーの納期遅れを防ぐにはどうすればいいかです。

人気のあるハイブリッドGを選ぶ

ハスラーの場合、人気グレードはハイブリッドGなので、これを選ぶべきです。

私がディーラーに聞いた話ですが、人気グレード優先で生産しているらしく、他グレードを注文するよりも納期が早まる可能性が高いようです。

カラー選びも納期に関係するという話も(一般的には人気色が早い)ありますので、営業さんに相談してみるといいでしょう。

キャンセルがあったら教えてもらう

これは私も経験がありますが、ディーラーにキャンセル情報を入れてもらう方法は有効です。

納期が長いとキャンセルは出るものですし、ディーラーローンや残クレでなければキャンセル料もかからないので割と簡単にキャンセルできるので、結構発生するのです。

私の場合、カラーが許容できなかったのですが、グレード、装備、カラーが納得できればものすごく早く入手可能になります。

うまくすると値引きの上乗せさえ期待できます。

また、条件を設定してキャンセル待ちをする手もありますが、他のキャンセル情報があれば教えてもらう作戦が有効でしょう。

ディーラーの営業さんと仲良くなる

一番大事なのは、ディーラーの営業さんと仲良くなることです。

人気グレードに限らず、営業さんは納期を短くするにはどんなグレードで、オプションはどうすればいいかなど、有用な情報を持っています

場合によっては、納期が遅れるオプションは後付けすることさえ提案してきます。

キャンセル待ちを早く知らせてくれるかどうかも人間関係です。

無茶な値切りをしたけど大丈夫かななんて悩まなくてもいいです。

向こうだって顧客との友好関係は深めたいと思っているはすから。

まとめ:新型ハスラーの生産中止やターボの出荷停止はどうなった?納期遅れが原因?

この記事でお伝えした「新型ハスラーの生産中止やターボの出荷停止はどうなった?納期遅れが原因?」のポイントを簡単にまとめました。

  • 新型ハスラーの販売は2024年に入ってからは特に順調
  • 現在の納期は通常2か月、遅い場合は4~5か月
  • 2023年以前は納期が半年以上かかることがあった
  • スズキは月販目標台数を6,000台から7,000台に増やしたのは半導体不足の緩和によるのでは
  • ターボに関しては生産中止の噂は事実ではない
  • コロナ禍等に伴う半導体不足などでの操業中止は2023年6月まで何度か実施
  • 2023年7月以降は生産中止はない
  • 納期を早めるためには人気グレードのハイブリッドGにすることとキャンセル狙い

 

ハスラーを限界値引きから更に安く購入する方法!

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ハスラーも安全装備の充実等により最上級グレードの車両本体価格が約182万円とかなりの高額になっています。

だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。

例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?

確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。

しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。

だからといって、諦める必要はありません。

方法はあるのです。

知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。

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