新型ハスラーではターボの販売比率は2割とは言いますが、不満の無い動力性能を手に入れたかったらターボです。
しかし、そんな新型ハスラーターボが出荷停止でリコールという情報もありますし、CVTの不具合もリコール対象になっているという話もあるのです。
ここでは、新型ハスラーターボが出荷停止でリコールという情報の真相を確認します。
CVTの不具合も対象という説についてもあわせてチェックしておきましょう。
また、新型ハスラーの出荷停止やリコールなど、ターボ車に限らずその他のトラブルにはどんなものがあるのかも確認しておきましょう。
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
新型ハスラーターボが出荷停止でリコールというのは本当?
まず、新型ハスラーターボが出荷停止でリコールというのは本当なのかです。
- 新型ハスラーターボの出荷停止
- 新型ハスラーターボのリコールの内容(CVTの不具合が原因)
新型ハスラーターボの出荷停止
新型ハスラーターボに不具合が発生したのは事実です。
スズキは2022年7月21日にリコールを届け出ています。
対象車は6月16日製造分までですから、その後対策が講じられるまでの間は出荷停止になった可能性はあります。
しかし、スズキから正式にアナウンスされていませんので、これは憶測の域を出ません。
新型ハスラーターボのリコールの内容(CVTの不具合が原因)
新型ハスラーターボのリコールの具体的な内容です。
区分 | 内容 |
リコール対象車の車台番号 | MR52S-100112~MR52S-301806(ターボ) |
製作期間 | 令和元年12月26日~令和4年6月16日 |
対象車の台数 | 55,934台 |
不具合の内容 | CVTコントローラの制御プログラムの不適切により、高負荷のキックダウン時等にスチールベルトが滑り摩耗紛が発生する場合があり、摩耗紛による油圧調整弁の摺動不良による油圧不良で、最悪の場合走行不能に至るおそれがある。 |
改善の内容 | CVTを点検し、ベルト滑りがある場合はCVTを交換。全車両、CVTコントローラを対策プログラムに書き換え。(CVTを交換しなかった場合も、その後ベルト滑りがあると判断した場合はCVTを無償交換) |
引用元:https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2022/0721/
ターボそのもではなく、ターボ車のVVTで、それもCVTそのものではなく制御プログラムの問題のようです。
しかし、それでベルト滑りが発生して走行不能に陥るとは怖いものですね。
パドルシフトの下げ幅が大きすぎたという情報もありあますが、確実なものはありません。
令和元年12月26日製造分以降ですから、おそらく新型ハスラーの製造を始めて以来のターボ車全車両なのでしょう。
新型ハスラーではCVTをジャトコからアイシンAW(今のアイシン)に変えたそうですが、そのときの制御プログラムの設定ミスですね。
ただ、不具合の多い日産のCVTを製造しているジャトコよりはアイシンの方が信頼性も高いので、制御プログラムを改善したのなら心配することは無いはずです。
新型ハスラーの出荷停止やリコールなど、その他のトラブルは?
では、新型ハスラーには出荷停止やリコールなど、その他のトラブルはあるのでしょうか。
- 新型ハスラーの出荷停止(多少は発生)
- 新型ハスラーのリコール(前述に加え4件届出)
- 新型ハスラーのサービスキャンペーン(1件届出)
新型ハスラーの出荷停止(多少は発生)
新型ハスラーの出荷停止についてですが、口コミを見ると多少は発生しているようですね。
リコールも出ている車線逸脱抑制機能の制御プログラムの問題については後述しますが、2020年3月頃に車線逸脱機能で一部不具合が見られたので出荷停止があったようです。
その他の不具合についてはわかりませんが、リコールをするようなものは、確認作業が必要なはずです。
長期にわたる出荷停止ではないようなので、むしろしっかり確認してもらった方が安心ですよね。
新型ハスラーのリコール(前述に加え4件届出)
新型ハスラーにも他にリコールがあったようなので紹介しておきます。
エアバッグコントローラ(2022年12月23日 )
令和4年11月8日以降の1か月程度の間の製造分で、台数はNA(自然吸気)、ターボを合わせて5,533台ですからこの期間に製造されたNA、ターボ全車両でしょう。
区分 | 内容 |
リコール対象車の車台番号 | MR52S-310088~MR52S-311899(ターボ) MR92S-324090~MR92S-329016(NA) |
製作期間 | 令和4年11月8日~令和4年12月7日(NAは13日まで) |
対象車の台数 | 5,533台(ターボ1,485台、NA4,048台) |
不具合の内容 | エアバッグコントローラのバックアップ電源用コンデンサの製造不良で、内部ショートが発生する場合があり、コントローラの電源が衝突時に遮断されると全てのエアバッグ及びシートベルトプリテンショナーが展開しないおそれ。 |
改善の内容 | エアバッグコントローラを良品に交換。 |
引用元:https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2022/1223/
これは限られた期間に製造されたものが対象ですが、衝突時にエアバッグとシートベルトプリテンショナーが展開しないとしたら恐ろしいトラブルですね。
エンジンコントローラの制御プログラム(令和3年4月1日届出)
MR92S型ですからNAエンジン車のトラブルです。
区分 | 内容 |
リコール対象車の車台番号 | MR92S-100094~MR92S-152895(NA) |
製作期間 | 令和元年12月24日~令和2年11月3日 |
対象車の台数 | 48,127台 |
不具合の内容 | エンジンコントローラのアイドリング時における吸入空気量の制御プログラムの不適切によりDレンジで停車中に吸入空気量が不足する場合があり、アイドリング回転数が低下し、最悪の場合エンストに至るおそれ。 |
改善の内容 | エンジンコントローラの制御プログラムを対策プログラムに書き換え。 |
引用元:https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2021/0401a/
これも令和元年12月24日製造分以降ですから、おそらく新型ハスラーの製造を始めて以来のNA車全車両ですね。
NAは従来のR06AエンジンからR06Dエンジンに置き換わりましたから、制御プログラムの熟成が足りなかったのですね。
搭載エンジンの変更ではありがちなトラブルですね。
フロントシートベルト(2021年1月21日届出)
これはNA車、ターボ車共通のトラブルです。
区分 | 内容 |
リコール対象車の車台番号 | MR52S-100112~MR52S-121571(ターボ) MR92S-100094~MR92S-150598(NA) |
製作期間 | 令和元年12月24日(MR52Sは26日から)~令和2年10月22日 |
対象車の台数 | 62,173台(ターボ19,684台、NA42,489台) |
不具合の内容 | フロントシートベルトの組立指示の不適切によりセンターピラートリムに挟まれてたるんで組み付けられているものがあり、衝突時にベルトのたるみ分が引き出され、乗員拘束が遅れて怪我の程度が大きくなるおそれ。 |
改善の内容 | フロントシートベルトを点検し、たるんで組み付けられているものは正規の位置に修正。 |
引用元:https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2021/0121a/
これもモデルチェンジ以降のNA車、ターボ車全車両ですね。
シートベルトが正常に機能しないのですから深刻です。
車線逸脱抑制機能の制御プログラム(2020年3月17日 )
これはターボ車のみのトラブルです。
区分 | 内容 |
リコール対象車の車台番号 | MR52S-100112~MR52S-104104(ターボ) |
製作期間 | 令和元年12月26日~令和2年3月5日 |
対象車の台数 | 2,971台 |
不具合の内容 | 車線逸脱警報装置の抑制機能のプログラムが不適切により車線逸脱警報をOFFにすると、車線逸脱抑制機能が作動している状態で車線を逸脱した場合に警報が不作動。(道路運送車両法の保安基準第11条に不適合) |
改善の内容 | 車線逸脱抑制機能の制御プログラムを対策プログラムに書き換え、取扱説明書に記載の車線逸脱警報の作動条件を訂正。 |
引用元:https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2020/0317a/
これもモデルチェンジ以降のターボ車全車両ですが、保安基準に不適合というだけで実害は無さそうです。
新型ハスラーのサービスキャンペーン(1件届出)
新型ハスラーではリコールではなく、サービスキャンペーンも発生しています。
サービスキャンペーンというのはリコールや改善対策に該当しない不具合ですが、改善措置を無料で行ってくれます。
1件だけですが、異音がひどくて訊いてみたらサービスキャンペーンだったという報告もありました。
これは2020年4月23日届け出で、NA車のみ、新型発売後3か月の間のトラブルです。
区分 | 内容 |
リコール対象車の車台番号 | MR92S-100094~MR92S-116718(NA) |
製作期間 | 令和元年12月24日~令和2年3月24日 |
対象車の台数 | 11,946台 |
不具合の内容 | エンジンのピストンスカート部に施されている固体潤滑材のコーティングが不適切により運転中に剥がれて、ピストンとシリンダが金属接触することでピストンが摩耗し、異音が発生するおそれ。 |
改善の内容 | 当該現象が発生した車両は、ピストンを対策品、シリンダブロックを新品に交換。 |
引用元:https://www.suzuki.co.jp/recall/car/2020/0423/
これは対象となるユーザーにダイレクトメールで通知があるそうですが、現象、つまり異音が発生した場合に限られます。
まとめ
ハスラーに限らずリコールのようなトラブルはいいことでありません。
ただ、きちんと報告して対策を講じてくれるのは評価すべきです。
このような情報はディーラーから必ず連絡がありますが、引っ越しや中古車の購入の場合は少し心配です。
調べるのは簡単ですから、気になる方はチェックしておいてもいいかもしれませんね。
ハスラーを限界値引きから更に安く購入する方法!
ハスラーを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
ハスラーも安全装備の充実等により最上級グレードの車両本体価格が約182万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
>> 目次ページに戻る