アルファードのスライドドアに関するトラブルは多岐にわたります。
スライドドアが閉まらない、自動で開かない、開閉速度に問題がある、異音がするなどの場合、解決策を見つけることは急務です。
本記事では、まず、アルファードのパワースライドドアトラブルの原因と対策をお示しし、リセットの有効性についても説明します。
具体的なリセットの方法についても、バッテリー交換時のトラブル時の場合も含め、説明していきます。
- アルファードのスライドドアのトラブルの原因と対応
- アルファードのスライドドアのトラブルにリセットは有効か?
- スライドドアのシステムトラブル時のリセット方法
- バッテリー交換に伴うリセット方法
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詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
アルファードのスライドドアのトラブルとは?リセットは有効?
最初に、アルファードのスライドドアのトラブルにはどんなものがあるかを確認し、このようなトラブルにリセットは有効かを考えていきます。
- スライドドアのトラブルにはどんなものがある?
- スライドドアのトラブルにリセットは有効なの?
スライドドアのトラブルにはどんなものがある?
まず、スライドドアのトラブルにはどんなものがあるかです。
アルファードのスライドドアに発生するトラブルとその原因、対処法を整理すると以下のようになります。
パワースライドスイッチが「OFF」になっている
パワースライドスイッチが「OFF」になっている場合は当然作動しませんが、気付かないうちにそうなっている場合もあるようなのです。
パワースライドを「ON」に切り替えればちゃんと動くようになります。
アルファードの場合、パワースライド「OFF」スイッチで、ON、OFFが見分けにくいので、この問題が起こりやすいのです。
チャイルドドアロックがかかっている
チャイルドドアロックがかかっていたら、当然内側からは空きません。
いったん外側から開けて、必要があればチャイルドロックを解除しましょう。
給油口のパネルやスライドドアの窓が開いている
給油口のパネルが開いている状態でスライドドアを動かすとドアもパネルも損傷しますし、スライドドアの窓が開いていたらけがや、ひょっとしたら命にさえかかわる事態になりかねません。
このため、この状態ではパワースライドドアは動きませんが、故障ではありませんので、原因が取り除かれれば当然作動します。
パワースライドモーターの故障・ワイヤー切れ
パワースライドモーターの故障とワイヤー切れは別のものですが、スライドドアが少し開いた状態から動かないのは同じです。
パワースライドモーターはスライドドアを動かすメインのモーター、ドアに付いたワイヤーを引っ張るわけです。
交換しかありませんが、パワースライドモーターは高価で8万円くらいするものの、ワイヤーは安いものです。
ただ、ワイヤーはモーターとセットなので、オークションなどで単品が手に入ればいいのですが。
また、パワースライドモーターが劣化している場合は開閉速度が極端に遅くなる場合もあり、これも交換せざるを得ません。
リリースモーターの故障
リリースモーターの故障の症状は、ドアを開けるところがうまくいかず、少し動かせばパワースライドモーターが作動し始めます。
スライドドアのドアロックを解除するパーツで、交換しかありませんが、玩具用のモーターとかわらない大きさで、パワースライドモーターよりはるかに安価です。
しかし、交換工賃がかかるので、費用は3万円くらいでしょうか。
ゴムパッキンの劣化・外れ
ゴムパッキンの劣化・外れの症状は、パワースライドドアが途中で「ピーピー」というような警告音を出して止まるというものです。
要するに外れたり変形したゴムパッキンに引っかかるわけで、当然交換で、費用も1万円程度です。
フレームの歪み
フレームの歪みでもパワースライドドアは動かないことがあります。
この場合は非常に高価で、10万円以上、場合によったら数十万円の費用がかかってきます。
コントロールユニットの故障
めったにありませんが、パワースライドドアを制御するコントロールユニットの故障もあり得ます。
この場合は交換しかなく、10万円近い費用がかかるようです。
リモコンの故障、電池切れ
リモコンの故障、電池切れでもパワースライドドアは動きません。
リモコンの故障は2万円くらいで、電池交換はディーラーで500円、自分でやるなら110円です。
バッテリー交換
意外なことに、バッテリー交換でもパワースライドドアが動かなくなる場合があります。
後述しますが、スライドドアを開けたままバッテリー交換したことが原因です。
これは後述するリセットで復旧可能です。
スライドドアのトラブルにリセットは有効なの?
次に、スライドドアのトラブルに対してリセットを行うことは有効かです。
当然のことですが、パワースライドモーターなどのハードの故障に対しては、リセットは何の意味もありません。
リセットが有効なのは、システムが誤動作している場合やエラーが発生している場合、物理的な故障がないのに反応しないような場合です。
リセットを行うことで、パワースライドドアの制御システムが再起動され、機能不全が解消される場合もあるのです。
特に、パワースライドドアのシステムがフリーズしたり、反応しなくなったりしたときに効果的なようです。
パソコンがフリーズしたときに、最後の手段として電源を切るとウソのように治りますが、あのようなものです。
とはいえ、コントロールユニット自体が故障していたら、リセットしたところで効果はありません。
アルファードのスライドドアのリセットはどうすればいい?
ここでは、アルファードのスライドドアのリセットはどうすればいいのか、トラブル時のリセットとバッテリー交換後のリセット、それぞれの方法を説明していていきます。
- スライドドアトラブル時のリセット方法は?
- バッテリー交換後のスライドドアのリセット方法は?
スライドドアトラブル時のリセット方法は?
まず、スライドドアトラブル時のリセット方法は以下のとおりです。
スライドドアを閉める
ます、スライドドアを閉めておきます。
開けたまま電源を切ると、後述のバッテリー交換時のスライドドアのリセットが必要になります。
要するに、スライドドアを開けたままだと、電源の切断、再接続で正常に作動しなくなるのです。
電源の切断
次は、電源の切断です。
アルファードのバッテリーのマイナス端子を外すだけでいいのです。
一定時間の待機
次は、一定時間の待機です。
コントロールユニット内の電源回路のコンデンサーに蓄えられていた電気も数分待てば放電してしまうので、それを待つわけです。
3分も待てばいいでしょう。
電源の再接続
次は、電源の再接続です。
先ほど外したアルファードのバッテリーのマイナス端子にバッテリーケーブルを付けなおすだけです。
スライドドアの開閉テスト
最後に、スライドドアの開閉テストです。
アルファードのパワーをオンにし、スライドドアを開閉させてみます。
ただのフリーズや暴走だったら、スライドドアのシステムのがリセットにより正常に機能するようになり、実際そうなることも多いのです。
ただ、問題が解決しなかったら、ディーラーに任せるしかありません。
ハード的な故障かどうかの確認には手間もお金もかかりますので、まずリセットを試してみるのも悪くないかもしれません。
バッテリー交換後のスライドドアのリセット方法は?
次は、バッテリー交換後のスライドドアのリセット方法です。
バッテリーを交換する際、スライドドアが閉じた状態で行っていれば、システムのリセットは必要ありません。
スライドドアを開けたままバッテリー交換すると、スライドドアの学習がリセットされ、動かなくなってしまうのです。
リセットの仕方は簡単です。
車のパワーをOFFにして、ドアを手動で完全に閉め、その後、パワーをONにしてAUTO操作を行うことで、ドアの動作を再学習させることができ、正常に作動するようになるのです。
パワースライドドアを開けたままでも、携帯用の12V電源でメモリーバックアップを行いながらバッテリー交換をすれば、こんな問題は発生しません。
総括:アルファードのスライドドアのトラブルとリセット
この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。
- スライドドアのトラブルはスイッチが「OFF」、チャイルドロック、スライドドアの窓や給油口が開いているなどで、簡単に解決する場合も
- モーター故障、ワイヤー切れ、フレームの歪みなどは高額な修理費用
- パワースライドシステムのソフト的なトラブルにはリセットが有効な場合も
- コントロールユニットが故障したらリセットは役に立たず、交換も高価
- リセットは電源を切り離して数分放置して、コンデンサーの電気が放電するのを待つだけ
- バッテリー交換時にスライドドアを開けたままだと作動しなくなり、簡単なリセット作業が必要に
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知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
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