シエンタの後部座席が暑いのは吹き出し口が無いから?サーキュレーターは必要?

シエンタの後部座席が暑い…」そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

特に、エアコンの吹き出し口が無いことで冷気が行き届きにくい問題はよく指摘されます。

ここでは、まず、シエンタの後部座席が暑い理由をチェックします。

暑いのはエアコンの吹き出し口が無いからなのでしょうか。

また、こうした暑さを踏まえ、後席の暑さ対策としてサーキュレーターは必要なのでしょうか。

ここでは、後付けも含め、シエンタの後部座席の暑さ対策について考えていきます。

シエンタ-記事一覧

  • シエンタの後部座席が暑い理由
  • 他のミニバンとのエアコン装備の違いも踏まえシエンタにエアコン吹き出し口が無い理由
  • 暑さ対策としてのサーキュレーターの効果と必要性
  • サーキュレーターの後付けの可能性

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だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。

出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。

人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。

知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。

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シエンタの後部座席はなぜ暑い?

シエンタ 後部座席 暑い

まず、シエンタの後部座席はなぜ暑いのかを考えていきます。

後部座席に吹き出し口が無いからなのでしょうか。

  1. シエンタの後部座席はなぜ暑い?
  2. シエンタの後部座席が暑いのはエアコンの吹き出し口が無いから?

シエンタの後部座席はなぜ暑い?

最初に、シエンタの後部座席はなぜ暑いのかですが、これには2つの理由があります。

①ミニバンは窓が大きい

まず、一番大きな理由はミニバンというものは全高が高く、当然窓も大きいことです。

車の中が暑くなる原因は太陽光線、それも赤外線ですが、窓が大きければ大きいほど太陽光線が車内に入り込んでしまうのです。

太陽光線による熱はボディからも伝わってきますが、ミニバンは屋根も広く、ルーフなどからの熱もより多く伝わってくるのです。

②後部座席のエアコン吹き出し口が無い

もう一つは、後部座席の吹き出し口が無いことです。

まず、シエンタのエアコンの吹き出し口です。

引用元:https://manual.toyota.jp/sienta

画像には下の方に寒冷地仕様用のヒーターリアダクトはありますが、エアコンの吹き出し口はありません

 

シエンタの後部座席が暑いのはエアコンの吹き出し口が無いから?

では、シエンタの後部座席が暑いのはエアコンの吹き出し口が無いからなのでしょうか。

ミニバンは構造上車内が暑くなります。

エアコンの能力さえ高ければ、冷気は後席にも流れていきますが、それにはある程度の時間がかかりますし、前席と後席には温度差が発生します。

また、近くに吹き出し口が無いので、送風が当たることによる体感温度の低下も期待できません

コストの問題と思われますが、シエンタは初代から新型まで3代にわたって、後部座席にエアコンの吹き出し口は設置されていません。

シエンタの後部座席が暑いのはこのようにエアコンの吹き出し口が設置されていないからに間違いないものと思われます。

シエンタの後部座席は暑いのになぜエアコン吹き出し口が無い?

シエンタ 後部座席 暑い

ところで、シエンタの後部座席は暑いのになぜエアコン吹き出し口が無いのでしょうか。

類似車の事例もチェックしながら説明していきましょう。

  1. トヨタの3列シート車は?
  2. ライバル車は?
  3. エアコン吹き出し口が無い理由は?

①トヨタの3列シート車は?

まず、トヨタの3列シート車を見ておきましょう。

車種 エアコンの装備内容
アルファード&ヴェルファイア 前後左右席独立温度コントロールフルオートエアコン(排気ガス検知式内外気自動切替システム付)

Executive LoungeではナノイーXは後席にも

ノア&ヴォクシー 上級グレード:左右独立温度コントロールフロントオートエアコン+リヤオートエアコン(リヤクーラー+リヤヒーター)

下級グレード:フロントオートエアコン+リヤクーラー(オプションでリアオートエアコン装着可)

ランドクルーザー300 ベースグレードのGX以外は前後席左右独立温度コントロールフルオートエアコン

GXは吹き出し口は少ないものの後席エアコン、ヒーター吹き出し口あり

ランドクルーザー250 左右独立温度コントロールフルオートエアコン

ベースグレードのGX(5人乗りのみの設定)以外は後席独立コントロールオートエアコン

アル&ヴェルやランクルは当然ですが、ノア&ヴォクシーの下位グレードでもヒーターは無くてもクーラーの吹き出し口は付いています。

窓もシエンタよりは広いですし、高価な車なので、そんなとこけちる必要もないのです。

ノアの場合を見ていきましょう。

フロント吹き出し口 リアエアコン吹き出し口

引用元:https://manual.toyota.jp/noah/

前席用の吹き出し口はシエンタと同じですが、ノアの場合は後席用にもリアエアコンの吹き出し口があって、2列目、3列目に冷気を吹き出してくれます

リアクーラー仕様は足元の吹き出し口はありませんが、上方にはリアエアコン仕様と同様の吹き出し口があり、いずれも操作パネルが付いています。

②ライバル車は?

次に、ライバル車はどうでしょうか。

シエンタのライバル車というのは言わずと知れたフリードです。

サイズも排気量も類似していてまさにライバルです、

フリードについては、現行モデルへのモデルチェンジ前までは後席にエアコンの吹き出し口なんかありませんでした。

シエンタのようなサーキュレーターも無かったのです。

しかし、2024年6月に登場した新型シエンタにはリアクーラーが装備されました。

引用元:https://www.honda.co.jp/FREED/

ベースグレードの無印のAIRにこそ装備されていませんが、それ以外の3列シート車には標準装備なのです。

クーラーと言うくらいですからヒーター機能はありませんが、暑さ対策では大きなアドバンテージを得たと言えるでしょう。

逆に、シエンタはかなり遅れをとった印象ですね。

ノアのように3列目に直接送風する仕組みではないので3列目の暑さがどの程度改善されるかは気になりますが、効果があるのは間違いないと思われます。

③エアコン吹き出し口が無い理由は?

次に、エアコン吹き出し口が無い理由はどうなのかです。

これは3つ考えられると思います。

コスト

一番大きいのはコストだと思います。

シエンタはモデルチェンジして多少値上がりしていますが、他の車種に比べて値上がり幅はかなり圧縮されています。

ベースグレードのXの2WDはモデルチェンジ直後で1,950,000円、現時点でも1,995,200円と200万円を切っています。

今回のモデルチェンジでは装着するうえで何の障害もなかった電動パーキングブレーキの装備も見送られましたが、これもコストゆえと思われます。

トヨタはフリードのような少し高めの価格より装備は少し劣っても、若い年代の家庭でも手の届く価格を選んだのかもしれませんね。

3列目の使用頻度

3列目の使用頻度も重要な要因でしょう。

シエンタのようなコンパクトミニバンの3列目はかなり狭くて、トヨタは常時使用することを考えていないのではないでしょうか。

急に大人数乗るようになったような非常時に、それもロングドライブには使わないのではないでしょうか。

おそらく、ノア&ヴォクシーに比べれば使用頻度、時間ともにかなり短いはずです。

このような使用形態(めったに3列目を使わない)を想定した場合、前述のコストとの兼ね合いもありますが、トヨタは装備不要と判断したのではないでしょうか。

上級モデルとの差別化

私はあまり好きではありませんが、自動車メーカーはこうした上級モデルとの差別化をする傾向があります。

付けることは簡単ですが、上級車種には後席用のクーラーが付いているので、必要ならそちらを選んでくださいということです。

シエンタで満足するような装備にするのは戦略的にもまずいのです。

トヨタは上位車種への誘導のためか絶妙の装備差、価格差(ノアの場合は70万円弱高い)を設定しているのです。

シエンタの後部座席の暑さ対策にサーキュレーターは必要?後付け可能?

シエンタ 後部座席 暑い

では、このようなシエンタの後部座席の暑さを改善するためにサーキュレーターは必要なのでしょうか。

また、後付けは可能なのでしょうか。

ここでは、サーキュレーターがどういうものかも含めて説明しておきましょう。

  1. シエンタのサーキュレーターはどんなもの?
  2. 後部座席の暑さ対策にサーキュレーターは必要?
  3. サーキュレーターは後付け可能?

①シエンタのサーキュレーターはどんなもの?

まず、シエンタのサーキュレーターはどんなものなのかです。

画像のように1列目と2列目の座席の間の天井部分に付けて後部座席に前席の空気を送り込む装置で、「天井サーキュレーター」と呼ばれています

冷たい、あるいは温かい空気の偏りを解消し、快適な室内空間を実現するというコンセプトはすばらしい装置です。

引用元:https://toyota.jp/sienta/

詳細については、「シエンタにサーキュレーターはいらない?リアモニターとの同時装着は不可?」をご覧ください。

メーカーオプションで、Zの場合はナノイーXとのセット価格は税込み27,500円です。

Gの場合は消臭・撥水撥油機能付きのファブリックシート表皮もセットになって29,500円になります。

なお、Xにはオプション不可なのは残念ですが、ありがちなグレード設定手法でしょうね。

②後部座席の暑さ対策にサーキュレーターは必要?

次に、シエンタの後部座席の暑さ対策にサーキュレーターは必要なのかです。

ここでは3つの観点から考えてみましょう。

天井サーキュレーターの効果はある?

まず、天井サーキュレーターの効果はあるのかです。

シエンタにサーキュレーターはいらない口コミの内容は?」で口コミを紹介していますが、効果は無いわけではないものの、過大な期待はできないもののようです。

見た目も含めてそれなりの涼しさはあるという意見がある一方で、見た目だけでちっとも涼しくないという厳しい声もあるのです。

後席モニターは付けられなくていい?

次に、後席モニターは付けられなくていいのかです。

画像をご覧いただいたらわかりますが、後席モニターの取り付け位置は天井サーキュレーターと同じあたりです。

天井サーキュレーターと後席モニターは同時装着不可というのはWebページにも明記されています。

引用元:https://toyota.jp/sienta/ https://toyota-mobi-shinosaka.jp/blog/store/detail/286596

社外品の後席モニターも同じようなものです。

取り付け位置を工夫しても画面と送風口が干渉するので両方付けるのは不可能です。

天井サーキュレーターを付けてしまったら、後席モニターはヘッドレスト取り付け式を選ぶしかなくなるのですが、それでいいのかです。

3万円弱出すだけの価値はある?

最後に、この天井サーキュレーターに3万円近くの予算を割くだけの価値があるかです。

ここではナノイーは置いておいて、送風機能だけの話をしていきましょう。

サーキュレーターとはいいますが、社外品なら同じような送風機能を手に入れるのに3万円近いお金はかかりません

例えば、このツインファンなら税・送料込み2,850円と天井サーキュレーターに比べればはるかにエコノミーです。

電源はシガーソケットですが、加工すればヒューズボックスから電源を取ることも可能なはずです。

2つのファンの向きも変えられるので、これ1つあれば後席の左右に涼しい風が遅れそうですね。

見た目は天井サーキュレーターにはかないませんが、3万円近く出さずに、この程度の予算ですませる選択肢もあるかもしれませんね。

③サーキュレーターは後付け可能?

次に、サーキュレーターは後付け可能かです。

シエンタのサーキュレーターはメーカーオプションです。

ディーラーオプションの場合は必要なパーツがセットになって供給されていますが、メーカーオプションの場合はそんなものはありません。

とはいえ、保守用にパーツの提供はしていますので、必要なパーツがわかればディーラー経由で購入することも施工することも可能です。

しかし、パーツの洗い出し作業は大変なうえ、素人には不可能です。

施工はエアコンと接続したりするような必要はありませんが、それでも普通のスキルの方には不可能です。

パーツの洗い出しも含め、優秀なメカの方の応援をお願いしましょう

パーツ自体は4万円程度で手に入るようですが。

ちなみに、世の中には後付けエアコンユニットというものもあって、後席クーラーを設置することも可能なようですが、これにはとんでもないスキルが必要だと思います。

まとめ:シエンタのシエンタの後部座席が暑いのは吹き出し口が無いから?サーキュレーターは必要?

この記事でお伝えした「シエンタのシエンタの後部座席が暑いのは吹き出し口が無いから?サーキュレーターは必要?」のポイントを簡単にまとめました。

  • シエンタの後部座席が暑い主因は窓の大きさとエアコン吹き出し口の欠如
  • ミニバンの構造上、太陽光による熱が車内に多く入りやすい
  • シエンタは初代から後部座席にエアコン吹き出し口が設置されていない
  • エアコン吹き出し口が無い理由はコストや3列目の使用頻度の低さ
  • サーキュレーターはメーカーオプションで後部座席の暑さ対策になる
  • 天井サーキュレーターは効果が限定的で後席モニターとの同時装着が不可
  • サーキュレーターを後付けする場合、専門的なスキルが必要
  • ライバル車であるホンダ・フリードにはリアクーラーが装備されている
  • コストを抑えるため、上級モデルとの差別化が図られている

 

シエンタを限界値引きから更に安く購入する方法!

シエンタを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?

シエンタも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約300万円オーバーと高額になっています。

だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。

例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?

確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。

しかし、現実は排気量の小さな小型車の値引きは各メーカーともに大きくありません。薄利多売で利益を出す戦略だからですね。

だからといって、諦める必要はありません。

方法はあるのです。

知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。

詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。

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