新型ハスラーは年間7~8万台を販売するというスズキの中でもかなりの人気車です。
良く売れている車なので問題なんかなさそうですが、それでも買ってから後悔するのは嫌ですよね。
ここでは、新型ハスラーを買ってから後悔しないために、後悔するかもしれない欠点や辛口評価など、知っておくべきポイントをチェックしておきましょう。
新型ハスラー 買ってから後悔するかもしれない欠点は?
まず、新型ハスラーを買ってから後悔するかもしれない欠点をチェックしていきましょう。
これは、買ってから後悔しないために知っておくべき第1のポイントです。
- スタイリングはどう?
- インテリアはどう?
- 動力性能はどう?
- 乗り心地はどう?
- 高級感はどう?
スタイリングはどう?
新型ハスラーのスタイリングで後悔するかもしれない欠点は、初代のような遊び心や斬新さがなくなっていることです。
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初代ハスラー | 新型ハスラー |
引用元:https://www.suzuki.co.jp/suzuki_digital_library/1_auto/hustler.html
初代ハスラーはとてもポップなデザインで、見ているだけで楽しくなる車でした。
新型ハスラーはベストセラーカーであった初代のイメージは継承しつつ、少しシックな方向に舵を切りました。
結果的に斬新さは大きく失われてしまいましたので、初代ハスラーのイメージを求めて買ったとしたら、後悔するかもしれませんね。
インテリアはどう?
新型ハスラーのインテリアはどうでしょうか。
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初代ハスラー | 新型ハスラー |
引用元:https://www.suzuki.co.jp/suzuki_digital_library/1_auto/hustler.html
初代ハスラーは大きなインテリアパネルが斬新でした。
新型ハスラーではメーター、オーディオ&ナビ、グローブボックスの周りを囲む三連のリング状の加飾が特徴です。
斬新は斬新ですが、先代モデルの持つスッキリさはなく、無骨で視覚的にいささかうるさい印象です。
好き嫌いが分かれるデザインなので、買ってしばらくすると嫌になる方もおられるようなのです。
動力性能はどう?
新型ハスラーで少し気になるのが動力性能です。
区分 | 初代ハスラー | 新型ハスラー | ||
---|---|---|---|---|
NA(自然吸気) | ターボ | NA(自然吸気) | ターボ | |
最高出力 | 52ps(38kW)/6500rpm | 64ps(47kW)/6000rpm | 49ps(36kW)/6500rpm | 64ps(47kW)/6000rpm |
最大トルク | 6.4kgm(63Nm)/4000rpm | 9.7kgm(95Nm)/3000rpm | 5.9kgm(58Nm)/5000rpm | 10kgm(98Nm)/3000rpm |
自然吸気エンジン、ターボエンジンとも、R06A型からR06D型に代替わりしました。
引用元:https://www.suzuki.co.jp/suzuki_digital_library/7_engine/4-r.html
一目でわかるのがパワーの低下で、特にNA(自然吸気)エンジンは最高出力、最大トルクともかなり下がっているのです。
原因の一つがロングストローク化で、R06Aが内径×行程が64.0×68.2mmなのに対し、R06Dは61.5×73.8mmになっています。
エンジンはロングストロークすることで回転数は上げにくくなり、一般的に最高出力は下がります。
これは燃費重視の設計らしく、日産は「低中速で落ちているところはありませんので、普段使いや郊外では不満を覚えるようなことはまずないと自負」とは言っています。
出力性能が落ちた分は燃費性能は向上しているとはいいますが、ただでさえアンダーパワーの軽自動車のエンジンで目に見えたパワー不足は後悔するかもしれませんね。
また、このエンジンパワーダウンに加え、車両重量も重くなっています。
ベースグレードで60キロくらい重くなっていますから、パワー不足が身に染みるはずです。
乗り心地はどう?
では、乗り心地はどうでしょうか。
新型ハスラーは軽自動車の軽めの車体で、165/60R15という軽としては大きめのタイヤを履き、オフロード走行も意識しています。
普通車でも軽量なSUVはその傾向があるのですが、こうした設定の場合は路面の凸凹が車内に伝わり段差やで跳ねるような挙動が発生するものです。
これは乗り心地に顕著に現れ、ハスラーの乗り心地は決していいとは言えないのです。
自分は大丈夫でしょうが、家族に乗り心地が悪いと苦情を言われたら、後悔するかもしれませんよ。
高級感はどう?
最後に、新型ハスラーに高級感があるかですが、期待するだけ無駄というものです。
何しろ、SUVなのに140万円を切る価格で買える車に高級感を求めるのは無理なのです。
高級感というよりは、むしろ安っぽいという評価もあるくらいです。
見た目がいいので、高級な車と勘違いしていたら、後悔するかもしれません。
新型ハスラーの辛口評価をチェック!
新型ハスラーの後悔しそうな欠点を見てきましたが、実際の口コミでの評価を見ておくのも大事です。
ここでは、新型ハスラーを買われた方の辛口評価をしっかりチェックしておきましょう。
これは、新型ハスラーの買ってから後悔しないために知っておくべきもう一つのポイントです。
- スタイリングについての辛口評価
- インテリアについての辛口評価
- 動力性能についての辛口評価
- 走行性能・乗り心地についての辛口評価
- 燃費についての辛口評価
- その他の辛口評価
スタイリングについての辛口評価
まず、スタイリングについての辛口評価を見ていきましょう。
- 全体的におもちゃっぽくて、他の車の方がカッコよく高級感があるような気がする。
- ボクシーなスタイルは好みだが、初代のような可愛いという評価や女性人気は下がるのでは
- 初代のほうが全体に丸みがあってかわいかったし、バランスも良かった
- ハスラーのアイデンティティは残しながら無骨になったデザインだが、全体に初代の方が良かった
- ジムニーに寄せすぎて魅力が薄れた
やはり、初代ハスラーのイメージが強く、新型ハスラーのスタイリングの方向性についての評価は辛口ですね。
インテリアについての辛口評価
次に、インテリアについての辛口評価です。
- インパネに3つ並ぶの四角い枠が悪い意味で気になってしょうがなく、赤でなく白なのが救い
- 液晶表示はたくさんあるけど無駄なものが多く、もう少し整理してほしい
- インパネが3連Gショックみたいなガーニッシュで、さすがにオモチャみたい
- 遊べる軽というコンセプトとは合っているが、もう少し落ち着いたデザインが好み
- 長時間運転していて少し左足を動かすとシフトレバーに当たるという設計の悪さ
- インパネが高い位置にあって圧迫感があるが、慣れるのだろうか
インパネの三連のガーニッシュの評価が気になったのですが、やはり評判は芳しくないようですね。
先代の大きなパネルですっきりと整理したほうがよかったのでしょうか。
動力性能についての辛口評価
次は動力性能についての辛口評価です。
- こんなものかなという感じだが、パワー、トルク面では閉口
- 街乗りならNAで全く問題ないが、急な坂道になった途端に昔の軽自動車みたいになって全く走らない
- NAの力のないのはわかっていたが、発進時や踏み込んだ、エンジンが「ガラガラ」という音を出すのはあんまり
- 高速域でのパワー不足が不満で、時速100キロ以上の長時間巡航は難しいと思う
- 3気筒エンジンの騒々しさはひどく、3000回転を超えての、ブォーンという音は嫌になる
危惧したとおり、NA(自然吸気)エンジンのパワー不足については不満が大きいようです。
また、高回転時のエンジン音についても辛口な意見が出ていました。
走行性能・乗り心地についての辛口評価
次に乗り心地ですが、走行性能を含めた辛口評価を見ていきましょう。
- エンジンのパワー不足と足回りのふわふわした感じで、高速域では直進安定性が良くない
- 予想していないシチュエーションでいきなり突き上げがくることがあり、強めの突き上げで、ドラレコが誤作動する
- 少し車高が高いのか、峠はフラフラする
- 軽自動車のサスペンションはこんなものなのか、少しの段差でもしっかり突き上げがくる
- 比較的平坦な路面でも継ぎ目を越える際には突き上げがきて、サスが吸収してくれないのでもろに伝わる
- 運転席、助手席は問題ないが、後ろの座席は揺れて段差でハネるので妻から長距離で後ろに乗るのは辛いと言われる
- 大きいタイヤでサスが重さに負けてしまっているのか、足回りがドタバタする
これは、新型ハスラーの中でも最も辛口評価の多かった項目です。
この車体と貧弱なサスペンションで大きなサイズのタイヤを履かせるとこうなることは当然です。
また、車両重量も軽いので、跳び跳ねるような挙動になってしまうのです。
燃費についての辛口評価
次に燃費ですが、燃費については高評価、まあまあという意見と辛口評価に大きく分かれています。
- 寒冷期はエンジンが温3,000回転弱でエンジンが回り続けるようで、4WDの燃費の悪さとも相まって、リッター10キロを割ることも
- レビューでリッター20キロは当たり前と書いてあったが、今のところ期待外れでリッター12キロ前後で残念
- 街乗り中心のチョイ乗り、エアコン使用でリッター13~14キロで、軽なのでもう少しいってほしい
- 何も考えないで気持ち良く走っていると、リッター14キロくらいとパッとしない燃費
- 何も気にせずアクセルを踏んでいると平均燃費がリッター10キロという残念な結果に
- カタログ燃費と実燃費の乖離が大きすぎる
ここで取り上げたのは辛口評価ですが、大多数の評価はそこそこの燃費といったところで、リッター10キロしか走らないとう意見はさすがに少数です。
しかし、一応ハイブリッドと銘打っていますし、カタログ燃費と実燃費には当然ながら大きな差がありますので、ネガティブな意見も出るのでしょう。
その他の辛口評価
最後に、その他の辛口評価です。
- 納車されてから気付いたのはトランクスペースの狭さで、キャンプ道具を積んだ時に全く積めないのに愕然とした
- 初代ハスラーに比べて車内の収納スペースが少ない
- 見た目はいいが、素材も含めて高級感は皆無
- ステアリングにチルト機構は付いているが、テレスコピック機構が無いので、小柄な妻には不便
- 前席は先代ハスラーのベンチシートからセパレートに変わったが、ホールド性が悪く、これならベンチシートの方がいい
ハスラーの場合、スペーシアなんかと比べれば、デザインのせいで積載性は犠牲になっています。
また、価格も高くありませんから、シートにしても機能にしても万全とは言えません。
こうした辛口評価が出るのもやむを得ないのでしょう。
まとめ
この記事では、新型ハスラーを買ってから後悔しないように、後悔するかもしれない欠点と辛口評価という、知っておくべきポイントをお示ししてきました。
この中でスタイリングは見てわかりますが、動力性能、走行性能、乗り心地はしっかり試乗しないとわかりません。
新型ハスラーはこの部分で辛口評価が多いのですから、十分時間をかけて、乗り心地が悪いという後部座席にも誰かに座ってもらって、少し荒れた道や上り坂も走ってみるべきです。
買ってから後悔しても、簡単には買い替えなんかできませんからね。
ハスラーを限界値引きから更に安く購入する方法!
ハスラーを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
ハスラーも安全装備の充実等により最上級グレードの車両本体価格が約182万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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