カローラツーリングのカスタム化をするならタイヤ&ホイールに手を付けるのは有効な手段です。
ここでは、まず、カローラツーリングのホイールマッチングについての基礎データとポイントをお示しします。
あわせて、流用やインチアップ・インチダウンの注意点についても説明しておきましょう。
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
カローラツーリングのホイールマッチングについての基礎データとポイント
まず、カローラツーリングのホイールマッチングについての基礎データとポイントを説明していきます。
- カローラツーリングのタイヤ&ホイールの基礎データ
- ホイールマッチングのポイント
カローラツーリングのタイヤ&ホイールの基礎データ
まず、カローラツーリングのタイヤ&ホイールの基礎データです。
区分 | X、G純正 | Gオプション | WxB | |
---|---|---|---|---|
タイヤサイズ | 195/65R15 | 205/55R16 | 215/45R17 | |
ホイール | ||||
リム径(E) | 15インチ | 16インチ | 17インチ | |
インセット(C) | +40mm | +50mm | +50 mm | |
リム幅(D) | 6インチ | 7インチ | 7.5インチ | |
P.C.D(G) | 100mm | 100mm | 100mm | |
穴数 | 5穴 | 5穴 | 5穴 | |
ハブ径(I) | 54mm | 54mm | 54mm | |
タイヤ外径 | 634mm | 631mm | 625mm |
X、Gは純正で15インチですが、Gはオプションで16インチも選べます。
そのタイヤサイズは「195/65R15」なんて記載されていますが、195はタイヤ幅(mm)、65は扁平率(タイヤの高さ÷タイヤ幅%)、15は後述するリム径(インチ)です。
ホイールの規格はこんな感じで彫り込まれています。
引用元:https://wheel.dunlop.co.jp/about_wh/
それぞれ画像の部分です。
引用元:https://wheel.dunlop.co.jp/about_wh/
- リム径(E):タイヤ取り付け部分までのリムの直径
- リム幅(D):タイヤ取り付け部分の幅
- ボルト穴数:タイヤを固定するボルトの本数=穴数
- P.C.D(G):ボルト穴のピッチ円直径
- インセット(C):ホイールの中心線(A)とホイール取り付け面(B)との距離
- ハブ径(I):ホイール取り付け面の中心部分にある穴の直径
ホイールマッチングの基礎知識
まず、ボルト穴数とP.C.Dは合っていないと装着は不可能です。
ハブ径はカローラフィールダーのハブより大きければ装着可能ですが、がたつきが出る場合もあるので同一が望ましいです。
タイヤの外径については純正から極端に変えないのが基本です。
平成19年1月1日以降に製造された車の場合、スピードメーターの表示が40km/hの場合、実速度が30.9km/h~42.55km/hでなければ車検に通りません。
もちろんスピードメーターを調整すれば大丈夫なのですが、外径は純正±0.5cm差、最大でも1.5cm差までと考えたほうがいいでしょう。
マッチングの際に問題となるのはリム幅とインセットです。
リム幅は大きくなると大きくなった半分のサイズ分車体側に、もう半分は外側に広がります。
車体側に近付きすぎると車体と干渉しますし、外側に出過ぎるとフェンダーの外側にタイヤが出て車検に通りませんし、整備不良や不正改造として警察の検挙対象となる可能性もあります。
このあたりはインセットで調整するのですが、インセットが大きくなるほどリム中心線(A)は内側に入りますから、タイヤ&ホイールも内側に入ります。
逆にインセットが小さくなるほどタイヤ&ホイールも外側に出て行くのです。
タイヤ&ホイールのマッチングの際には、ホイールサイズとインセット、そしてタイヤ幅でタイヤが車体に干渉しないように、フェンダーからはみ出さないように調整するのです。
そして、この世界では、できるだけフェンダーと同一平面までタイヤを出す、いわゆる「ツライチ」がかっこいいとされているのです。
流用やインチアップ・インチダウンの注意点
では、カローラツーリングのホイールの流用やインチアップ・インチダウンの注意点を記載していきます。
- 流用の注意点
- インチアップの注意点
- インチダウンの注意点
流用の注意点
まず、カローラツーリングのホイールの流用の注意点です
カローラフィールダーやシャトルのホイールは流用できない
カローラツーリングはカローラフィールダーの実質的な後継車ですから、カローラフィールダーから乗り換えられた方も多いと思います。
となると、スタッドレスタイヤなんかはカローラフィールダーのものを使いたいと思いますが、それがだめなのです。
というのも、カローラフィールダーのボルト穴数は4つで、5つのカローラツーリングには取り付けようがありません。
4穴から5穴への変換スペーサーというものもありますが、厚みも27mmくらいありますので、あまりおすすめできませんね。
また、ホンダのシャトルからの乗り換えされた方もホイールの流用は不可です。
シャトルも4穴ですから装着できないのです。
マルチピッチホイールで4穴、5穴兼用で後述のP.C.Dも合っていれば可能性は無くはありませんが。
5穴、P.C.D100mmは絶対条件
カローラツーリングのホイールの流用の絶対条件は5穴、P.C.D100mmです。
最近の大き目な車は5穴ですが、カローラシリーズの先代を含め4穴車は多数存在します。
またトヨタ車の大多数はP.C.D100mmですが、ホンダや日産、マツダなんかは114.3mmです。
また輸入車もほとんどが100mmではありません。
こうしてみると、他社のホイールの流用は非常に難しいのです。
一方でハブ径についてはカローラツーリングの54mmは最小レベルで、ぐらついたにしてもスペーサーで対処できますから、これが原因で装着できないことはないでしょう。
極端にサイズが変わらないのが大前提
カローラツーリングに他の車のタイヤを付ける場合は極端にタイヤサイズが違わないのが大前提です。
カローラツーリングのオフセットは特殊なものではありませんから、似たような大きさのタイヤ&ホイールであればマッチングできる可能性は大です。
付けてみればマッチングはわかりますが、タイヤの外径だけはチェックしておきましょうね。
インチアップの注意点
カローラツーリングをインチアップする場合の注意点はいくつかあります。
19インチくらいまでならインチアップ可能だが、マッチングは難しくなる
カローラツーリングは19インチくらいまでならインチアップ可能です。
16インチ、17インチまでは純正と同じサイズなら大丈夫ですし、タイヤ幅は225mmならインセット+50mmでおさまりそうです。
オプションのモデリスタの18インチタイヤ&ホイールは225/40R18 でホイール幅7.5J、インセット48mmです。
おそらくインセット45mmくらいでツライチになるのでしょう。
19インチにインチアップするならタイヤサイズは215/35R19か225/35R19で、インセットは+48mmくらいでしょうか。
いずれにしてもインチアップすればタイヤ幅が大きくなり、扁平率も下がっていきますからマッチングは面倒になります。
車体との干渉やフェンダー外側へのはみ出しも心配なので、必ず専門家としっかりと相談すべきです。
インチアップにはデメリットもある
カローラツーリングのインチアップは何よりも見た目が良くなりますし、走行性能も向上します。
しかし、デメリットも大きいのです。
カローラツーリングの場合はロードノイズが酷いのが大きな欠点ですし、後席の乗り心地も良くはありません。
このあたりは「カローラツーリングのカスタム化で18インチホイールへの交換は乗り心地が悪化する?」に書いていますが、両方ともインチアップで確実に悪化します。
また、グリップが良くなる分燃費は悪化しますし、タイヤ代やタイヤのもちを考えればランニングコストも悪化します。
インチアップすれば最小回転半径が大きくなるなど小回りが効かなくなるという問題もあり、こうしたデメリットは頭に入れておくべきなのです。
インチダウンの注意点
カローラツーリングをインチダウンするのであれば、15インチが限度です。
それ以上インチダウンするとホイールがディスクブレーキのキャリパーなどに干渉するのです。
ということはG、Xの純正の15タイヤ&ホイールからのインチダウンは不可能です。
一方、WxBであれば16インチ、15インチへのインチダウンは可能ですし、オプションの16インチを履いているなら15インチへのインチダウンは可能です。
インチダウン時には純正と同規格のタイヤ&ホイールなら問題ありませんが、例えば215mmで15インチにするなら65扁平ではタイヤ径が大きくなり過ぎなので60扁平にすべきです。
インセットも+40mmでフェンダーぎりぎり、+50mmで純正と同じ感じでしょうか。
インチダウンをおすすめしたいのはスタッドレスタイヤの装着です。
雪道では低扁平タイヤより高扁平タイヤの方がグリップがいいうえに、スタッドレスタイヤの値段もホイールの値段も圧倒的に安いからです。
まとめ
カローラツーリングはロードツアラーですから、確かにインチアップは似合いますし、カッコいいと思います。
ただ、インチアップのデメリットである乗り心地、ロードノイズ、燃費、ランニングコストの悪化は頭に置いておくべきでしょう。
また、タイヤ幅の拡大、低扁平化、ツライチ化はインチアップとセットですが、そのぶんマッチグも面倒なので、事前の打ち合わせはとても大事ですよ。
カローラツーリングを限界値引きから更に安く購入する方法!
カローラツーリングを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
カローラツーリングも安全装備の充実等により最上級グレードの車両本体価格が約305万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
>> 目次ページに戻る