ヤリスクロスVsライズ 運転初心者にとって運転しやさで比較するとどっち?

運転初心者にとって、車選びは非常に重要なステップです。

特に、「ヤリスクロス」と「ライズ」は運転しやすさを重視するユーザーにとって、注目のモデルとなっています。

初心者でも運転がしやすいかどうかは、安全に楽しくドライブをするための決定的な要素です。

この記事では、運転初心者が特に気になる「ヤリスクロスの運転しやすさ」に焦点を当て、同じく初心者に人気の「ライズ」との比較を通して、それぞれの特徴について比較していきます。

ヤリスクロスが運転に難しいのか、それとも初心者にとっても扱いやすいのか、実際の運転しやすさの評価を基に説明していきます。

ヤリスクロスとライズ、どちらが運転初心者に適しているのでしょうか。

ヤリスクロスVsライズ 運転初心者が運転しやすさではどっち？

まず最初に運転初心者にとって、ヤリスクロスとライズで運転しやすさではどっちがいいのでしょうか。

視界や取り回しならライズ

初心者の方は車幅感覚も心もとないはずですから、車のサイズは小さい方がいいですし、一般的に小さいほど見切りが良く、死角も少ないものです。

特に全幅が5ナンバーサイズにおさまり、全長も4ｍにおさまるライズの優位は間違いありません。

また、最小回転半径5ｍ以下というSUVにしては優秀な取り回しの良さも、初心者にとってはありがたいでしょう。

先進安全装備に頼るならヤリスクロス

初心者の方の運転の不安を先進安全装備でバックアップしてもらうことを期待するなら迷うことなくヤリスクロスです。

歩行者に対する衝突被害軽減ブレーキの性能差は圧倒的ですが、口コミを見るとその他の装備でも性能差は大きいようです。

ヤリスクロスもライズもSUVなので左側の側方下の視界が悪いのは大きな問題です。

ヤリスクロスにはパノラミックビューモニター、ライズにはパノラミックビュー（ダイハツのパノラミックビュー）があって、大きな安心につながるはずです。

オプション価格もそう高くないので付けておきたいところですが、ヤリスクロスもライズもベースグレードのXにはオプション装着不可なので、G以上を選んでおきたいですね。

ここからは、上記の結果になった経緯をお伝えします。

ヤリスクロスVsライズ 運転しやすさで比較

ヤリスクロスはライズと比較して運転しやすいのか、いくつかの観点で見ていきましょう。

ボディサイズを比較（取り回しはライズ）

ヤリスクロスはライズのボディサイズを比較しましょう。

ここでは、取り回しに大きな影響を与える最小回転半径も比べてみます。

運転のしやすさに影響するのは全幅と最小回転半径です。

ライズのような5ナンバー車はたいていそうなのですが、1,695mmという5ナンバー上限サイズ(1,700mm)に収まるほぼぎりぎりのサイズです。

ヤリスクロスは3ナンバーではあるものの、1700mmを超えること65mmというささやかなサイズアップですが、狭い路地を通ることが多い方にはこれくらいでも気になるでしょう。

一般的には最小回転半径が5m以下が小回りの利く車と言われています。

5ｍを超えると小回りが利くとは言わないものの、5.5m以上になると不便に感じることも多いと言います。

となると、5ｍ未満のライズは小回りが利きますが、5.3ｍのヤリスクロスは不便とまではいかないものの小回りがいいわけではないという評価でしょうか。

ヤリスクロスの場合はホイールベースもトレッドも大きく、タイヤサイズも大きいのですから最小回転半径が大きめになるのは当然の結果です。

ミニバンや大型SUVに比べればマシですが、交差点でのUターンなんかでは少し不便でしょうし、ワンサイズ上のカローラクロスが5.2ｍであることを考えれば、どうにかなった気もします。

視界の良さはライズ

ヤリスクロスとライズを視界の面で比較してみましょう。

まず、前方視角ですが、ライズもAピラーが太目だとかルームミラーが邪魔になるとか言われていますが、ヤリスクロスのAピラー方が太いようです。

ヤリスクロス	ライズ

引用元：https://toyota.jp/yariscross/ https://toyota.jp/raize/

口コミ等を見ても、ライズの視界の方が少しだけいいという声が多かったですね。

ヤリスクロス	ライズ

引用元：https://toyota.jp/yariscross/ https://toyota.jp/raize/

後方視界については、ライズは後部座席の窓が縦方向に大きくてヤリスクロスのように絞り込まれていませんし、小さいながらヤリスクロスに無いリアクオーターウインドウも付いています。

大きな差ではないかもしれませんが、後方視界もライズが上回るようです。

先進安全装備はヤリスクロス

先進安全装備はヤリスクロスはToyota Safety Sence、ライズはスマートアシストです。

大きな違いは安全装備の目ともいうべきところで、Toyota Safety Senceは単眼カメラ＋ミリ波レーダーなので悪天候時でも性能を発揮しますが、ライズはスマートアシストはステレオカメラです。

この差は大きくて、ライズの先進安全装備はおまけのようなものという口コミもあるのです。

レーンキープやクルーズコントロールもライズのものはヤリスクロスにかなり劣っているようなのです。

この評価については独立行政法人自動車事故対策機構の自動車アセスメントが参考になります。

衝突安全性は似たようなものですから、ここでは、予防安全性能を紹介しておきましょう。

引用元：https://www.nasva.go.jp/mamoru/about/about.html

ヤリスクロスは2020年、ライズは2019年調査なので評価の仕方が違うのですが、かなりの差がついているのがわかると思います。

大きな差がついたのは対歩行者の衝突被害軽減ブレーキで、ライズの場合2019年は夜間の検査ではなかったようですが、成績が著しく悪いのです。

これだけ悪いのは衝突時の減速が全く不十分な場合が多いからで、ヤリスクロスはすべて衝突速度が0km/hの完全停止で採点は満点なのです。

また、ヤリスクロスは右左折時の歩行者検知にも対応しているのもいいところです。

まとめ：ヤリスクロスVsライズ 運転初心者にとって運転しやさで比較するとどっち?

ヤリスクロスは215/50R18や205/65R16というこの車体サイズにしては大径のタイヤにしているのはSUVとしてのカッコよさのためです。

その弊害は乗り心地に顕著に現れているのですが、取り回し面でもいささか悪影響が出ていますね。

そんなこともあり、視界面も含めて運転しやすいのはライズなのですが、先進安全装備ではヤリスクロスとは大きな差があるようです。

となると、ヤリスクロスを選ぶかライズを選ぶか、悩ましいところですね。

この記事でお伝えしたヤリスクロスの運転しやすさについてのポイントを簡単にまとめてみました。