ライズハイブリッドの燃費が悪い理由と良くする方法は?

ライズにハイブリッドが投入されたのは2019年11月のことでした。

ダイハツの開発したシステムでしたが、トヨタ車としては最もコンパクトなクラスのハイブリッドで、ガソリン車を超える優秀な燃費性能を示しています。

しかし、このライズハイブリッドの燃費が悪いという見方もあるのです。

ここでは、ライズハイブリッドの燃費と、もし悪いとすればその理由はどこにあるのかをチェックします。

また、ライズハイブリッドの燃費を良くする方法についても説明しておきましょう。

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ライズハイブリッドの燃費と燃費が悪い理由は?

ここでは、ライズハイブリッドのカタログ燃費と実燃費を確認し、もし悪いとすればその理由をチェックします。

  1. ライズハイブリッドのカタログ燃費と実燃費
  2. ライズハイブリッドの燃費を類似車と比較
  3. ライズハイブリッドの燃費はなぜ悪い?

ライズハイブリッドのカタログ燃費と実燃費

まず、ライズハイブリッドのカタログ燃費と実燃費を見ていきます。

ここでは、1.2Lのガソリンエンジン車と比較していきます。

区分 ハイブリッド車 ガソリン車
WLTCモード燃費 28.0km/L 20.7km/L
市街地モード 29.6km/L 15.9km/L
郊外モード 30.2km/L 21.9km/L
高速道路モード 26.1km/L 22.9km/L
実燃費 22.5km/L 17.5km/L

ガソリン車と比べると良好な燃費ですが、圧倒的とまでは言えないかもしれません。

実燃費もWLTCモード燃費の約80%で、ガソリン車の約85%と比べると見劣りします。

また、本当は燃費が伸びる高速道路モードの燃費が落ちるのはハイブリッド、特にシリーズハイブリッドの課題ですね。

ライズハイブリッドの燃費を類似車と比較

では、ライズハイブリッドの燃費を類似車と比較していきましょう。

ここでは同じとトヨタのアクア、日産のノート、ホンダのフィットと比較していきます。

区分 ライズ アクア ノート フィット
WLTCモード燃費 28.0km/L 33.6~35.8km/L 28.4km/L 27.1~30.2km/L
市街地モード 29.6km/L 34.3~36.5km/L 28.0km/L 26.3~30.2km/L
郊外モード 30.2km/L 36.0~39.5km/L 30.7km/L 28.9~31.6km/L
高速道路モード 26.1km/L 31.8~33.5km/L 27.2km/L 26.4~29.3km/L
実燃費 22.5km/L 30.2km/L 22.2km/L 22.3km/L

アクアには全くかないませんが、ノートやフィットとはいい勝負です。

しかし、考えてみてください。

ノートもフィットも一回り大きい車で、車両重量もライズの1,060~1,070キロに対してノートは1,200キロちょっと、フィットは1,200キロ前後です。

ということは、実質的には燃費が劣るということで、車両重量を考えるとリッター1~1.5キロ程度ノート、フィットを下回る燃費性能と言えそうです。

ライズハイブリッドの燃費はなぜ悪い?

では、ライズハイブリッドの燃費はなぜ悪いのでしょうか。

ライズハイブリッドの仕組み

ライズハイブリッドは種類からするとシリーズハイブリッドです。

引用元:https://www.daihatsu.com/jp/car_information/bgjjpp00000006e9-att/rocky2111.pdf

発電専用に最適化したエンジンで発電した電気を利用して100%モーターで走行します。

発電効率のいいエンジンと中低速域では効率のいいモーターの組み合わせ、減速時の回生ブレーキによる充電で燃費をかせぐシステムです。

シリーズ式の燃費はシリーズ・パラレル式に劣る

シリーズハイブリッドのメリットは発電エンジンとモーターを組み合わるだけなので設計が簡単なこととコストが抑えられることです。

その割には燃費は大きく改善するので、投資効率も高いのです。

一方でアクアのようなシリーズ・パラレルハイブリッドはエンジンの駆動と発電、駆動時のエンジンとモーターの割合を機動的に最適配分可能です。

このため、トヨタのハイブリッドの燃費を見てもわかるように燃費ではシリーズハイブリッドを圧倒します。

ただ、最適化するためには高い技術が必要ですし、システムも高価になってしまいます。

このため、トヨタとダイハツはこのサイズの車には燃費はシリーズ・パラレル式に劣るものの低コストで開発でき価格アップも抑えられるこのシステムを採用したのでしょう。

燃費がノートに劣る理由

ライズのハイブリッドシステムはノートに似ています。

フィットの場合、高速走行時等はエンジンの駆動力を使いますが、ライズもノートもエンジンは一切駆動に関与しません。

ノートと比べたとき、発電用エンジンの性能は同じようなものなので、発電力には違いはないものと思われます。

となると、他のスペックが違うわけです。

区分 ライズ ノート
発電用エンジン
最高出力 82ps(60kW)/5,600rpm 82ps(60kW)/6,000rpm
最大トルク 10.7kgm(105Nm)/3,200~5,200rpm 10.5kgm(103Nm)/4,800rpm
駆動用モーター
最高出力 78kW(1016PS)/4,372~6,329rpm 85kW(116PS)/2900~10,341rpm
最大トルク 170Nm(17.3kgfm)/ 0〜4,372rpm 280Nm(28.6kgfm)/0~2,900rpm
バッテリー容量 4.3Ah(0.74kWh 1.47kWh
最終減速比 10.939 7.388

まず、ライズの駆動用のリチウムイオンバッテリーの容量はノートのおよそ半分ですから、回生エネルギーや効率よく発電した電気の利用では劣ります

当然燃費にも影響してきそうです。

モーターの出力は大差ありませんが、トルクはずいぶん違います。

最終減速比が大きいのはこのせいかもしれませんが、これを大きくすると燃費は悪化します。

また、普通のコンパクトカーに比べるとSUVであるライズは空力特性も劣ることは間違いなく、このあたりも燃費に響いているものと思われます。

ライズハイブリッドの燃費を良くする方法とは?

では、そんなライズハイブリッドの燃費を良くすにはどうすればいいのでしょうか。

  1. アクセルを適度にオン・オフして回生エネルギーを回収
  2. 減速はできるだけスマートペダルで
  3. 超高速運転は避ける
  4. 長い坂道のあるルートは避ける

アクセルを適度にオン・オフして回生エネルギーを回収

ライズハイブリッドの場合、スマートペダルを採用しているので、アクセルを緩めると回生ブレーキが効いてきます

また、バッテリーに余裕があればエンジンが停止します。

ということは、特に高速道路や長距離の場合、アクセルを適度にオン・オフするよことが大事です。

そうすれば、適度に回生ブレーキでエネルギーを回収しながら、最大限バッテリーの電力だけで走行することができ、燃費改善につながるのです。

減速はできるだけスマートペダルで減速する

トヨタの従来のハイブリッドシステムでは、ブレーキを踏めば、まず回生ブレーキが働き、さらなる減速が必要なときは通常のブレーキが機能する仕組みです。

しかし、ライズの場合はスマートペダル(=アクセル)を戻すと勝手に回生ブレーキでエネルギーを回収してくれます。

ということは、減速時はできるだけアクセルを緩めるだけにして、しっかりと駆動用バッテリーに電気を貯めるべきなのです。

ちなみにスマートペダルの場合は、減速度合いに応じてブレーキランプが点灯しますから、安全性には全く問題ありません。

ただ、スマートペダルだけでは完全停止はしませんので、注意が必要です。

超高速運転は避ける

モーター走行というのは低速時は圧倒的に効率的ですが、超高速走行時の性能はもう一つですし、燃費効率も悪くなります

このため、それでなくても小さめのライズの駆動用バッテリーの電力はすぐに使い尽くし、発電用バッテリーに大きな負荷をかけてしまいます。

発電用バッテリーは本来は効率的なのですが、非効率な稼働を余儀なくされるのです。

WLTCモード燃費をみても高速運転は苦手なのは明らかなので、流れに逆らえとはいいませんが、できるだけ速度を抑えて運転すべきなのです。

高速走行時の燃費がいいガソリン車とは特性が違うのですから。

長い坂道のあるルートは避ける

モーターは出力的には坂道は苦手ではありませんが、大量の電力を使用するので、駆動用バッテリーは空っぽになりエンジンの発電力頼りになってしまいます。

そうなると、高速走行と同じで、エンジンの発電効率は大きく悪化し、燃費は悪化してしまうのです。

このため、多少距離が短くても峠越えがあるようなルートは避けるべきですし、長い坂道の前にはできるだけ駆動用バッテリーに電気を貯めておくことも大事です。

まとめ

ライズハイブリッドは、従来のトヨタのハイブリッドに比べるとコストを抑えたシステムですから、燃費の点ではもう一つです。

ただ、そのぶん安く搭載可能ですし、スマートペダルなどの便利な機能もあります。

運転次第でかなりの燃費改善も可能ですから、このハイブリッドも悪い選択ではないと思いますよ。