国産車でラージサイズの本格クロカンを買おうと思ったら、パジェロが廃止になった今ではランドクルーザーかランドクルーザープラドしかありません。
ここでは、ランクルとプラドの違いををいろんな角度からチェックして、買うならどっちかを考えていきます。
また、見た目や値段の違いだけで選んで後悔しないためにはどんな選び方をすればいいかも説明しておきましょう。
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昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
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出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
ランクルとプラド いろんな角度から違いをチェック!買うならどっち?
まず、ランクルとプラドをいろんな角度から違いをチェックして、買うならどっちかを考えていきましょう。
コンセプトが違う
- デザインが違う
- ランクルはプラドよりかなり高価
- ランクルの方がかなり大きくて重い
- ガソリン車の燃費はあまり変わらないがディーゼル車の燃費はプラドがいい
- エンジンのパワーはランクルが圧倒
- オフロード性能は大差ないがパワーのあるランクルが優位
コンセプトが違う
ランドクルーザープラドは、70系ランクル時代にランドクルーザのライトデューティー版としてスタートしました。
ランクルは言わずと知れた本格クロカンですが、あまりにも無骨な設計でしたし、全幅1,870mmという当時としてはとても大きな車でした。
そんな中で、プラドはランクルを少しだけコンパクトにして、エンジンも直6ではなく直4エンジンを積むのでボンネットもぐっと短くできています。
このことで、プラドは5ナンバーの車体を手に入れることに成功したのですが、1991年3月で税制上の5ナンバーのメリットが消えたことで3ナンバーに戻っていきます。
また、少しだけ快適な装備も加わって、ランドクルーザーほど気張らない本格クロカンというコンセプトの車がプラドだったのです。
ランクルとプラドを選ぶというのは硬派な本格クロカンと少し抑え目のクロカンのどちらのコンセプトを選ぶかということなのです。
デザインが違う
ランクルとプラドはコンセプトが違うのでデザインも違ってきています。
ランクル300 | プラド150 |
引用元:https://toyota.jp/landcruiser https://toyota.jp/landcruiserprado
ランクルが攻撃的なフォルムなのに対して、プラドは落ち着いた端麗というべき佇まいを見せています。
代々、荒々しいランクルに対しておしゃれなプラドというイメージですね。
車はデザインだけで選ぶものではありませんが、どちらの見た目が好きかは選ぶうえでの大きなポイントです。
ランクルはプラドよりかなり高価
ランクルとプラドの価格を比べてみましょう。
区分 | ランクル | プラド | ||
---|---|---|---|---|
ガソリン | ディーゼル | ガソリン | ディーゼル | |
エントリーグレード | 5,100,000円(5人乗り)
5,500,000円(7人乗り) |
7,600,000円(5人乗り)
8.000.000円(5人乗りGRスポーツ) |
3,676,000円(5人乗り)
3,834,000円(7人乗り) |
4,330,000円(5人乗り)
4,488,000円(7人乗り) |
最上級グレード | 7,300,000円(7人乗り)
7,.800.000円(7人乗りGRスポーツ) |
4,179.000円(5人乗り)
4,337,000円(7人乗り) |
4,839,000円(5人乗り)
5,543,000円(7人乗り) |
ガソリン車のエントリーグレードの価格差は140万円ちょっとですが、上級グレードになるととんでもない差があるのがわかります。
ランクルのガソリン車のグレードごとの価格差は100万円程度ですし、ディーゼル車は760万円のZXというガソリン車でいえば最上級グレードのモノグレードです。
プラドの場合はガソリン車なら3百万円台半ばからのスタートで、グレードごとの価格差も50万円程度という常識なものです。
これをみると、プラドに比べてランクルが遥かに高価なのがわかると思います。
人それぞれですが、この価格の違いだけでどちらにするのかが決まりそうです。
ランクルの方がかなり大きくて重い
ランクルとプラドのサイズと重量などを見ていきます。
区分 | ランクル | プラド |
---|---|---|
全長×全幅×全長 | 4,965or4,985×1,980or1,990×1,925mm | 4,825×1,88r,1,835or1,850mm |
車両重量 | 2,360~2,560kg | 2,050~2,330kg |
ホイールベース | 2,860mm | 2,790mm |
トレッド | 1,665mm | 1,585mm |
最小回転半径 | 5.9m | 5.8m |
室内長×室内幅×室内高 | 1,955or2,755×1,640×1,190or1,210mm | 1,825or2,520×1,565×1,240mm |
プラドは小さめとはいえ、ランクル70くらいの大きさに肥大化しています。
ただ、ランクル300も大きくなっていますので、プラドをひと回り大きくしたらランクルという感じでしょうか。
しかし、2メートル近い全幅はさすがに大きく、狭い路地やあまり幅の無い駐車場では苦労するだけでなく、人に迷惑をかける心配さえあります。
ガソリン車の燃費はあまり変わらないがディーゼル車の燃費はプラドがいい
ランクルとプラドの燃費を見ていきましょう。
区分 | ランクル | プラド | |||
---|---|---|---|---|---|
ガソリン車 | ディーゼル車 | ガソリン車 | ディーゼル車 | ||
WLTCモード燃費 | 7.9~8.0km/L | 9.7km/L | 8.3km/L | 11.2km/L | |
市街地モード | 5.3~5.4km/L | 7.2km/L | 6.1km/L | 8.7km/L | |
郊外モード | 8.2~8.3km/L | 9.7km/L | 8.5km/L | 11.3km/L | |
高速道路モード | 9.6~9.7km/L | 11.3km/L | 9.7km/L | 12.7km/L | |
実燃費 | 8.1km/L | 8.5km/L | 7.9km/L | 10.5km/L |
ディーゼル車ではそれなりに燃費の差が出ていますが、ガソリン車のカタログ燃費はあまり変わりません。
それどころか、ガソリン車の実燃費は逆転しており、ダイナミックフォースエンジン恐るべしです。
ただ、燃費で選ぶならディーゼル車はプラドですね。
エンジンのパワーはランクルが圧倒
エンジンのパワーを比較してみましょう。
区分 | ランクル | プラド | ||
---|---|---|---|---|
ガソリン車 | ディーゼル車 | ガソリン車 | ディーゼル車 | |
排気量 | 3,444cc | 3,345cc | 2,693cc | 2,754cc |
形式 | V型6気筒DOHC ICツインターボ | V型6気筒DOHC ICツインターボ | 直列4気筒DOHC | 直列4気筒DOHC ICターボ |
最高出力 | 415ps(305kW)/5200rpm | 309ps(227kW)/4000rpm | 163ps(120kW)/5200rpm | 204ps(150kW)/3000~3400rpm |
最大トルク | 66.3kgm(650Nm)/2000~3600rpm | 71.4kgm(700Nm)/1600~2600rpm | 25.1kgm(246Nm)/3900rpm | 51kgm(500Nm)/1600~2800rpm |
(参考)車両重量 | 2,360~2,520kg | 2,550~2,560kg | 2,050~2,100kg | 2,180~2,330kg |
ガソリンエンジンについては、排気量に加えランクルはツインターボなので最高出力も最大トルクも3倍近い大差が付いています。
プラドの 2TR-FE型エンジンは重量のある車種で低・中速域トルクを重視した設計なので最高出力は小さいものの最大トルクはそこそこはあります。
それでもランクルには全くかないません。
ディーゼルエンジンについてはそれぞれにターボエンジンであることももあって、車両重量に比べればその差は比較的小さいとみていいでしょう。
それでもパワーの差は明らかで、乗ってみればすぐにわかるはずです。
オフロード性能は大差ないがパワーのあるランクルが優位
オフロード性能の目安は最低地上高とアプローチアングル、デパーチャーアングルです。
区分 | ランクル | プラド | |
---|---|---|---|
TZ-G以外 | TZ-G | ||
最低地上高 | 225mm | 220mm | |
アプローチアングル | 32° | 31° | |
ランプレークアングル | 25° | 22° | |
デパーチャーアングル | 26° | 28° | 27° |
このあたりの数字については、ランクルもプラドも十分な数値を有しており、差もほとんどどありません。
引用元:https://faq.toyota.jp/faq/show?id=437&site_domain=default
また、サスペンションもともに前輪がダブルウィッシュボーン式、後輪がトレーリングリンク車軸式ですから変わりはありません。
ただ、動力性能はランクルが圧倒的ですので、悪路走破性もランクルに分があるでしょう。
ランクルのGR SPORTには電子制御でスタビライザー効果を変化させる「E-KDSS」が採用されていますが、ランクル全体とプラドの違いは動力性能だけとみていいでしょう。
見た目や値段の違いだけで選んで後悔しないためにはどんな選び方をすればいい?
では、ランクルとプラド、見た目や値段の違いだけで選んで後悔しないためにはどんな選び方をすればいいでしょうか。
- 経済性で選ぶならプラド
- 道路事情や駐車場事情が悪ければプラド
- 本格的なオフロードならランクル
- たくさん荷物を積む可能性があるのならランクル
経済性で選ぶならプラド
経済性で選ぶならプラドでしょう。
価格自体が安いですし、リセールについては300系のランクルこそすごい人気ですが、押しなべて見れば大差はありません。
また、燃費についてはダイナミックフォースエンジンを積んだ300系のガソリン車とTRエンジンといういささか古いエンジンを積んだプラドは互角ですが、ディーゼル車はプラドの燃費が圧倒的に良好です。
ランクル200は1ナンバー登録で税制面での有利さがありましたが、ランクル300は全グレードがワゴン設定で3ナンバー登録なので、排気量が大きく車両重量も重いランクルはここでも割高になります。
道路事情や駐車場事情が悪ければプラド
プラドも大きくはなりましたが、全幅はランクルより10センチも小さいですし、全長も14センチ短いのです。
いつも走る道路が広くて駐車場も十分な広さがあるならランクルを買ってもいいのですが、そのあたりの事情が悪いようならここはプラドを選ぶべきです。
国内の各所にある狭い路地では10センチの全幅の差はとても大きいことは、そんな道を日々通る方には理解いただけるはずです。
また、狭い駐車場に停める場合は全幅に加えて全長も重要で、両方大きいランクルはそもそも停めにくいのです。
仮に停められても、スーパーやコインパーキングの駐車場の一般的なサイズは、幅2,500mm、長さ5,000mmと言われてます。
全幅が2mあれば、左右に残る余裕は250mmずつです。
車のドアを開けると全開で900mm、ドアを開けて出入りするには最低限幅600mの幅が必要とされていますが、ランクルではこの確保が厳しい場合も出てきます。
プラドの場合は、上手に停めれば両側に300mmの隙間ができますので、かなりマシになり、隣の車に迷惑を感じられる度合いも少なくなるはずです。
本格的なオフロードならランクル
本格的なオフロードを走るならランクルを選ぶべきです。
アプローチアングル、デパーチャーアングルの数値はランクルもプラドも変わりませんが、パワートレインのスペックの差は絶望的です。
低速で十分なトルクがあれば悪路で問題なく発進でき、ダートの急勾配も難なくこなしていくれますし、スタックもしにくいものです。
もちろん、プラドもラダーフレームをはじめオフロードを走るには十分な装備を備えていて、走破性は高いので、あくまでオフロードを本気で攻めるならという前提です。
たくさん荷物を積む可能性があるのならランクル
ランクルとプラドの荷室の積載量をドイツ自動車工業会(VDA)が定めた荷室容量の測定法であるVDA法の数値で比較してみましょう。
区分 | ランクル | プラド | ||
---|---|---|---|---|
7人乗り | 5人乗り | 7人乗り | 5人乗り | |
1列目シートのみ使用 | 1,965L | 2,050L | 974L | 1,151L |
2列目シートを使用 | 1,000L | 1,130L | 553L | 621L |
3列目シートを使用 | 175L | – | 104L | – |
ご覧のように恐るべき差が付いています。
ランクルの場合は3列目が跳ね上げ式から床下収納に変わったこともあって、荷室容量が増えているのですが、それにしても圧倒的です。
ランクル(8人乗り) | プラド(7人乗り) |
引用元:https://toyota.jp/landcruiser https://toyota.jp/landcruiserprado
ゴルフバッグの積載量は5人乗車時でランクルが5つ、プラドが4つということで大差はありませんが、5人でゴルフに行くことがあるなら重要です。
また、積載量自体は大差がありますので、大量の荷物を運ぶ用途に使うなら迷わずランクルですね。
プラドは乗り心地が悪いとか酔うとの噂も
ランクルとプラドのどちらを買うかという観点で違いを違いを見てきましたが、どう使うかがとても大事です。
経済性で選ぶならプラドですし、人も含めて積載性なら圧倒的にランクルです。
動力性能も含めてオフロードを本格的に攻めるならランクルですが、本当にその用途に使わなければ無駄な投資なので、自分がランクルやプラドに乗る姿を想像しながら考えてみてください。
ランクルを限界値引きから更に安く購入する方法!
ランクルを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
ランクルも安全装備の充実等により最上級グレードの車両本体価格が約800万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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