プリウスは駆動用バッテリーで動いていますが、補機バッテリーが寿命を迎えたらハイブリッドシステムの起動すらできなくなります。
となると、この補機バッテリーの寿命を把握するのはとても重要です。
ここでは、プリウスの補機バッテリー寿命の前兆症状はあるのか、あるとすればどんなものかを説明していきます。
また、寿命の前兆症状の確認方法はあるのかもチェックしておきましょう。
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昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
プリウスの補機バッテリーの寿命の前兆症状はあるのか?
まず、プリウスの補機バッテリーの寿命の前兆症状はあるのかです
- 容量不足の警告メッセージが表示されてからでは遅い場合もある
- 電子キーの警告メッセージが出る
- ガソリン車と同じ方法では予兆はわからない
容量不足の警告メッセージが表示されてからでは遅い場合もある
補機バッテリーが寿命を迎えている車両のシステムの起動をしようとすると「補機バッテリー(始動用)充電不足 取扱書確認ください」というメッセージが出る場合があります。
これは12Vあるはずのバッテリーの電圧が10Vを切った場合に出る警告メッセージで、とても深刻なものです。
運が良ければシステムが起動するのですが、バッテリーの衰弱がひどいと、「READY」ランプが点灯せず、システムが起動しません。
下記記載のWebサイトの研究では9.4Vまで下がるとシステム起動不能になるようです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3057595/car/2668177/6150138/note.aspx
運よくエンジンがかかればそれなりの電圧は維持できますが、バッテリーの方は充電できないというか、充電した電気が取り出せない状況=寿命に至っている可能性があります。
ということは、いずれシステムが起動できなくなるのです。
起動できない場合は普通のガソリン車と同じようにジャンプスタートすれば起動はしますし、走ることはできますが、システムを停止し、エンジンを切れば再起動できない可能性も高いのです。
いまどきのバッテリーは寿命を迎えるときはこんなものですし、ガソリン車にしても弱ったバッテリーはシステム上排除してしまいます。
電子キーの警告メッセージが出る
電子キーの電池残量が少なくなると、ハイブリッドシステムを停止した後に警告音が鳴り、マルチインフォメーションディスプレイに「キーの電池残量が残りわずかです」というようなメッセージが出ます。
もちろん電子キーの電池が切れている場合が圧倒的に多いのですが、電池を交換してもメッセージが出る場合は補機バッテリーの消耗を疑ってもいいかもしれません。
ガソリン車と同じ方法では予兆はわからない
ガソリン車の場合は、セルモーターの回る音を聞けばバッテリーの悪化はわかったものです。
私の場合も、車検時のメカニックの方がすぐに気づき、バッテリーの比重を測ってもらったら、黄信号くらいの劣化でした。
しかし、ハイブリッド車の場合はエンジンをかけるのは駆動用バッテリーなので、補機バッテリーは何の関係もありません。
また、ガソリン車の場合はエンジンの回転が少なくなる停車時にヘッドライトが暗くなったり、電装品の作動が不安定になったものです。
しかし、プリウスの場合は駆動用バッテリーから補機バッテリーへ、必要に応じて14Vの電力が供給されますから、そんなことは一切起こらないのです。
プリウスの補機バッテリーの寿命の前兆症状の確認方法・交換方法
プリウスの補機バッテリー寿命の前兆症状の確認方法は無くはありません。
確認方法にあわせて、交換費用や交換方法もチェックしておきましょう。
- バッテリーのインジケーターを定期的にチェックする
- 電圧等定期的なバッテリーチェックをする
- 補機バッテリーの交換費用
- 補機バッテリーの交換方法
バッテリーのインジケーターを定期的にチェックする
BOSHやユアサのバッテリーにはインジケーターがあって、バッテリーのコンディションを教えてくれます。
例えばユアサの3段階表示ならこんな感じです。
引用元:https://gyb.gs-yuasa.com/products/car/grancruise/
普通は良好ですから、要注意や要充電になっていたら劣化を疑った方がいいでしょう。
ただ、このインジケーターは6つに分かれているセルのうちの1つしかチェックしていませんから、他のセルの寿命はわからないという欠点はありますし、絶対的なものでもないのです。
電圧等定期的なバッテリーチェックをする
バッテリーの点検は、電解液をみて、不足していたら補充し、電解液の比重を確認し、電圧を測定するという流れです。
しかし、今どきのバッテリーはメンテナンスフリーですから、電解液の補充や比重の確認はできません。
電解液注入口のシールを剥がせばできなくはありませんが、その瞬間にメンテナンスフリーではなくなりますので、あまりメリットがありません。
※メンテナンスフリーだからといって電解液の補充が必要な場合もあることは覚えておいてください
となると、できるのは電圧測定ですが、エンジンを切った=システムを停止した状態での目安は以下のようなものです。
正常 | 12.5V~13.0V |
---|---|
劣化 | 11.5V~12.5V |
危険 | 11.5V未満 |
バッテリーの適正な電圧は12.5~13.0V程度と言われています。
自動車に搭載している機器のほとんどは12Vで正常に動くように設計されていますから、12Vを切る段階では交換を考えたほうがいいでしょう。
ちなみに電圧測定は汎用のテスターで十分です。
車用の簡易なものなら500円くらいで買えますが、汎用品も安いものなら同じくらいで、用途の幅は全然違います。
プリウスの場合は10Vを割り込んで初めて警告灯が点灯しますが、そこまで待つと、いきなりシステムが始動できなくなるという事態が発生しかねません。
また、後述するように、Webで安く買って交換する余裕も無くなってしまいます。
電圧チェックはガソリンスタンドでもやってくれますが、「もう寿命ですね」と言われても真に受けちゃだめですよ。
ちゃんと測定したレシートみたいなものを見せてもらいましょう。
私の場合はそう言われて2年後に交換しましたからね。
補機バッテリーの交換費用
プリウスの補機バッテリー交換費用はディーラーなら30系で4~5万円程度、40系以降でも4万円弱はかかるようです。
30系はハイブリッド車専用なのでお高いのです。
ちなみにバッテリーは30系はS46B24RかS34B20R、50系はLN1です(60系は適合検索未登録であり、当面交換は不要なはず)。
これをWebで買うとして、それぞれBOSHでチェックしておきます。
まず、S46B24R互換は税・送料込み18,980円とサイズを考えればアイドリングストップ用より高価なのでどうかとは思いますが、ディーラーの半額くらいです
S34B20R互換は税・送料込み12,280円です。
またLN1互換は税・送料込み12,500円ですが、これはディーラーの3分の1ですね。
これに数千円の工賃が必要になりますが、自分でやるなら工賃もかかりませんし、今どきは廃バッテリーの引き取りだって無料でしてくれるところがあるのです。
補機バッテリーの交換方法
プリウスの補機バッテリーの搭載位置は、30系、50系は全く違います。
30系(ラゲージルーム運転席側下) | エンジンルーム助手席側(1の位置) |
引用元:https://manual.toyota.jp/prius/
交換方法は簡単です。
バッテリーに接続してあるバッテリー端子を外し、固定してあるパーツを外してバッテリーを取り出し、新しいバッテリーをもとどおりに取り付ければいいのです。
30系については水素ガス排出用のホースの接続を忘れないでください。
ただ、これではバックアップを取っていないので、いろんなデータが消えたり、パワーウインドウなどのリセット作業をしないとまともに動きません。
それを避けようと思ったら、メモリーバックアップをする必要があります。
私の場合は新旧2つのバッテリーをブリッジしてやっていますが、市販の千円弱~数千円のメモリーバックアップ用の電源を使うのが簡単ですし、確実です。
ジャンプスターターでも構いません。
例えばエーモンのこの製品は税込み1,251円+送料290円で、これに単3電池8本必要ですが、それでも1,800円もかかりません。
まとめ
最近の車はバッテリーをギリギリまで正常に使い切るのですが、ダメになったら一切受け入れません。
そのため、「突然死」と言われるようにいきなり寿命を迎えます。
こうした寿命の予兆を捉えるのは、特にハイブリッドでは難しいのですが、点検をしていればわかります。
早期にわかれば高価なプリウスのバッテリーをWebなんかで安く入手しても間に合いますので、時々チェックしておきましょうね。
プリウスを限界値引きから更に安く購入する方法!
プリウスを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
プリウスもフルモデルチェンジを果たし、最上級グレードの車両本体価格が約460万円とかなりの高額になっています。
プリウスには補助金があるとはいってもなかなかの高額です。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きやモデルチェンジ直後は各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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