トヨタの人気SUVであるハリアーは多くの人々に愛されている車ですが、「やめた ほうが いい」という声も少なからず存在します。
「ハリアーはやめたほうがいい」と考える理由には様々な要因があります。
例えば、ガソリンの消費が多く、経済的な負担を感じる人が少なくありません。
「ハリアーは買わない方がいい」という意見や「ハリアーを買って後悔」という声は、特に維持費や車体の大きさ、その他の機能面で期待外れだったという経験に基づくもののようです。
本記事では、これらの視点からハリアーの購入を再考する価値があるかどうかを探ってみます。
- ハリアーに後悔する理由
- サイズが大きく燃費が悪い
- ガソリン車に後悔する2つのポイント
- ハリアーで後悔しないための選択肢
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
ハリアーはガソリン車に限らず後悔するからやめたほうがいい?
まず、ガソリン車に限らずハリアーを買うと後悔するからやめたほうがいいといわれる理由です。
- 燃費などの維持費
- 大きいボディサイズ
- 車近くの背の低いものが見えない
- ハリアーエンブレムでなくなった
- メディア(DVD、CD)スロットがない
- クーペフォルムになってしまった
- レクサスなど他の車にしておけばよかった
- 価格が高い
- ローン
- 世間の見る目
- 型落ちのハリアー
燃費などの維持費
まず、燃費などの維持費の問題です。
ハリアーのカタログ燃費はWLTCモードで、ガソリン車15.4km/L、ハイブリッド車22.3km/Lで、そこそこ良好な燃費に見えます。
しかし、実燃費となるとガソリン車は11km/L、ハイブリッド車は18km/L程度のようなのです。
いずれも2Lクラスのミニバン並みの燃費で、そう悪いわけではないのですが、リッター170円というガソリン高はこたえるようです。
もっと燃費が良くてコンパクトな車を選んでおけばよかったと後悔するのでしょう。
大きいボディサイズ
次は、大きなボディサイズの問題です。
現行ハリアーの最小回転半径は5.5mです。
初代(10系)、2代目(30系)は5.7mでしたが3代目(60系)ではダウンサイジングの恩恵で5.3mとなり、取り回しは大きく改善したと言います。
しかし、現行(80系)ハリアーでは先祖返りしてボディサイズが拡大し、最小回転半径も拡大したわけです。
最小回転半径5.5mというのは明らかに大きいですから、車庫入れやUターンが大変なのは間違いありません。
それが毎日となるとげんなりしそうですね。
また、SUVらしく車高が高くて、視界が良好というメリットもありありますが、子供や高齢者にとっては高くて乗れなかったり乗りにくい場合もあるのです。
全長×全幅×全高は4,740×1,855×1,660mmです。
特に全幅は3ナンバーサイズの1.7mを大きく超えています。
スーパーの駐車場の大きさは幅2,500mm、長さ5,000mmが普通ですのでおさまりはします。
ドアを開けるためには両側に60~70cmは必要で、その半分を枠内に確保するとしてもギリギリです。
買い物の出し入れ等でしっかりドアを開けたいなら片側だけでも90cmは欲しいと言いますが、絶対に無理ですね。
日本ではあらゆるところにある幅員の狭い道もひやひやものです。
車近くの背の低いものが見えない
次は、車近くの背の低いものが見えないという問題です。
これはSUV全般に言えることですが、車高が高く座面もアイポイントも高いので一見見晴らしも視界もよさそうです。
しかし、そのぶん、ウエストラインというサイドウインドウの下端のラインも上がってしまいます。
ハリアーには普通はサイドアンダーミラーと呼ばれる補助確認装置が左側のドアミラーについています。
引用元:https://manual.toyota.jp/harrier/
要するに画像で濃く塗られているところ、左側側面の背の低いものが見えないのです。
もちろん、それでは危険だから付いているのですが、これがないと保安基準を満たせないのです。
保安基準には「運転席に座った時に、自動車の前面及び左側面に接する高さ1m、直径0.3mの円柱を確認できること」とあります。
これは6歳児の身長を想定したものだそうですが、これが見えないので、こんな不格好な耳たぶとも揶揄されるものを付けているのです。
これがあると一応の確認はできますが、前後左右、車に近くて背が低いものが見えないのは大きな問題です。
ぶつかったり、車が傷ついた場合はもちろん、駐車場などでひやひやするだけでも後悔しそうですね。
この補助確認装置、パノラミックビューモニターを付ければ装着されませんが、耳たぶみたいに見えてかっこよくないという声があります。
これが付いたハリアーが納車されたら、後悔するかもです。
ハリアーエンブレムでなくなった
次は、ハリアーエンブレムでなくなったという問題です。
先代の60系ハリアーを見てもわかるように、ハリアー専用の鷹のエンブレムがお約束でした。
引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21822546.html
チュウヒ属の鷹ということで、トヨタのWebページにも明記されています。
低空飛行が得意な鷹のようですね。
このエンブレムはプレミアム感があっていいのですが、現行80系ではトヨタマークの普通のエンブレムに変わっています。
引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/32186273.html
廃止されたのは、2020年5月からトヨタでは全店舗で全車種を販売するということになったためだそうです。
このタイミングで「トヨタのオーバルマーク」へと変更したのだそうです。
そういえば、アルファードもこのエンブレムに変わっていましたね。
とはいえ、ハリアーのプレミアム感のあるエンブレムの廃止は残念なんてものではありません。
だからといって、このエンブレムの後ろにはミリ波レーダーがありますから、勝手にハリアーのエンブレムを付けるわけにもいかないのです。
メディア(DVD、CD)スロットがない
次は、メディア(DVD、CD)スロットがないという問題です。
ハリアーは2000年のモデルチェンジで新型(80系)に移行しましたが、すべてディスプレイオーディオになってしまいました。
このディスプレイオーディオ、DVD、CDデッキは内蔵していませんし、オプションの提供もありません。
オプションでHDMI端子を装着できますから、携帯用のDVDプレーヤーを接続することは可能です。
また、この税・送料込み19,800円の接続ケーブルでトヨタ純正DVDデッキを接続することは可能です。
ディスプレイオーディオ用CD/DVDデッキ (86270-K0010)というものが必要なようです。
しかし、カーナビでCDを聴きDVDを観るというのは普通の文化であり習慣です。
MP3もビットレートを大きくするとCDと聴き分けられないといいますが、音質が劣るのは事実です。
そんなCDが聴けない、少なくとも簡単にできないことは後悔しそうです。
クーペフォルムになってしまった
次は、クーペフォルムになってしまったという問題です。
これはトヨタが、「他のSUVと一線を画す、シンプルながらもエレガントさと逞しさが融合した流麗なクーペフォルム」と言っているのですから間違いありません。
SUVというボディタイプにクーペフォルムはないだろうとも思いますが、その流麗というスタイリングを優先させたのでしょう。
初代(10系) | 2代目(30系) |
引用元:https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/
初代ではバックドアはかなり立っていたのですが、新型(80系)ではその面影はありません。
このため、後席の頭上部分に余裕はなく、体格のいい男性にとっては長時間の乗車はきついかもしれません。
ハリアーには7人乗りバージョン追加の噂もありますが、このクーペスタイルでは難しそうです。
また、ハリアーにもっとSUVテイストを求めていたとしたら、このクーペフォルムには後悔するかもしれませんね。
レクサスなど他の車にしておけばよかった
ハリアーというのは誰もが憧れる車で、ステータスを手に入れた気分になると思います。
しかし、同じようなサイズでも例えばレクサスNXなら2.4Lの8速ATで、満足度は格段に違います。
価格は140万円以上高いのですが、中古で買う手だってあったはずです。
また、国産でなければ、同じような予算で輸入車のSUVだって買えますし、その方が周囲の羨望を受けられると思います。
価格が高い
ハリアーを買って後悔するのは価格が高いことにも原因はあります。
ただ、「高いだけ」と思われている方は少なく、高いなりの価値を否定されている場合は少ないのです。
しかし、高いお金を出しただけに、こんなはずではなかったと思う場合のダメージも大きいのです。
ただ、一番大きいのは無理をして買ってローンに苦しんでいる場合でしょう。
一見払えそうでも、維持費は結構なものですし、生活が破綻したら何にもなりません。
結局ローンが払えなくて大事なハリアーを手放すようなことになれば元も子もなくなるのです。
ローン
買ってからこたえてくるのはローンです。
車というものはガソリン、税金、任意保険、メンテナンス、修理など予想以上にお金がかかるものです。
お子さんが生まれても、進学しても固定費は増えますし、収入が減ることもあります。
出費を抑えられるものもありますが、ローンだけは確実に払わないといけません。
仮に400万円借りたとしたら、例えば毎月5万円、ボーナス時20万円というような返済を5年も続けなけれなならないのです。
世間の見る目
ハリアーはかつてはお金持ちのある程度の年齢の男性が買う車でしたが、今では若い見栄っ張りの男性が買う車というイメージもあります。
世間は高収入ならレクサスLXなんかを買うはずで、収入も無いのに無理して買っているなあと見ているかもしれないのです。
そうでなければ心外でしょうし、実際にそうならなおのこと悔しいと思います。
型落ちのハリアー
次は、型落ちのハリアーという問題です。
ハリアーは、1997年に初代型が発売され、現行ハリアーで第4世代になります。
昔のハリアーは今よりもSUVテイストが強いですし、大きいうえにさらに大きく見えます。
エンジンだって、一番大きいものは3.5Lです。
例えば、2007年式の350Gなんかは走行距離10万キロ未満のものが60万円台で手に入るのです。
高級車なので装備なんかも充実しています。
しかし、価格は安いものの、現行型に比べていろんな性能は劣り、燃費に関してはハイオクである上にリッター6キロ程度と思われます。
納得して買うなら止めませんが、買ってから燃費性能なんかに後悔するかもしれませんよ。
ハリアーはガソリン車を買うと後悔するからやめたほうがいい?
さて、問題のハリアーのガソリン車を買った後に後悔するのは次のようななことのようです
- 燃費が悪すぎる
- 絶対的なパワー不足
燃費が悪すぎる
まず、燃費が悪すぎるという問題です。
カタログ燃費と実燃費を見ていきましょう。
区分 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | ||
---|---|---|---|---|
2WD | 4WD | 2WD | E-Four | |
WTLCモード燃費 | 15.4km/L | 14.7km/L | 22.3km/L | 21.6km/L |
実燃費 | 11.8km/L | 11.3km/L | 19.1km/L | 18.3km/L |
ガソリンエンジンは3代目はリッター10キロいけばいいくらいでしたし、ターボはリッター9キロを切っていました。
その前のモデルはもっともっととんでもない燃費でした。
それを考えると、現行ハリアーの燃費は立派なもので、さすがダイナミックフォースエンジンと言いたくなりますが、ハイブリッド車とは比較になりません。
今のエンジンは実燃費で15km/Lを超えるものはいくらでもありますから、リッター11キロ台の燃費では、このガソリン高のご時世、後悔しそうですね。
絶対的なパワー不足
次は、絶対的なパワー不足です。
ガソリン車とハイブリッド車、それに先代(60系)まであったターボ車を比較していきます。
区分 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | (参考)先代(60系)ターボ | ||
---|---|---|---|---|---|
エンジン | |||||
最高出力 | 126kw(171ps)/6000rpm | 131kW(178ps)/5700 | 170kW(231ps)/5200~5600rpm | ||
最大トルク | 207Nm(21.1kgfm)/4800rpm | 221Nm(22.5kgfm)/4800rpm | 350Nm(35.7kgfm)/1650~4000rpm | ||
モーター | |||||
前輪 | 最高出力 | 88kW(120ps) | |||
最大トルク | 202Nm(20.6kgfm) | ||||
後輪 | 最高出力 | 40kW(54ps) | |||
最大トルク | 121Nm(12.3kgfm) | ||||
システム最大出力 | 2WD 160kW(218ps)
4WD 163kW(222ps) |
ガソリン車は2L、ハイブリッド車は2.5Lであるここともあって、システム最高出力は27%も大きいのです。
ハリアーの車両重量は1.6トン前後ありますから、もともと2Lエンジンではいささか無理があります。
ノアよりも少しだけ軽い程度ですから、動力性能はプアです。
ハリアーといえば、初代は3Lと2.4L、2代目は3.5Lと2.4Lでした。
3代目でダウンサイジングして2Lにしたのですが、パワー不足の声もあって2Lターボが追加投入されたのです。
このターボエンジンがあればプアな動力性能ではなくなるのですが、新型(80系)ハリアーでは廃止されたままなのです。
このNA(自然吸気)の2Lエンジンには後悔するかもしれませんね。
ハリアーでガソリン車に限らず後悔しないための選択は?
ここでは、ハリアーでガソリン車に限らず後悔しないための選択はどうすればいいかを説明していきます。
- グレード選択
- ガソリン車・ハイブリッド車の選択
- ナビの選択
- オプション選択
グレード選択
まず、グレード選択です。
どんな車を買う時もグレード選択は悩ましいところです。
ハリアーの場合、一番安いのは「S」で、ガソリン車にしか設定がありません。
プロジェクター式LEDヘッドライトやLEDデイタイムランニングランプはオプションでも装着不可で、見た目も違ってきます。
プロジェクター式LEDヘッドライト+LEDデイタイムランニングランプ(S以外) | 3灯式LEDヘッドランプ(S) |
引用元:https://toyota.jp/harrier/grade/?padid=from_harrier_gallery_navi-menu_grade
12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイは「S」ではオプションでも装着不可で、ずっと小さい7.0インチですが、見た目は全く違います。
12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ
(G、S以外) |
7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーター
(G、S) |
引用元:https://toyota.jp/harrier/grade/?padid=from_harrier_gallery_navi-menu_grade
タイヤ&ホイールだって、「S」だけ225/65R17です。
特に「S」と他グレードの差が大きいので買う前にこれで満足できるかはよく考えた方がいいでしょう。
一番高いグレードを買えばこうした後悔はありませんが、それなりの出費はこたえます。
購入の際にはグレードによる装備差をしっかりと考えて、後悔の無いようにしましょうね。
ガソリン車・ハイブリッド車の選択
次は、ガソリン車・ハイブリッド車の選択です。
ハリアーにはガソリン車・ハイブリッド車がありますので、この選択も後悔の原因になります。
ガソリン車・ハイブリッド車の価格差は結構大きく、59万円もありますが、10万キロちょっと走れば価格差は回収できそうです。
価格差でガソリン車を選んだ方は、年間3万キロを走るようなら、とても後悔しているはずです。
一方で年間1万キロも走らない方にとってはハイブリッドの燃費面でのメリットは享受できないでしょう。
ナビの選択
ハリアーのナビはディスプレイオーディオで、オーディオレスの設定はありません。
また12.3インチと8インチはグレードによって決まりますので、「G」や「S」にはオプションでも12.3インチナビは付きません。
この12.3インチナビは存在感が圧倒的ですから、8インチナビなら後悔するかもしれません。
引用元:https://toyota.jp/harrier/feature/?padid=from_harrier_top_navi-menu_feature
ちなみに、現行ハリアーのナビはCD再生、DVD視聴はできませんので注意が必要です。
IphoneのMiracastのことなんかも視野に入れるなら、購入時にHDMI端子のオプション発注は忘れないようにしましょう。
オプション選択
ハリアーの購入時にはオプション選択で悩んだことでしょうし、予算の関係で諦めたオプションもあるはずです。
オプションの中でもディーラーオプションは後付けも容易ですし、追加費用もそれほどかからないものです。
しかし、メーカーオプションは後付け不可だったり、装着にかなりの経費がかかる場合が多いのです。
また、スペアタイヤは装着は簡単ですが、取り付け部材が必要になりますし、廃材の処理も必要になるのです。
パンク修理キットはパンクした時のコストが大変ですし、適応できないパンクもあります。
収納スペースが多少狭くなりますが、税込み11,000円(後付けならもう少し高くなる)なので付けておいた方がいいと思いますよ。
まとめ:ハリアーはやめたほうがいい?ガソリンは後悔するから買わない方がいい?
この記事でお伝えした「ハリアーはやめたほうがいい?ガソリンは後悔するから買わない方がいい?」のポイントを簡単にまとめました。
- 燃料代など維持費が高い場合も
- ボディサイズが大きく運転が難しい場合も
- クーペタイプになったデザインが好みでない場合が
- グレード選択に後悔することがある
- ナビやメディア機能に不満があることが
- エンブレム変更が不評
- 車高が高く乗り降りが不便
- ローン返済が負担になることが
- ガソリン車はパワー不足で燃費が悪いのが後悔ポイント
ハリアーを限界値引きから更に安く購入する方法!
ハリアーを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
ハリアーも安全装備の充実等によりハイブリッドの最上級グレードの車両本体価格が約600万円オーバーとかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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