ジムニーにセーフティサポートはいらない?誤動作が多いから?

現行ジムニーには全グレードにスズキセーフティサポートが装備されています。

ただ、2022年6月の一部仕様変更前は「XG」と「XL」ではオプションになっていて、付けるか付けないかは選べたのです。

そうなると、付けない方はなぜ付けなかったのか、噂されているように誤動作が多かったのかなど気になりますよね。

ここでは、まず、ジムニーに搭載されているスズキセーフティサポートはどんなものかを紹介します。

そのうえで、ジムニーにスズキセーフティサポートがいらないから付けないとしたら、その理由は何か、誤動作が多いかからなのかをチェックしておきましょう

ジムニー搭載のスズキセーフティサポートとはどんなもの?

まず、ジムニー搭載のスズキセーフティサポートとはどんなものなのか、主な機能を紹介していきましょう。

なお、スズキセーフティサポートについては「ハスラーにセーフティサポートはいらないからつけない?理由は?」に詳説していますので、ここでは簡単な紹介にとどめます。

それから、ハスラー搭載の「アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]」はジムニーの性格を考えてか搭載されていません。

  1. 衝突被害軽減ブレーキ(前方のみ)
  2. 誤発進抑制機能
  3. 車線逸脱警報機能
  4. ふらつき警報機能
  5. 先行車発進お知らせ機能
  6. 標識認識機能
  7. ハイビームアシスト

衝突被害軽減ブレーキ(前方のみ)

ジムニーの衝突被害軽減ブレーキは重大事故を防止、軽減してくれる安全装備の要です。

引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/safety/

2つのカメラで前方の車両や歩行者を検知し、警告、弱いブレーキ+アシスト、強いブレーキがの順で作動し、衝突回避または衝突時の被害軽減を図ってくれます

なお、ハスラーのような「後退時ブレーキサポート」は付いていません

誤発進抑制機能

駐車場などで誤って急発進するのを防ぐ機能です。

引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/safety/

なお、この機能はオートマチック車のみ搭載です。

また、ハスラーのような「後方誤発進抑制機能」は付いていません

車線逸脱警報機能

走行時に車線をはみ出しそうになったときにブザーなどの警報で注意を促すシステムです。

引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/safety/

なお、ハスラーの「車線逸脱抑制機能」のように車線をはみ出しそうになったときに回避を支援するシステムは付いていません

ふらつき警報機能

走行時に疲れやなどでふらつき運転をしているときに、走行パターンを計測し「ふらつき」と判断すればブザー音などの警報で注意してくれます。

引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/safety/

先行車発進お知らせ機能

信号などで停車中に先行車が動き出したのに気づかずに停車していると、ブザー音や警告表示によって注意してくれます

引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/safety/

標識認識機能

走行中に「最高速度」「はみ出し通行禁止」「一時停止」「車両進入禁止」の標識を認識してメーター内に表示して注意喚起してくれます。

引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/safety/

ハイビームアシスト

走行中に対向車、先行車を見つけたらハイビームを自動制御して、眩しさで迷惑をかけないようにしてくれます。

引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/hustler/safety/

ジムニーにスズキセーフティサポートがいらない理由は?誤動作が多いから?

では、ジムニーにスズキセーフティサポートがいらない理由は何なのでしょうか、誤動作が多いからでしょうか?

  1. スズキセーフティサポートを付けると割高
  2. スズキセーフティサポートを付けると納期がかかった
  3. スズキセーフティサポートとは他メーカーと比べて安全性が低い
  4. ジムニーをリフトアップするとスズキセーフティサポートの保証対象外になる
  5. スズキセーフティサポートを付けると警報が煩わしい
  6. スズキセーフティサポートは誤作動が多い

スズキセーフティサポーを付けると割高

ハスラーにセーフティサポートはいらないからつけない?理由は?」にも書きましたが、スズキセーフティサポートを付けると割高になります。

ハスラーの場合は価格差が84,700円ですが、簡素なシステムのジムニーでも42,900円ほど割高になります。

ジムニーを少しでも安く買いたかったら、そしてこの装備にそれほどの価値を感じていなければ、カットするのはわからないではありませんね。

スズキセーフティサポーを付けると納期がかかった

これも「ハスラーにセーフティサポートはいらないからつけない?理由は?」にも書いています。

ジムニーでも、新型コロナ禍等で続く半導体不足の中で、スズキせーフティサポートをつければ納期が長くなる傾向があったようなのです。

スズキセーフティサポーは他メーカーと比べて安全性が低い

問題はスズキセーフティサポートをつけたジムニーの安全性能です。

これはNASVA(独立行政法人自動車事故対策機構)の自動車アセスメントが信頼性も高く、これを見るのが一番です。

2018年の試験結果なので旧型なのですが、衝突安全性能は81.4 / 100点で4つ星であるものの、予防安全性能は61.3 / 126点で ASV++は取っているとはいえ褒められた点ではありません

何が問題かというと、被害軽減ブレーキの対歩行者性能が13.点 /65.0点と極端に低いのです。

これは先代ジムニーは悪名高い「デュアルセンサーブレーキサポート」で夜間の歩行者は衝突軽減ブレーキの対象ではありませんでした

また、レーダーは赤外線レーザーを使っているため悪天候に弱く精度も低いという問題もあったのです。

新型ジムニーは「デュアルカメラブレーキサポート」になり夜間の歩行者も検知するようになったのですが、旧モデルの悪評価が響いているのかもしれません。

ちなみにハスラーの2020年調査では予防安全性能はBランクではありますが、69.52点 / 82点で、被害軽減ブレーキの対歩行者性能も昼間、夜間とも満点になっています。

新型ジムニーでも同じように性能は向上しているはずなので安全性能試験結果が早く出るといいですね。

ジムニーをリフトアップするとスズキセーフティサポートの保証対象外になる

ジムニーをリフトアップするとなぜスズキセーフティサポートが補償対象外になるかというと、車高が高くなるからなのです。

車高が高くなることによってこのシステムが誤作動を起こす可能性があるのです。

だから、ディーラーや整備工場ではリフトアップを断られる場合も多いようなのです。

そして、もし安全にリフトアップしようと思ったら、エーミングという再調整作業が必要になってきます。

厳密にいえば、ローダウンや車高の変わるインチアップも同様なのですが、大きく車高の変わるリフトアップは問題が大きいのです。

だから、敢えてジムニーにスズキセーフティサポートを付けないという選択をされる方もおられたようなのです。

スズキセーフティサポーを付けると警報が煩わしい

ジムニーのスズキセーフティサポートが警告音などでうるさくて結局スイッチを切っているという話もあります。

詳細は「スズキセーフティサポートがうるさい?車線逸脱警報など警告音など?」をご覧ください。

スズキセーフティサポーは誤作動が多い

ジムニーのスズキセーフティサポートは誤作動が多いという情報もあります。

口コミを見ると確かに誤作動は多く対向車の接近に過剰反応してブレーキがかかったり、太陽光の当たり方が悪くて誤作動することもあるようです。

また、低速でも歩行者には敏感に反応して警告するようですし、薄暗いときなどはハンドルで避けられるようなものでもブレーキがかかるようです。

もちろん後続車にも迷惑がかかりますし、誤作動によって事故を誘発することも無いわけではありません。

ただ、こんな誤作動は先行するアイサイトなどでも報告されており、こういうシステムは安全サイドに振ってあるのでやむをえないところはあります。

例えば緊急ブレーキがなくても避けられたような場合でも、不注意で気づかなかったことを考えれば、その緊急ブレーキに助けられたかもしれないのです。

まとめ

スズキセーフティサポートはジムニーの場合、かなり簡素化されていますし、価格アップも4万円ほどです。

それでも装着されない方が多いのは一つは誤作動問題も含めてスズキの安全装備に対する信頼がまだまだだからでしょう。

確かにはジムニーのかつての対歩行者性能は高くはありませんでしたし、誤作動の報告も多いようなのです。

もう一つはジムニーが本格的なオフローダーだからでしょう。

主戦場のダートや山道には安全装備は不要か煩わしい場合が多いでしょうし、リフトアップなどのカスタマイズにも支障をきたします。

ただ、今のジムニーにはスズキセーフティサポートは全グレード標準装備です。

こうなると一部仕様変更前のジムニーにはスズキセーフティサポート非装着車は貴重かもしれませんね。

 

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