トヨタのアルファードという名前を聞くと、多くの人がその豪華なデザインと高い機能性を思い浮かべるでしょう。
そして、それ以上に非常に高価な車ということを知らない人はいません。
そんな、アルファード、高価なのに若者が好む車、若者が乗っている車というイメージが浸透していて、なぜ買えるんだろうと思っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、まず、なぜ買えるかという前に、若者はアルファードを本当に買っているのかをまずチェックします。
そのうえで、アルファードをなぜ若者が買えるのかという疑問に答えるべく、3つの要因について説明していきます。
- アルファードを購入する年齢層から若者が買っているかをチェック
- 若者の収入でアルファードが買えるものなのか
- 月々の支払いを抑えられる残クレとサブスク
- アルファードの高いリセール
新車を安く購入する値引以外の方法!
新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
アルファードを「若者がなぜ買えるのか」についての疑問の前に「若者は本当に買ってるのか」の疑問
最初は、なぜ買えるという前に若者は本当にアルファードを買っているのかを、アルファードの購買層や収入から見ていきましょう。
- アルファードを購入する年齢層は?
- 若者の収入でアルファードを買えるの?
アルファードを購入する年齢層は?
まず、アルファードを購入する年齢層はどのあたりなのかです。
アルファードの主な購入層は、比較的若い世代に集中しています。
35歳から39歳の年齢層が最も多く、30歳から34歳の層を含めると、30歳代だけで購入者の約4割近くを占めているようです。
さすがに20歳代での購入は少なめですが、それでも30歳から34歳の層の半分くらいのボリュームはありますから、本当の若者だって買っているわけです。
39歳までの層だけで全体の半数近くになるのです。
これはアルファードが比較的若い世代にとって魅力的な車であることを示しています。
逆に、50歳以上の購入層は全体の約2割に留まり、60歳以上では購入者はほぼ皆無となっています。
このデータから、アルファードが若い世代から比較的若い中年層にかけて特に人気があることが明らかです。
その理由としては、デザインや機能が若者のライフスタイルに合っていることや、ファミリーカーとしての需要が高いことがあげられます。
若者の収入でアルファードを買えるの?
次は、若者の収入でアルファードを買えるのかです。
アルファードの購入に必要な収入について考える際、新車で買うならば、一般的には車の価格の倍の年収が目安とされています。
たとえば、アルファードのZ(2WD)の新車価格が540万円ですから、新車購入で必要な年収は約1,080万円となります。
また、ローンを利用する際には年収の25〜35%が借入上限といいますから、これをもとに計算すると、1,500万円程度の年収があれば、問題なくアルファードのローンを組むことができます。
しかしながら、20代の若者や30代の広い意味での「若者」の年収はそんなにあるはずがありません。
厚生労働省の「2022年(令和4年)国民生活基礎調査」の調査結果は以下のようなものです。
区分 | 29歳以下 | 30歳以上39歳以下 |
---|---|---|
1世帯当たり平均所得金額 | 377.5 万円 | 627.2万円 |
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」の調査結果は以下のようなものです。
区分 | 20~24歳 | 25~29歳 | 30~34歳 | 35~9歳 |
---|---|---|---|---|
年齢階層別の平均年収 | 273万円 | 389万円 | 425万円 | 462万円 |
世帯年収にしても、個人年収にしても、従来の考え方ではとてもアルファードを買える水準ではありません。
車両本体価格の2倍どころか、車両本体価格にすら届かないのです。
もちろん、若くして高収入の場合もありますが、アルファードの購買層で、年収がアルファードの価格を下回るような方が結構な割合でいらっしゃるようなのです。
アルファードを若者がなぜ買えるかの疑問に答える3つの要因
ここでは、アルファードを若者がなぜ買えるかの疑問に答える3つの要因を説明していきます。
- 残価設定クレジット
- サブスクリプション
- 高いリセール
残価設定クレジット
まず、残価設定クレジットです。
このいわゆる残クレという仕組みは決して新しいものではないのですが、近年、一気に普及してきた気がします。
残価設定クレジットは、車両価格の一部を将来の下取り価格(残価)として設定し、残りの金額をローンとして分割払いする金融プランです。
この方式の大きなメリットは、残価分を払わなくていいので月々の支払い額を抑えられる点にあります。
特に、アルファードのような高価な車でも、支払い可能な設定になっているため、多くの若者が利用しています。
ざっくり言いますと、金融機関の7年償還のマイカーローン程度の償還額で、3年間アルファードに乗れてしまうのです。
しかも、3年ごとに乗り換えれば常に新車です。
しかし、注意すべき点として、残価部分にも利息が発生するため、最終的に支払う総額が増えてしまいます。
さらに、契約期間が終了する際には、残価を一括で支払うか、車を返却するかの選択を迫られますが、普通の若者は返却して乗り換えますから、常に何らかのローンを抱える形になってしまいます。
アルファードのようにリセールバリューが高い車種では、比較的少ない支出で新しい車に乗り続けることが可能です。
このため、常時ローンを払い続けるというライフスタイルに問題や負担を感じないなら、頻繁に乗り換え、いつも新車に乗りたいユーザー、つまり若者に適しています。
サブスクリプション
次は、サブスクリプションです。
自動車のサブスクリプションサービスは、定額で車を利用できるシステムです。
このプランでは、初期費用がかからず、毎月定められた額を支払うだけで車を使うことができます。
特に、税金や諸費用が不要(月々の使用料に計上されている)なため、手軽に始めることが可能です。
ただし、このサービスにはいくつかの制限が存在します。
例えば、契約に基づく走行距離が決められており、それを超えると追加料金が発生します。
また、車が損傷した場合には、ペナルティが課されることがあります。
さらに、車両のカスタマイズができないというデメリットもありますし、利便性は高いものの、長期的に見ると総コストは高くなりがちです。
しかし、当座の資金がない方、短期間で様々な車を試したいユーザーにとっては魅力的な選択肢と言えるでしょう。
若者の場合、上の年代に比べればどうしても貯蓄も少ないはずですから、このシステムは適しているかもしれませんね。
高いリセール
次は、高いリセールです。
アルファードはそのリセールバリューの高さで知られています。
残価設定型クレジットの場合、3年で67%、5年で53%という残価率が設定されているため、借入期間内の償還額が少なくなり、新たな車に乗り換えていくなら負担が少なくてすみます。
これは、サブスクリプション利用者にとっても非常に有利に働きます。
アルファードの実際のリセールは残価設定型クレジットの残価率をはるかに上回ります。
3年落ちで80%台半ば、5年落ちで70%台半ば、 7年落ちでさえ57%台半ばという驚異的なリセールなのです。
特に海外でも人気のS’Cパッケージなんかは3年落ちで100%超、5年落ちでも90%台半ばで買い取られる場合があるのです。
ということは、こうした高値で売却して乗り継いでいけば、非常に安いコストでアルファードに乗ることができるのです。
もちろん売れ筋で、特に海外で人気のグレード、オプション、カラーにしておく必要はありますが、こうした乗り方は若者は得意なはずです。
総括:アルファードのような高価な車を若者がなぜ買える?
この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。
- アルファードの購買層の中心は30代で、購入者の4割
- 20代の購入者もそれなりに存在し、アルファードユーザーの半数近くは40歳未満
- 40歳未満の収入ではこれまでの考え方ではアルファードは購入できない
- 残価設定クレジットやサブスクリプションを利用すれば、収入も貯蓄も少ない若者でも購入可能
- リセールの高さが残クレやサブスクの支払いを軽くしている
- 高値で売却できるため、低コストで乗り継ぎ可能なところも若者が乗っている理由
アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
アルファードを新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
アルファードも安全装備の充実等により最上級グレードの車両本体価格が約872万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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