アルファードの盗難は日本全国で頻繁に報告されて、その数は年々増加しています。
その高級感とカッコよさから、アルファードは多くの人々に愛されていますが、その人気がゆえに盗難のターゲットともなってしまいます。
この記事では、そのアルファードがどのように盗難されやすく、特にどのグレードが盗難されやすいかをまずチェックしていきます。
そして、あなたの乗っているのがアルファードが盗難されやすいグレードだったらどうすればいいかということで、盗難対策と盗難された場合の保険適用について説明していきます。
芸能人に対する盗難事件もありましたが、具体的な盗難対策から、盗難防止に役立つグッズなども幅広く紹介します。
アルファードオーナーの皆さんの大切な車を守る手助けができれば幸いです。
- アルファードの盗難件数の増加と高い順位
- アルファードが盗難にあう理由と盗難されやすいグレード
- アルファードの盗難防止対策
- 任意保険での補償と手続等
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新車を購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
昨今の新車は安全装備の充実等により軽自動車でも200万円超えは珍しくありませんし、以前では300万円台の車種も500万円以上に価格が跳ね上がっていることも珍しくなくなりました。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
出金を減らす手段は「値引き」だけではありません。
人気車種やモデルチェンジ直後など例え値引きが渋くても諦める必要はありません。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので一度確認してみて下さい。
アルファードは盗難されやすい?狙われるグレードは?
最初は、アルファードは盗難されやすいのか、なぜ盗難されやすいのか、狙われるグレードはどのあたりかを見ていきます。
- 盗難されやすいの?
- なぜ盗難されやすいの?
- 盗難されやすいグレードは?
盗難されやすいの?
まず、アルファードは盗難されやすいのかです。
これは日本損害保険協会が毎年実施している自動車盗難事故実態調査結果を見れば一目瞭然です。
第25回 自動車盗難事故実態調査結果 – 日本損害保険協会(2024年3月12日公表)
順位 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
車名 | 件数 | 割合 | 車名 | 件数 | 割合 | 車名 | 件数 | 割合 | |
1位 | ランドクルーザー | 331 | 13.6% | ランドクルーザー | 450 | 16.9% | ランドクルーザー | 383 | 14.7% |
2位 | プリウス | 266 | 11.0% | プリウス | 282 | 10.6% | アルファード | 364 | 14.0% |
3位 | レクサスLX | 156 | 6.4% | アルファード | 184 | 6.9% | プリウス | 307 | 11.8% |
4位 | アルファード | 138 | 5.7% | レクサスLX | 156 | 5.9% | レクサスLX | 120 | 4.6% |
アルファードは2021年の4位から2023年は2位に順位を上げ、盗難数は2.6倍に増え、ランドクルーザに肉薄しています。
これを見てもアルファ―ソは明らかに「盗難されやすい」車です。
これはアルファードの高い人気のせいなのですが、ユーザーにとっては人気があるのはいいにしても、盗難の危険を考えれば安閑とはしていられませんね。
なぜ盗難されやすいの?
次に、なぜ盗難されやすいのかです。
アルファードは、先進技術と豪華な装備を多数搭載しているため、非常に価値が高く、盗難の対象になりやすいのです。
特に、新型モデルが市場に出ると、その新しい技術や部品が盗難犯の間で高く評価され、一時的に盗難件数が増加する傾向にあります。
また、アルファードの場合、国内での人気が高く、納車遅延などで中古車のニーズも急騰していることで、高価格での早期換金を可能にしています。
海外ではアジア、特にマレーシアで圧倒的な人気があって、さらに高価で取引されるため、犯罪組織にとって魅力的なターゲットです。
盗まれた車や部品は海外に持ち出すと足がつきにくいとされるため、国外への輸出が行われやすいのです。
このように、高価格で早期に換金でき、足のつきにくい海外で売りさばけることが、アルファードが盗難されやすい大きな要因なのです。
盗難されやすいグレードは?
次に、盗難されやすいグレードはどのようなものかです。
アルファードの中で特に盗難されやすいのは、リセールバリューが高く、早期に高価格で換金できるもの、それも海外でのニーズが高いグレードです。
アルファードの30系の中では、ノーマルボディよりエアロボディ、ハイブリッド車よりガソリン車、3.5L車より2.5L車が海外での人気が高いといいます。
中でも人気が高いのは、国内と同様「S’Cパッケージ」で、海外でも人気のモデリスタのエアロやツインムーンルーフが付いていれば言うことはありません。
引用元:https://toyota.jp/ucar/catalog/brand-TOYOTA/car-ALPHARD/202105/10137000/
エグゼクティブラウンジ系についてはリセールが悪いとはいえ高価格で換金できるのですが、換金のしやすさで少し疑問符が付くのかもしれません。
アルファードの盗難されやすいグレードだったらどうすればいい?
ここでは、アルファードの盗難されやすいグレードだったらどうすればいいということで、防犯対策はどうすればいいのか、任意保険でカバーできるのかを説明していきましょう。
- 防犯対策はどうする?
- 保険でカバーできるの?
防犯対策はどうする?
まず、防犯対策はどうするかです。
盗難されやすい車であるアルファード、それも高価なこの車を守るために、以下のカテゴリーに分けた防犯対策を講ずることが重要です。
それも、複数組み合わせることを強く推奨します。
アラーム系
アラーム系というのは、盗難の兆候を受けてアラームを鳴らすもので、当然周囲、自宅の車庫や駐車場なら所有者にも聞こえますし、犯人に気が付かれたと思わせて断念させる効果もあります。
カーアラーム
不正アクセスや衝撃を感知して大音量で警報を発する。
ガラス破壊センサー
窓ガラスが割られるとアラームが作動する。
例えば税・送料込み20,526円のこの製品なら、ドアのこじ開け、衝撃、鍵穴のピッキングなどで発報しますし、セキュリティがONのときはLEDスキャナが点滅してアラームの作動を誇示します。
通報系
通報系というのは、車が盗難にあっていることを感知して、所有者や警備会社などに通報するものです。
トヨタの「マイカーSecurity」だと、ドアのこじ開けどの「アラーム通知」や駐車中の車の始動を検知した場合の「マイカー始動通知」などをしてくれます。
要請すれば警備員の派遣までしてくれます。
物理的防御
物理的防御というのは、物理的に車を動かなくするものです。
プロなら解除可能ですが、それなりに時間がかかりますし、複数設置することで犯行を断念することも、犯行を発見することもできる可能性もあります。
ステアリングロック
ハンドルを固定することで、盗難後の車の操作を困難にするもので、犯人は普通は解除や破壊したしたうえで盗難車を動かすことになります。
価格は極めて安価で取り付けも簡単で、この10万種類の暗証番号式の製品なんかは税・送料込み3.980円です。
タイヤロック
タイヤにロックをかけることで、車の移動を物理的に防ぐものです。
無理やりに走れば壊れますが、大きな音がしますし、破壊されているものを付けて走れば目立って仕方ないので、普通は解除したうえで逃走します。
ハンドルロックよりは高めで、この製品は税・送料込み11,580円です。
ブレーキロック
ブレーキを踏めなくする防犯装置で、今の車はブレーキを踏まないとエンジンがかかりませんから、これを破壊するか解除するしかないわけです。
まだあまり出回っていないシステムなので、窃盗犯も解除に時間を要することも期待できます。
もう少し安いものもあるのですが、レビューの評価が圧倒的に高い税・送料込み14,800円のこの製品を紹介しておきます。
リレーアタック対策
リレーアタックというのは、スマートキーの電波を車のところまでリレーのように誘導してあたかもキーを持っていると車のコンピューターに誤認させる盗難方式です。
これを防ぐのは意外と簡単で、家に帰ったら電波を遮断するキーケースに入れておけばいいのです。
この税・送料込み780円の製品はどうでしょう。
小さめのスマホを入れて電波を届かなくすることさえ可能です。
追跡系
車両が盗まれた場合に、GPSでその位置を追跡するシステムで、隠しGPSといって見つけにくい場所にGPSを設置する場合もあります。
盗難車はすぐに海外に持って行ったり、足がつかないようにパーツに分解しますので、早期追跡と発見が大事なのです。
トヨタの「マイカーSecurity」だと、要請によってオペレーターが盗難車両の位置を追跡したり、始動・ステアリングロックの解除を禁止したりすることもできます。
T-Connecに加入(T-Connect スタンダードなら車購入から 5年間無料で、6年目以降は 330円/月)していることが条件です。
T-Connecに加入すれば「MyTOYOTA+」アプリが使えますから「マイカーSecurity」も使えるのです
ただ、追跡はオペレーターが行いますからオペレーターサービスのオプションは必要ですし、警備員の派遣はもちろん有料です。
また、セコムの「ココセコム」というサービスなら加入料4,400円+月額1,320円で、追跡や車のある場所への警備員派遣(1回11,000円)にも対応してくれます。
また、プラス880円で盗難監視もしてくれます。
保険でカバーできるの?
次に、保険でカバーできるのかです。
アルファードのような高価な車においては、車両保険への加入が強く推奨されます。
この場合、全てのリスクをカバーするフルリスクタイプの保険ではなく、エコノミータイプでも、盗難に関連する損害は一定範囲内で補償される場合が多いです。
保険での補償範囲、手続き等
保険での補償範囲、手続き等は以下のようなものです。
一般的なカバー範囲
盗難による車両全体の損害に加え、車載盗難物も含まれる場合が多いが、免責額は減額。
盗難発生時の保険手続き
盗難発覚時の対応::盗難が発覚したら直ちに警察に届出を行い、その後保険会社に連絡。
必要な書類::盗難届の受理番号や警察報告書など、保険請求に必要な書類を提出。
保険金が下りるタイミング
調査期間: 保険会社は通常、事故の調査を行い、その結果に基づいて保険金の支払いが決定(数週間から数ヶ月)。
盗難車が見つかった場合の対応
保険金の支払いと同時に盗難車は保険会社名義に変更。
保険金を支払った日から一定の日数以内に発見された場合には、被保険者が受け取った車両保険金の全額を保険会社に払い戻せば、その車の返還を受けることは可能。
盗難車が発見されるまでの間に生じた損害があれば、その損害に対して保険金を請求可能。
保険を使った場合の等級ダウン
翌年の等級は1等級ダウン。
事故あり係数適用期間は1年加算。
総括:アルファードの盗難されやすいグレードはどれ?
この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。
- アルファードは日本損害保険協会の調査で盗難件数が増加し、直近で2位
- 国内人気も海外人気も高く、高価で速やかに換金できるのが盗難増加の理由
- 盗難されやすいグレードはエアロボディで、特にS’Cパッケージ
- 盗難防止対策にはアラーム、通報などのソフト系に加え、ハンドルロック、タイヤロックなどの物理系も
- 早期換金や海外輸送を防ぐための追跡系の対策も重要
- 防犯対策は複数組み合わせることが重要
- 任意保険はエコノミータイプでも盗難対応している
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だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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