アルファードを買う人の年収はどれくらい?低収入でも買える?

アルファードを手に入れることを夢見る人々のうちかなりの方が比較的年齢が若く低収入だと言われています。

こうした方々は「アルファードを買える条件は」とか「アルファードは年収300万や400万円でも購入可能か」という疑問をお持ちで、アルファードを買うべきかどうか悩まれているのではないかと思います。

こうした中で、「アルファードでローン地獄」という表現は、ローンで購入することのリスクを示唆していますし、現にローンで苦しみ、泣く泣くアルファードを手放された方もおられるのです。

この記事では、アルファードを買う人の年収はどれくらいなのかを考え、低収入でアルファードを購入するための具体的な方法についても説明していきます。

アルファード買う人はいくら用意すればいい?必要な年収は?

最初に、アルファード買う人はいくら用意すればいいのか、乗り出し費用からお示しし、必要な年収、実際の購入方法について考えていきます。

アルファードの購入費用＝乗り出し価格は？

まず、アルファードの購入費用、つまり乗り出し価格について詳しくお話ししましょう。

乗り出し価格というのは、車両本体価格に加え、自動車税、自賠責保険、登録に必要な諸費用、さらにはオプションを含めた総額のことを指します。

もちろん、加算するだけでなく、値引きも見込む必要があります。

ここでは、新型アルファードの「Z」ガソリン車2WD、ハイブリッド車4WDの乗り出し価格を計算しておきましょう。

たいていの装備は付いていますが、それでもあえて言うなら、オプションは以下のようなものが候補にあがってきます（価格は税込み）。

左右独立ムーンルーフ、デジタルインナーミラー、後席ディスプレイは後付けできませんので、合計327,000円、15％値引きを見込んで280,000円を計上しておきます。

アルファードを買う方はドライブレコーダーやフロアマットも純正がいいと思われるでしょうが、ここははるかにエコノミーな社外品でもいいでしょう。

ガソリン車が590万円、ハイブリッド車が650万円と、車両本体価格の価格差80万円が60万円に縮小しました。

これは、環境性能のおかげでハイブリッド車の環境性能割、重量税が全額免除になっているせいです。

買うために必要な年収は?

次に、アルファードを購入するために必要な年収についてです。

これは貯蓄がどれだけあるかにかかってきます。

乗り出し価格程度の貯蓄があれば、多少年収が低くても問題ないのです。

ただ、低所得でもアルファードを買いたい若年層がそれだけの貯蓄を持っていることは考えづらいので、仮にすべてローンだとして考えてみましょう。

銀行ローンの場合、年収の30～40％が限度額と言いますから、アルファードの乗り出し価格である600万円前後を借りるとすれば1千万円を大きく超える年収が必要です。

実際のところ、これくらいの年収がアルファードを買うにふさわしい年収と思われ、購入層のかなりの割合を占めるのではないかと思われます。

しかしながら、実際にはもう少し年収の低い層の方々も買われているという情報もあります。

条件の緩いディーラーローンやカーリースの可能性等を考えれば、以前のアルファードなら年収500万円でどうにか手が届くと言われていました。

ただ、新車価格が200万円弱上がり、当然乗り出し価格も上昇しているので、ここは、一般的に言われているように、年収700万円以上が必要になるものと思われます。

ローンを利用する場合は、年収とは別に月々の返済額が収入に対して占める割合が重要な指標となりますが、一般的には、月収の25%以内におさめるべきであるとされています。

600万円を5年償還で借り入れた場合は、年間の返済額は130万円ほどなので、住宅ローンなどがなければ、年収500万円以上が最低限の収入ということになるのでしょうか。

アルファードの購入方法は?

アルファードを購入する方法は、それぞれの財務状況やライフスタイルに合わせて選べる複数の選択肢があります。

現金一括払いは、利息負担がないので一番安く入手できますが、低金利下であるため、低金利のローンを使えるなら、あまりメリットがないのが実情です。

ローン購入は、分割して支払うことで初期費用を抑えられるメリットがありますが、利息がかかり総支払額が増加する可能性があります。

銀行系のローンは金利は安いものの審査が厳しい傾向にあります。

ディーラー系のローンは、審査は緩いものの金利が高い場合も多いので注意が必要です。

残価設定型ローンは、月々の支払いを抑えつつ最後に残価を支払うか車を返却する選択肢があるため、短期間での車の乗り換えを考えている人に適しています。

ただ、ローン期間終了後は返却するか残価を一括で払う必要がありますし、過走行や車のダメージで追加費用が必要になるという問題点もあります。

また、KINTOなど最近利用が増えているサブスクは使用料だけで、頭金などのまとまったお金も必要ありませんが、期間終了後は返却する必要がありますし、過走行、中途解約などにはペナルティもあります。

アルファード 買う人の年収が少なかったらどうする?

ここでは、一番の関心事だと思われるアルファードで買う人の年収が少なかったらどうするのか、ローンは組めるのか、中古車はどうなのかについて考えていきましょう。

低収入でもローンは組めるの?

まず、低収入の方でも、ローンを組むことができるかです。

ローンを組むこと自体は可能ですが、金融機関は借入れ能力を厳しく審査します。

特に、信用情報や安定した収入、他での借り入れ状況などが審査の重要な要素となります。

一般的には銀行系ローンは厳しいので、ディーラーが扱っている信販系ローンの方が借り入れはしやすいようですが、金利面では割高になる場合も多いようです。

残価設定型ローンも信販系で、月々の支払額を低く抑えることができますが、据え置く残価分も含めて借入額として審査されるので、ローンに比べて審査が緩くなることはありません。

サブスクは審査が甘いという声もあり、使った人の口コミを見てみると、ローンの審査は落ちたけどサブスクは通ったという声がある一方で、保証人を求められたというような声もあるようです。

一般的には、年収に加えて、収入が安定した職業であるか、ある程度の勤続年数か、借入れなどの債務状況、クレジットや携帯電話の支払いなどの信用情報が審査の対象と言われています。

低収入の場合でも連帯保証人を立てれば借り入れ可能な場合もあるようですし、実際に求められることもあるようです。

友人にお願いするのはいかがかと思いますが、両親などにお願いする手はあるかもしれません。

中古車はどう?

次は、中古車はどうかです。

中古車は一般的に新車よりは安いのですが、アルファードの場合リセールが良すぎるという問題があります。

3年落ちのS’Cパッケージなんかは400万円超ですから、新車価格から1割程度しか落ちていないのです。

ただ、現行モデルは廉価グレードが未発売ですから、その意味では買う価値があるかもしれません。

狙い目は、人気のエアロボディではないGやGF、あるいは高価で値落ちの大きいエグゼクティブラウンジです。

また5年超になれば、人気のマレーシアからの引き合いが無くなるので、通常の車に比べて割高とはいえ、多少値段はこなれてきます。

アルファードの場合、トヨタが誇る高級車で作りはしっかりしていますから、多少古くても大丈夫でしょう。

とはいえ、中古車を選ぶ際には、車の状態、走行距離、事故歴、メンテナンスの履歴、そして保証の有無などを詳細に調査することが非常に重要です。

車の状態を確認することで、将来的にかかる修理費やメンテナンス費用を見積もることができ、トータルコストを抑えることにつながるのです。

返済や維持費で行き詰まらないためには?

次は、アルファードの返済や維持費に行き詰まらないためにはどうすればいいかです。

アルファ―ドは燃費や税金など維持費もかかりますから、これも含めて、全体的なコストを慎重に計画し、管理することが重要です。

購入前には、維持費用を含む車のトータルコストを把握し、自分の収入や支出と照らし合わせて、無理のないローンプランを選ぶことが重要です。

燃料費や保険料、税金、定期的なメンテナンス費用など、所有することに伴う継続的な出費に加え、結婚、出産、あるいは病気、会社の経営状況などによる経済状況の変化にも備える必要があります。

そのためにも、ある程度の蓄えと、無理のない返済計画は重要なのです。

総括：アルファード 買う人の年収はどれくらい?低収入ならどうする?

この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。