シエンタにチャイルドシート装着は2台は大丈夫でも3台は難しい?

シエンタは典型的なファミリーカーですからお子さんが小さければチャイルドシートを装着する必要があります。

また、お子さんがたくさんいらっしゃれば2台、あるいは3台装着する場合もあると思います。

ここでは、シエンタにチャイルドシートを装着するとして、2台は大丈夫なのか、さすがに3台は難しいのかについて説明していきましょう。

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シエンタにチャイルドシート2台は装着できる?

まず、シエンタにチャイルドシート2台は装着できるかです。

チャイルドシート装着の前提となるシエンタのISOFIX金具の設置状況も含めて説明してきましょう。

  1. シエンタのISOFIX金具の設置状況は?
  2. チャイルドシート2台は装着して大丈夫?

シエンタのISOFIX金具の設置状況は?

最初に、シエンタのISOFIX金具の設置状況です。

ISOFIXとは?

まず、ISOFIXとは何かです。

ISOFIX(アイソフィックス)というのはチャイルドシートを固定するための国際標準規格です。

これができるまではチャイルドシートはシートベルトで固定していたのですが、ISOFIXではコネクターでチャイルドシートを確実、簡単に固定できるのです。

シエンタにISOFIX金具は付いている?

次に、シエンタにISOFIX金具は付いているかです。

ISOFIXへの対応については、道路運送車両の保安基準改正が2006年10月1日から施行され、移行期間経過後の2012年7月以降に発売された全ての自動車は必ず対応しています。

ISOFIXアンカーは基本的には2つ必ず装着されています。

ちなみに、シエンタについては2003年発売の初代からISOFIX対応で、ISOFIXロアアンカー、トップデザーアンカーは2列目の両窓側席に付いています

シエンタのISOFIX金具の設置場所は?

次に、シエンタのISOFIX金具の設置場所ですが、ここでは、3代目シエンタ(10系)のISOFIX金具の設置場所を示しておきます。

ロアアンカー

ロアアンカーはチャイルドシートを装着するための金具で、座面と背もたれの境目あたりに付いています

7人乗り 5人乗り

引用元:https://manual.toyota.jp/sienta/

トップデザーアンカー

トップデザーアンカーはテザーベルトフックを固定するために背もたれの裏側に設置されてます。

テザーベルトフックというのは、チャイルドシート裏がわ上部から出ているベルトで、これをトップデザーアンカーに固定することで衝突時に前方へ倒れるのを抑えるのです。

7人乗り 5人乗り

引用元:https://manual.toyota.jp/sienta/

なお、初代(80系)、2代目(170系)の金具の場所については「シエンタの3列目のチャイルドシートはISOFIX未対応?」をご覧ください。

チャイルドシート2台は装着して大丈夫?

では、シエンタにチャイルドシート2台は装着して大丈夫かです。

シエンタの場合は、2列目シートの両窓側にISOFIX金具が付いています。

このため、チャイルドシート2台を進行方向に向かって設置するのであれば、2列目シートに2台装着することに何の問題もありませんし、安全上も推奨されます。

ただ、赤ちゃんの呼吸を守るために新生児用のベッド型のチャイルドシートを装着して、ベッドを横方向に倒すのであれば2列目に2台装着するのは不可能です。

また、3列目シートへの乗り降りやアクセスはほぼ不可能になります。

引用元:https://www.aprica.jp/products/childseat/bedchildseat/

となると、2列目以外に設置することを検討することになりますが、これは次項の3台設置の可否のお話と同じになりますので、次項をお読みください。

シエンタにチャイルドシート3台は難しい?

シエンタにチャイルドシート2台は普通に付ければ大丈夫ということは説明しましたが、3台ではどうなのでしょうか。

  1. トヨタの見解は?
  2. チャイルドシートが同時に3台取り付けられるの?

トヨタの見解は?

まず、シエンタにチャイルドシートを何台取り付けられるかについてのトヨタの見解です。

これは、シエンタのマニュアルを紹介したほうがいいでしょう。

これは、現行シエンタ(10系)のマニュアルに記載されている「シート位置別チャイルドシート適合性」です。

引用元:https://manual.toyota.jp/sienta/2304/cv/ja_JP/contents/vhch01se020402.php?kw=%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88#ch01se0204020505

3列目シートは「チャイルドシートの取り付けに適していません」ということになります。

また、助手席についてはシートベルトで固定するタイプで、前向き限定(後ろ向きは不可)です。

トヨタの見解に沿えば、2列目2台(〇)+助手席(△)の3席については設置可能ということになります。

ただ、この3列目の扱いについては、2代目(170系)のマニュアルでは別の記載がされています。

引用元:https://manual.toyota.jp/pdf/sienta/sienta_202106.pdf

2代目(170系)と現行3代目(10系)で3列目シートの構造は変わりませんから、トヨタの適合判断がよりシビアになったものと思われます。

ちなみに3列目シートの幅は455mmで、画像で紹介したアップリカのチャイルドシートの横幅が440mmですから、サイズ的には3列目に2台装着可能です。

チャイルドシートが同時に3台取り付けられるの?

では、シエンタにチャイルドシートが同時に3台取り付けられるのでしょうか。

2列目2台+3列目1台は?

まず、2列目2台+3列目1台のパターンはどうかです。

シエンタの3列目シートに乗り降りするためには2列目シートをタンブルといって折りたたんで前に倒す必要があります。

ということは、2列目に2つチャイルドシートを付けて3列目にアクセスしようと思ったら、そのたびに2列目シートのチャイルドシートを外すか、リアハッチから出入りするしかありません

というわけで、2列目2台+3列目1台のパターンは使えませんね。

2列目1台+3列目2台は?

次に、2列目1台+3列目2台のパターンはどうかです。

確かに設置はできますし、2列目シートの片側をタンブルさせれば3列目へのアクセスも可能です。

ただ、3列目シートの前後の長さはギリギリで、少し2列目シートを前に出さないといけないくらいです。

しかも、3列目シートへの設置は推奨されていません。

2列目1台+3列目2台のパターンは可能と思われますが、安全性の問題もあり、使い勝手も良くはなさそうです。

2列目2台+助手席1台は?

次に、2列目2台+助手席1台のパターンです。

この3列はトヨタの適合性でもOKが出ていますので、助手席の安全性に目をつぶれば設置可能です。

ただ、ドライバー以外に大人がもう一人いたら乗るところがありません

リアハッチから乗るとか、乗った後にチャイルドシートを装着して子どもを乗せる手はありますが、現実的ではありませんね。

ということで、2列目3台+助手席1台のパターンはドライバー+子ども3人の場合に限り可能ということになります。

2列目3台は?

最後に2列目3台のパターンです。

2列目の中央席はトヨタの適合性でも「×」ですし、シート幅は126cmくらいなので、幅440mmのチャイルドシートなら3台装着は不可能です。

ただ、横幅が33mmというチャイルドシートもあるのです。

この製品の価格は税・送料込み9,018~9,169円(色によって違う)で、シエンタに取り付けたという事例もあるのです。

トヨタの適合性評価はトヨタ純正チャイルドシートで行っているようなので、中央席が「×」になっているのは気にしなくてもいいのかもしれません。

1歳から4歳まで使用可というこことなので問題無いはずです。

2列目3台のパターンは、幅の狭いチャイルドシートを使用すれば可能ということになります。

まとめ

この記事では、シエンタにチャイルドシートを装着するとして2台は大丈夫なのか、さすがに3台は難しいのかについて説明してきました。

シエンタのチャイルドシートを2台付けるなら2列目の両窓側のISOFIX対応の席ですが、キャプテンシートもウオークスルーも無いシエンタでは3列目シートへのアクセスはほぼ不可能になります。

3台設置するのなら、トヨタの推奨に沿えば2列目+助手席ですが、ドライバーと子ども3人しか乗れないので結局使えない気がします。

となると、記事で紹介した2列目中央席に幅の狭いチャイルドシートを装着するというパターンもあるかもしれません。

いずれにしても、お子さんが3人おられるにおられるのなら、安全上も、道路交通法遵守の観点からも必ずチャイルドシートを3台装着しましょうね。

 

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