CX-5はマツダの稼ぎ頭で、誕生以来、毎年3万台前後の堅調なセールスを続けています。
ただ、そんなCX-5に「最悪」との声もあるのです。
ここでは、まずCX-5が最悪という理由を探ってみます。
そして、乗り心地が悪いとか、長距離運転の疲れなどが原因ともいいますので、そのあたりに迫ってみましょう。
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CX-5が「最悪」という理由は?
まず、CX-5が最悪という理由は何なのかです。
以下の5点がその理由ではないかと思われます。
- 市街地での実燃費が悪いの?
- マツダコネクトの評判は?
- 室内の質感は?
- 後部座席の居住性と乗り心地は?
- ディーゼルエンジンは大丈夫?
市街地での実燃費が悪いの?
最初は、皆さん言われている市街地での実燃費が悪いのではないかという問題です。
ここでは、CX-5のカタログ燃費と実燃費を見ていきましょう。
単位;km/L
区分 | 2.0Lガソリン車 | 2.5Lガソリン車 | 2.2Lターボ | |
---|---|---|---|---|
WLTCモード燃費 | 14.6(14.0) | 13.8(14.0) | 17.4(16.6) | |
市街地モード | 11.2(11.3) | 10.5(10.0) | 13.9(13.4) | |
郊外モード | 15.3(14.2) | 14.1(12.9) | 17.4(16.3) | |
高速道路モード | 16.2(15.5) | 15.7(15.0) | 19.5(18.7) | |
実燃費 | 12.0(11.5) | 11.0(10.0) | 14.0(13.5) |
ライバル車と言ってもいいハリアーの実燃費はガソリン車で11km/L、ハイブリッド車は17km/L程度です。
ガソリン車は2LならCX-5が勝っていますし、2.5Lでも同じようなレベルですから、むしろ良好な燃費です。
ディーゼル車はハイブリッド車と比べるのでしょうが、ガソリン価格との補正176.9円/156.6円(2023年10月10日エネ庁調査)をすると、15.8km/L程度で少し負けています。
ただ、ディーゼルターボの圧倒的なパワーを考えればこのくらいの差はあっても構わない気がします。
ユーザーが燃費で最悪と言っているのはこのディーゼルターボで、ターボが効いているときや市街地では燃費が極端に悪いようなのです。
ディーゼルターボでパワーを絞り出せば燃費が悪化するのは必然なのですが、ユーザーにとっては裏切られた感じがするのでしょうね。
マツダコネクトの評判は?
次に、マツダ車で評判の悪いマツダコネクトの評判はどうなのでしょう。
引用元:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/feature/
mazda3、CX-30で大きく改善されたとはいいいますが、起動が遅く、目的地を探しても出てこない、ルートがおかしいとナビとしての性能に問題があるのです。
やたら大通りを選択し、おかげでとんだ大回りをしてしまったという話も聞きます。
マツコネが問題なのは、基本的に社外ナビへの換装ができないことで、今の時代、ナビは車の中核機能ですから最悪という声が出るのも頷けます。
ただ、Apple CarPlayやAndroid Autoは使えるわけですから、ルート選びや到着時間表示では極めて優秀なGoogleMapsを使えばナビは問題無いでしょう。
CX-5の場合はご自慢の10.25インチマツコネにHDMI端子がなく、YouTubeを観たくてもミラリングもできないところも最悪と思われているようです。
室内の質感は?
次に、マツダ車はトヨタ車などに比べて室内の質感が低いと言われているのですが、このあたりはどうでしょうか。
今どきの軽自動車並みという厳しい意見もありますが、室内の質感は決して高くないのは間違いないようです。
エクスクルーシブモードとスポーツアピアランスはうインテリアも豪華で、内装のパネルにピアノブラックが使ってあって、最初は高級感があってとてもいいのです。
しかし、これが柔らいからなのか、光沢があるから目立つのか、指で簡単に傷ついて、使えば使うほど白っぽくなって、高級感が失われて悲惨な状態になっていくようなのです。
最初は豪華だったのですから、こうなると最悪と思われてもしかたがないかもしれまんね。
後部座席の居住性と乗り心地は?
次に、CX-5の比較的短めの全長で後部座席の居住性と乗り心地は大丈夫なのかということです。
CX-5の室内サイズをライバル車のハリアー、エクストレイルと比べてみましょう
区分 | CX-5 | ハリアー | エクストレイル |
---|---|---|---|
室内長 | 1,890mm | 1,880mm | 1,980mm |
室内幅 | 1,540mm | 1,520mm | 1,540mm |
室内高 | 1,265mm | 1,215mm | 1,255mm |
(参考)全長 | 4,575mm | 4,740mm | 4,660mm |
CX-5の全長はハリアーやエクストレイルに比べると明らかに短いのです。
エクストレイルとはそのぶん室内長に差が出ていますが、ハリアーとはほとんど変わりません。
皆さん言われるのは、CX-5はこのクラスの車にしては後部座席の広さが足りないということです。
後部座席の足もとが狭く、膝先の余裕がこぶし2つ分しかありませんし、リクライニングの傾斜も大きいものではありません。
足元の余裕はハリアーと同じくらいなのですが、ハリアーのリクライニングは31度とCX-5の28度より余裕があるのでかなり広く感じるのです。
乗り心地については後述しますが、CX-5の硬い足回りが後席に乗っているといささかこたえるようです。
ディーゼルエンジンは大丈夫?
最後は、騒音や煤などの問題が気になるディーゼルエンジンは大丈夫かです。
「CX-5(ディーゼル)のデメリットは?ガソリンと較べて高価格?耐久性は?」に書いていますが、以下のような問題があります。
- DPFという微粒子(煤)フィルターのトラブルが多い
- EGR(排気再循環)システムやエンジン内に煤が堆積する
- 負荷をかけたり、走行距離が嵩んできたりすると振動、騒音が大きくなる
CX-5のディーゼルエンジンは排気中の窒素酸化物(NOx)を浄化する尿素SCRシステムを採用していません(北米仕様は採用)。
これは極端な低圧縮比により実現している面も大きいのですが、その引き換えのように煤がたまりやすいという弱点を持っています。
また、チョイ乗りを繰り返すと、DPFの再生システムという、フィルターにたまった煤を焼却するシステムにトラブルが発生しやすいのです。
この煤のたまりやすさと、DPFの再生システムのトラブルが「最悪」と言われる大きな要因なのです。
なお、振動、騒音はディーゼル車共通の問題であり、CX-5が特に問題が大きいというわけではありません。
CX-5の乗り心地の悪さや長距離運転の疲れも「最低」評価の原因?
次に、CX-5でよく言われる乗り心地の悪さや長距離運転の疲れが「最低」評価の原因なのかです。
- 乗り心地は悪いの?
- 長距離運転で疲れる?
乗り心地は悪いの?
まず、CX-の乗心地が悪いのかです。
ここは、口コミの中から乗り心地が悪いという声をピックアップしてみましょう。
- 細かく跳ねて、ゆったりした乗り心地ではなく、疲れる
- 一般道で段差を超えるときに体じゅうが左右に揺すられるような感覚(エクスクルーシブ 19インチホイール)
- 段差はものすごく感じる(エクスクルーシブ 19インチホイール)
- 乗り心地は少し硬めで路面が悪いとショックを拾い、足回りのノイズも含めてこのプラットフォームの限界かも
- 高速などで跳ねるような感じで、運転していても後席に乗っていても怖い
- 後部座席は飛び跳ねるような感覚で酔ってしまう
まず申し上げておきたいのは、こうした乗心地が悪い声は非常に少数だということです。
CX-5も先代は後席のリクライニングがなかったので、乗り心地の悪さを訴える声もあったのですが、現行モデルでは、そう大きなものではないにしろリクライニングは可能になっています。
CX-5はいささか足回りが硬いのですが、ユーザーからは乗り心地についての厳しい意見は少ないとみていいようです。
19インチホイールのエクスクルーシブモードやスポーツアピアランスについては、路面からの突き上げや揺れは感じやすようです。
これはSUVで大径ホイールを履いたときの典型的な症状で、19インチホイールでは覚悟しておくべきことかもしれません。
いずれにしても、乗り心地については、後席乗車の場合を含めて、最低と評価される原因ではなさそうです。
長距離運転で疲れる?
次に、CX-5は長距離運転で疲れるかです。
ここは、疲れるという声が少ないので、疲れないという声も含めて口コミを見ていきます。
- 高速道路では直進安定性が悪いのでけっこうなハンドル操作が必要で、長く運転すると疲れる
- フロントが重く車高も高いのでカーブでのロールが大きくて疲れる
- コーナーを抜けたところで揺り返しがあるので、連続コーナーは少し怖い
- 高速などで跳ねるような感じで、運転していても後席に乗っていても怖い
- アイポイントが高く見晴らしが良いので、運転しやすく疲れない
- 走行性も快適性も向上して疲れにくくなっている
- ディーゼルだけでなくガソリン車も十分なトルクがあるので、高速道路などでのロングドライブでも疲れない
- 硬めの足回りで走行性能が安定しているので、長距離運転でも疲れない
背の高いSUVなのでロールがいささか大き目なのは仕方がない面がありますね。
また、跳ねるような感じというのは19インチホイールなのかもしれません。
口コミを見ても、走行性能を高く評価する意見が多く、モデルチェンジでさらに改善されているようです。
長距離運転で疲れるというのは少数意見で、これも最低と評価される原因ではなさそうです。
まとめ
この記事では、CX-5が最悪という理由を探ったうえで、乗り心地が悪いとか、長距離運転の疲れなどが原因なのかに迫ってみました。
乗り心地の悪さや長距離運転の疲れについては、そういう声はあるものの、口コミの中では少数意見に過ぎません。
そんな中で、乗り心地に関連して、後部座席の狭さについてはネガティブな評価が多かったたですね。
全長が少し短いのが災いしているのでしょうが、2.5Lエンジンを持つSUVにしてはいささか窮屈なのは大きな弱点でしょう。
ディーゼルエンジンの煤問題は、チョイ乗りを繰り返す人にとっては最低かもしれませんし、マツコネはマツダ車の大きな課題ではないでしょうか。
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CX-5を新車で購入する時、「出来るだけ安く購入したい!」と思いませんか?
CX-5も安全装備の充実等によりディーゼルの最上級グレードの車両本体価格が約390万円とかなりの高額になっています。
だからこそ、出金を減らしたいと思うのも無理はありません。
例えば、出金を減らす手段として思い浮かべるものは「値引き」ではないでしょうか?
確かに値引き額が大きくなればなるほど出金を減らすことは出来ます。
しかし、人気車の値引きは各メーカーともに大きくありません。値引かなくても売れますからね。
だからといって、諦める必要はありません。
方法はあるのです。
知っている人は「なんだあの方法か!」と思うかもしれませんが、知らない人にとっては「そんなに違うの?」というものです。
詳細を下記の記事で説明していますので確認してみて下さい。
一度、知っている方法か確認してみても損することはありませんよ!
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